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【イーハトーブマイル・レース概要】
3歳馬限定のマイル重賞。2013年の秋シーズンに創設された。2018年に準重賞に降格となったが、翌2019年に重賞に復帰した。2022年から現在の5月実施となり、盛岡から水沢に施行場が変更となったが、今年から再び盛岡でのレースとなった。
岩手競馬における重賞格付けはM3となっている。
【イーハトーブマイル・検討のポイント】
実績からは牝馬のレッドオパールやミヤギシリウスを狙うべきかもしれないが、不気味なのが連勝中の牡馬バウンスライトではないだろうか。重賞で相手は強くなるが、その分だけ馬券としての妙味もありそうだ。
【イーハトーブマイル・出走馬概要】
バウンスライト
スクリーンヒーロー産駒の牡馬。JRAでデビューしたが、3戦して未勝利。4月から岩手の所属となったが、移籍後は水沢で2連勝。前走は2着以下に6馬身差(0秒9差)をつける圧勝ぶりで、岩手の水が合っている感がある。
初めての盛岡、初めての重賞競走と、課題は多いが、移籍後の2戦を見る限り、相手が強くなってもどんな走りを見せるのか要注目に値しそう。南関東・浦和から福原杏騎手が駆けつけて騎乗する点も興味深い。
レッドオパール
常識的には、前走の留守杯日高賞で南関東勢に続く3着に入ったこの馬を狙うべきだろう。2歳時には寒菊賞を勝利した実績もあり、牡馬相手でも五角以上の戦いができる実力馬である。
ニシケンモノノフ産駒の牝馬。道営デビューで、岩手移籍後は水沢のみで走っており、左回りの盛岡での出走が初めてとなる点に注意が必要かもしれない。今回も山本聡哉騎手が手綱を取る。
ミヤギシリウス
2走前のあやめ賞でレッドオパールに先着しているが、前走の留守杯日高賞はレッドオパールに続く4着に終わっている。盛岡では昨年の若駒賞で2着に入った実績があり、コース替りの不安はない。
アニマルキングダム産駒の牝馬。今回も坂口裕一騎手とのコンビで挑む。
リトルカリッジ
昨年末の金杯を勝っているが、冬期の休養を挟んだ後はスプリングカップ4着、留守杯日高賞6着とやや物足りないレースが続いている。叩き3戦目で、勝ち星もある盛岡で変わり身を見せられるかどうか注目だろう。
アジアエクスプレス産駒の牝馬。今回も菅原辰徳騎手が騎乗する。
バウンスライト以外の有力馬は牝馬ばかりになってしまう感があるが、牡馬ではスプリングカップ2着のサクラトップキッドや、名古屋で2勝を挙げているエイシンポロシリもいて、馬券戦術によっては面白い存在となりそうだ。