2024年3月31日()メイダン競馬場 芝1800m

レース結果 ~ドバイターフ 2024~

  • 出走予定馬
  • 出馬表
  • レース結果



馬名 性齢 負担重量
(kg)
騎手 調教師 オッズ 人気
1 6 8    ファクトゥールシュヴァル セ5 57.0 M.ギュイヨン J.レニエ 57.1 10
2 15 14    ナミュール 牝5 55.0 C.デムーロ 高野友和 12.5 7
3 4 10    ダノンベルーガ 牡5 57.0 J.モレイラ 堀宣行 7.9 4
4 10 5    メジャードタイム 牡4 57.0 W.ビュイック C.アップルビー 6.3 2
5 5 4    ドウデュース 牡5 57.0 武豊 友道康夫 2.1 1
6 13 12    ストレートアロン セ5 57.0 B.アヴドゥラ C.ファウンズ 127.3 12
7 2 15    カリフ 牡4 57.0 A.デフリース F.ナス 333.0 16
8 7 11    ロードノース セ8 57.0 L.デットーリ J&T.ゴスデン 10.8 5
9 16 16    ナシュワ 牝5 55.0 H.ドイル J&T.ゴスデン 22.8 8
10 12 13    サンドナート セ8 57.0 P.ドッブス D.ワトソン 250.9 13
11 11 2    リアルワールド セ7 57.0 K.ストット S.ビン・スルール 315.2 15
12 1 9    カイロ 牡4 57.0 W.ローダン A.オブライエン 261.7 14
13 14 1    ヴォイッジバブル セ5 57.0 M.バルザローナ P.イウ 7.5 3
14 8 3    ルクセンブルク 牡5 57.0 R.ムーア A.オブライエン 11.2 6
15 9 7    マテンロウスカイ セ5 57.0 横山典弘 松永幹夫 53.0 9
中止 3 6    キャットニップ セ5 57.0 C.ルメール M.スティッドハム 111.6 11

■払戻金

単勝6 5,710円
複勝6 910円
15 350円
4 230円
馬連6-15 26,100円
ワイド6-15 8,210円
4-6 4,260円
4-15 1,250円
馬単6-15 80,520円
3連複4-6-15 61,360円
3連単6-15-4 949,270円

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※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。

最新出走予定馬情報 ~ドバイターフ 2024~

出走取消の昨年から、1年越しのリベンジを狙ったドウデュースは5着に終わった。出遅れて後方を追走し、直線では内を突いたが、残り100メートルまで前が開かなかった。武豊騎手は「残念ですし、悔しい。不完全燃焼ですね。スタートも遅かったし、動きづらいポジションに入ってしまいました。どこかで外に出したかったけど、そのタイミングがなかったです」と無念の表情を浮かべた。

◆C・デムーロ騎手(ナミュール2着)「惜しかったです。とてもいいレースでした。勝ちそうでしたが、あと少し届かなかったです」

◆モレイラ騎手(ダノンベルーガ3着)「ゲートがあまり速くなかったですが、直線は素晴らしい伸びを見せてくれました。距離がさらに50メートルくらいあれば勝ち負けできたと思います」

◆横山典騎手(マテンロウスカイ15着)「落馬してしまった馬もいましたし、無事に終われてよかったです」

【ドバイターフ】ファクトゥールシュヴァル、激戦制しGⅠ初制覇 ギュイヨン騎手「素晴らしいチャンピオン」04月01日(月) 04:52

伏兵のファクトゥールシュヴァル(仏=J・レニエ、騸5)が、中団追走から直線で一気にアクセル全開。ナミュールとの激しい追い比べを制し、GⅠ初制覇を飾った。M・ギュイヨン騎手は「これまで走ってきたマイルよりも少し長かったのですが、崩れるとは思わなかった。素晴らしいチャンピオンです」とたたえた。次走は香港のクイーンエリザベスⅡC(28日、シャティン、GⅠ、芝2000メートル)を視野に入れる。

