競馬ニュース > 記事
シアンモア記念(M1)
盛岡競馬場・ダート1600m
5月12日(日)18:15発走
シアンモアは小岩井農場がイギリスから輸入した昭和初期の大種牡馬。岩手競馬では偉大なるシアンモアに敬意を表し、1975年に記念競走を創設。一條記念みちのく大賞典、桐花賞に並ぶ岩手の伝統レースで、シアンモア記念は春のマイル王決定戦。昨年はノーブルサターンが完勝。さらに終盤にも重賞3連勝を飾り、満場一致で年度代表馬に選出されました。
【注目馬情報】
★ノーブルサターン 牡10歳 板垣吉則きゅう舎・水沢
一昨年、中央オープン、南関東A1から転入。トウケイニセイ記念、桐花賞と重賞2連勝でシーズンを終了。昨年はシアンモア記念、北上川大賞典、トウケイニセイ記念、桐花賞と重賞4勝。満場一致で年度代表馬に選出されました。今季始動戦の赤松杯は4着でしたが、昨年と同じ結果。元々がひと叩きされて反応が一変するタイプですから、予定どおりのステップ。シアンモア記念2連覇へ向けて自信の登場です。
★グランコージー 牡7歳 千葉幸喜きゅう舎・水沢
昨年11月、南関東から3度目の里帰り。3戦1勝に終わりましたが、今季は2戦2勝。トライアル・赤松杯で鮮やかな逃げ切りを決め、3歳・ダイヤモンドカップ以来の重賞制覇を果たしました。今度は盛岡マイルに舞台が替わりますが、5戦3勝とまったく問題なし。絶好の1番枠を引き当て、重賞2連勝を目指します。
★ヴァケーション 牡7歳 畠山信一きゅう舎・水沢
一昨年のシアンモア記念を優勝し、その後も一條記念みちのく大賞典3着、JpnⅢ・マーキュリーカップでも3着に善戦。同年の年度代表馬に選ばれました。昨年も一條記念みちのく大賞典を圧勝し、健在を誇示。昨年のシアンモア記念は7着に終わりましたが、馬場が合わなかった印象。今年はその雪辱に燃えています。
★ライアン 牡5歳 佐藤浩一きゅう舎・水沢
2歳時、南関東で6戦4勝。重賞・平和賞(船橋)を制し、翌年も羽田盃で2着を確保しました。以降は精彩を欠き、障害3戦を経て岩手入り。初戦の赤松杯で2着を死守し、復活の手ごたえをつかみました。
★スズカゴウケツ 牡7歳 千葉幸喜きゅう舎・水沢
昨年、名古屋から再転入。1勝のみにとどまりましたが、シアンモア記念2着、一條記念みちのく大賞典2着で高配当を演出しました。その後、南関東2戦3着から帰郷。赤松杯7着でしたが、左回りに替わって反撃必至。
★フレイムウィングス セン7歳 千葉幸喜きゅう舎・水沢
中央ダート2勝、南関東1勝・B1級から岩手入り。白星こそありませんが、一條記念みちのく大賞典3着、北上川大賞典2着、桐花賞2着と大一番で強さを発揮。距離対応がカギですが、実績は引けを取りません。
文:松尾康司
(岩手競馬プレスリリースより)