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ルーキーの河原田菜々騎手(18)=栗・渡辺=は、先週2日の中京2Rでピエナパイロ(栗・渡辺、牝3)に騎乗し、早め先頭から押し切り今年4勝目をマークした。騎乗停止から復帰後初勝利となった6月25日阪神7Rに続く勝ち鞍は、鞍上にとって特別なものだった。
なぜなら、所属する渡辺厩舎の馬で、通算28戦目にして初勝利となったから。鞍上は「うれしかったですね。ずっと(厩舎の)人気のある馬に乗せてもらっていましたので。(ピエナパイロは)騎乗停止になってしまったときに、私を乗せるために(出走を)待ってくれて、放牧に出して状態を整えてくれました。ずっと乗せ続けてくれたオーナーにも、先生にも感謝の気持ちしかありません」とうなずく。
今週も中京で土曜5鞍、日曜5鞍に騎乗。2週連続での師弟Vを目指す日曜2Rのシゲルテイオウは、前走で中団後方からしぶとく脚を伸ばして4着に善戦した。「少し仕掛けが遅れてしまいましたが、しまいはいい脚を使ってくれました。今回は早めに仕掛けていってもいいかなと思っています。今週も頑張ります!」と力強く結んだ。
普段は栗東トレセン内を所狭しと駆け回り、たくさんの馬の調教にまたがっている姿が印象的で、取材陣には常に明るい笑顔で〝神対応〟してくれるルーキー。その手綱さばきに今週も注目したい。(増本隆一朗)