2016年5月8日()チャーチルダウンズ競馬場 ダート2000m

最新出走予定馬情報 ~ケンタッキーダービー 2016~

 第142回ケンタッキーダービー(7日、米ケンタッキー州、チャーチルダウンズ、12R、GI、3歳、定量、ダ・左2000メートル=1マイル1/4、1着賞金163万1600ドル=約1億7458万円、晴れ、良馬場、コース&レースレコード1分59秒2/5=1973年セクレタリアト)米国の3冠初戦の第142回ケンタッキーダービー(チャーチルダウンズ、GI、ダ・左2000メートル)に挑戦したラニ(栗・松永幹、牡3、父タピット)は9着に終わった。

 日本馬として1995年のスキーキャプテン(14着)に次ぐ2頭目の出走となった同馬はダッシュがつかず位置取りは後方。残り800メートルあたりから外を通って追い上げたが、勝ったナイキストから約10馬身離される完敗を喫した。

 それでも、コンビを組んだ武豊騎手は「想定していたポジションから自分の走りはできました。ケンタッキーダービーは甘くないですね。でも、ベルモントSに向けてということでは、内容は良かったと思います」と前向きだった。

 今後は残る2冠のプリークネスS(21日、ピムリコ、GI、ダ1900メートル)、ベルモントS(6月11日、ベルモントパーク、GI、ダ2400メートル)に備えて9日にニューヨーク州ベルモントパークに移動するが、次走については数日間、様子を見てから決まりそうだ。

【ケンタッキーダービー】ナイキスト、無傷8連勝戴冠05月09日(月) 05:03

 第142回ケンタッキーダービー(7日、米ケンタッキー州、チャーチルダウンズ、12R、GI、3歳、定量、ダ・左2000メートル=1マイル1/4、1着賞金163万1600ドル=約1億7458万円、晴れ、良馬場、コース&レースレコード1分59秒2/5=1973年セクレタリアト)優勝したのは1番人気ナイキスト(ケンタッキー州産、米=D・オニール、牡、父アンクルモー)。ハイペースのなか、先行して残り400メートル過ぎで先頭に立って押し切る強い内容だった。

 タイムはここ13年で最速の2分1秒31(良)。通算8戦全勝で、GIはブリーダーズCジュベナイル、フロリダダービーなどに次ぐ5勝目となった。入場人員は昨年の17万513人に次ぐ歴代2位の16万7227人。ナイキストはプリークネスSで史上36頭目となるケンタッキーダービーとの2冠を目指す。

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【ケンタッキーダービー】平松さとしのケンタッキーダービー情報205月08日() 08:50

現地時間5月7日、アメリカ・チャーチルダウンズ競馬場で第142回ケンタッキーダービーが行なわれた。
レース直前に一度雨の降った競馬場だが、レース前には再び晴れ渡る中、真っ先に馬場に入場したのは日本のラニ。気性面の難しさを考慮して、陣営が手を打っている様がうかがえた。
しかし、競馬そのものは厳しい現実が待っていた。後方から伸びて差を詰めたものの最後は止まり、9着に終わった。
「だいたい想定通りの競馬が出来たけど、スピード負けでした」
武豊は淡々とそう語った。
なお、勝ったのは1番人気のナイクェスト。同馬はこれでデビュー以来の連勝を8に伸ばし、昨年のアメリカンファラオに続く2年連続での三冠獲りに挑むようだ。
また、敗れたラニはベルモントSに向かう予定。
「次に向けては悪い内容ではありませんでした」
武豊は最後には笑顔をみせながらそう語った。

執筆者:平松さとし

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【ケンタッキーダービー】入線速報(動画)05月08日() 08:24

第142回ケンタッキーダービーG1(チャールズダウンズ競馬場ダート2400m)は、1着は1番人気のナイクィスト、ラニは9着に敗れる。

動画はこちらからご覧ください。

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【ケンタッキーダービー】ラニは9着 V8でナイキストが戴冠05月08日() 07:55

