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サトノダイヤモンドとサトノノブレスが出走したフランス・フォワ賞。
低調なメンバー構成でしたから、
初海外で、欧州特有の重い馬場、という厳しい状況であってもサトノダイヤモンドなら勝てるだろう…
と軽い気持ちで考えていたんですけど、
サトノダイヤモンドが4着、サトノノブレスが6着という結果になってしまいました。
サトノノブレスはサトノダイヤモンドの帯同馬的な存在で、
レースでもハナを奪い、ラビットのような役割を果たしていましたので、
着外に終わる事も十分考えられましたが、
肝心のサトノダイヤモンドが直線で伸びを欠いた、というのは全くの想定外でした。
もちろん、大目標は次走の凱旋門賞ですから、
調子も良くて80%程度だったでしょうし、
レース序盤でやや行きたがる面を見せたところと、
日本ではなかなかお目にかかれない重い馬場だった事が直接的な敗因だったと思います。
でも、メンバーがそこまで強くないのは事実ですから、、
最悪でも上位争いをしてほしかった、というのが正直な感想です。
今年の凱旋門賞戦線は有力馬の離脱や不振が相次いでいて、
キングジョージを制した3歳牝馬・エネイブルが断然の存在になりそうです。
フォワ賞惨敗により、
サトノダイヤモンドはエネイブルに勝てる!と言えない状況になってしまいましたけど、
エネイブルが本番で徹底マークを受ける事は明らかですし、
サトノノブレスもエネイブルの進路をブロックするレースをするはず。
また、エネイブルは凱旋門賞が行われるシャンティイ競馬場で走った経験が無いので、
初のシャンティイで苦戦する、というケースも十分考えられます。
サトノダイヤモンドがまさかの凡退をした事でどうしてもテンションが下がってしまいますが、
エネイブルにも死角が無いわけじゃないですし、
エネイブル以外のメンバーもそこまで強力じゃありませんから、
気楽な立場となったサトノダイヤモンドが本番で逆襲を見せる事を密かに期待しています。