【コラム完全版】
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～～～～～『くりーくの中間調教チェック　毎日王冠　2021【完全版】※最終追い切り評価コメントあり。　』～～～～～

こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容（評価はＡ～Ｆ）を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


１０月１０日（日）東京１１Ｒ　第７２回　毎日王冠（３歳以上Ｇ２・芝１８００ｍ）


【登録頭数：１３頭】（フルゲート：１８頭）

⑦ダノンキングリー（Ａ）4ヶ月
安田記念からの休み明けでこの中間は南Ｗで乗り込まれていて自動計測になったとはいえこの馬にしたら安定して好時計を連発していて状態は良さそう。1週前の追い切りの動きを見ても持ったまま直線前に出てそのまま併せ馬になることなくビッシリ追われて伸びていて順調そうな仕上がり。
＜最終追い切りＢ＞
美浦南Ｂコース併せ馬の内。終始持ったままで追えばスッと伸びる感じもテンションを上げないようにソフトな仕上げ。


⑫ヴァンドギャルド（Ｃ）6ヵ月半
ドバイターフからの休み明けになるが9月は毎週馬なりではあるが速い時計が出ていて入念な乗り込み。昨年秋のレース時と比べても速い時計が出ていて出来は良さそうだが1週前の動きを見ると前脚と後ろ脚の力のバランスが悪く終い伸びきれてなく止まるのが早い感じがした。
＜最終追い切りＢ＞
ＣＷ単走。力強い走りも終いの伸び脚がやや物足りない。


➀シュネルマイスター（Ｃ）4ヶ月
安田記念からの休み明けになるが3週前から速い時計を出していて乗り込み量は豊富も1週前追い切りの動きを見ると舌を出しながらの走りで直線での伸び脚は前走時や前々走時と比べると物足りなく見えた。
＜最終追い切りＢ＞
南Ｗ併せ馬の内。終始首の高い走りも素軽さがあり反応も良く終いの伸びも良い。


⑩ケイデンスコール（Ｂ）4ヶ月
休ん明けになるが3週前、2週前と終いの時計がかかっていたが1週前はジョッキー騎乗で終いまで好時計で伸びていて仕上りは良さそう。
＜最終追い切りＡ＞
坂路単走。持ったまま鞍上が脚色を確かめながら終い力強く伸びる。


⑬トーラスジェミニ（Ｄ）中6週
夏場も七夕賞、札幌記念と休みなく使われていてこの中間は乗り込み量は少なく1週前の南Ｗでの時計も自動計測での時計が安田記念時とそれほど変わらないということはかなり今回は時計がかかっているということでプラス材料が見当たらない。
＜最終追い切りＤ＞
南Ｗ併せ馬の内。終始頭の高い走りでブレーキがかかってしまっている感じで伸びきれず。


⑧ダイワキャグニー（Ｃ）4ヶ月
昨年はエプソムカップからの休み明けで3週前に併せ馬で追い切られていてそれ以外は単走だったが今年は安田記念からの休み明けで2週前、1週前と併せ馬で追い切られている。馬体の大きな馬でここ2週が併せ馬ということは昨年よりも馬体を絞るのに苦労しているのかもしれない。
＜最終追い切りＣ＞
南Ｗ単走。直線に向いて首が大きく内に行ったりしたが終いまで力強い走りで出来は悪くなさそう。


⑤ポタジェ（Ｂ）５ヶ月
休み明けで2週前までは目立つ時計が出ていなかったが1週前の追い切りでは手応え抜群で上々の伸び脚。残り1週あるのでさらに良くなりそうな雰囲気を感じる。
＜最終追い切りＢ＞
南Ｗ単走。直線に向いて首が大きく内に行ったりしたが終いまで力強い走りで出来は悪くなさそう。


④マイネルファンロン（Ｂ）中4週
夏場3戦使われて馬体も使われるごとに減ってきている点は気になるがこの中間も1週前追い切りでは強めに追われて速い時計が出ていて引き続き良い状態をキープできている感じ。
＜最終追い切りＣ＞
南Ｗ併せ馬の外。直線に向く手応えは悪くなかったが思ったほど伸びきれず遅れる。