 5月7日に米ケンタッキー州・チャーチルダウンズ競馬場で第142回ケンタッキーダービー(GI、3歳、定量、ダート・左2000メートル、優勝賞金124万ドル=約1億3268万円)が20頭立てで行われ、日本から遠征したUAEダービーの勝ち馬ラニ(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎)は勝ち馬から10馬1/2身遅れた9着に敗れた。ラニはいつものようにスタートが良くなく後方からレースを進め、直線は大外から追い上げたが、中位まで差を詰めるのが精いっぱいだった。

 優勝したのはM.グティエレス騎乗のナイキスト(牡3歳、アメリカ・D.オニール厩舎)。タイムは2分1秒31(良)。通算成績はGI5勝を含む8戦8勝。ケンタッキー産のカリフォルニア調教馬。父アンクルモー、母シーキングガブリエル、母の父フォレストリーという血統。無敗のケンタッキーダービー馬は2008年のビッグブラウン以来、史上8頭目。

 〈9着 ラニのレース後コメント〉

 ◎武豊騎手「難しい環境の中で人馬ベストを尽くせたと思います。とにかく他の馬のペースが速かったです。ただ、最後はよく追い込んでくれました。やはりケンタッキーダービーは甘くないですね。素質は見せてくれたので次のレースに期待しています」

 ◎松永幹夫調教師「ケンタッキーダービーに出走できたことを非常に誇りに思います。雰囲気に感銘を受けました。ラニは後ろから追いかけ、直前の雨で不向きな時計の速い馬場になったにもかかわらず、よく走ってくれました。ラニにとっても私にとっても大きな経験になりました」

ラニの競走成績はこちら

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【ケンタッキーダービー】平松さとしのケンタッキーダービー情報105月07日() 22:01

現地時間5月7日。いよいよケンタッキーダービー当日を迎えた。
日本から挑戦するラニ(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎)は今朝も元気に馬場入り。
「日本と違い当日の輸送がないので馬場入りしました」と松永師。
馬場の出入り口付近で止まろうとするなどしたが「これはいつものこと」とのこと。
「厩舎で1頭でいる分にはよいのですが他馬が見えるところに行くと寄って行こうとするから……」と、松永師はその理由を語る。
「気性面で難しい馬だけど、状態自体は良さそうですよ」と全体的には良い感じでレースに臨めると〆た。
そのラニは単勝31倍前後の見込み。デビュー以来7連勝中のナイクィストやサンタアニタダービーをぶっちぎったイグザジュレイター、出走権を懸けたポイントでトップとなったガンランナーらと比べダークホースの1頭という扱いに過ぎない。果たしてどこまでやれるだろうか……。
早朝6時前にも関わらず、競馬場周辺の駐車場にはもうクルマが何台も停まり、正面ゲート前も人だかりができていた。この後、どれだけ熱狂してレースを迎えるのか……。注目の第142回ケンタッキーダービーは日本時間8日早朝にゲートが開く。

執筆者;平松さとし

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【ケンタッキーダービー】歴史的Vへ!武ラニ出陣05月07日() 05:01

 【ルイビル(米ケンタッキー州)5日(日本時間6日】米国競馬の祭典、ケンタッキーダービーが7日(同8日)、チャーチルダウンズ競馬場でのフルゲート20頭によって争われる。

 日本馬として1995年のスキーキャプテン(14着)以来、2頭目の挑戦になるラニは(8)番枠からのスタート。レース史上、米国所属馬以外が勝ったのは71年のキャノネロ(ベネズエラ)のみだが、同馬にしても2歳時に米国で走った経験があった。ラニにとって、米国競馬初出走という点が大きな鍵になる。

 最有力候補はブリーダーズCジュベナイル、フロリダダービーなどGI4レースを含む7戦全勝のナイキストで、抜けた存在になっている。

 レースの模様は、ラジオNIKKEI第1が日本時間8日7時10分から8時10分まで実況生中継する。また、JRAの競馬場、ウインズでも録画中継される見込み。

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【ケンタッキーダービー】枠順確定~21年ぶりの日本馬挑戦!ラニは8番枠05月06日(金) 18:16

