PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にスズカディープ(13.0pt)、ブライトムーン(11.7pt)、ミスズダンディー(10.7pt)、スズカヴァンガード(10.0pt)、モザイク、フォワードカフェ(9.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するというスタイルで予想を行っています。

　しかし、今回の◎には、新馬戦を勝利し、京成杯では勝ち馬と0.3秒差(6着)、続くフリージア賞では強敵揃いのなか、2着に入線した実績がある(15)バリングラを推します。前走は長期休養明け初戦を勝利。前走の決着指数はそれほど高くもありませんでしたが、出走馬の質はかなり高い一戦で、馬っけを出す、直線では急によれるなど、真面目に走らないながらも勝利したあたりに素質の高さを感じます。

　○は、昨年のこのレースの2着馬で、小倉芝2000ｍでは2戦2連対の(10)メイショウオオゼキ。昨年のこのレース以降は、先行力のないこの馬にとってスローペースに泣く形となりましたが、ペースが上がりやすい小倉芝2000ｍの舞台で巻き返しを期待します。

　▲は、4歳時に準オープン・2着の実績があり、4走前の日高特別でも勝ち馬と0.32秒差(4着)の(14)スズカヴァンガード。この馬は年齢とともに先行力を喪失していますが、4走前では向こう上面から仕掛けて上位争いに加わっているように持久力があります。そのような馬が前走ダートの厳しい流れを経験してさらなるスタミナ強化を図ってきたとなると要注意でしょう。

　以下特注馬として、前崩れの展開に恵まれて前々走のローズＳでは、勝ち馬と0.7秒差(8着)と激走、しかし、その次走の自己条件でも4着と大崩れしなかった(8)ブライトムーン。昨秋のローズＳで差し、追い込みで激走した馬たちの次走での凡走目立つなか、前走で崩れなかったのはこの馬の地力強化を意味するもの。また、その後の休養によって、さらに成長している可能性もあるだけに、ここは特注馬の扱いとしました。

　△に昨年5月にこのクラスで連対の実績があり、前々走・ベストウィッシュＣでも勝ち馬と0.2秒差(5着)の(1)ビービーブレスユー。前走は4コーナーで包まれて進路を失い、直線で外に立て直して加速しかけたところで挟まれる不利。ほとんど競馬にならずの大敗でした。前走では能力を出し切れない競馬でしたので、今回での巻き返しを警戒しました。