秋華賞は実績馬が強いレース。2003年以降の１～３着馬18頭中、16頭は桜花賞かオークスに出走していました。上位人気馬はもちろん、下位人気馬を狙う際も、上がり馬や他路線組は割り引きが必要です。
　前走レース別成績を見ると、やはり前走でローズステークスを走っていた馬の健闘が目立ちます。特に、その前走で３着以内だった馬は〔４・６・３・１３〕（複勝率50.0％）と安定していますから、このレースでも引き続きマークしておくべきでしょう。
　血統面で気になるのは、サンデーサイレンス系が〔３・５・１・６６〕（複勝率12.0％、複勝回収率33％）と不振な点。特に、前走がローズステークス以外だった馬は〔０・１・０・４３〕（複勝率2.3％、複勝回収率8％）、ローズステークスで４着以下だった馬は〔１・０・０・１８〕（複勝率5.3％、複勝回収率6％）と、それぞれ苦戦していました。前走が古馬相手の重賞だったブエナビスタはともかく、ローズステークスで善戦した馬以外のサンデーサイレンス系は割り引きが必要です。
　本命は四位洋文騎手とレッドディザイアのコンビ。実績面は申し分ありませんし、鞍上の得意コースでもある今回は順当に変わってくるんじゃないでしょうか。内ラチ沿いを進む競馬はオークスで経験済み。少なくとも、大外を回し続けているブエナビスタよりは好枠の恩恵を受けられるハズです。
　相手本線候補はそのブエナビスタと、ローズステークスが好内容だったクーデグレイス。以下もローズステークス組のミクロコスモス、ブロードストリート、さらに京都芝が合っていそうなハシッテホシーノまで絞り込みたいと思います。

※ジョッキーのデータ、傾向は特に断りのない限り過去３年間が集計対象。レースのデータ、傾向は特に断りのない限り2000年以降が集計対象。
※☆＝強調材料が目立つ馬、★＝懸念材料が目立つ馬