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【ドバイターフ】日本馬はナミュールが僅差2着、ダノンベルーガ3着 制したのはフランスの伏兵ファクトゥールシュヴァル03月31日() 02:17

ドバイワールドカップデーが30日(日本時間同日深夜から31日未明)、UAEドバイ・メイダン競馬場で行われ、ドバイターフ(GⅠ、北半球産4歳以上・南半球産3歳以上、芝・左1800メートル、1着賞金290万ドル=約4億1006万円=国際的な取り決めによる年初の主要通貨換算通年レートの1ドル141.4円で換算)は、フランスのファクトゥールシュヴァルが優勝した。タイムは1分45秒91(良)。

日本から参戦したナミュール(牝5歳、栗東・高野友和厩舎)は、勝ち馬との競り合いに敗れて僅差2着だった。3着はダノンベルーガ(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)。ドウデュース(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)は直線で前が詰まって途中まで追えず5着、先手を取ったマテンロウスカイ(セン5歳、栗東・松永幹夫厩舎)は15着だった。

◆クリスチャン・デムーロ騎手(2着 ナミュール)「惜しかったです。とても良いレースでした。とても速いペースで、勝ちそうでしたが、あと少し届かなかったです」

高野友和調教師(同)「よく頑張ってくれました。精一杯やってくれたと思います」

◆ジョアン・モレイラ騎手(3着 ダノンベルーガ)「ゲートがあまり早くなく、その分理想的なポジションより後ろになってしまいました。レース中はスムーズに運ぶことができ、最後の直線でも素晴らしい伸びを見せてくれました。距離がさらに50メートルぐらいあれば勝ち負けができたと思います」

武豊騎手(5着 ドウデュース)「残念ですね。不完全燃焼です。厳しいレースになりましたね。スタートも遅かったし、動きづらいポジションに入ってしまいました。状態が良かっただけに、残念ですし悔しい。やりたいレースができなかった。どこかで外に出したかったけど、そのタイミングがなかったです。これぐらいの距離は全く問題ない。今日は力を出し切れなかったので、今後巻き返したいです」

友道康夫調教師(同)「終始馬込みでリズムよく走れなかったです。不完全燃焼ですね。距離はこれくらいでちょうどいいです。また頑張ります」

横山典弘騎手(15着 マテンロウスカイ)「落馬してしまった馬もいましたし、無事に終われてよかったです」

松永幹夫調教師(同)「今回は輸送が大変でした。いい経験になったと思います」

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【ドバイターフ】前日気配 ドウデュースの馬体に海外関係者も仰天 友道師「本当に具合がいい」03月30日() 04:47

昨年の有馬記念を制したドウデュースは、ダートコースを軽快な動きで2周。馬体のボリューム感は特筆もので、海外の関係者も思わず驚きの声をあげるほど。友道調教師は「筋肉もプリップリで毛づやもいいし、本当に具合がいいね。(出走取消の昨年から)1年待ったし、ようやくここまでたどりついた。頑張ります」と気合を入れた。

