予想されるベストの適性値は「４５１」で、平坦戦を想定。
脚質的には差し馬が８０％優勢。

■過去５年のラップギアと勝ち馬出走時の適性
2007年 ▼３▼５△９ 瞬発 サンライズバッカス １６０
2006年 △８▼６－－ 瞬発 カネヒキリ　　　　 ２４０
2005年 ▼１△４△４ 平坦 メイショウボーラー １７１
2004年 ▼１▼８△１ 瞬発 アドマイヤドン　　 ０４１
2003年 △１△２△８ 消耗 ゴールドアリュール ０４０

驚くほどに平坦色の強いレース。過去５年では３度瞬発戦になっているのだが、これを見ると
勝ち馬は平坦馬以外に考えられない。これはもはや(８)ロングプライドや(９)メイショウトウコン
といった平坦差し馬で◎は決まりか…とも考えた。

しかし過去10年のフェブラリーＳを見てみると、「６０１」(15)ヴァーミリアンや「７２２」
(４)フィールドルージュのような瞬発馬が人気になること自体、少なかった。例に挙げるなら、
2002年１番人気１着アグネスデジタル「４３１」、2001年２番人気２着ウイングアロー「４３０」
ぐらいのものだろうか。２戦２連対、まったく悪い成績ではない。瞬発力をマイナスと考えるのは
早計ということだろうか。

(15)ヴァーミリアンは２年前のフェブラリーＳで５着に敗れているが、この年はメイショウボーラーが
前半３ハロンを33秒９で逃げるハイペースの競馬。この流れでは持ち前の瞬発力が発揮できなかった。
それに対して今年はスプリンター気質の逃げ馬がおらず、(６)メイショウバトラーが逃げるにしても
前半３ハロンは35秒０～35秒５ぐらいの想定。(11)ヴィクトリーとてそこまでテンは速くないだろう。

つまり、これはＪＣダートの前半３ハロン35秒５を難なく追走できた(15)ヴァーミリアンにとっては
おあつらえ向きの流れかと思う。仮に０．５秒程度切れ味が鈍ったとしても、ＪＣダートで
(９)メイショウトウコンや(15)ワイルドワンダーに付けた差は１．０秒、それでもまだ貯金がある
という計算。ＪＣダート０．２秒差の(４)フィールドルージュについては、同型。(15)ヴァーミリアンが
苦しむ流れならこの馬も苦しむということで、こちらの単勝は考えていない。



※　適性値の３数字はラップタイムから考えられる適性を「瞬発、平坦、消耗戦」に分け
て数値化したもの。数の大きいものが良いわけではなく、あくまで適性のバランスのみを
表す。３数字の比率がレースの適性値に近いほど有利。能力値は、ラップタイムから考
えられる基礎能力を数値化したもの（瞬発指数）。

※「▼４▼４△７」等の意味については、単行本「ラップギア」をご覧ください。
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