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4番人気のソダシが、好位から抜け出して2馬身差の完勝でGⅠ3勝目。芝マイル戦は4戦4勝として、マイル女王の座に就いた。2着に後方から追い上げた3番人気ファインルージュ、3着には6番人気のレシステンシアが入って3連単4万3780円の好配当。1年1カ月ぶりの復帰戦だった3冠牝馬デアリングタクトは6着。1番人気レイパパレは好位から伸びず12着に敗れた。
苦しい時期を乗り越えたソダシは、今までで一番強く、美しかった。先頭に純白の馬体が躍り出ると、スタンドからは大きな拍手が湧き上がる。昨年の桜花賞以来のGⅠ3勝目は、2着に悠々と2馬身差をつける完全勝利。ゴールの瞬間、吉田隼騎手は誇らしげに観客席へ右手の人さし指を突き出して、喜びを爆発させた。
「すごく豪華なメンバーでしたし、どれだけやれるかというのはありましたけど、この馬に乗るときはいつもそれ以外のプレッシャーも感じているので、それを跳ねのけて勝ったぞという気持ちでいっぱいです。残り1ハロンは(自分自身)夢のような感じでフワフワして…。本当に勝っちゃう⁉って」
無傷の5連勝で桜花賞を制したときと違い、昨夏の札幌記念を勝った後は秋華賞10着、チャンピオンズC12着と大敗。レースを自分からやめる面を出すなど、らしくない競馬が続いたが、その心は折れていなかった。前走のフェブラリーSで3着と復調の兆しを見せると、他にGⅠ馬が4頭もいる史上最高レベルの一戦を勝利して、芝1600メートルは4戦4勝。最強のマイル女王の誕生だ。
復活劇の裏には、精神面の成長があった。須貝調教師が「パドックを歩いているときの目が違ったね。3歳時はカリッとしていたが、きょうは穏やかな目をしていた。これならと思った」と言えば、吉田隼騎手も「馬場に出るときはいつも飛び出ていく感じだったが、1歩目から落ち着いて出られた」と明かした。
この後は北海道に放牧へ。次走は馬の様子を見てから決められるが、秋はマイルCS(11月20日、阪神、GⅠ、芝1600メートル)が目標となるもよう。ジョッキーが改めて決意を語る。
「やはりマイルなら強い相手でもいい勝負ができる。今まで一生懸命ソダシと向き合ってきて期待を裏切ることもありましたが、きょうのように強い姿をこの先も見せられるように頑張りたい」
新緑のターフに映える白い馬体。府中に集まった2万6000人超のファン全てが、ソダシの復活劇に酔いしれたに違いない。
◆ソダシ 父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハ。白毛の牝4歳。栗東・須貝尚介厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は金子真人ホールディングス㈱。戦績11戦7勝。獲得賞金5億142万円。重賞は2020年GⅢ札幌2歳S、GⅢアルテミスS、GI阪神JF、21年GI桜花賞、GⅡ札幌記念に次いで6勝目。ヴィクトリアマイルは須貝尚介調教師が2017年アドマイヤリードに次いで2勝目。吉田隼人騎手は初勝利。馬名は「純粋、輝き(サンスクリット語)」。
◆白毛馬の勝利 初出走で初勝利。JRA・GⅠは本馬による2021年桜花賞以来で、通算3勝目。JRA重賞は通算7勝目。
◆前走フェブラリーS出走馬による勝利 前走がダート戦の馬が優勝したのはレース史上初。フェブラリーSがGⅠに昇格した1997年以降、同レースの1~3着馬が、のちの芝のJRA・GⅠを勝利したのは3例目。
◆クロフネ産駒 05年から18年連続のJRA重賞勝利で、パーソロンの19年連続に次ぎ歴代2位タイ(他にノーザンテースト、ブライアンズタイム、フジキセキ)。JRA・GⅠは21年桜花賞以来で、通算12勝目。
◆売り上げ、入場者数 ヴィクトリアマイルの売り上げは197億8105万800円で前年比118・5%とアップ。入場者数は2万6656人(うち有料入場2万6063人)だった。
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