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【血統アナリシス】阪神大賞典2020 無印にはできない昨年の京都大賞典勝ち馬!決め脚を問われる展開ならトーセンに出番あり!

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【血統アナリシス】阪神大賞典2020 無印にはできない昨年の京都大賞典勝ち馬!決め脚を問われる展開ならトーセンに出番あり!

日曜日に行われる阪神大賞典の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。


レノヴァール
母はアルゼンチンの芝1400mG1 2着馬で、その全兄は同国マイルG1の3着馬。それだけを見ると、短距離に適性があるようにも思えるが、母の父ロイは持続力に富む南米種牡馬。加えて、欧州の長距離系種牡馬バリモス、そしてシーホークの系統やネヴァーベンドなど持久力に秀でた血脈が潜在している。その母方にハーツクライを重ねているのだから、本馬が距離を延ばして頭角を現してきたのもうなずける。父産駒の阪神大賞典における相性も良く、ここで通用してもおかしくない下地はある。浮上の場面があっても驚けない。

メロディーレーン
母は丹頂S(札幌芝2600m)の勝ち馬で、父は三冠馬のオルフェーヴル。母父のモティヴェーターは現役時に英ダービーを制し、種牡馬としても凱旋門賞連覇などG1 6勝のトレヴを送り出している。力を要する馬場の持久力勝負に適したタイプとみていいだろう。とはいえ、父系祖父ステイゴールドの隔世遺伝からくるものなのか、小兵と称するのもためらうほどの小さな馬体。前回から4キロの斤量増は大きな負担となる。菊花賞で5着に健闘したポテンシャルは認めても、今回の条件で評価を上げるまでには至らない。

ムイトオブリガード
キングカメハメハ系×サンデーサイレンス系という、主流系統同士の組み合わせ。マイルCSを制したシンコウラブリイを祖母に擁することでスピードを補完。加えて、父母父のトニービン、欧州にさかのぼる牝系にて最低限のスタミナが供給されている。バランスのとれた好配合だが、その一方で父キングマンボ系の当レースにおけるパフォーマンスが下り坂なのは気がかり。3か月以上の休み明けで3戦3勝という鉄砲実績は評価できるものの、ヒモあってもアタマなし、とみるのが妥当ではないか。


トーセンカンビーナ
愛国産の母はアメリカンオークスを制するなど欧米で活躍。全弟にはスプリングSに出走予定のファルコニアがいる。ファミリーの近況が活気付いている点は好感度が高い。母の父ホークウィングはエクリプスS勝ちなど欧州で活躍、祖母の父パントレセレブルは凱旋門賞勝ち馬で、スタミナ必須の今回の舞台に適した能力を備えているものと判断できる。持ち味の決め脚を問われる展開になれば、ここでも好戦可能だろう。

タイセイトレイル
祖母はシンコウラブリイで、その父はニジンスキー直仔のカーリアン。そこにシンボリクリスエスハーツクライを重ねている。中距離以上の持続力勝負で能力を発揮するタイプとみていい。やや母方の持久力が強く出ているぶん、後半のスピード勝負になると辛い面がある一方で、上がりを要する展開と化せば、上位圏内まで視野に入る。父×母の父シンボリクリスエスの配合は昨年2着のカフジプリンスと同じ。侮りがたい1頭だ。

メイショウテンゲン
多数の活躍馬を送り出している、ディープインパクト×フレンチデピュティ配合馬。母は重賞2勝、エリザベス女王杯2着のメイショウベルーガというように、額面上の血統構成はG1級を相手に回しても通用する下地はある。一方で、サドラーズウェルズ×ドローンの配合馬である祖母が強く出ているせいか、現状はパワーと持久力が勝っている印象。それゆえ、後半のスピード勝負になると分が悪い。前回以上の結果を残すには、上がりを要する馬場の出現、もしくは前崩れの展開が必須となる。

