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今週は3歳クラシックの第1弾「皐月賞」のトライアル「弥生賞G2」が開催されます。目標が明確なトライアルレースの出走馬たちが、どんなレースを選択してここに出走してくるのかを過去10年間の1着~3着の上位入賞馬を中心に分析して予想を進めたいと思います。
1.『弥生賞G2』過去10年間の成績
新馬戦の着順 前走の成績 →(弥生賞)→次走(目標レース)の成績
2020年
1着 サトノフラッグ ⑥ 平場戦1勝クラス 1着 →当該レース→ 皐月賞G1 5着
2着 ワーケア ① ホープフルS G1 3着 →当該レース→ 東京優駿G1 8着
3着 オーソリティ ① ホープフルS G1 5着 →当該レース→ 青葉賞G2 1着
新馬戦 1着 3頭 2着 4頭 3着以下 4頭
2019年
1着 メイショウテンゲン② きさらぎ賞 G3 5着 →当該レース→ 皐月賞G1 15着
2着 シュヴァルツリーゼ① 新馬戦 1着 →当該レース→ 皐月賞G1 12着
3着 ブレイキングドーン① ホープフルS G1 5着 →当該レース→ 皐月賞G1 11着
新馬戦 1着 4頭 2着 3頭 3着以下 3頭
2018年
1着 ダノンプレミアム ① 朝日杯FS G1 1着 →当該レース→ 東京優駿G1 6着
2着 ワグネリアン ① 東京スポーツ2歳S 1着 →当該レース→ 皐月賞G1 7着
3着 ジャンダルム ① ホープフルS G1 2着 →当該レース→ 皐月賞G1 9着
新馬戦 1着 7頭 2着 0頭 3着以下 3頭
2017年
1着 カデナ ② 京都2歳S G3 1着 →当該レース→ 皐月賞G1 9着
2着 マイスタイル ③ こぶし賞500万下 1着 →当該レース→ 皐月賞G1 16着
3着 ダンビュライト ① きさらぎ賞 G3 3着 →当該レース→ 皐月賞G1 3着
新馬戦 1着 7頭 2着 1頭 3着以下 4頭
2016年
1着 マカヒキ ① 若駒S OP 1着 →当該レース→ 皐月賞G1 2着
2着 リオンディーズ ① 朝日杯FS G1 1着 →当該レース→ 皐月賞G1 5着
3着 エアスピネル ① 朝日杯FS G1 3着 →当該レース→ 皐月賞G1 4着
新馬戦 1着 5頭 2着 5頭 3着以下 2頭
2015年
1着 サトノクラウン ① 東京スポーツ2歳S 1着 →当該レース→ 皐月賞G1 6着
2着 ブライトエンブレム① 朝日杯FS G1 7着 →当該レース→ 皐月賞G1 4着
3着 タガノエスプレッソ③ 朝日杯FS G1 6着 →当該レース→ 皐月賞G1 13着
新馬戦 1着 4頭 2着 2頭 3着以下 5頭
2014年
1着 トゥザワールド ② 若駒S OP 1着 →当該レース→ 皐月賞G1 2着
2着 ワンアンドオンリー⑫ ラジオNIKKEI杯 1着 →当該レース→ 皐月賞G1 4着
3着 アデイインザライフ① 京成杯 G3 3着 →当該レース→ 皐月賞G1 16着
新馬戦 1着 5頭 2着 2頭 3着以下 6頭
2013年
1着 カミノタサハラ ① 500万下 1着 →当該レース→ 皐月賞G1 4着
2着 ミヤジタイガ ① 若駒S OP 4着 →当該レース→ 皐月賞G1 16着
3着 コディーノ ① 朝日杯FS G1 2着 →当該レース→ 皐月賞G1 3着
新馬戦 1着 7頭 2着 3頭 3着以下 2頭
2012年
1着 コスモオオゾラ ④ 共同通信杯G3 5着 →当該レース→ 皐月賞G1 4着