5月7日(土)にアメリカ・チャーチルダウンズ競馬場で行われる、ケンタッキーダービー(G1・ダート1マイル1/4=約2012m・賞金総額$2,000,000)の枠順が確定した。日本調教馬としてはスキーキャプテン(1995年)以来、21年ぶりのケンタッキーダービー挑戦となる、武豊騎手騎乗のラニ(牡3・松永幹夫厩舎)は8番枠に入った。発走は現地時間18時34分(日本時間5月8日(日)7時34分)の予定。

<馬番・馬名・騎手・重量(ポンド)>
1番 トロージャンネイション A.グライダーラ 126
2番 サドンブレイキングニュース L.キニョネス 126
3番 クリエイター R.サンタナJr. 126
4番 モートム C.ラネリー 126
5番 ガンランナー F.ジェルー 126
6番 マイマンサム I.オルティスJr. 126
7番 オスカーノミネーテッド J.ルパルー 126
8番 ラニ 武豊 126
9番 デスティン J.カステリャーノ 126
10番 ウィットモア V.エスピノーザ 126
11番 エグザジャレイター K.デザーモ 126
12番 トムズレディ B.エルナンデスJr. 126
13番 ナイキスト M.グティエレス 126
14番 モヘイメン J.アルバラード 126
15番 アウトワーク J.ヴェラスケス 126
16番 シャガーフ J.ヴェラスケス 126
17番 モアスピリット G.スティーヴンス 126
18番 マヘスト E.ハラミーヨ 126
19番 ブロディーズコーズ L.サエス 126
20番 ダンジングキャンディ M.スミス 126
※126ポンド=約57キロ

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【ケンタッキーダービー】武ラニ、8番枠05月06日(金) 05:00

 日本馬として初めてUAEダービーを制したラニ(栗・松永幹、牡3)が出走するケンタッキーダービー(7日=日本時間8日、米GI、チャーチルダウンズ、ダ2000メートル)の出走メンバーと枠順が5日、確定した。レースは20頭立て。ラニ武豊騎手とのコンビで(8)番枠(馬番も同一)からのスタートとなる。日本調教馬では1995年スキーキャプテン以来、21年ぶりのKダービー参戦。大いに注目される。

 人気を集めているのは7戦全勝でGIを4勝しているナイキスト。これを追うのがサンタアニタダービーを制したエグザジャレイターで、3番手以下は混戦の様相を呈している。

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【ケンタッキーダービー】ラニ手応え抜群61秒005月05日(木) 05:01

 米GI・ケンタッキーダービー(7日=日本時間8日、チャーチルダウンズ、ダ2000メートル)に出走するUAEダービーの勝ち馬ラニ(栗・松永幹、牡3)が3日(日本時間4日)、同競馬場のダートコースで追い切られ、5ハロン61秒0-12秒4をマークした。「馬の雰囲気が良かったので、(3日に)追い切ることにしました。集中してこの馬らしい走りができていました。ここまで順調に調整が進んでおり、とても良い状態です」と松永幹調教師はデキの良さに手応えを感じている。

ラニの競走成績はこちら

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厳選コラム ~ケンタッキーダービー 2016~

現地時間5月7日、アメリカ・チャーチルダウンズ競馬場で第142回ケンタッキーダービーが行なわれた。
レース直前に一度雨の降った競馬場だが、レース前には再び晴れ渡る中、真っ先に馬場に入場したのは日本のラニ。気性面の難しさを考慮して、陣営が手を打っている様がうかがえた。
しかし、競馬そのものは厳しい現実が待っていた。後方から伸びて差を詰めたものの最後は止まり、9着に終わった。
「だいたい想定通りの競馬が出来たけど、スピード負けでした」
武豊は淡々とそう語った。
なお、勝ったのは1番人気のナイクェスト。同馬はこれでデビュー以来の連勝を8に伸ばし、昨年のアメリカンファラオに続く2年連続での三冠獲りに挑むようだ。
また、敗れたラニはベルモントSに向かう予定。
「次に向けては悪い内容ではありませんでした」
武豊は最後には笑顔をみせながらそう語った。

