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【ズバリ!調教診断(最終版)】宝塚記念2022 パンサラッサが最上位!僅差でエフフォーリアが続く!
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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は宝塚記念・調教予想(最終版)をお届けします!
日曜日に行われる宝塚記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①オーソリティ【B】
美浦南W併走。ややテンションが高く、手綱を引かれて抑えられているぶん、首の動きは硬め。その一方、手前の変換はスムーズ。四肢のさばきは力強く、背中の安定性も高い。絶好調には至らないかもしれないが、それなりに帳尻を合わせてきた印象を持つ。
②アフリカンゴールド【C】
栗東CW単走。首が短めのうえに矯正馬具で可動域が制約されているため、前躯の動きが窮屈に見えるのはいつもと同じ。それはいいとしても、脚さばきまで硬く映るのは気になるところ。上位進出には、京都記念同様に馬場や展開の助けが欲しいところだ。
③メロディーレーン【C】
栗東坂路併走。華奢な体型ゆえに体重のありそうな鞍上が負担なのか、右耳と左耳の向きが非対称になるなど、やや集中力を欠く場面も。それでも前進気勢を失うことはなく、最後まで懸命に登っていた。大きな変化こそ窺えないが、この馬のひた向きさには頭の下がる思いを持つ。
④エフフォーリア【A】
美浦南W併走。ブリンカー装着が功を奏してか、ズブい面が目についた1週前追いとは見違えるような走り。素軽さが増し、後肢の蹴り込みも力強い。前進気勢が強いなかでもタメが利いており、促されてからの反応も良かった。当該週の水曜追いにおける気配だけなら前回よりも上の段階にある。
⑤アイアンバローズ【C】
栗東CW単走。四肢のさばきは力強く、課題である手前の切り替えもこなしていた。デキ落ちはなさそうだが、コーナーで口向きの悪さを見せるなど、気難しい点は相変わらず。良績のない多頭数の競馬、それも前回から一気の距離短縮で力を発揮できるかどうか。積極的には手が出ない。
⑥タイトルホルダー【B】
美浦南W併走。追走する形から並びかけ、その後は無理にパスせずゴールを迎えた。あえて追い抜かないことを意識した内容ゆえに派手さはないが、硬さや気負いはなく、脚元の動きも滑らか。前後のバランスも悪くない。好調キープとみてよさそうだ。
⑦デアリングタクト【B】
栗東坂路単走。全体的にこぢんまりと映るが、脚元の関係上致し方ない面はある。それでも前回の中間と比べれば、脚さばきは軽快に見えるし、身体の使い方も良くなってきた。実戦を1度使った効果もあってか、いい頃の雰囲気を取り戻しつつある。
⑧ステイフーリッシュ【C】
栗東坂路併走。先行する僚馬に並びかけるまでの勢いは良かったが、その後の反応がやや鈍くジリ脚気味に。良くも悪くもステイヤーらしくなってきた印象。現状の持ち味を活かすには、相当の消耗戦にならないと厳しいかもしれない。
⑨マイネルファンロン【B】
美浦南W単走。行きたがる素振りを見せるも、この馬とすれば許容範囲の部類。脚元の動きは力強く、それなりに制御も利いていた。もう少し四肢を広く使えていれば文句なしだが、大きく割り引くほどではない。穴候補として一考の余地はある。
⑩ヒシイグアス【B】
美浦南W単走。コーナーの動きこそ若干ぎごちなく映るも、流す程度の調整と思えば深刻に捉える必要はない。直線を向くとジワジワと脚勢を上げ、鞍上の軽い促しにもきっちり反応していた。身体も比較的柔らかく使えている。少なくとも、前回のデキを下回るということはない。
⑪パンサラッサ【A】
栗東坂路単走。顔を右に背ける場面もあったが、それを除けば四肢を真っすぐ前に出し、体幹しっかりのピッチ走法で駆けていた。ラストのラップを若干落とすも、鞍上の手ごたえには余裕があり、時計以上に余力を感じる内容。いい状態でレースを迎えることができそうだ。
⑫ウインマリリン【B】
栗東CW単走(19日に美浦から栗東へ移動)。難しい面を見せず、無理なく抑えが利いているのはいい傾向。軽めの調整ゆえに躍動感こそ薄いが、ストライドは大きく背中の安定性も高い。かなりの線まで状態を戻してきた印象。軽くは扱えない1頭だ。
⑬アリーヴォ【B】
栗東坂路単走。舌を出して頭の位置も高め。それでも四肢のさばきは素軽く、手前の変換もスムーズ。身のこなしは柔らかく、制御も利いている。もう少し姿勢が低くなれば言うことはないが、適度な活気があるし、ラストまで脚いろが鈍ることもなかった。いい意味での平行線だろう。
⑭キングオブコージ【B】
栗東CW単走。前肢周りが若干硬く映るも、この馬とすれば柔らかく使えているほう。手前替えも上手で、最後まで集中を切らすことなく走れている。前回から上昇とは言い切れない反面、大きく劣る面もない。この馬なりに順調だろう。
⑮ディープボンド【B】
栗東CW単走。若干ズブい気配は出ているが、持ち前の豪快なフットワークは健在。推進力も前方にしっかりと伝わっている。大きな上積みまではどうかも、状態は高いレベルで安定している印象。底力を問われる展開、馬場になれば、浮上の目は十分にある。
⑯グロリアムンディ【B】
栗東CW単走。鞍上が手前替えを促すも、なかなか応じなかった点は割引。ただ、1週前追いで見られた硬さは薄れつつあり、首の使い方も良くなっている。前肢があまり前へ出ない走法から、今回の舞台替わりがプラスに働くかどうかについては疑問も、雰囲気は決して悪くない。
⑰ギベオン【C】
栗東CW単走。実戦を1度使った効果もあってか、前回の中間と比べれば、大分素軽さが出てきた。とはいえ、手前の切り替えに時間を要しているし、完歩自体も小さめ。G1で上位争いに加わるには、もう一段階上の変わり身が欲しい。
⑱ポタジェ【B】
栗東P単走。サッと流す程度の調整ながら、リラックスしているし、四肢のさばきも素軽い。躍動感こそ欠くものの、バランスを崩すことなく、生真面目に前へ進もうとする姿は好感が持てる。この馬なりに、いい仕上がり具合ではないか。
【調教予想からの注目馬】
A判定は2頭。最上位は⑪パンサラッサとする。帰栗後は急ピッチで調整が進められ、上質の稽古を連発。とりわけ、併走相手のステイフーリッシュをぶっち切った1週前追いの内容は秀逸だった。デキについては太鼓判が押せる。
差のない2番手に④エフフォーリア。今週の水曜追いではブリンカーを着用。その効果もあってか、1週前追いからの良化が顕著で本来の走りを取り戻しつつある。輸送を無事クリアできれば、王座奪還の場面も十分にあり得るだろう。
<注目馬>
⑪パンサラッサ ④エフフォーリア
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