2着 トリップ ① ラジオNIKKEI杯 4着 →当該レース→ 皐月賞G1 12着
3着 アーデント ② 京成杯 G3 4着 →当該レース→ 皐月賞G1 11着
新馬戦 1着 8頭 2着 2頭 3着以下 5頭
2011年
1着 サダムパテック ② 朝日杯FS G1 4着 →当該レース→ 皐月賞G1 2着
2着 プレイ ② つばさ賞500万下 2着 →当該レース→ 皐月賞G1 9着
3着 デボネア ③ 京成杯 G3 2着 →当該レース→ 皐月賞G1 4着
新馬戦 1着 4頭 2着 4頭 3着以下 3頭
【過去10年間のデータ】
新馬戦 1着 56頭(47.1%) 2着 26頭(21.8%) 3着以下 37頭(31.1%) 総数119頭
新馬戦成績別の内訳
弥生賞1着 弥生賞2着 弥生賞3着
新馬戦1着 4頭( 7.1%) 7頭(12.5%) 7頭(12.5%) 総数 56頭
新馬戦2着 4頭(15.4%) 1頭( 3.8%) 1頭( 3.8%) 総数 26頭
新馬戦3着以下2頭( 5.4%) 2頭( 5.4%) 2頭( 5.4%) 総数 37頭
上位入賞 (1~3着) の内訳
1着 新馬戦1着 4頭 2着 4頭 3着以下 2頭
2着 新馬戦1着 7頭 2着 1頭 3着以下 2頭
3着 新馬戦1着 7頭 2着 1頭 3着以下 2頭
複勝圏 新馬戦1着18頭 2着 6頭 3着以下 6頭
複勝率 新馬戦1着馬(32.1%) 2着馬(23.1%) 3着以下馬(16.2%)
18/56 6/26 6/37
過去10年間を『新馬戦』の成績の観点から概括してみると
① 複勝率では新馬戦勝馬が高いものの、弥生賞1着(勝率)では新馬戦2着馬の方が上回っている
② 弥生賞の2着または3着は、新馬戦3着以下の馬の方が新馬戦2着馬よりも率で上回っている
今年の登録馬では
新馬戦1着馬 6頭(出走5頭)
2 ダノンザキッド ①
4 タイトルホルダー ①
5 ホウオウサンデー ①
9 タイセイドリーマー ①
10 シュネルマイスター ①
レインフロムヘヴン ① 回避
新馬戦2着馬 1頭(出走なし)
スペシャルトーク ② 回避
新馬戦3着以下 5頭
1 ゴールデンシロップ ④
3 テンバガー ③
6 ワンデイモア ⑧
7 タイムトゥーヘヴン ④
8 ソーヴァリアント ③
今年の最終登録馬12頭はこのような内訳になります。この頭数なら全頭出走可能です。そして出走12頭は過去10年間の平均頭数と同数なので、過去のデータがそのまま当てはまる確率が高いのではないかと予想されます。(ところが、2頭取消で出走馬10頭に減少)
では、1.新馬戦1着馬で複勝圏外(67.9%)になりそうなのはどのような馬か、2.新馬戦2着馬で勝てそうな(15.4%)のはどのような馬か、3.新馬戦3着以下の馬で複勝圏内に入る(16.2%)のはどのような馬か、以上3点について検討してみましょう。
3つの視点について、過去10年間の出走馬の臨戦過程とレース結果をまとめてみます。
1. 新馬戦1着馬で複勝圏外(67.9%)になった馬
ショウナンマイティ 新馬戦から2連勝後 G3で掲示板外8着→前走OP 3着
フェノーメノ 新馬戦→OPで掲示板外7着→前走500万下1着から出走
アダムスピーク 新馬戦→ラジオNIKKEI杯G3 2連勝から出走1番人気
エピファネイア 新馬戦→京都2歳OP→ラジオNIKKEI杯G3 3連勝から出走1番人気
キズナ 新馬戦→黄菊賞500万下と2連勝→ラジオNIKKEI杯G33着から出走3番人気
サトノネプチューン 新馬戦→ホープフルS OP 2連勝から出走
