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【ヴィクトリア】グランアレグリアの1強ムードに待ったをかけるのは?春の古馬マイル女王決定戦の注目点はこちら!


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【ヴィクトリア】グランアレグリアの1強ムードに待ったをかけるのは?春の古馬マイル女王決定戦の注目点はこちら!

★JRA・GI5勝目を狙うグランアレグリア “古馬の芝マイルGI”完全制覇なるか



 グランアレグリア(5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が、ヴィクトリアマイルでJRA・GI5勝目を狙う。同馬は2019年の桜花賞、昨年の安田記念スプリンターズSマイルCSと4つのGIタイトルを獲得しており、2020年度JRA賞最優秀短距離馬を受賞した。グランアレグリアはデビュー以来初めての芝2000メートル戦出走となった前走の大阪杯では4着に敗れたが、重賞4勝を挙げている芝1600メートル戦で巻き返すことができるかどうか。Vなら、ヴィクトリアマイルが創設された2006年以降では初となる“古馬の芝マイルGI”3競走の完全制覇となる。なお、グランアレグリアにはヴィクトリアマイル連覇がかかるC.ルメール騎手が騎乗する予定。



ダノンファンタジーレシステンシア 阪神JF以来のGI制覇なるか



 2018年のJRA賞最優秀2歳牝馬ダノンファンタジー(5歳、栗東・中内田充正厩舎)、2019年のJRA賞最優秀2歳牝馬レシステンシア(4歳、栗東・松下武土厩舎)は、いずれも2歳時の阪神JF以来となるJRA・GI制覇がかかる。ダノンファンタジーレシステンシアは今年、阪急杯高松宮記念と同じローテーションを歩んでおり、阪急杯ではレシステンシアが1着、ダノンファンタジーが5着、高松宮記念ではレシステンシアが2着、ダノンファンタジーが12着という結果だった。阪神JF勝ち馬がヴィクトリアマイルを勝てば、2011年アパパネ以来、10年ぶり4頭目となるが、ダノンファンタジーレシステンシアは久々のGI制覇を遂げることができるかどうか。なお、ダノンファンタジーが勝てば阪神JF以来、勝利間隔「2年5カ月6日」でのGI勝利となり、グレード制が導入された1984年以降、牝馬のGI勝利間隔としては最長となる。



★今年の“古馬牝馬重賞”勝ち馬がすべて参戦 13年ぶりのV狙う社台ファーム生産馬に注目



 ヴィクトリアマイルには、今年実施された“古馬牝馬重賞”5レースの勝ち馬すべてが出走する予定。愛知杯の実施時期が1月になった2016年以降、ヴィクトリアマイルに同年の“古馬牝馬重賞”5レースの勝ち馬がすべて顔を揃えるのは初めてのこととなるが、ヴィクトリアマイルはどのような結果になるだろうか。なお、今年の“古馬牝馬重賞”勝ち馬を見ると、マジックキャッスル愛知杯)、ランブリングアレー中山牝馬S)、デゼルサンスポ杯阪神牝馬S)と社台ファームの生産馬が3勝を挙げている。



 ヴィクトリアマイルには、サウンドキアラ(6歳、栗東・安達昭夫厩舎)、デゼル(4歳、栗東・友道康夫厩舎)、プールヴィル(5歳、栗東・庄野靖志厩舎)、マジックキャッスル(4歳、美浦・国枝栄厩舎)、ランブリングアレー(5歳、栗東・友道康夫厩舎)と5頭の社台ファーム生産馬が登録している。同牧場は、ヴィクトリアマイルが創設された2006年から2008年まで3年連続で同レースを制して以来、勝利を挙げていないが、13年ぶりに勝利を挙げることができるかどうか。Vなら、社台ファーム生産馬のJRA・GI制覇は2018年のフェブラリーSノンコノユメ)以来、3年ぶりとなる。



