PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にミッキーバディーラ、ヴェルザスカ(ともに-12.3pt)、ジャスティンカフェ、 サマートゥリスト(-12.0pt)、レッドライデン(-11.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

　そこで◎には、大出遅れしたデビュー戦こそ2着に敗れたものの、その次走ではスタートを決めて、逃げ馬を見ながらの2列目の内ででレースを進め、最後の直線で逃げ馬の外に出すと、一瞬で抜け出して4馬身差の完勝を収めた(11)サマートゥリストを推します。同馬がデビュー2戦目で記録した指数は、未勝利戦としては破格のもの。

　復帰戦の前々走はハイレベルな一戦。ラスト1Fで先頭に立ったところで、外から同馬を目標に追い出されたジャスティンカフェに差されましたが、そのジャスティンカフェは休養明けだったこともあり、強く反動が出たようで、その後レースが使えませんでした。一方、サマートゥリストはその後レースを使われ、反動が出ることもなく、1勝クラスをＶ。同馬の素質の高さと順調さ、キャリア5戦と浅い馬のさならる成長に期待して、本命としました。

　○は、デビュー3戦目の京成杯で3着、時計の掛かる馬場で行われたその次走の弥生賞でも、好位の内から上位馬にしぶとく食らいついて、勝ち馬タイトルボルダーに0.5秒差(5着)まで迫った(7)テンバガー。その後の2戦はやや物足りないものがありましたが、それでも1勝クラスを勝利しており、立て直されて昇級の前々走・五頭連峰特別では前3頭を見ながら好位でレースを進めて、勝ち馬と0.1秒差。このクラスで通用のメドを立てているだけに、ここも有力でしょう。