シャイニングレイ 新馬戦→ホープフルS G2 2連勝から出走
アドマイヤエイカン 新馬戦→札幌2歳S G3 2連勝後、ホープフルSG2から すみれSと2連続複勝圏外から出走
コマノインパルス 新馬戦→葉牡丹賞500万下2着 京成杯G3 1着から出走
グローブシアター 新馬戦→ホープフルS G2 3着から出走
ダイワギャグニー 新馬戦→セントポーリア賞500万下と2連勝から出走
リビーリング 新馬戦→セントポーリア賞500万下2着と2連続連対から出走
サンリヴァル 新馬戦→芙蓉S500万下1着 2連勝後、ホープフルS G2 4着から出走
オブセッション 新馬戦→シクラメン賞500万下と2連勝から出走
ラストドラフト 新馬戦→京成杯G3 2連勝から出走
(2戦連続掲示板外)3頭
(2連勝後→G3で2戦連続複勝圏外) 2頭ウインバリアシオン、クロスボウ
(2連勝後→G3・G1と2戦連続掲示板外) 1頭クラレント デイリー杯2歳S G2勝ち=マイラー
(2連勝後→G3で掲示板外) 1頭 エアアンセム
(2連勝後→G3で複勝圏外) 1頭 タケルラムセス
(2連勝後、福寿草特別・寒竹賞500万下1着から出走) 2頭
(新馬戦→京王杯2歳S G2 4着→500万下2連続掲示板外 500万下3着から出走)1頭
(新馬戦→京都2歳S G3 3着→500万下2着 前走セントポーリア賞500万下掲示板外から出走)1頭
(新馬戦→寒竹賞500万下2着→500万下1着から出走) 1頭
(新馬戦→千両賞500万下2着→ラジオNIKKEI杯G32着から出走)1頭
(新馬戦→黄菊賞500万下4着→500万下1着 前走京成杯G32着から出走)1頭
(新馬戦勝ちから直行) 6頭
【新馬戦1着で1~3着になった馬 32.1%】
トリップ 2-0-0-1 新馬戦から京都2歳S OPと2連勝→ラジオNIKKEI杯G34着から出走→2着
カミノタサハラ 2-0-1-0 OP3着→東京500万下1着から出走 →1着 2013年 12頭
ミヤジタイガ 2-0-0-4 G3・OP・若駒S OP 3連続複勝圏外(2連続掲示板)から出走→2着
コディーノ 3-1-0-0 新馬戦から札幌・東スポ2歳S G3と3連勝→G1 2着から出走→3着
アデイインザライフ1-0-1-0 複勝圏パーフェクト 京成杯G33着から出走→3着
サトノクラウン 2-0-0-0 新馬戦から東スポ2歳S G3と2連勝から出走→1着
ブライトエンブレム2-0-0-1 新馬戦から札幌2歳S G3と2連勝→G1 7着から出走→2着
マカヒキ 2-0-0-0 新馬戦から若駒S OPと2連勝から出走→1着
リオンディーズ 2-0-0-0 新馬戦から朝日杯FS1着と2連勝から出走→2着
エアスピネル 2-1-0-0 新馬戦からデイリー杯2歳Sと2連勝、朝日杯FS2着から出走→3着
ダンビュライト 1-1-1-1 新馬戦勝ち→サウジRCG32着→朝日杯FS13着、きさらぎ賞3着から出走→3着
ダノンプレミアム 3-0-0-0 新馬戦勝ち→サウジRCG3→朝日杯FS 3連勝から出走→1着
ワグネリアン 3-0-0-0 新馬戦勝ち→野路菊S500万下→東京スポーツ2歳S 3連勝から出走→2着
ジャンダルム 2-1-0-0 新馬戦からデイリー杯2歳SG2と2連勝、ホープフルS G1 2着から出走→3着
シュヴァルツリーゼ1-0-0-0 新馬戦勝ちから直行→2着
ブレーキングドーン1-1-0-1 新馬戦から京都2歳SG3と2連続連対、ホープフルS G1 5着から出走→3着
ワーケア 2-0-1-0 新馬戦からアイビーS OPと2連勝 ホープフルS G1 3着から出走→2着