【ケンタッキーダービー】入線速報(動画)

第142回ケンタッキーダービーG1(チャールズダウンズ競馬場ダート2400m)は、1着は1番人気のナイクィスト、ラニは9着に敗れる。

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【ケンタッキーダービー】平松さとしのケンタッキーダービー情報1

現地時間5月7日。いよいよケンタッキーダービー当日を迎えた。
日本から挑戦するラニ(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎)は今朝も元気に馬場入り。
「日本と違い当日の輸送がないので馬場入りしました」と松永師。
馬場の出入り口付近で止まろうとするなどしたが「これはいつものこと」とのこと。
「厩舎で1頭でいる分にはよいのですが他馬が見えるところに行くと寄って行こうとするから……」と、松永師はその理由を語る。
「気性面で難しい馬だけど、状態自体は良さそうですよ」と全体的には良い感じでレースに臨めると〆た。
そのラニは単勝31倍前後の見込み。デビュー以来7連勝中のナイクィストやサンタアニタダービーをぶっちぎったイグザジュレイター、出走権を懸けたポイントでトップとなったガンランナーらと比べダークホースの1頭という扱いに過ぎない。果たしてどこまでやれるだろうか……。
早朝6時前にも関わらず、競馬場周辺の駐車場にはもうクルマが何台も停まり、正面ゲート前も人だかりができていた。この後、どれだけ熱狂してレースを迎えるのか……。注目の第142回ケンタッキーダービーは日本時間8日早朝にゲートが開く。

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ケンタッキーダービー・オフィシャル記念グッズを会員の方10名様にプレゼント!

日本馬としては21年ぶりとなるラニの挑戦にも注目が集まる5/7ケンタッキーダービー G1(ケンタッキー州チャーチルダウンズ競馬場/日本時間8日早朝発走)。
このたびウマニティでは、現地で販売されているケンタッキーダービー記念グッズ(キャップ、Tシャツ)をウマニティ会員の皆様(計10名)にプレゼントいたします。
まだ会員でない方はこちらから会員登録(無料)して申し込んでください。
提供:ウマニティ


◆ケンタッキーダービー キャップ 5名様



◆ケンタッキーダービー Tシャツ 5名様




ケンタッキーダービー記念グッズプレゼント ⇒ 応募はコチラ


※「お問い合わせ種別:プレゼント応募」を選択のうえ、お問い合わせ内容に「ケンタッキーダービー記念グッズプレゼント応募」の旨お書き添えの上、ご応募下さい。
※応募期限 5/15(日)いっぱい
※抽選による(先着順ではございません)
※グッズの種類(キャップ、Tシャツ)やカラー・Tシャツサイズ(SML)はお選びいただけません
※当選者には5/16(火)以降メッセージにて通知いたします。




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過去10年の結果 ~ケンタッキーダービー 2016~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2015/05/02 アメリカンファラオ 牡3 アメリカ 2.03.66 V.エスピノサ B.バファート
2014/05/03 カリフォルニアクローム 牡3 アメリカ 2.03.66 V.エスピノサ A.シャーマン
2013/05/04 オーブ 牡3 アメリカ 2.02.89 J.ロサリオ C.マゴーヒー
2012/05/05 アイルハヴアナザー 牡3 アメリカ 2.01.83 M.グティエレス D.オニール
2011/05/07 アニマルキングダム 牡3 アメリカ 2.02.04 J.ベラスケス H.モーション
2010/05/01 スーパーセイヴァー 牡3 アメリカ 2.04.45 C.ボレル T.プレッチャー
2009/05/02 マインザットバード セ3 アメリカ 2.02.66 C.ボレル B.ウーリージュニア
2008/05/03 Big Brown 牡3 アメリカ 2:01.82 K.Desormeaux R.Dutrow
2007/05/05 Street Sense 牡3 アメリカ 2:02.17 C.Borel C.Nafzger
2006/05/06 Barbaro 牡3 アメリカ 2:01.36 E.Prado M.Matz

