PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にクルークヴァール(7.7pt)、マイネルパッセ、カーサデルシエロ(ともに7.0pt)、ハイヤーアプシス(6.3pt)、ダウンタウンキラリ(5.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

　しかし、今回の◎には、休養明けの4走前・500万下で逃げて勝ち馬と0.1秒差(2着)に粘った(8)サンライズカナロアを推します。4走前はBコース替わり初日で、超高速馬場でしたが、それでも前半3F32秒8のスピードは出色。前走はタフな馬場をオーバーペースで逃げたために18着大敗を喫しましたが、前走で厳しい流れを経験したことで、スタミナが強化され、今回での粘りが増すでしょう。スピードが生かせる福島開幕週も好ましく、五分のスタートを決めての巻き返しに期待します。

　〇は、このクラスの安定勢力で前々走このクラス3着の(14)ハイヤーアプシス。前走・庄内川特別は、直線で挟まれる不利があって9着凡退も、立て直されての今回は巻き返しに期待しました。

　▲は、5走前の500万下では、現在準オープンのミトノレインボーを相手に0.2秒差(3着)と善戦した(5)クルークヴァール。この馬は休養明けの前々走でも勝ち馬と0.1秒差(5着)。前走は◎サンライズカナロアが逃げるオーバーペースに巻き込まれて失速したものの、厳しい流れの経験が、今回でのスタミナ強化へと繋がってくるでしょう。