前に行く馬もそこそこ居そうで、距離条件的にも差す馬から入ることを考えたのだが、差すレースで実績を残しているのはわずかに３頭。

コロンバスサークルにはかなり食指が動くのだが、うまく内を抜けた前走が気になる。
今回は先行してそこそこ粘れる脚を持っている馬が多く、インコースが易々と開かない可能性が高い。
枠順的に内で我慢していると脚を余して負けてしまうケースもありそうだ。
なんと言っても、前走は牝馬限定戦。
牡馬を相手に外を通して一気に突き抜けるまでの力があるのか判断がつかない。

もう一頭の差し候補はトドロキジュエル。
２走前の東京戦では牡馬相手に９番手から５着に押し上げている。
前走はスローの競馬でまったく出番が無かったのは仕方ない。
しかし、２走前の内容をよく調べてみると抜いた馬のレベルがあまりにもパッとしない。
粘りそうな先行馬が揃ったこのレースで着順押し上げという訳にはいかないとみる。

ユウユウラビットも１０番手から６着と走っている。
こちらも同様に抜いた馬がパッとしない馬ばかりで、内田の腕頼み以上の評価はしにくい。

そうなると、差してくる馬がまるでいないということになる。
ならば、先行馬が多少揃っていても我慢比べということに予想の視点を切り変える。

前走は断然の人気だったネオレボリューションが再度１枠に入った。
前走は差し馬向きのレースになってしまったにも関わらず２着に粘ったのは評価するが、今回だって先行馬向きのペースになるわけではない。
それどころか、仕方なく先行馬から狙うことになってしまったのだから、人気も考えるとこの馬を積極的に買う気にはなれない。

ライドザウインドはスローの競馬を５番手から２着へ。
しかも、前走は開幕週で絶好の逃げ馬場。
勝ち馬も当然のように内ぴったりの逃げきりだったのだが、そんな厳しいコースをやや外目を通ってマークしたものだけに高く評価する。

リックパッショーンは前半がスローな流れも後半は一転して過酷なラップを刻みながらも４着
面白そうな１頭なのだが、今度は前走とは求められる資質がまるで違いそうなので高い評価はできない。

マイネルアリオンの前走はライドザウインドと同じレースで勝負付けが済んでいるような気がする。

フサイチナガラガワの評価が非常に難しいのだが、この枠は決して有利ではないはずだ。
それをはねのけるまでの力差があるようなメンバー構成ではないだろう。

かなり危なっかしいメンバーが揃っているだけにとんでもない大波乱もあっておかしくないと見る。
オッズ次第ではここは軽く100円スルーに変えるかも。