ボスジラ
全兄にスプリングS勝ちのマウントロブソン菊花賞3着のポポカテペトル、全妹には今年のクイーンCを制したミヤマザクラクロフネを叔父に持ち、近親にはグリュイエールアイスバブルといった面々が並ぶ。スピードの持続力に優れ、一定以上のスタミナも備えた一族だ。本馬はパワー色が濃い母方の影響が強く、字面の配合以上にタフな競馬が合うタイプだろう。その点、東京→阪神のコース替わり+距離延長はプラスに作用する可能性もある。互角以上の戦いを繰り広げても不思議はない。

ドレッドノータス
祖母は亜ナショナル大賞と亜オークスを制した女傑。母は現役時に重賞3勝を挙げ、G1で3着3回。繁殖牝馬としても4頭の重賞好走馬を送り出している。本馬は母の切れ味と、父ハービンジャーのフィジカルの強さが相互補完されたバランスタイプだろう。やや決め手に欠ける面もあるが、追ってバテない持久力はなかなかのもの。瞬発力よりもしぶとさを求められる、当レースの傾向に即したキャラクターとみてとれる。ノーマークにはできない存在だ。

キセキ
キングカメハメハ×エアグルーヴの父に、ディープインパクト直仔の肌馬を組み合わせた血統馬。近親にはG1戦線で活躍した馬が多数いるので、活力と底力についての不足はない。ただ、持続力型×スピード型牝馬の配合をみるに、長くいい脚を使える馬が幅を利かせやすい大箱コースがベター。宝塚記念大阪杯の2着が示すとおり、阪神内回りでもそれなりに力を出せるとは思うが、アタマ鉄板とまでは言い切れない。地力でどこまでカバーできるかが、今回の最大の焦点となる。

ユーキャンスマイル
母の父ダンスインザダークは、本邦屈指の長距離砲。サンデーサイレンス系×キングカメハメハの配合は、2015年に7番人気の低評価を覆して2着好走を果たしたデニムアンドルビーの逆パターンにあたる。一見すると好配合のようにも思えるが、阪神大賞典におけるキングカメハメハ産駒の好走例はゼロ。母の父にダンスインザダークを配する馬の相性も良いとはいえない。そのあたりを踏まえると、中心とするには頼りない印象。近走の内容をそのまま評価しての連下扱いが正解ではないか。



ウマニティ重賞攻略チーム

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このニュースへのコメント

TERAMAGAZINE|2020年3月22日 18:24 ナイス! (0)

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◎ボスジラ
古馬との戦いで見事に3連勝、一気にオープン入りを果たした(7)ボスジラを推します。
この馬は1勝クラスとはいえ休養明けでいきなり芝2600m戦をこなしたのはステイヤー適性があればこそ。
4歳馬で勢いもある上にレースを順調に使われている強みもあるので、
今回の本命としました。


○キセキ
2017年の菊花賞馬(9)キセキ
ただキセキが菊花賞を制した年は道悪の消耗戦。
逃げたマイスタイルが最下位に敗れる展開を差したものだけに真のステイヤーなのか「?」
それにこの馬のPP指数の最高値は、コード決着となった一昨年のジャパンCで逃げたもの。
そこまでスタミナ特化型ではない上に休養明けで芝3000m戦となると危うい要素もあるので対抗評価に止めました。


▲タイセイトレイル
昨秋のアルゼンチン共和国杯ではムイトオブリガードの2着に敗れたもののレースを順調に使われている強みで逆転に期待の(5)タイセイトレイル。
この馬は初めての長距離戦となった前走・ダイヤモンドSではメイショウテイゲンに先着を許したものの同馬は休養明けで前崩れの展開に恵まれて2着好走したもの。
今回は反動が出る可能性が高いだけにこの馬の評価を上げました。
前走は一気の距離延長が応えた面がありましたが
二度目の長距離戦で慣れも着込めるでしょう。


https://umanity.jp/professional/race_view.php?user_id=3100000007&race_id=2020032209010911


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【レース結果】

◎ボスジラ (3番人気)→ 8着
○キセキ (1番人気・単勝1,6倍)→ 7着
▲タイセイトレイル(7番人気)→ 6着

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