本日より、ダービーに出走すると思われる馬の配合診
断を書いて行きます。

主にトライアルの上位入選馬について書きますので、
出走馬すべてを取り上げることができないかと思います。

第１回は、皐月賞馬、コントレイル。

主なクロス

Lyphard ４×６
Northern Dancer ５×７・７・６

最近のディープインパクト産駒には決まったパターン
の成功例がある。

それはLyphardのクロスを持っていることと母父が
Storm Catであること。この２つである。

前者はトーセンラー＆スピルバーグ兄弟に始まり、キ
タサンブラック（父は全兄ブラックタイド）、昨年の
ダーピー１、２着馬など。後者はキズナ、エイシンヒ
カリ。

Lyphardのクロスを持つ成功例は本当に多くて、今年の
ダービー出走予定馬にも数頭いる。

おそらく社台はLyphardのクロスは走るということに気
づいたのではないだろうか。意識的にLyphardの血を持
つ牝馬を交配させたような気がする。

コントレイルの場合、スピードの血はLyphardとMahmoud。
スタミナはWild Risk。両者はBlandfordから出ているの
で、同系統ということになる。

少ないクロスでまとまっているので、早い時期に勝ち上
がり、２歳ＧⅠと皐月賞を制することができたと思われる。

ただ、問題点は少なからずある。

まず、Hail to Reasonの母方Nothirdchance、Wishing
Wellの母方、母父Fappianoの母Kilaloeの項、Unbridled
の母の母Chaediの項、それに母の母の母方、つまり、血
統表の一番下の項、以上の部分にクロス馬が全くいない
ことである。

これくらい、クロス馬が見られない部分が大きいと、厳
しいＧⅠの流れでは限界を見せてしまうことが多い。

特に血統表の一番下の部分がスタミナを伝えるとされて
いるだけに、2400メートルを持ちこたえられるかどうか、
かなり不安がある。

現時点では二冠は厳しいのではないかと思われる。

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