ダノンベルーガはダートコースをキャンターで1周。「ドバイは2度目で雰囲気も良く、去年よりいい状態で臨めるのではないかと思います」と堀調教師。

ナミュールはダートコース2周で最終調整。「ここまですごく順調にきたので、レースも楽しみです」と小川陽助手。

マテンロウスカイはダートコースをキャンターで1周。「馬体重が減っているのは心配だが、どんな馬場でも走れる。相手も強くて難しいと思うが頑張りたい」と松永幹調教師。

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【ドバイターフ】陣営の話03月30日() 04:46

(1)カイロ・キーティング助手「とても落ち着いますし、健康です」

(3)キャットニップ・スティッドハム師「ペガサスワールドC(3着)で新たに力をつけた。ここまでとてもいい感じです」

(4)ダノンベルーガ・宗像助手「レースでズブさを出させないようにブリンカーを着けます。調教では効果を感じます」

(5)ドウデュース武豊騎手「追い切りの動きも抜群だったと聞いている。全力で挑みたい」

(6)ファクトゥールシュヴァル・レニエ師「非常に自信を持っています。(GⅠで好走を続けた)昨年と同じレベルのパフォーマンスを発揮できれば」

(7)ロードノース・Tゴスデン師「状態も問題ないし、いい勝負になると思う。4連覇を狙っています」

(8)ルクセンブルク・オブライエン師「前走(ネオムターフC4着)はペースが遅すぎた。イーブンか、それより速いペースで走れるのが長所」

(9)マテンロウスカイ・松永幹師「馬体重が減っているのは心配だが、どんな馬場でも走れる。相手も強くて難しいと思うが頑張りたい」

(10)メジャードタイム・アップルビー師「前走(ジェベルハッタ1着)から大きなうれしい変化があった。いいレースができることを願っています」

(14)ヴォイッジバブル・イウ師「素晴らしい馬。1800メートルはいい距離ですし、香港の力を世界に示せれば」

(15)ナミュール・小川陽助手「日に日に心身ともに良くなっています。追い切り後も息の入りは問題なかったです」

(16)ナシュワ・Tゴスデン師「素晴らしい冬を過ごした。1800メートルはすごく合う」

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【ドバイターフ2024】レース展望 1年を経て最適の舞台に戻ってきたドウデュース03月29日(金) 14:10

ウマニティ会員の皆さん、こんにちは。甘粕代三です。サウジカップ以来一カ月ぶりのごあいさつになります。1年ぶりのドバイは経済低迷を象徴するように街には活気がなく、至る所に中断された工事現場が見られます。
石油を僅かしか産出しない砂漠の国を観光と金融を二本柱に高楼第厦の立ち並ぶ近未来国家へと反映させたシェイク・モハメドも今夏に後期高齢者の仲間入り。シェイクに万一のことがあれば、競馬に興味のない皇太子はドバイレーシングクラブ、ゴドルフィンとも閉鎖するのでないか、と景気の悪い話ばかりが巷間伝わってきています。

さて、7レースに23頭の日本馬が挑戦。うち4レースが日本で発売されるドバイワールドカップデーが土曜深夜に迫りました。字数の制限もあり、このうちドバイターフドバイワールドカップの2競走を順に展望いたします。まずは日本勢3頭が挑戦するドバイターフから。

朝日杯FS日本ダービー有馬記念とG1 3勝のドウドュースがついに適距離に戻ってきました。3着と敗れた一昨年の皐月賞直後、中山競馬場から帰るタクシーの車窓から、前のタクシーに乗る友道師を発見。すぐに携帯で架電しました。ドウデュースの次走は朝日杯FS勝ちの実績、馬体から見てもNHKマイルCしかないのではないか、と問いかけたのです。友道師も同感だと同意してくれたのですが、あに図らんやオーナーサイドの強い意向からドウデュース日本ダービーへ。そして勝ってしまったのです。
その後は選手権距離を中心にレースを重ね、昨年の有馬記念では武豊マジックとしか言えない好騎乗でトリッキーなコースを克服して戴冠。今年前半の大目標ドバイでは1800mのドバイターフに挑戦してきたのです。

「馬体を見ても分かるように短めの距離がいい馬。気持ちで長距離を持たせてきたと言えます」
27日午前、メイダン競馬場での記者会見で友道師はついに本音を明らかにしました。前残りの多いシーマクラシックより差しのきくターフの方が合っているという武豊騎手のアドバイスもレース選択に大きく影響したと言います。

この日単走で馬場入りしたドウデュースはゆっくり目の最終調整ながら最後1Fは10秒台と状態もピークにあります。昨年のドバイターフで適距離に戻ったと期待していたところ、直前の馬体検査で出走取消。1年を経てようやく最適の舞台に戻ってきたドウデュース、堂々の本命を推さない訳にはまいりません。3連単フォーメーションの1着に指名いたします。

