(前走のPP指数＋前々走のPP指数＋近5走の最高PP指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にワンミリオンス(16.0pt)、パフュームボム、ティップトップ(11.7pt)、ロスヴァイセ(10.3pt)、スミレ(10.0pt)。前走500万下を圧勝したワンミリオンスがやや上の存在ですが、今回が休養明けとなると取りこぼしの可能性もあるでしょう。

　よって、◎には脚抜けのいいダートの前々走1000万下でこのクラス2着の(9)ティップトップを推します。前走の岩室温泉特別は、逃げた1番人気のトレジャーステイトが13着に失速する前が厳しい流れ。そのペースを休養明けで追い駆けては、10着失速もしかたがないところ。しかし、前走で厳しい流れを経験したことで体が絞れて今回での粘りが増すでしょう。ひと叩きされての上積みが期待できます。

　〇は、前走500万下を2着馬に6馬身、3着馬に9馬身差をつけて圧勝した(5)ワンミリオンス。ただ、このレースで2番手を追走した6馬身差の2着馬カフジオリオンがその次走で500万下を逃げ切り勝ちしたように、前半3Ｆ33秒8-後半3Ｆ36秒8のオーバーペースに恵まれたことも確か。その後、休養していることからも激走のダメージが強く出たのでしょう。うまく立て直さていれば、ここも勝てる可能性もありますが、ダメージを引きずる場合もあるので狙い下げました。

　▲は、2～3走前に500万下を2連勝の(8)トレジャーステイト。前走の岩室温泉特別は過剰人気だったところもありますが、前半3Ｆ33秒9-後半3Ｆ37秒0のペースで逃げたのが最大の敗因。逃げて素質開花した馬だけに今回でも逃げることになると見ていますが、楽に逃がしてもらえるほどのメンバー構成でもないので3番手評価としました。

　以下特注馬として、遡れば現クラス勝ちのある実績馬で準オープンで4着の実績もある(11)ロスヴァイセ。その後は順調さを欠いて休んでばかりでしたが、ここへ来てレースを順調に使えていることは加点ポイント。前走で芝・直線1000ｍを叩いて、行脚強化を図った後の一戦となれば、復活までとは行かずとも、近走以上の走りは見せられるかもしれません。

　△に初ダートの前々走・500万下でいきなり結果を出した(6)ピュアコンチェルト。前走のユニコーンＳは相手強化の上にペースが速く、早めに動いたことが祟って13着に凡退しました。しかし、夏場を休養にあてたことでさらなる成長を見せる可能性もあるでしょう。

　あとは前々走で500万下勝ちの3歳馬で斤量50㎏と軽い(13)アグネッタ。この馬も前走で芝のレースを叩いて、追走力強化を図った後の一戦となります。

　他では前走でハナに行くスピードを見せた(3)トキノセレブ。この馬は逃げて500万下を勝利しているように、前に行ければなかなか強い馬。一発を警戒しました。

　最後に初ダートの前走・あおぞら賞が勝ち馬と0.8秒差となかなか見せ場のあるレース内容だった(7)ダイヤモンドハイ。今回ダート2戦目で、慣れによる上積みを警戒しました。