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【漆山“教授”のGI因数分解】アーモンドアイ対抗筆頭はインディ

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【漆山“教授”のGI因数分解】アーモンドアイ対抗筆頭はインディ

 東大卒の知性派、漆山貴禎記者がGI的中への解法を探る「漆山教授のGI因数分解」。春のクラシック完全制覇を飾って勢いに乗る教授の安田記念の見解はアーモンドアイが不動の中心で、相手探しとし、インディチャンプダノンキングリーアドマイヤマーズが浮上した。このデータを参考に導き出す週末の予想が大いに注目される。

 春の東京GI5連戦もいよいよラスト。安田記念を気持ちよく的中させて締めくくりたい。不動の中心はヴィクトリアマイルを圧勝したアーモンドアイ。本稿では有力な対抗馬を探していく。

 (1)快勝劇のリプレイ

 グレード制が導入された1984年以降、安田記念で連覇を狙った日本馬は【2・3・0・5】、連対率5割ジャストの好成績を残している=表1。さらに、前走で3着以内だった場合は【2・2・0・1】とさらに好走確率が高まる。前哨戦好走の前年覇者は信頼すべし、だ。

 (2)好相性の母父

 2010年以降の東京芝1600メートルで、母の父にストームキャットを持つ馬は【16・13・8・84】。連対率24・0%は母の父別集計の上位10傑で抜けた数字(次位はクロフネの18・5%)で、この舞台との相性の良さがうかがえる。表2の通り、安田記念でも【2・1・1・4】の好成績で、7番人気V、10番人気3着と高配当を演出している。

 (3)常勝軍団の反撃

 2010年以降の東京芝1600メートル・オープン戦における厩舎別成績ベスト5が表3。上位3厩舎が今回も出走馬を送り込むが、特筆すべきはトップの友道厩舎。【7・2・0・12】、連対率42・9%もさることながら、回収率も単勝275%/複勝110%と“馬券になる”数字を残している。今年のGIシリーズでは今ひとつの成績に終わっているが、そろそろ反撃があっていい。

 注目馬 打倒アーモンドの一番手は、やはり昨年Vのインディチャンプだろう。前走1着からの参戦も理想的だ。ただし、マイラーズCの勝ち馬が過去10年で【0・0・0・9】と極度の不振傾向にあることは頭に入れておきたい。

 ダノンキングリーディープインパクト×ストームキャット。この配合は2010年以降の東京芝1600メートルで【8・5・4・20】、連対率35・1%をマークしており、舞台替わりを味方に悲願のGI制覇を狙う。

 友道厩舎のアドマイヤマーズはドバイ帰り(出走予定だったドバイターフが中止)で仕上がりが鍵になるが、国内外でマイルGI3勝の実績は光る。前々でレースを運べる点も現在の高速馬場では心強い。

 これらの馬が果たして希代の女傑を上回る可能性があるのか。追い切りの動きなども参考にしながら、週末までじっくりと考えたい。 (漆山貴禎)

安田記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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