さて、相手ですが、このレース3連覇を目指すロードノースは昨年のターフ以来11カ月ぶり。前走はAWコースで2着と衰えのないところを見せましたが、既に8歳。ロードよりは昨年2着ダノンベルーガ、ドバイ初挑戦となるマテンロウスカイナミュールを上位と見ます。

この日本3騎と同様、否! 凌ぐ評価をしたいのが香港馬、ヴォイッジバブルです。ヴォイッジは昨年香港の4歳三冠シリーズ1800m、2000mの二冠馬。4歳には高い評価をしていませんでしたが、昨年12月の香港マイルでは人気薄ながら、あのゴールデンシックスティに肉薄する2着。今年に入ってからもスチュワーズカップでゴールデンにさらに肉薄、距離が2000mに延びた前走香港ゴールドカップでは、あのロマンティックウォーリアーに首差まで迫りました。日本では香港程の人気にはなりませんから、これはおいしい馬券になりますよ。

「ドバイに到着してから状態はさらに上昇。唯一の不安は初の左回りだけ。強い日本ダービー馬は後ろから行くようだが、こちらは先行。対決が楽しみだ」
29日朝、姚本輝師は自信満々に語ってくれました。

英仏愛の欧州勢はメイダンの芝適性に疑問が残り、ゴドルフィンの馬を上位に評価します。その中では前哨戦のジュベルハッタ(メイダン・芝1800m)の覇者、メジャードタイムを上位に取ります。(写真撮影・甘粕代三

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【ドバイターフ】枠順確定 ドウデュースは4番枠03月28日(木) 12:18

日本時間31日0時10分に発走するドバイターフ(メイダン、GⅠ、芝1800メートル)の枠順が27日、決定した。

日本馬はドウデュースが4番枠、マテンロウスカイが7番枠、ダノンベルーガが10番枠、ナミュールが14番枠に入った。また、当レース3連覇中のロードノースは11番枠に決まった。

≪ゲート番≫

1番 ヴォイッジバブル(馬番⑭)

2番 リアルワールド(馬番⑪)

3番 ルクセンブルク(馬番⑧)

4番 ドウデュース(馬番⑤)

5番 メジャードタイム(馬番⑩)

6番 キャットニップ(馬番③)

7番 マテンロウスカイ(馬番⑨)

8番 ファクトゥールシュヴァル(馬番⑥)

9番 カイロ(馬番①)

10番 ダノンベルーガ(馬番④)

11番 ロードノース(馬番⑦)

12番 ストレートアロン(馬番⑬)

13番 サンドナート(馬番⑫)

14番 ナミュール(馬番⑮)

15番 カリフ(馬番②)

16番 ナシュワ(馬番⑯)

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【ドバイターフ】ダノンベルーガは追い切り後にゲート練習 ブリンカーの効果にも期待03月28日(木) 05:59

【ドバイ(UAE)27日=綿越亮介】30日の国際諸競走に出走する日本馬がメイダン競馬場で追い切りを行った。

ダノンベルーガは芝コースで4ハロン追いを行ったのち、ブリンカーを装着してゲート練習をこなした。「時計は遅めですが、日本でしっかり仕上げてきているので、きょうは微調整程度でした。今回はレースでズブさを出させないように、ブリンカーを着けることになります。調教では効果も感じられます。去年(2着)よりもいい状態で出走させられるのではないかと思います」と宗像助手。

昨年のマイルCS勝ち馬ナミュールは芝コースで3ハロン追い。馬なりのままリラックスした様子で駆け抜けた。「いい追い切りになりました。息の入りも問題なかったですし、順調に終わったと思います」と小川陽助手。

中山記念を制したマテンロウスカイはダートコースで5ハロン追い。「ずっと使っていますし、日本である程度乗ってきたので、軽く息を整える感じでした。動き自体は悪くなかったと思います」と額田助手。

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【ドバイターフ】リベンジに向け視界良好!ドウデュースが芝コースでアクセル全開 武豊騎手「今年こそって感じです」03月28日(木) 05:00

