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【阪神JF】タニノミッション、2歳女王へウオッカVドラマ再演
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阪神ジュベナイルフィリーズ(JF)の出走馬18頭が6日確定し、GI7勝馬ウオッカを母に持つタニノミッション(栗東・中竹厩舎、牝2歳)が“6分の3”の抽選を突破した。第5子にして初めて母の産駒がGIに出走。“9分の8”をくぐり抜けた母と同じ抽選突破からの2歳女王へ突き進む。
偉大な母の足跡をたどるかのように、運命の糸がつながった。GI7勝馬ウオッカの5番子タニノミッションが“6分の3”の抽選を突破。きょうだいで初となるGI出走が確定した。
「よかったです。ここまで順調にこられました。能力は感じるところはありますし、出すことができてよかったです」
投票所に姿を現した前川助手はいきなり「どうでした?」と報道陣に質問。吉報を伝え聞くと、思わず頬を緩めた。抽選漏れに備え、牡馬相手となる来週の朝日杯FSへも登録を済ませていたほどの期待馬。それだけに2歳女王への第一関門突破に、胸をなで下ろしたことだろう。
思えば母ウオッカも幸運を味方につけた。2006年のこのレースに2戦1勝の身で挑戦。“9分の8”の抽選を突破して出走すると、強烈な末脚でクビ差差し切ってGI初V。翌年には戦後初となる牝馬の日本ダービー馬になるなど、スター街道を駆け上がった。計7つのGIタイトルを手にしたが、始まりはこのレースでの抽選突破。辻野助手は「お母さんも抽選を突破して名牝の階段を上っていきましたからね」と期待を込めた。
これまでのきょうだい4頭は父が欧州色の強いシーザスターズやフランケルで、重賞勝ち馬はいなかった。ミッションの父インヴィンシブルスピリットは英国のスプリントGIウイナーで、種牡馬としても数々のGI馬を輩出。母の底力に父のスピードがかみ合い、「スプリント能力の高いところを受け継いだんじゃないでしょうか」と同助手はきょうだいとの“違い”を感じている。
10月のデビュー戦は、好スタートを決めると4、5番手のインを追走。直線ではしばらく進路が開かなかったが、外に出されると鋭く反応し、最後は流す余裕さえみせた。辻野助手が「デビュー戦は追い切りの本数が足りていないなかでしたからね」と話したように、完調手前でのパフォーマンス。上積みを考えれば、初のGI挑戦でも期待は大きい。
母に続き、07年のトールポピー、08年ブエナビスタ、11年のジョワドヴィーヴルと計4頭が抽選をくぐり抜け、2歳女王に輝いた。実績は格下でも、勢いと素質ならメンバーでもトップクラス。母子制覇、そしてさらなる大舞台での活躍へ、夢は広がっていく。 (山口大輝)
★母JRA・GI最多勝
母のウオッカは抽選を突破して出走を決めた2006年阪神JFで2歳女王に輝いた。翌春の桜花賞でダイワスカーレットの2着に敗れると、陣営はオークスではなく日本ダービーに挑戦。のちの有馬記念勝ち馬ドリームジャーニーなどを退け、1943年のクリフジ以来64年ぶり、戦後では初の「牝馬による日本ダービー制覇」の快挙を成し遂げた。その後1年間、勝ちから見放されたが4歳で安田記念V(翌年も連覇)。5歳秋で制したジャパンCまでのJRA・GI7勝はシンボリルドルフ、ディープインパクト、キタサンブラックなどと並び、史上最多タイ記録となっている。
★阪神JFの枠順はこちら 調教タイムも掲載
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