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3冠阻止の使者はわずかキャリア4戦の上がり馬! ロバートソンキーが大輪を咲かせる。
1勝クラス2着から臨んだ前走・神戸新聞杯は14番人気の低評価ながら、鋭くしまいを伸ばして3着に好走。見事にラスト1冠の切符を手にした。しかも、スタート直後に厳しく両サイドから挟み込まれる不利を跳ねのけてのもの。メンタルの強さも相当だ。
神戸新聞杯3着馬は過去10年の本番で2010年ビッグウィーク、14年トーホウジャッカル、昨年のワールドプレミアと3勝をあげる活躍。しかも、春2冠不出走の上がり馬という点も前記3頭と共通している。
昨年6月の福島でデビューしたあとは、脚部不安の影響で11カ月もの長期休養。第2回のクラシック登録を見送ったため、今回は200万円の追加登録料を支払って挑戦する。
「休養が長かったので復帰できただけでもありがたいのに、菊花賞に出走できるのは夢のよう。前走は8キロ減でしたが、馬が自分で絞った感じ。賢い馬で一戦ごとの経験を生かしています」と、林調教師は感心することしきり。
血統的な魅力も大きい。父ルーラーシップは3年前Vのキセキを送り出し、祖母はあのトウカイテイオーの全妹にあたる。父シンボリルドルフに続く無敗3冠制覇を骨折で断念した“帝王”の近親が、コントレイルの無敗父子3冠制覇を阻止-。こんな絵になるシナリオはなかなかない。しかも、〔7〕枠(13)番はキセキと同じだ。
「菊花賞は決して内枠だけじゃなく、〔7〕枠が有利というデータもあります。いい状態で向かえますし、これまでの競馬ぶりからすれば3000メートルも問題ないでしょう」
開業3年目の東京大学出身トレーナーは、愛馬が奇跡を起こすことを信じている。
“究極の3連単”はロバートソンとコントレイルを1・2着に固定し、3着候補に6頭を置いた12点勝負。“裏目万両”は間違いなしだ。(夕刊フジ)
★菊花賞の出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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