いい枠の並びでスムーズに走れるのは魅力！


＜予想＞

◎：サーマルソアリング
外枠でもまれる心配がないなら

○：キングストンボーイ
収穫のあった初ダート戦の内容

▲：ロードヴァレンチ
雨の影響のある中山の逃げなら一変可能

△：サンライズウルス
中山だと3～４コーナーでもたつくが



＜予想詳細＞

本命は、サーマルソアリング

前走のトルマリンS(3勝クラス：京都1800m)は、外枠からじわっと出してハナ争いの2頭から離れた好位外の3番手で追走。3コーナーに入って持ったまま差を縮めて、2番手に上がって直線に入るところで追い出し。残り200mでミラクルティアラを交わして1.1/4馬身差で勝利。

2着のミラクルティアラは、その後の3勝クラスでミッキーヌチバナ（次走ベテルギウスS3着）、ブライアンセンス（次走東海S4着）を相手にも2着。今週土曜の上総Sを勝ってOP入りした馬。この馬を楽に交わして、ゴール前で流していて見た目通りに強い内容。まだ伸びしろを感じる勝ち方だった。


ダートは、3戦3勝。この3戦で、逃げない競馬、関東輸送、中1週などの課題をクリア。余裕のある勝ち方でまだ底を見せていない。

現状の走りでこの馬を嫌うタイミングは、内枠に入って被されてもまれそうな時と重賞でトップクラスの強い牡馬と戦う時と考えている。

ダートでは逃げるか、好位外しか経験がないので、内でもまれた時に対応できるかは未知の不安。今回は、内で被される可能性のない8枠に入って不安なし。レース条件も重賞ではなく、オープン特別。トップクラスの強い牡馬は不在。

この相手と条件なら、好位外をスムーズに走ったら勝てる可能性が高い。今回も本命で期待する。




対抗は、キングストンボーイ

前走のポルックスS(中山1800m)は、出遅れから少し押して中団やや後ろの馬群の中で追走。3コーナーで外から動いたヴァルツァーシャルを追いかけるように進出。直線で外から伸びてきたが0.3秒差4着。

芝では、東京の軽い馬場でスローペースの上がり勝負が得意だった馬。ダートで、乾燥して差し有利になるくらいのタフな馬場で、馬群の中でガッツリもまれても苦にせず差してきた。「ビックリした」というのが正直な感想。


今回は、同じ中山でも雨の影響のある馬場になるのは歓迎。鞍上もクラシック路線の時に主戦だったルメール騎手に戻った。ダート2戦目の慣れでの良化もあっていいので、スムーズに走れたら本命馬に迫る走りができる可能性もある。個人的には、東京ダ1600m・ダ2100mでの走りを見てみたい。




単穴は、ロードヴァレンチ

前走の福島民友C(福島1700m)は、すぐ外のリリーミニスターのスタートが速くて、前に行かれて外に切り替えて好位外の4番手を取るのが精一杯。自分の競馬ができず、終始3頭分外だと惨敗するのは仕方ない。1.4秒差11着。

今回は、内にケイアイシェルビーが入って、被せたらハナが取れる枠の並びが魅力。

去年のマーチS4着した時の「雨の影響のある中山1800mの逃げ」なら一変可能。最悪逃げられなくて2番手でもいいので、サトノロイヤルやテイエムアトムあたりが出してきた時に被されなければ変わり身があっていい。




4番手は、サンライズウルス

前走の東海S(中京1800m)は、スローペースで前にいないと勝負にならなかったので、中団やや後ろを回ってきただけ。あと、1年ぶりのレースで減った馬体を戻したにしても20kg増は太かった。どうすることもできなかったので凡走は仕方ない。

今回は、ひと叩きしてオープン特別になるのは歓迎。重賞以外のオープンクラスでは（2.1.0.0）で結果を出している。


課題は、ひと叩きでどこまで良化できるかと中山コース。

相手関係は楽になるが、前走から状態の良化は必要。あと、不器用な馬でコーナーがきついコースだと、3コーナーでもたつくところが出てしまう。コーナーの緩い東京・阪神がベストなので、その点の割引はある。

状態が上がっていれば、コーナーでもたついても直線で馬券圏内まで持ってこられていいので相手に入れておきたい。



※以下は、買わない人気馬の評価

デリカダ
調教は自己ベストが出ているが、プール調教もしていて太めの可能性がある。それより不安なのは、前走の内容が悪すぎるので屈腱炎から元の走りに戻るのか分からない。元の走りに戻って、さらに成長までないとこの相手に好走はできない。まだ様子見。