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週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。
【5月11日(土)】
京都5R 3歳未勝利 芝2000m 晴 良
8番 イルデポート(4番人気2着)
スタートは特別悪くはないが二の脚が遅い。10頭立て9番手を追走したが、速い流れではなく道中は前の馬にぶつかりそうになるシーンも。レースVで見ると、カーブを回る時の重心のブレが少なく、コーナリングは非常に上手。直線入口、内の馬に弾かれて外に飛ばされるアクシデントもあったが怯まず最後までよく詰めた。これまでのレースでも大崩れしていないし、コーナリングのスムーズさから考えても未勝利を抜け出すのは時間の問題とみられる。次走ローカル小回りに出てきたら迷わず狙いだ。 【次走注目度:S】
京都10R 4歳上3勝クラス ダ1800m 晴 良
8番 アイファーテイオー(7番人気4着)
スタートは遅い。他の馬をみんな行かせてから後ろにつくような感じの出方。1000m通過後に馬群がギュッと詰まってきた時点でもまだ後方3番手だったが、再び馬群が縦に長くなり始めた4角から進出を開始。そもそも京都のこのコースで、その位置取りからの追い込みは不利だが、追い出してからの脚は明らかにクラス上位のそれ。印象としては、「着賞金拾い」を続けているだけでいつでも勝てる力をもっていそう。過去のレース結果からは、格段に相性が良さそうなのは小倉で、次走同競馬場に使ってきたら2着、3着付けで狙いたい。 【次走注目度:S】
【5月12日(日)】
新潟2R 3歳未勝利 ダ1200m 曇 良
5番 アンサーパスト(12番人気2着)
初出走、12番人気のレースだったが、Vを見る限り、走りそのものはこのクラスでは上位。スタートはあまり上手に出られなかったが、二の脚はまずまずで、中団後ろにつけた。直線に入ってスピードが乗り始めたのは残り300mあたりからで、セーフティーリードをとっていた勝ち馬には届かなかったが、かなり鋭く伸びた。フロックではない。母系に入るフジキセキの血もダート短距離の適性を思わせ、次走どの程度人気になるかが鍵ではあるが、狙ってみたい一頭だ。 【次走注目度:A】
新潟7R 3歳未勝利 芝1000m 晴 良
2番 レターフロムパリ(10番人気6着)
スタートは出たが、内から外へ斜めに走ってコース確保にかなりロスがあった。このコース特有の伸びてくる外を確保した時には上位馬は全て前。残り100mの勢いは他のどの馬より目立つ脚を使い良く追い込んだが、いかんせん今日は枠が悪かった。次走、この条件で外枠に入ったら狙えそう。 【次走注目度:A】
東京11R 4歳上オープン G1ヴィクトリアマイル 芝1600m 曇 良
15番 ドゥアイズ(11番人気4着)
大外からの発走だったがスタートは上手に出ている。そのままフワッと追走する流れで好位を進み、直線で絶好のポジションから抜け出すかに見えたが、見た目の余裕ほどは伸びずに4着に終わった。デビュー以来、歯がゆいレースを繰り返してきた馬で、今回もあと少しで馬券圏内だったが、力はある。揉まれず外を追走できる外枠はこの馬には合っていると思われ、今後も外枠に入ったら注意が必要だ。レースVを見ると、直線の叩き合いの最中に気を抜いたり、集中したり、まだまだ100%の力を出し切ってはいないようにも見える。どこで本格化するかわからないが、人気にならないならば必ず買っておきたい存在だ。 【次走注目度:S】