セイリュウ1号
霧
くりーく
とぅっけ
暴君アッキー
京都HJ(芝3900メートル)が15日、中京競馬場で11頭で争われ、3番人気のマーニが重賞初勝利。引退レースに臨んだ三津谷隼人騎手(24)も重賞初勝利で有終の美だ。ラスト騎乗での重賞勝利は、保田隆芳元騎手(1970年京王杯SH=ミノル)、野平祐二元騎手(75年目黒記念・春=カーネルシンボリ)の例がある。 競馬の神様は粋な演出をする。2周目の3コーナーで先頭に立つと、直線でもうひと伸びして4馬身差の快勝。ガッツポーズを決めた鞍上に、場内から温かい拍手が降り注ぐ。涙を浮かべて引き揚げてきた検量室では、騎手仲間ら関係者からも大きな拍手が起こった。 「やめるのをやめたいですね。最後に重賞を勝たせてもらえるなんて夢のようでうれしい限りです。これからは助手として、マーニのような馬を手掛けられるようになりたいです」と力を込めた24歳は、川村厩舎で調教助手に転身する。★15日中京8R「京都ハイジャンプ」の着順&払戻金はこちら■マーニ 父アドマイヤムーン、母ナイアード、母の父ワイルドラッシュ。黒鹿毛の牡5歳。栗東・鮫島一歩厩舎所属。北海道浦河町・日進牧場の生産馬。馬主は岡浩二氏。戦績26戦4勝(うち障害9戦3勝)。獲得賞金8080万6000円。重賞は初勝利。京都ハイジャンプは鮫島一歩調教師、三津谷隼人騎手ともに初勝利。馬名は「北欧神話の月の神。父名より連想」。