オーソリティ 2-0-0-1 新馬戦から芙蓉S OPと2連勝、ホープフルS G1 5着から出走→3着
2. 新馬戦2着馬で勝った馬(4/26頭 15.4%)
サダムパテック 連対を外したのは1回(G1)のみ 未勝利→東京スポーツ2歳S 2連勝→前走 朝日杯FS G14着
トゥザワールド 連対パーフェクト 未勝利→黄菊賞500万下→若駒S OP 3連勝から出走
カデナ 連対パーフェクト 未勝利→百日草特別500万下2着→京都2歳S 1着から
メイショウテンゲン複勝圏を外したのは1回(G3のみ) 未勝利1-1-1-0 未勝利→きさらぎ賞G35着から
【新馬戦2着馬で弥生賞2・3着馬 2/26頭 7.6%】
プレイ 1-4-1-1 複勝圏外 1回だけ(掲示板は外さない)→2着
アーデント 2-1-0-1 複勝圏外 1回だけ(掲示板は外さない)→3着
【新馬戦2着馬で弥生賞複勝圏外の馬 20/26頭 76.9%】
(未勝利→札幌2歳S 2連勝→前走 ラジオNIKKEI杯G32着から出走) 1頭
(未勝利→札幌2歳S→東スポ2歳S 3連勝→前走 ホープフルSG13着から出走) 1頭
(未勝利→札幌2歳S 2連勝→前走 ホープフルSG19着から出走) 1頭
(未勝利勝ち→東スポ2歳S掲示板外→若竹賞500万下1着から出走)1頭
(未勝利勝ち→デイリー杯2歳S掲示板外 複勝圏外4回 京成杯G3 16着から出走)1頭
(未勝利勝ち→新潟2歳S掲示板外→芙蓉S OP2着→セントポーリア賞1勝クラス掲示板外から出走)1頭
(未勝利勝ち→紫菊賞500万下2着→葉牡丹賞500万下1着から出走)1頭
(未勝利勝ち→500万下3着→セントポーリア賞500万下1着から出走)1頭
(未勝利勝ち→葉牡丹賞500万下3着→梅花賞500万下1着から出走)1頭
(未勝利4着→未勝利勝ちから直行)1頭
(2連勝後、あすなろ賞500万下1着から出走) 1頭
(新馬戦から4連続2着→未勝利勝ち→シンザン記念G32着から出走)1頭
(新馬戦から2連続2着→未勝利勝ち→東スポ2歳S・朝日杯FSと2連続で掲示板外。寒竹賞OP1着から出走)1頭
(未勝利戦2連続掲示板5・2着。未勝利勝ち→500万下1着から出走)1頭
(未勝利戦2連続複勝圏外。未勝利勝ち→若竹賞・500万下2連続掲示板外から出走)1頭
(未勝利勝ち→OP掲示板外から出走)1頭
(未勝利勝ち→つばさ賞500万下複勝圏外から出走)1頭
(芙蓉S OP 掲示板外→4連続未勝利戦、未勝利勝ちから出走)1頭
(未勝利2着→4連続未勝利戦、未勝利勝ちから出走)1頭
(未勝利2着→4連続未勝利戦、未勝利勝ちから出走)1頭
3. 新馬戦3着以下の馬で複勝圏内(6/37頭 16.2%)に入った馬
デボネア 1-1-2-1 複勝圏外 1回だけ→3着
コスモオオゾラ 2-1-0-2 複勝圏外 2回(連敗なしで全て掲示板内)→1着
ワンアンドオンリー2-2-0-2 複勝圏外 2回(連敗なし) 前走ラジオNIKKEI杯G31着→2着
タガノエスプレッソ2-1-1-1 複勝圏外G16着だけ 未勝利勝ち→デイリー杯2歳Sと2連勝 前走G1から出走→3着
マイスタイル 2-0-1-1 複勝圏外G35着だけ 未勝利勝ち→シンザン記念5着 こぶし賞500万下1着から出走→2着
サトノフラッグ2-0-0-1 複勝圏外 1回だけ(新馬戦6着)→未勝利勝ち→1勝クラス 2連勝から出走→1着
【新馬戦3着以下の馬で弥生賞複勝圏外の馬 31/37頭 83.8%】
