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皆さん、こんにちは。ウマニティU指数攻略チームです。
今回は「クラス別のU指数的傾向と対策~3歳500万下編part2~」をお伝えしていきます。前回は3歳500万下におけるU指数上位馬の成績を中心に、1位馬が高いパフォーマンスを発揮しているコース、その逆に低調に終わっているコースなどについて触れました。今回は予告通りに、高い期待値が見込める連勝馬券の組み合わせに言及していきます。1位と2位を買い続けても儲からない。でも、上位同士の組み合わせで儲かる条件はある。そんな、このクラスを攻略するための“馬券のツボ”に迫りますので、ご注目ください。
※データの対象は、2015年6月6日~2018年5月27日の3年間に行われた中央競馬の全レース。ただし、U指数が算出されない新馬戦を除く。
まずは、シンプルにU指数1位からU指数2~5位の上位勢に、馬連で流した際の成績を見ていきましょう。芝、ダートそれぞれの馬場状態別、また出走頭数別のデータも併せて出してみました。
【U指数1位を軸に2~5位に馬連で流した際の的中率と回収率】
芝とダートを比べると芝のほうが期待値は高く、とりわけ良馬場時にハマる傾向が確認できます。ダートは重馬場時がいいものの、全体的には芝よりも低調です。そして、頭数別のデータが非常に面白い。古馬500万下の回(第29回)では「多頭数ほど回収率が高い」ことをお伝えしましたが、3歳500万下では「少頭数ほど儲かる」ことをデータが示しているのです。このあたりの違いはしっかり頭に叩きこんで、使い分けていきたいですね。ちなみに芝に関しては、相手を2~4位の3頭に絞ると、的中率26.2%、回収率107%にまで上昇します。
U指数の上位ボックスは、残念ながらあまり推奨できません。上位人気が多く該当するために平均配当が安くなることや、1位以外の上位勢で決まって好配当というパターンが少ないことが主な理由です。U指数上位勢で連勝馬券を買うなら、1位を軸に、相手をその他上位に、という組み合わせを選択するのがベターと言えるでしょう。
【U指数上位馬の馬連ボックスを購入した際の的中率と回収率】
今回の分析によって、我々が「最も儲けやすい」と実感したのは、前回にお伝えした「U指数1位が強いコース」において、「1位から2~4位の3頭に馬連で流す」という買い方。良さそうなのは次の3コース。全体で見るとダートよりも芝という傾向が出ているのに、コースをピンポイントで見ると、ダートばかりが並ぶという不思議な構図になっています。つまり、ダートはハマるコースとそうでないコースの差がハッキリしているということなのでしょう。
【U指数1位から2~4位への馬連流しを購入した際の的中率と回収率】
ここからさらに突っ込んで調査していった結果、高い期待値が見込めるもうひとつの攻略パターンを見つけるに至りました。U指数1位が低調なコースにて、その特徴を逆手にとって、1位以外の上位勢のボックスを組むというやり方です。先ほど、「1位以外の上位勢で決まって好配当というパターンが少ない」と述べましたが、あくまでそれは全体的な話。U指数1位が弱いコースならばその限りではありません。ご覧のように、2~6位の馬連ボックスを購入すると、高い的中率と回収率を示します。
【U指数2~6位の馬連ボックスを購入した際の的中率と回収率】
出走頭数やコースなどから、U指数1位からの流し馬券が効果的な条件を探して、2~4位を相手に勝負。U指数1位が信頼できない条件では、2~6位のボックスで一発狙い。これが3歳500万下の理想的な攻略法と結論付けられます。
次回はクラス別のU指数的傾向と対策 2歳500万下編part1をお伝えする予定です。お楽しみに!
■バックナンバー
(26)クラス別のU指数的傾向と対策 1600万下編part2
(27)クラス別のU指数的傾向と対策 1000万下編
(28)クラス別のU指数的傾向と対策 古馬500万下編part1
(29)クラス別のU指数的傾向と対策 古馬500万下編part2
(30)クラス別のU指数的傾向と対策 3歳500万下編part1
※これ以前の回はこちらのバックナンバーページよりご覧ください
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