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4頭出しのJ.サイズ厩舎で最も人気がないであろうディービーピンを◎に推す。昨シーズンはトントン拍子にクラスを上げて、シーズン中に最もレーティングを上げた馬に贈られる「Most Improved Horse」を受賞した。ちなみにこの賞の歴代受賞馬からは、サイレントウィットネス、アンビシャスドラゴン、グロリアスデイズ、コンテントメントといったG1馬が出ている。

重賞を使われるようになった今シーズンも崩れておらず、4戦して2着が1回、3着が2回。個人的には前走のジョッキークラブスプリント3着の内容を評価している。その前走は快勝したミスタースタニング、何度となく前が詰まって不完全燃焼だったラッキーバブルズに目が行きがちだが、ディービーピンもコーナーで頭を上げたり、直線で進路がなくまともに追えなかったりして、決してスムーズなレースではなかった。今のレーティング115ポンドはブリザード、レッツゴードンキ（牝馬のアローワンスを加算）と同じ下から2番目のグループながら、これからの成長が見込める5歳馬。青田買いをするならここだ。

〇は人気だが、ミスタースタニング。◎と同じJ.サイズ厩舎の5歳。重賞の実績、伸びしろを考えれば、当然軽視はできない。気になるは追い出されてから内にササったり、外に逃げたりするところ。直線でスペースがなくなった時が少し怖い。

▲は昨年2着のラッキーバブルズ。昨年の優勝馬エアロヴェロシティが抜けたのだから、香港短距離王の称号を手にしておかしくなかったが、突き抜けるところまでは至っていない。安定感は認めつつも、今回は内に包まれる不利を被った前走と同じ1番枠で、その悪夢が再び起きないとも限らない。

△は残るJ.サイズ厩舎のザウィザードオブオズ、アメージングキッズ。ワンスインナムーンが飛ばしてくれれば、後方からの追い込む組にも出番はありそうだ。△にはザライトマンとストーミーリベラルも加える。ドバイのアルクオーツスプリントを制したザライトマンは得意にする直線コースだったが、遠征競馬で結果を出した点を評価。右回り初めてのアメリカ馬だが、2009年のカリフォルニアフラッグ、2015年のモンゴリアンサタデーともに5着に入っている。本来はスピード競馬を得意にする土壌。欧米組は全く人気にならないであろうから抑えてもよさそうだ。

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