(未勝利2着→未勝利勝ちから直行 1-1-1-0、1-1-0-0)2頭
(未勝利3着→未勝利勝ちから直行 1-0-2-1)1頭
(未勝利8着→未勝利勝ちから直行 1-0-0-2)1頭
(2戦連続で連対していない。条件戦で掲示板外が複数回で寒竹賞500万下1着から出走、きさらぎ賞G3から出走)3頭
(2戦以上連続で掲示板外)6頭
(2-1-1-1 複勝圏外したのは1回だけ 未勝利勝ち→いちょうS重賞と2連勝 前走G13着から出走)1頭 マイラー
(2-1-2-1 複勝圏外したのは1回だけ ダート4戦 前走ダート500万下1着から出走) 1頭
(1-0-2-1 複勝圏外したのは1回だけ 未勝利勝ち→きさらぎ賞G33着から出走)1頭
(1-0-1-1 複勝圏外したのは1回だけ 未勝利勝ち→あすなろ賞1勝クラス掲示板外11着から出走)1頭
(2-0-1-2 複勝圏外2回 未勝利勝ち→2歳OP 3着→G1 掲示板外 前走 福寿草特別500万下1着から出走)1頭
(2-0-0-2 複勝圏外2回 未勝利勝ち→若竹賞500万下 2連勝から出走) 1頭
(2-1-0-2 複勝圏外2回 未勝利勝ち→新潟2歳S4着 前走 ホープフルS G2 2着から出走) 1頭
(3-0-0-2 複勝圏外2回 未勝利勝ち→野路菊S500万下5着 黄菊賞500万下1着から京都2歳S G3と2連勝から出走)
(1-0-0-2 複勝圏外2回 未勝利勝ち→葉牡丹賞500万下掲示板外7着から) 1頭
(2-1-1-3 複勝圏外3回 未勝利勝ち→複勝圏外2回 シンザン記念G3 1着から出走) 1頭
(2-0-1-3 複勝圏外3回 ダート未勝利勝ちからダート4戦、ダートのみ地方馬)2頭
(1-0-2-4 複勝圏外4回 未勝利勝ち→前走 ホープフルS G2掲示板外から出走)1頭
(1-1-0-4 複勝圏外4回 未勝利勝ち→エリカ賞1勝クラス・ホープフルS G1と2連続掲示板外 若駒S 4着から出走)
(1-0-0-4 複勝圏外5回 ダート未勝利勝ち→ダート500万下4連続複勝圏外 前走 500万下9着からから出走) 1頭
(1-0-0-4 複勝圏外5回 未勝利勝ち→複勝圏外7回 黄梅賞500万下9着からから出走) 1頭
(地方馬 前走札幌2歳S 2着→G3 3連続掲示板外から出走)1頭
(地方馬 前走ダートから出走)2頭
以上、3つの観点から分類・分析した結果を今年の弥生賞出走馬に当てはめてみます。
最終登録から2頭の回避馬が出たため、新馬戦2着の視点からの考察は今年に限って不要になりました。来年以降に検討材料にしていただければ幸いです。
また、新馬戦2着馬の出走がないため、新馬戦1着馬の勝率がその分高まることを想定して予想に反映させたいものです。
同様に、新馬戦3着以下の馬の複勝率も最終予想の場面では、やや高めに補正したいものです。
出走馬の馬名の右側の○で囲まれた数字は、新馬戦の着順で、次に臨戦過程・成績を示しました。その下に示した馬は今年の出走馬の臨戦過程と同じか、それに近い成績の馬たちです。レース結果(着順)を予想する参考にしたいと思います。
なお、「~から出走→1着」のように矢印→の横に着順を示したのは弥生賞でのレース結果(着順)です。
「~から出走」のように着順が示されていないのは、複勝圏外に敗れた馬たちになります。
1. 新馬戦1着馬で複勝圏外(67.9%)になりそうな馬か、判断対象になる馬
2 ダノンザキッド ① 新馬戦から東スポ2歳S G3→ホープフルS G1 と3連勝から出走
ダノンプレミアム 新馬戦勝ち→サウジRCG3→朝日杯FS1着で3連勝から出走→1着
