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地元・大井のサブノジュニアが大金星だ。中団追走から直線で馬群を割って伸び、地方勢では3頭目となるJBCスプリント制覇。8番人気の低評価を吹き飛ばした。
昨夏以降、手綱を取り続けてきた矢野貴騎手は何度も「信じられない」と言いながら、「窮屈だったけど、前があけば確実に伸びると思った。地元の馬で中央勢を負かすことができてうれしい」と満面の笑み。パートナーとつかんだ栄冠を素直に喜んだ。6歳馬ながら「充実していて、精神面も強くなった」と鞍上は本格化を口にする。
今後はダートの短距離王として、さらなる活躍を見せてくれそうだ。(大貫師男)
■サブノジュニア 父サウスヴィグラス、母サブノイナズマ、母の父カコイーシーズ。黒鹿毛の牡6歳。大井・堀千亜樹厩舎所属。北海道新ひだか町・藤沢牧場の生産馬で、馬主は中川三郎氏。戦績36戦12勝。獲得賞金1億6227万円。重賞は2020年SIIIアフター5スター賞に次いで2勝目。JBCスプリントは堀千亜樹調教師、矢野貴之騎手ともに初勝利。