最新競馬ニュース

【血統アナリシス】天皇賞(秋)2020 近年はキングカメハメハ系が台頭、円熟したトニービン内包馬にも注目


ウマニティ


 3,206  2  0

【血統アナリシス】天皇賞(秋)2020 近年はキングカメハメハ系が台頭、円熟したトニービン内包馬にも注目

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は天皇賞(秋)・血統予想をお届けします!


11年にトーセンジョーダンが記録した1分56秒1という勝ちタイムは、いまだに東京芝2000mのコースレコードとして破られていない。また、その従兄には09年天皇賞(秋)で8歳にしてG1初制覇となったカンパニーがおり、どちらもトニービン直系種牡馬の産駒となる。13年ジャスタウェイ然り、円熟したトニービン内包馬が圧倒的なパフォーマンスを披露してきた歴史を持つ。

ただし、近年はレース上がりが速くなったことで様相も変わりつつあり、昨年の勝ち馬アーモンドアイをはじめとして、18年レイデオロ、15年ラブリーデイなど、キングカメハメハの直系が幅を利かせている。なお、過去10年の好走数においてはディープインパクト産駒が最多となるが、優勝例は14年スピルバーグに限られることを気に留めておきたい。

アーモンドアイは、父ロードカナロア×母フサイチパンドラ(母の父サンデーサイレンス)。母は06年エリザベス女王杯、07年札幌記念の勝ち馬で、トライマイベストやEl Gran Senorが出たSex Appealに遡る牝系。本馬は昨年の勝ち馬でもあり、戦歴からも東京の中距離はベストといえる舞台だろう。今回は歴代最多となる芝G1・8勝ほか、シンボリクリスエス以来となる史上2頭目の連覇がかかる。


クロノジェネシスは、父バゴ×母クロノロジスト(母の父クロフネ)。半姉ノームコアは19年ヴィクトリアマイル‐G1など重賞を4勝、牝系はフサイチリシャールフサイチエアデールが出たラスティックベルに遡る。本馬は平均点の高い万能型の印象だったが、古馬になってステータスも一段と底上げされている印象を持つ。重賞4勝のうち3勝を稍重~重で挙げる道悪巧者でもあり、馬場が渋れば本領発揮となりそうだ。

キセキは、父ルーラーシップ×母ブリッツフィナーレ(母の父ディープインパクト)。ダイワエルシエーロやビッグプラネット、グレーターロンドンの甥にあたる血統で、2代母ロンドンブリッジは97年ファンタジーSの勝ち馬。本馬は一昨年に3着の実績があり、父の母エアグルーヴはトニービン直仔として97年に本競走を制している。今年のメンバーでは唯一となるトニービン内包馬でもあり、6歳といえども、まだまだ見限れないだろう。

(文・シンヤカズヒロ)


【血統予想からの注目馬】

アーモンドアイ クロノジェネシス キセキ

 ナイス!(2

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月21日()
フローラS G2
マイラーズC G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月14日()
皐月賞 G1
アンタレスS G3
4月13日()
中山GJ G1
アーリントン G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 ジャックドール 牡6
49,004万円
9 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
10 ナムラクレア 牝5
47,685万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る