＞パカパカファーム産のダービー馬ディ－プブリランテにＳＳ、インパクト臭（気性難）のない新たなニックスを期待して、初年度産駒から◎を打って見守っている。今回は▲に落とした①ディーパワンサもその1頭だが、ブリランテを超えて牝馬ながらダービーを勝ち、秋華賞に行かずにアーク（凱旋門賞）を制圧できそうな超インパクト牝馬がに出現した。五冠馬シンザン、怪物ハイセイコーを退治したタケホープ（二冠＆天皇賞）、その妹タケフブキ（樫）、シンザンの子ミナガワマンナ（菊）など、日本競馬史に霊峰のようにそびえたつ名門・谷川牧場の秘蔵っ娘ファンディーナだ。
　＞ディ－プ（ＳＳ系）産駒にはいまだかつてできなかったランニングフリー（ヨットの自由帆走）で新馬を圧勝し、超スローの逃げ馬を、道中掛かることもなく遠くに見据えながら、間に合うはずのない直線だけで差し切った（上がり３３秒０）パフォーマンスには仏、英で培ってきた母系（凱旋門賞などＧⅠ５勝のバゴも出ている）の重厚さがにじみ出ている。
　＞京都より中山の千八を差し切るのは難しいが、どんな競馬でも最後には必ず勝ち届いていたシンザン牧場の気丈な「直虎」なら問題はないはず。その問題は馬券にある。過去１０年でも１番人気馬の勝率４割、連対率７割という牝馬戦にしては堅い傾向にあり、穴党にもリーズナブルな財（券）テクはヒモ荒れ（昨年１４番人気３着、一昨年１２番人気２着）狙い。傑出した１頭が制圧するレースには、しばしば想定外の伏兵が気炎をあげる。
　＞その可能性は血統背景と、牝馬特有のムラ駆け気質の一発大駆けにある。名花ファレノプシスの孫◎ブライトムーン、クロフネ×ＳＳの★サクラ、鞍上も苦心惨憺しているじゃじゃ馬☆シーズララバイ…。