【ドバイ(UAE)27日=綿越亮介】昨年の有馬記念馬ドウデュース(栗東・友道康夫厩舎、牡5歳)が、30日(日本時間同日深夜)のドバイターフ(GⅠ、メイダン競馬場、芝1800メートル)に向けて追い切りを行った。同競馬場の芝コースで抜群の動きを披露し、陣営も好感触。脚部不安で無念の出走取消に終わった昨年のリベンジに向け、視界は良好だ。




1年前の忘れ物を取りにいく-。ドバイターフに2年越しでの挑戦となるドウデュースが、芝コースで躍動感満点の動きを披露。見守った友道調教師は、満面の笑みを浮かべた。

「しまいを伸ばすイメージでしたが、無理しないでこちらが計測してラスト1ハロン10秒台。上がりも問題なかったし、本当に具合がいいんだと思います」

肌寒い午前5時のメイダン競馬場。一昨年の日本ダービー馬は、国際競走に挑む20頭超の〝チーム・ジャパン〟の先陣を切って姿を見せた。抜群の手応えで道中を進むと、直線では軽く仕掛けただけでアクセル全開。鋼のような肉体を躍らせて、爆発的な加速力を披露した。納得の内容に、騎乗した前川助手はゴール後に相棒の首筋をポンポンと叩いてねぎらった。昨年は左前脚の跛行(正常な歩行ができない状態)でスタートラインにすら立てなかったが、現地の獣医師チェックも「ディスイヤー・イズ・オーケー(今年は大丈夫)」と一発合格。最高の状態で本番に臨めそうだ。

昨年の下半期は天皇賞・秋7着、ジャパンC4着と苦杯をなめたが、暮れの有馬記念でけがから復帰した武豊騎手と再コンビを組み、劇的な復活Vを遂げた。そして、再び中東の地へ。シーマクラシック(2410メートル)も候補として考えられたが、陣営は昨年と同じ1800メートルのターフを選択した。指揮官が「体形的にはマイラー。それにターフの方が差しが届くし、競馬がしやすい」と説明すれば、この日は不在だった武豊騎手も「折り合いを考えると1800メートルは条件的にすごくいい。今年こそって感じです」と意気込みを語ってきた。距離短縮で自慢の末脚はさらに威力を増すはずだ。

今後について「日本、アメリカ、ヨーロッパとさまざまな選択肢があります」と指揮官は明かした。フランスの凱旋門賞や、米ブリーダーズCなど世界的な大レースが視野に入る。ダービーでしのぎを削った同期のイクイノックスは昨年、ドバイシーマクラシックを圧勝して世界ランク1位に君臨。その地位を守ったまま、昨年末で引退した。完全復活を遂げたドウデュースがライバルの後を追い、ドバイから世界一へと歩みを進める。(綿越亮介)




★ブックメーカーで1番人気

ドウデュースは海外のブックメーカー(公認賭け業者)でも高い評価を受けている。イギリス大手のウィリアムヒルのオッズでは、ドウデュースが単勝1番人気で3・5倍。前哨戦のGⅠジェベルハッタを制した地元馬メジャードタイムが5倍、当レース4連覇を目指すロードノースが8倍、昨年2着のダノンベルーガが9倍で続いている。

ドバイターフとは

「ドバイデューティフリー」の名称で1996年に創設。当初はメインのワールドカップと同条件のダート2000メートルだった。2000年に芝のレースとなり、02年からGⅠとして施行。15年には競走名が「ドバイターフ」に変更された。日本馬は過去に07年アドマイヤムーン、14年ジャスタウェイ、16年リアルスティール、17年ヴィブロス、19年アーモンドアイ、22年パンサラッサと6頭が優勝している。

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【ドバイターフの注目点】ドウデュースは昨年の無念を晴らせるか? 4連覇に挑むロードノースが立ちはだかる03月25日(月) 12:03