ワグネリアン 新馬戦勝ち→野路菊S500万下→東スポ2歳S 3連勝から出走→2着
コディーノ 新馬戦・札幌・東スポ2歳S G3と3連勝→朝日杯FS2着から出走→3着
サトノクラウン 2-0-0-0 新馬戦から東スポ2歳S G3と2連勝から出走→1着
4 タイトルホルダー ① 新馬戦勝ち→東スポ2歳S G3 2着→ホープフルS G1 4着から出走
サトノクラウン 2-0-0-0 新馬戦から東スポ2歳S G3と2連勝から出走→1着
サンリヴァル 新馬戦→芙蓉S500万下と2連勝後、ホープフルS G2 4着から出走
5 ホウオウサンデー ① 新馬勝ちから直行
シュヴァルツリーゼ1-0-0-0 新馬戦勝ちから直行→2着
(新馬戦勝ちから直行) 6頭
9 タイセイドリーマー ① 新馬勝ち→若駒S OP 4着から出走
グローブシアター 新馬戦→ホープフルS G2 3着から出走
サトノネプチューン 新馬戦→ホープフルS OP 2連勝から出走
シャイニングレイ 新馬戦→ホープフルS G2 2連勝から出走
10 シュネルマイスター ① 新馬戦からひいらぎ賞1勝クラスと2連勝から出走
サトノクラウン 新馬戦から東スポ2歳S G3と2連勝から出走→1着
マカヒキ 新馬戦から若駒S OPと2連勝から出走→1着
リオンディーズ 新馬戦から朝日杯FS1着と2連勝から出走→2着
アダムスピーク 新馬戦→ラジオNIKKEI杯G3 2連勝から出走1番人気
サトノネプチューン 新馬戦→ホープフルS OP 2連勝から出走
シャイニングレイ 新馬戦→ホープフルS G2 2連勝から出走
ダイワギャグニー 新馬戦→セントポーリア賞500万下と2連勝から出走
オブセッション 新馬戦→シクラメン賞500万下と2連勝から出走
ラストドラフト 新馬戦→京成杯G3 2連勝から出走
レインフロムヘヴン ① 回避
2. 新馬戦2着馬で勝てそうな馬(15.4%) か、判断対象になる馬
スペシャルトーク ② 回避
3. 新馬戦3着以下の馬で複勝圏内(16.2%)に入りそうな馬か、判断対象になる馬
1 ゴールデンシロップ ④ 新馬戦4着→未勝利勝ちからちから直行
未勝利勝ちからちから直行した馬は4頭全て掲示板外
3 テンバガー ③ 新馬戦3着→未勝利勝ち 京成杯G3 3着から出走
アデイインザライフ複勝圏パーフェクト 京成杯G33着から出走 →3着
6 ワンデイモア ⑧ 新馬戦8着→未勝利勝ちから1勝クラスと2連勝から出走
サトノフラッグ 新馬戦6着→未勝利勝ち1勝クラスと2連勝から出走→1着
7 タイムトゥーヘヴン ④ 新馬戦3着→未勝利勝ち 京成杯G3 2着から出走
アデイインザライフ複勝圏パーフェクト 京成杯G33着から出走 →3着
8 ソーヴァリアント ③ 新馬戦3着→未勝利戦3戦 未勝利勝ちからちから直行
未勝利勝ちからちから直行した馬は4頭全て掲示板外
この中から、今年の出走馬で印を打てそうな馬は
2 ダノンザキッド ① 新馬戦から東スポ2歳S G3→ホープフルS G1 1着で3連勝から出走
3 テンバガー ③ 新馬戦3着→未勝利勝ち 京成杯G3 3着から出走
4 タイトルホルダー ① 新馬戦勝ち→東スポ2歳S G3 2着→ホープフルS G1 4着から出走
5 ホウオウサンデー ① 新馬勝ちから直行
6 ワンデイモア ⑧ 新馬戦8着→未勝利勝ちから1勝クラスと2連勝から出走
7 タイムトゥーヘヴン ④ 新馬戦3着→未勝利勝ち 京成杯G3 2着から出走
10 シュネルマイスター ① 新馬戦からひいらぎ賞1勝クラスと2連勝から出走
この7頭になるわけですが・・・ (-_- )?