★登録馬20頭中10頭がディープインパクト産駒 歴代最多タイのヴィクトリアマイル4勝目なるか



 今年のヴィクトリアマイルには20頭の登録があるが、そのうちの10頭がディープインパクト産駒。同産駒はGI馬のグランアレグリア(5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)、ダノンファンタジー(5歳、栗東・中内田充正厩舎)、昨年2着のサウンドキアラ(6歳、栗東・安達昭夫厩舎)などが登録しているが、2018年ジュールポレール以来3年ぶりのヴィクトリアマイル制覇を遂げることができるかどうか。ディープインパクト産駒が勝てば、フジキセキ産駒と並ぶ同レース最多タイのヴィクトリアマイル4勝目となる。



 なお、サウンドキアラは今年の登録馬で唯一の6歳馬。同馬は2019年(7着)、2020年(2着)に続く3年連続のヴィクトリアマイル参戦だが、三度目の正直で勝利を挙げることができるかどうか。ヴィクトリアマイルを6歳以上馬が勝てば、2015年(6歳)、16年(7歳)に連覇したストレイトガール以来2頭目となる。



★4連勝でダービー卿CTを制覇 勢いに乗るテルツェットがGI初挑戦



 テルツェット(4歳、美浦・和田正一郎厩舎)は、村上特別→国立特別→節分S→ダービー卿CTと芝1600メートル戦で連勝を続けており、今回がGI初挑戦となる。同馬の通算成績は6戦5勝で、キャリア7戦目でヴィクトリアマイルを勝てばレース史上最少キャリアでの勝利となるが、テルツェットは連勝の勢いをGIの舞台でも発揮することができるかどうか。同馬にはM.デムーロ騎手が騎乗する予定。なお、テルツェットを管理する和田正一郎調教師は、オジュウチョウサンで障害レースの最高峰であるJ・GIを7勝しているが、平地のGI競走挑戦はオジュウチョウサンで挑んだ2018年有馬記念(9着)以来で、今回が2回目となる。



国枝栄調教師&友道康夫調教師 歴代最多タイのヴィクトリアマイル3勝目なるか



 マジックキャッスル(4歳)を登録している国枝栄調教師と、デゼル(4歳)、ランブリングアレー(5歳)を登録している友道康夫調教師には、藤原英昭調教師に並ぶ歴代最多タイのヴィクトリアマイル3勝目がかかる。国枝調教師は昨年に続く連覇、友道調教師には2014年以来7年ぶりの勝利がかかるが、3度目のヴィクトリアマイル制覇を遂げることができるかどうか。なお、3頭はいずれも今年の“古馬重賞勝ち馬”で、マジックキャッスル愛知杯デゼルサンスポ杯阪神牝馬Sランブリングアレー中山牝馬Sを制している。



 国枝調教師はJRA・GI通算19勝、牝馬限定JRA・GIは現役トップの9勝を挙げており、ヴィクトリアマイルを勝てば、グレード制が導入された1984年以降で4人目のJRA・GI通算20勝、牝馬限定JRA・GIはグレード制が導入された1984年以降で松田博資元調教師以来2人目の10勝到達となる。また、友道調教師は5月10日現在、JRA通算600勝、JRA重賞49勝を挙げており、JRA重賞通算50勝まであと1勝に迫っている。



高橋祥泰調教師はスマイルカナを登録 25年ぶりのJRA・GI制覇なるか



 スマイルカナ(4歳)を管理する高橋祥泰調教師には、1996年のNHKマイルC(タイキフォーチュン)以来のJRA・GI制覇がかかる。同調教師は1983年に厩舎を開業しており、今年が39年目と現役調教師で最長のキャリアを誇る。高橋祥泰調教師は来年2月末に定年を迎えるため、残る調教師生活は約10力月となったが、ヴィクトリアマイルで久々のビッグタイトルを手にすることができるかどうか。Vなら、同調教師の1996年NHKマイルCからのJRA・GI勝利間隔は「25年0カ月3日」となり、グレード制が導入された1984年以降で最も間隔の長いJRA・GI勝利となる。



