PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にアペルトゥーラ(17.7pt)、アドマイヤゴッド(17.0pt)、アットザシーサイド、ラインスピリット(ともに16.7pt)、タマモブリリアン(16.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するというスタイルで予想を行っています。

　しかし、今回の◎には、もともと今回と同舞台のセントウルＳを逃げ切った実績のある馬で、今夏のＣＢＣ賞でも逃げて3着と善戦している(2)アクティブミノルを推します。前走は芝1000ｍでハナを奪えずに惨敗しましたが、前走の経験が今回のスタートダッシュに繋がるはず。

　また、阪神芝1200ｍは、好スタートを切って、最初の3コーナーで内を確保できれば、コーナーリングで大きくリードを奪えるコース。高速馬場でありさえすれば、逃げ馬が逃げ切りやすいコースです。3年前のセントウルＳを優勝した時と同等の立ち回りが出来れば、オープン特別のここは十分に通用するでしょう。

　テンの速いオウノミチが逃げる競馬では結果が出せず、今回で「控える」とコメントしてくれている点も、アクティブミノルにとってはチャンスではないでしょうか。

　○は、スプリント路線に転向して、1000万下、準オープンを連勝した(1)アットザシーサイド。前走の京成杯では、ネロが骨を切らせて肉を断つような逃げを打ったために、11着に凡退しましたが、ペースに緩みが生じれば、オープン特別でも通用するでしょう。今回は1番枠に入ったことで、馬群を捌いてくる必要性がありますが、脚をタメれば確実に伸びてくる馬だけに、この馬の上位争いを期待しました。

　▲は、この夏の上がり馬で、オープンのＵＨＢ賞でも勝ち馬イッテツ(後の京成杯3着馬)と0.3秒差(3着)の実績がある(10)タマモブリリアン。前々走のオパールＳではデキ落ちで10着に凡退したものの、前走の京成杯では1～2着馬と0.3秒差(8着)と復調気配を見せられていたので、ここは警戒しました。

　以下特注馬として、この夏のスプリント重賞では相手が強く、12着、7着と凡退したものの、オープン特別のここなら通用する能力はある(11)メイソンジュニア。3歳馬だけにこの秋に休養させたことで、もうワンランク成長している可能性もあるので、特注馬の扱いとしました。芝1200ｍでは追走に苦労しているあたりから、本来はもう少し距離が欲しいところですが、オープン特別なら、まだ、追走が楽でしょう。

　あとは△に3走前のバーデンバーデンＣでアタマ差・2着の(9)コスモドーム。前有利の前走・ラピスラズリＳでもメンバー最速の上がり3Ｆを駆使して0.4秒差(6着)と善戦しているように、ここでの通用する能力はありますが、前走である程度能力を出し切っており、大きな上積みが見込めないため、下のほうの評価としました。


　本日は、これにて提供レース終了！