別の観点で検討を加えてみます。
【新馬戦の着順の内訳別の上位入賞馬の組み合わせ】
(1)全て新馬戦1着馬だけ 3回
2013年 2016年 2018年
①①① ①①① ①①①
(2)新馬戦1着馬2頭と新馬戦2着か3着以下馬のどちらか1頭 3回
2015年 2019年 2020年
①①③ ②①① ⑥①①
(3) 新馬戦1着馬1頭と新馬戦2着か3着以下馬のどちらか2頭 3回
2012年 2014年 2017年
④①② ②⑫① ②③①
(4) 新馬戦2着か3着以下馬だけ 1回
2011年
②②③
この観点から新馬戦1着馬だけで決まる確率は、かなり低いことが分かります。しかも、新馬戦1着馬だけで決まった3回の内、上位人気だけで決まった2回(1・2・4番人気、2・1・3番人気)と人気薄で決まった1回(6・10・2番人気)では極端な違いがあります。
荒れる要素満載のレース、それが弥生賞といえることなのかもしれません。
さて、本題に戻りましょう。先程の7頭の内、『1. 新馬戦1着馬で複勝圏外(67.9%)になりそうな馬』に当てはまりそうな2頭は、
5 ホウオウサンデー ① 新馬勝ちから直行
10 シュネルマイスター ① 新馬戦からひいらぎ賞1勝クラスと2連勝から出走
ホウオウサンデーのように新馬戦勝ちから直行してきた馬は7頭で、「シュヴァルツリーゼ」の2着以外はG2では全く歯が立ちません。
シュネルマイスターのような新馬戦勝ちから2連勝で出走してきた馬も9頭中6頭は敗れています。上位入賞した3頭も前走はG1かG3及びOP特別の勝馬に限られ、2連勝した馬でも500万下1着から出走した2頭は歯が立たないのが実情です。
この2頭を「切る」か、シュネルマイスターだけは、穴馬として残すか悩むことになります。
なお、ダノンザキッドのような3連勝馬は、過去3頭全てが複勝圏内に成績を残していますが「1-1-1-0」では連軸の域を出ないと考えざるを得ません。
次に『2.新馬戦3着以下の馬で複勝圏内に入りそうな馬』は、次の3頭
3 テンバガー ③ 新馬戦3着→未勝利勝ち 京成杯G3 3着から出走
6 ワンデイモア ⑧ 新馬戦8着→未勝利勝ちから1勝クラスと2連勝から出走
7 タイムトゥーヘヴン ④ 新馬戦3着→未勝利勝ち 京成杯G3 2着から出走
この3頭は、どれも優劣が付けられないと考えています。前走の格(G3)や着順・対戦成績からみれば
タイムトゥーヘヴン → テンバガー → ワンデイモア の順番になるかもしれませんが、出走馬の臨戦過程と同じか、それに近い成績の馬たちの実績から推測すると、
「サトノフラッグ 新馬戦6着→未勝利勝ち1勝クラスと2連勝から出走→1着」に近いワンデーモアが1着になる可能性も否定できません。
同様に、京成杯G3の2着・3着から参戦する2頭は、3着か2着になる可能性があるとデータに表れているからです。
データにとらわれ過ぎてはいけませんが、軽視することもできないので、総合的に判断して、5頭まで絞り込むことになります。最終的に印を打つとすれば
◎6 ワンデイモア ⑧ 新馬戦8着→未勝利勝ちから1勝クラスと2連勝から出走
○2 ダノンザキッド ① 無敗の3勝馬で、唯一のG1タイトルホルダー。しかし・・・副軸まで?
▲4 タイトルホルダー ① 新馬戦勝ち→東スポ2歳S G3 2着→ホープフルS G1 4着から出走
△7 タイムトゥーヘヴン ④ 新馬戦3着→未勝利勝ち 京成杯G3 2着から出走
△3 テンバガー ③ 新馬戦3着→未勝利勝ち 京成杯G3 3着から出走
3着候補には穴馬(ヒモ穴)を加えて
×10 シュネルマイスター ① 新馬戦からひいらぎ賞1勝クラスと2連勝から出走
データを信じるか信じないかは自分次第!
これでなんとか的中しますよう<(_ _)> 幸運を祈ります。