◎ファントムシーフ
週中に「ラスト2F→1Fが加速または減速なしラップだった年の皐月賞と日本ダービーの関係性」を書いた競馬日記をアップしているので詳しくはそちらを読んでいただければ幸いです。ここでは端的に言うと、今年の皐月賞は小回り・内回り向きのギアチェンジ力が求められたレース。ソールオリエンスはその点においては世代ナンバーワンなのは間違いない。ただ、高速戦になりやすく持続的に良い脚を使うことが求められるダービーでは果たしてどうなのか。ここに隙があるとすれば、逆転候補となるのは本命のファントムシーフ。この馬はソールオリエンスと違い一気にトップスピードに入れる馬ではない故に直線がある程度長い阪神外回り・中京・東京で好走。逆に中山では一歩足りないレースになっている。前走の皐月賞は中山だったことはもちろん、加えて1コーナーまでにポジションを下げたり落鉄など力を発揮できず。共同通信杯を勝ったとこから確実にダービーは目標にあったはずで乗り替わりは誤算もダービー6勝の武豊なら普通のテン乗りとは違うはず。対抗はソールオリエンス。先にはギアチェンジ力がありすぎる分、長く良い脚を使うのはどうなのかと疑問を呈したが、それでも新馬は東京でラスト2F11.0-11.0を踏んで勝っている馬。ここ2戦が中山で非凡すぎた分、東京に戻ってどうかもまだまだ底が知れてないのも事実で評価は高い。