９月に入りました。
競馬界のカレンダーも今週で夏競馬がラスト。いよいよ秋競馬突入となります。

先週、今年の夏競馬の目玉イベントだったワールドオールスタージョッキーズが行われました。
香港のモレイラ騎手が優勝。世界トップクラスの騎乗技術を如何なく発揮。
シリーズ以外のレースも勝利し、先週の札幌競馬は神様・仏様・モレイラ様状態でした。
外国の有名な騎手が参戦してエキサイティングなレースが展開されました。

今年から前身のワールドスーパージョッキーズシリーズを夏場に移行させる形になり、
営業面でどういう結果を残すのか、という点も個人的に注目していまして、来場者数を調べてみたところ、
札幌記念当日の来場者数が２６，３９８名で、
ワールドオールスタージョッキーズ開催時の来場者数が土曜⇒１３，７４８名、日曜⇒１９，６４７名でした。

札幌記念の来場者数はさすがに超えられませんでしたが、
その他の開催時との比較では１割から２割来場者数が増えていました。
この結果をどう見るのか、というのは人それぞれで違ってくると思いますが、
僕はまずまずの結果じゃないのかな？と考えています。

来場者数だけの比較ですが、今回の数字を見て「失敗だ」という意見は早計でしょう。
１年目でしたし、ファンへの周知徹底が不十分だったのも来場者数が爆発的に増えなかった要因だと思います。
２年目、３年目と徐々にステップアップしていけたら良いんじゃないでしょうか。


ここで気になる点が１つ。
来年のワールドオールスタージョッキーズの開催は全くの白紙状態。
どういう形で開催するのか。今年限りで終わらせるのか。何も決まっていません。

ここからは来年も続く、という前提で話を進めます。
来年も夏に開催する、と仮定した場合、２年連続で札幌で開催するのか、
同時期に開催している新潟・小倉のいずれかで開催するのか、のどちらかになるでしょう。
個人的には来年は新潟か小倉のどちらかでやってほしいな、と思ってます。
地方騎手の地元枠は小倉なら佐賀競馬から、新潟なら盛岡・水沢競馬から選出する流れになりそう。
連続で札幌でも全然良いんですけど、１つの競馬場で集中的に開催してしまうと飽きが出てしまいますからね。
１年ごとの持ち回り開催がベストだろう、と考えています。


上記したように、まだ何も決まっていない状況ですから、
今はこれからの推移をしっかりと見守っていく…という段階です。
どのような形になるのか、まだ未知な部分もありますが、
札幌でのワールドオールスタージョッキーズ開催は大きなチャレンジでした。
そのチャレンジを無駄にしないためにも、来年以降も続行させて、
日本競馬を代表するイベントに成長させていってもらいたいです。