 スマイルカナの通算成績は13戦5勝だが、5勝はすべて芝1600メートル戦で挙げており、同距離でフェアリーS1着、ターコイズS1着、桜花賞3着などの成績を残している。スマイルカナは前走のダービー卿CTでは15頭立ての14着に敗れているが、GIの舞台で巻き返すことができるかどうか。なお、同馬には柴田大知騎手が騎乗する予定。



★逃げ切り勝ちで今年の“古馬牝馬重賞”V イベリスディアンドルの戦法に注目



 イベリス(5歳、栗東・角田晃一厩舎)、ディアンドル(5歳、栗東・奥村豊厩舎)はいずれも2019年スプリンターズS以来のGI挑戦となる。イベリスは2019年のアーリントンC以降、ディアンドルは2019年の葵S以降勝利から遠ざかっていたが、今年に入りイベリス京都牝馬Sディアンドル福島牝馬Sを制した。イベリスディアンドルはいずれも逃げ切り勝ちで久々の勝利を挙げており、今回の戦法が注目されるが、2頭は久々の大舞台でどのような走りを見せるだろうか。なお、イベリスを管理する角田晃一調教師、ディアンドルを管理する奥村豊調教師にはJRA・GI初勝利がかかる。



★牝馬限定JRA・GI完全制覇狙う福永祐一騎手 斎藤新騎手、団野大成騎手は最年少Vに挑戦



 リアアメリア(4歳、栗東・中内田充正厩舎)に騎乗予定の福永祐一騎手は、ヴィクトリアマイルを勝てば、武豊騎手、蛯名正義騎手、C.ルメール騎手に続く4人目の現在実施している牝馬限定JRA・GIの完全制覇となる。福永騎手はヴィクトリアマイル創設以来、2017年を除くすべての年で騎乗しており、同レースの最多騎乗回数を記録している。同騎手は5月10日現在、JRA・GI29勝を挙げ、グレード制が導入された1984年以降で5人目のJRA・GI通算30勝に王手をかけているが、ヴィクトリアマイル初制覇となるかどうか。



 また、クリスティ(4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)に騎乗予定の斎藤新騎手、ディアンドル(5歳、栗東・奥村豊厩舎)に騎乗予定の団野大成騎手にはヴィクトリアマイル最年少優勝がかかる。同レースの最年少優勝記録は松岡正海騎手(2007年)の「22歳9カ月26日」で、レース当日の年齢が20歳3カ月8日の斎藤騎手、20歳10カ月25日の団野騎手が勝てば、同記録を更新する。斎藤騎手、団野騎手はどちらも今回が4回目のJRA・GI騎乗となるが、ヴィクトリアマイルでJRA・GI初制覇を遂げることができるかどうか。



★今年は関東馬8頭、関西馬12頭が登録 創設以来初の関東馬3連勝なるか



 ヴィクトリアマイルは2006年に創設され、今年が16回目となる。過去15回の優勝馬の所属を見ると、関東馬が6勝、関西馬が9勝で関西馬が勝ち越しているが、2019、20年と関東馬が現在2連勝中。今年のヴィクトリアマイルには、関東馬8頭、関西馬12頭の計20頭が登録しているが、勝利を挙げるのはどの馬だろうか。なお、今年も関東馬が勝てば、創設以来初の3連勝となる。



 また、ヴィクトリアマイルでは1番人気馬の勝利は4回にとどまっており、フタ桁人気馬の好走も多く見られる。2015年には12番人気のケイアイエレガントが2着、18番人気のミナレットが3着に入り、3連単の払戻金はJRA・GI史上最高の2070万5810円を記録した。今年の“古馬牝馬重賞”5レースの結果を見ると、1番人気馬が勝利を挙げたのはサンスポ杯阪神牝馬Sだけだが、ヴィクトリアマイルはどのような結果になるだろうか。



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