歴史・概要 ~ケンタッキーダービー 2016~

ケンタッキーダービーは1875年(明治8年)に、イギリスのダービーステークスを模範としてダート1マイル1/2(約2414m)で施行されたのが始まり。1896年に現行条件のダート1マイル1/4(約2012m)に変更された。1973年にグレード制が導入されG1に設定された。アメリカ競馬におけるダービー相当の競走で、例年5月最初の土曜日にケンタッキー州ルイビルにあるチャーチルダウンズ競馬場で行われる。優勝馬にはバラのレイが送られることから、ラン・フォー・ザ・ローゼス「The Run For Roses」と呼ばれている。アメリカ三冠レースの第1戦で、第2戦はプリークネスステークス、第3戦はベルモントステークスとなる。
出走条件はサラブレッド3歳。負担重量は126ポンド=約57キロ。
日本調教馬では1995年にスキーキャプテン(栗東・森秀行厩舎)が初挑戦するも14着と敗れている。
なお、日本人馬主としては関口房朗氏が2000年にフサイチペガサスで勝利している。

挑戦した日本馬 ~ケンタッキーダービー 2016~

スキーキャプテン 14着(1995年)
血統
父:Storm Bird
母:Ski Goggle(ロイヤルスキー)
成績
6戦3勝
8,462万円
主な勝ち鞍
きさらぎ賞(G3)
歴史を切り開いた芦毛の大器

 日本調教馬として初めてケンタッキーダービーに出走したスキーキャプテン。
 父は世界一の種付け価格(6000万円)でギネス認定されている大種牡馬ストームキャットを輩出したストームバード。母はニューヨーク牝馬3冠のひとつCCAオークスを制したスキーゴーグルという超良血で、デビュー前から管理する森調教師が海外挑戦プランを発表するなど多くの競馬関係者の注目集めた。
 迎えたデビュー戦では1.3倍の支持を受け、後方一気の豪快な競馬で楽勝。前評判に違わぬ、圧巻のパフォーマンスでそのポテンシャルを見せつけた。
 その後の京都3歳ステークスも勝利し、無敗で迎えた朝日杯3歳Sでは猛然と追い込むもフジキセキにクビ差届かず、惜敗。敗れたもののそのレースぶりから「敗れてなお強し」を印象づけた一戦だった。
 注目されたその後のローテーションは、当時クラシックに出走できない外国産馬であったこともあり、陣営はアメリカの三冠レースへの挑戦を発表。
 ステップレースとして出走したきさらぎ賞では単勝1.0倍の断トツの支持。レースでは鞍上の武豊が『本当に僕はつかまっていただけ』というほどの大楽勝で人気に応えた。
 初の海外遠征に向け、順風満帆だったスキーキャプテンだったが、この後に蹄が欠けるアクシデントに見舞われ、ぶっつけでのケンタッキー・ダービー出走を余儀なくされる。レースでは日本馬の初参戦とあって現地でも注目を集めたが、見せ場なく19頭立ての14着に敗れた。
 鞍上の武豊はレース後、「前走からレース間隔が開きすぎていた。ダートは心配したほど戸惑った感じはなかったが、雰囲気の違いとか、初めての多頭数の競馬とかに違和感があった。これが能力とは思わない」とコメントした。
 また、社台ファーム代表の吉田氏は後に「今から考えればスキーキャプテンの遠征は無謀だった。ただし、経験でしか得られない多くのものを学ぶことができた」とコメント。
 惨敗に終わったこのスキーキャプテンの遠征だったが、後の日本馬の海外G1制覇(タイキシャトル/ジャック・ル・マロワ賞、シーキングザパール/モーリス・ド・ゲスト賞など)に大きな意義をもたらした。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
2016年ラニ牡3武豊松永幹夫9着
2019年マスターフェンサー牡3J.ルパルー角田晃一6着
2022年クラウンプライド牡3C.ルメール新谷功一13着