ドウデュースは約1年半ぶりの海外出走 日本から参戦する4頭はすべて5歳馬

ドバイターフには、昨年の有馬記念を制したドウデュース(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)が出走予定となっている。同馬は昨年のドバイターフでは直前で出走取消となり、2022年秋のフランス遠征ではニエル賞で4着、凱旋門賞では19着に敗れているが、約1年半ぶりの海外出走で好走するごとができるだろうか。勝てば、ドウデュースに騎乗予定の武豊騎手は海外GI通算10勝となる。なお、ドバイターフに出走予定の日本調教馬4頭はすべて5歳馬で、ドウデュースの他には昨年の2着馬ダノンベルーガ(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)、昨年の香港マイル3着馬ナミュール(牝5歳、栗東・高野友和厩舎)、中山記念で重賞初制覇を遂げたマテンロウスカイ(セン5歳、栗東・松永幹夫厩舎)が出走する予定となっている。

★4連覇に挑むロードノース ジェベルハッタを制したメジャードタイムにも注目

2021~23年のドバイターフ勝ち馬ロードノース(セン8歳、英/J&T・ゴスデン厩舎)が、同レース4連覇の偉業に挑む。同馬は過去2年と同様にウインターダービーを今年初戦に選択し、同レースでは2着に入ったが、今年も制すことができるだろうか。なお、ドバイターフを8歳馬が勝てばレース史上初めてのこととなる。

また、ジェベルハッタを制したメジャードタイム(牡4歳、UAE/C・アップルビー厩舎)は、デビューから通算6戦5勝、2着1回という成績を収めている。ジェベルハッタ-ドバイターフを連勝すれば13年のサッジャー以来11年ぶりとなるが、メジャードタイムはドバイターフでも好走することができるだろうか。なお、ジェベルハッタは今年から実施時期が約1カ月早められている。

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過去10年の結果 ~ドバイターフ 2024~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2023/03/26 ロードノース セ7 イギリス 1.47.39 L.デットーリ J&T.ゴスデン
2022/03/26 ロードノース セ6 イギリス 1.45.77 L.デットーリ J.ゴスデン
2022/03/26 パンサラッサ 牡5 日本 1.45.77 吉田豊 矢作芳人
2021/03/27 ロードノース セ5 イギリス 1.46.46 L.デットーリ J.ゴスデン
2019/03/30 アーモンドアイ 牝4 日本 1.46.78 C.ルメール 国枝栄
2018/03/31 ベンバトル 牡4 UAE 1.46.02 O.マーフィー S.ビン・スルール
2017/03/25 ヴィブロス 牝4 日本 1.50.20 J.モレイラ 友道康夫
2016/03/26 リアルスティール 牡4 日本 1.47.17 R.ムーア 矢作芳人
2015/03/28 ソロウ セ5 フランス 1.47.76 M.ギュイヨン F.ヘッド
2014/03/29 ジャスタウェイ 牡5 日本 1.45.52 福永祐一 須貝尚介

歴史・概要 ~ドバイターフ 2024~

ドバイターフはアラブ首長国連邦のメイダン競馬場で行われる3歳以上の芝1800mの競走。1996年にドバイデューティフリの名称で創設され、2015年より現名称に改められた。
ドバイワールドカップミーティングの一環として、ドバイワールドカップドバイシーマクラシックなどと共に開催されるG1競走。
ドバイターフに変更以降での日本馬では、2007年にアドマイヤムーンが日本馬として初優勝。ジャスタウェイ(2014年)、リアルスティール(2016年)、ヴィブロス(2017年)、アーモンドアイ(2019年)、パンサラッサ(2022年)の勝利と合わせて計6勝を挙げている。

挑戦した日本馬 ~ドバイターフ 2024~

ジャスタウェイ 1着(2014年)
血統
父:ハーツクライ
母:シビル(Machiavellian)
成績
22戦6勝
5億9569万円+300万USドル
主な勝ち鞍
ドバイデューティフリー(GI)
天皇賞秋(GI)
安田記念(GI)
世界レーティング1位を獲得したケタ違いの末脚

