全馬解説
1.シンシアウィッシュ 牝4
角田大河 51　
前走の糺の森特別は2勝クラスとしてはやや低レベル勝ち。　
折り合い面では1800ｍが良いが、本質的には2000ｍで上がりが掛かる状況向き。条件面で阪神2000ｍ替わりはプラス。距離延長ローテで折り合いが課題になるので、壁を作りやすい内枠はプラス。淀みない流れが理想。

2.シャーレイポピー 牝5
藤岡康太 53　
前走の中山牝馬Ｓは条件は合っていたが、向こう正面で前に入られて1列後退し接触する不利があり不本意な形になった。　
急坂は得意だし内枠も良いが、2000ｍはスタミナ面でやや長い。

3.ヒヅルジョウ 牝4
松若風馬 50　
2走前の太宰府特別は2勝クラスとしてはやや低レベル勝ち。道悪が良かったし、超スローペースの楽逃げで展開に恵まれた。　
前走のシドニーＴも道悪だったが、時計が速くなってパフォーマンスを下げた。　
良馬場の高速馬場替わりはマイナスだし、自身の外に先行馬が複数いるので2走前ほど楽な展開も見込みづらい。

4.ビッグリボン 牝5
西村淳也 55　
2走前の関門橋Ｓはハイペースを3角から強気に進出してロスも生じたので、3着でも内容は良かった。　
前走は緩い流れの1800ｍが合わなかったし外を回るロスも生じたが、自力上位で2着。　
距離延長や阪神替わりはプラスで上昇が見込める。切れ勝負が合わず緩い流れを内で動けない形になると良くないので、ばらける形や淀みない流れが理想。

5.ホウオウエミーズ 牝6
団野大成 54　
3走前のエリザベス女王杯と2走前の小倉大賞典は得意の道悪だったのでほぼ力負けの形。　
前走の福島牝馬Ｓもタフ馬場は良かったが、4角で5頭分外を回らされてかなりロスが生じたのが響いた。　
内枠は合うし追走面で距離延長はプラスだが、高速馬場替わりはマイナス。上がりが掛かる状況向きなのでハイペースが理想。

6.タガノフィナーレ 牝4
田中健 50　
前走の初富士Ｓが力負けの形。　
逃げなくてもやれたのは収穫だが、大幅な上昇は見込みづらい。

7.ランスオブアース 牝5
泉谷楓真 51　
前走のシドニーＴは内をロスなく運び、展開が向いて力負けの形。　
阪神替わりは良さそうだが、良馬場の高速馬場替わりはマイナスで大幅な上昇は見込みづらい。

8.ウインマイティー 牝6
和田竜二 56　
昨年のマーメイドＳは内をロスなく運べて展開が向き、重賞としては水準レベル勝ち。　
近2走の有馬記念と京都記念はほぼ力負けの形だが、相手が強すぎただけでここでは能力上位。　
急坂得意で上がりが掛かる状況向きなので、引き続き阪神内回りは合う。右にモタレる面に課題があり緩い流れで外を回る形だと合わないので、淀みない流れで内目を運べる形が理想。

9.ストーリア 牝4
坂井瑠星 54　
ツーターンで上がりが掛かる状況向きの馬。　
2走前の中山牝馬Ｓは得意条件でパフォーマンスを上げた。　
前走の福島牝馬Ｓは斤量3キロ増とタフ馬場替わりでパフォーマンスを下げた。　
追走面で距離延長は良さそうだし、高速馬場や阪神替わりはプラスで上昇が見込める。

10.ハギノメーテル 牝4
今村聖奈 50　
前走の高尾特別が2勝クラスとしては低レベル勝ち。超スローペース逃げで展開が向いた。　
2000ｍは長そうだし、前走ほど楽な状況は見込みづらい。

11.ビジン 牝4
酒井学 53　
前走のサンシャインＳは3勝クラスとしては水準レベル勝ち。道悪だったうえ、前や後ろと離れた単独2番手という特殊な展開だったので再現性が低い内容。　
2000ｍは問題ないが、高速馬場替わりはマイナス。

12.サンカルパ 牝4
菱田裕二 51　
前走の房総特別は2勝クラスとしてはやや低レベル勝ち。内枠で壁を作ってもかなり掛かっていたが自力上位だった。　
斤量5キロ減なので能力的にはここでも通用するが、距離延長ローテの外枠で掛かって自滅するリスクがかなり高い。ハイペースで壁を作れる形が理想。　
栗東滞在。

13.ゴールドエクリプス 牝4
西塚洸二 51　
前走の紫野特別は2勝クラスとしては水準レベル勝ち。　
折り合いに課題がある馬なので距離延長ローテで大外枠はマイナス。乗りにくい馬なので鞍上弱化もマイナス。底を見せていないので折り合えれば上昇が見込めるが、掛かって自滅するリスクと距離ロスが生じるリスクがかなり高い。