ナンヨ―ビーナス
（父ルーラーシップ　　母アドマイヤフッキ―）
馬主　中村徳也　　生産　ノーザンファーム
厩舎　美浦　斎藤厩舎

ルーラーシップ産駒はデビュー前から評判でしたし、
血統的に非常に魅力的なので、
できるだけ指名したいと思っていました。
ただ、前に書いたようにアメリカンなスピードと
器用さは必要だろうなと思っていて、
何頭かピックしていましたが、ほとんどスンイチローさんに
１週目で指名されてしまいました。
リストに残った２頭のうち、１頭がこの馬。

２週目はオークスを狙える牝馬が欲しいと思っていたので、
この馬は必ず取りたいと思っていましたが単独で指名できました。
「母アドマイヤフッキ―」という名前だけで
多少穴っぽくなっているのでは？
と思っているのは私だけでしょうか。

アドマイヤフッキ―は１０００～１２００ｍの芝ダ問わず走った
スプリンター。母母はとトキオリアリティーなので、
リアルインパクトの半姉にあたります。
血統的特徴は自身がインリアリティの３×４．
バリバリのパワースピードタイプで現役時は５５０㎏もあった
巨漢牝馬でした。

ルーラーシップとは正反対なパワー、ピッチ、スピードという
資質ですが、これは必要だと思っている理由は先日書いたとおり。
極端な配合ではありますが、ルーラーシップ自身、
ストレッチランナーを強く出しそうな配合馬なので、
繁殖側もある程度自分を出すような強いクロスが欲しいと
思っていたので、イメージどおりの繁殖でもあります。

もう一つ、斎藤厩舎というのも指名を後押しした理由。
腕は確かと思っているので、是非オークス出走をお願いします。

心配なのは大型馬でデビューが遅れないか、ということですね。
夏にはデビューとありますが、お母さんも年明け３月デビュー。
「牝馬にしては馬格がある」というコメントだけでは
何ｋｇあるかわかりませんが…。
できれば秋の東京でデビューしてほしいです。