②サンレイポケット（Ｃ）4ヶ月
休み明けでこの中間は乗り込み豊富で坂路、ＣＷと乗り込まれて良い時計が出ているが1週前の追い切りの動きを見ると内めを走っているので速い時計は出ているが一杯に追われているが持ったままの外の併走相手に先着することができず。
＜最終追い切りＢ＞
坂路で併せ馬。多少反応が悪そうな感じも終いはしっかり伸びて突き放して先着。


⑨ヴェロックス（Ａ）中7週
小倉記念からのレースになるがこの中間も引き続き坂路で好時計が出ている。坂路では終いの時計がかなり良く調教通りなら終いしっかり伸びてくれそう。
＜最終追い切りＢ＞
坂路単走。重たい感じもするが終いステッキが入るとしっかり伸びて状態は上々。


⑪カイザーミノル（Ｃ）中5週
休み明けの前走時は入念な乗り込みで坂路での伸び脚も良かった。この中間も坂路で乗り込まれているが終いの時計がかかっていて前走時と比べるとやや物足りない。
＜最終追い切りＣ＞
映像なし。坂路で終いの時計かかり併せ馬でも遅れ。


③ラストドラフト（Ｄ）６ヶ月半
半年ぶりの休み明けにしては乗り込み量は少ない。この中間2週前、1週前と併せ馬では先着しているが1週前の追い切りの動きを見ると動きが重く時計も自動計測にしたら物足りない。
＜最終追い切りＣ＞
南Ｗ併せ馬の外。重たい感じはあるが終いはしっかり伸びて先着。


⑥カデナ（Ｄ）３ヶ月半
休み明けになるが乗り込み量が少なく1週前の追い切りの動きをみても走りに体がついて行けてない感じでバランスが崩れたりして走りに力強さがない。
＜最終追い切りＤ＞
坂路単走。終始フラフラしながらの走りで終いも力強さに欠けて伸びきれず。


このコラムからの推奨馬はダノンキングリー、ヴェロックス、ポタジェの３頭を上げておきます。

今回は、毎日王冠編でした。
重賞競走になると出走馬のほとんどの馬の最終追い切りの映像を観られるようになってしますが出走馬の追い切りよりも気になってしまうのが抜群の手応えの併走相手の馬だったり、坂路だと画面から見切れそうな位置を持ったまま駆け上がってきている馬だったりすることがあります。メインの馬の動きが悪い場合もありますが1週前や最終追い切りになるとほぼ仕上がっている状態なので重賞に出走する馬以上の良い動きを見せている馬というのは狙ってみたくなってしまうものです。重賞出走予定馬の併走相手の場合は競馬新聞の調教欄を見れば何という馬かすぐに分かるのですが坂路で併走相手ではない馬の場合は時間帯、鞍上、ゼッケン（番号、色）、調教時計から探し出すのでなかなか大変で合っているのかも分かりませんが目星がついてその馬がデビュー前の2歳馬だったりした時にはワクワクするもので1頭につき数十秒しかない調教ＶＴＲにはお宝が隠れている場合もあるのです。ちなみに毎日王冠の1週前追い切りの映像の中で出走馬以外で目についた馬はサンレイポケットと併せていたルチェカリーナ（牝３）とシュネルマイスターと併せていたココロノトウダイ（牡４）の2頭。2頭とも休み明けになりますが近いうちに良い状態で出走してきそうなので休み明けの次走と叩き2戦目あたりは狙ってみたいものです。

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東京メインは毎日王冠。このレース◎は⑩ケイデンスコール。坂路で時計の出る馬ではありますがこの中間も終いの時計がしっかり出ていて追い出されてからの反応伸び脚と良く出来は前走よりも良さそうです。◯は⑨ヴェロックス。この中間も坂路で好時計が出ていて近走の中では出来がかなり良さそう。▲は①シュネルマイスター。最終追い切りでは終いしっかり伸びて仕上りは良さそうです。△⑦ダノンキングリー。最終追い切りの動きが気になりましたがそれでも先週までの内容は良く仕上がりは良さそうです。


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