 ドバイデューティフリー、天皇賞(秋)、安田記念とGI3勝を挙げ、世界レーティング1位の最高評価を受けたハーツクライ産駒の傑作、ジャスタウェイ。しかし、その栄光までの道のりは決して平坦ではなかった。
新潟競馬場でデビュー戦を勝利すると2戦目で新潟2歳ステークスに出走。1番人気に推されるも2着に惜敗した。続く東京スポーツ杯2歳ステークスGIIIでは4着、翌年のきさらぎ賞GIIIで4着となった後に挑んだGIIIアーリントンカップでは道中最後方から直線でごぼう抜きという豪快な競馬で完勝。初の重賞制覇となった。
続くGI NHKマイルカップ、GI日本ダービーに挑戦したものの、結果は奮わず、それ以降も重賞ではGII毎日王冠2着(2012年)、GIIIエプソムカップ2着、GIII関屋記念2着、GII毎日王冠2着(2013年)と2着が続き、アーリントンカップ以降勝利から遠のいていた。
そして迎えた天皇賞(秋)ではトウケイヘイローが作ったハイペースの中、道中脚を溜めると直線では矢のような末脚でごぼう抜き。今まで勝ちあぐねていたのが嘘のような圧勝で初GI制覇を飾った。その後の中山記念を内から突き抜けて連勝するとドバイデューティフリー(現ドバイターフ)に出走を表明。迎えたレースではじっと後方で待機し、迎えた直線で外に持ち出されると他馬が止まって見えるほどの末脚で一気に先頭に立つと後続を突き放し、6馬身差の圧勝。従来のレコードを2秒以上更新する超抜レコードを記録し、日本馬史上初となる世界レーティング1位の評価を受けた。
鞍上の福永騎手はレース後に『強かったですね。4コーナーでの手応えも良く、天皇賞の時のようでした。これは勝てる!と思っていました。』と語った。その後は安田記念の1勝に留まったが、ドバイデューティフリーで見せた圧巻のパフォーマンスは“世界のジャスタウェイ”として日本ファンに刻まれている。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
2001年イーグルカフェ牡4武豊小島太9着
2006年ハットトリック牡5O.ペリエ角居勝彦12着
アサクサデンエン牡7武豊河野通文16着
2007年アドマイヤムーン牡4武豊松田博資1着
ダイワメジャー牡6安藤勝己上原博之3着
2008年ウオッカ牝4武豊角居勝彦4着
アドマイヤオーラ牡4安藤勝己松田博資9着
2009年ウオッカ牝5武豊角居勝彦7着
2012年ダークシャドウ牡5福永祐一堀宣行9着
2014年ジャスタウェイ牡5福永祐一須貝尚介1着
ロゴタイプ牡4C.デムーロ田中剛6着
トウケイヘイロー牡5武豊清水久詞7着
2016年リアルスティール牡4R.ムーア矢作芳人1着
2017年ヴィブロス牡4J.モレイラ友道康夫1着
2018年ヴィブロス牝5C.デムーロ友道康夫2着
リアルスティール牡6M.バルザローナ矢作芳人3着
ディアドラ牝4C.ルメール橋田満3着
クロコスミア牝5岩田康誠西浦勝一7着
ネオリアリズム牡7J.モレイラ堀宣行8着
2019年アーモンドアイ牝4C.ルメール国枝栄1着
ヴィブロス牝6M.バルザローナ友道康夫2着
ディアドラ牝5J.モレイラ橋田満4着
2021年ヴァンドギャルド牡5M.バルザローナ藤原英昭2着
2022年パンサラッサ牡5吉田豊矢作芳人1着
ヴァンドギャルド牡6M.バルザローナ藤原英昭3着
シュネルマイスター牡4C.ルメール手塚貴久8着
2023年ダノンベルーガ牡4J.モレイラ堀宣行2着
セリフォス牡4D.レーン中内田充正5着
ヴァンドギャルド牡7M.バルザローナ藤原英昭14着
ドウデュース牡4武豊友道康夫取消