3月13日の中山11Rで行われた桜花賞トライアル・アネモネS(3歳オープン、牝馬、馬齢、リステッド、芝・右1600メートル、14頭立て)は、
武藤雅騎手とのコンビで挑んだ8番人気
クロスマジェスティ(美浦・
水野貴広厩舎)が2番手追走から直線入口で先頭に立つと、一気に後続を突き放して勝利。好位からしぶとく伸びて1馬身1/4差の2着に食い込んだ3番人気
ラズベリームース(美浦・
林徹厩舎)とともに、4月10日に阪神競馬場で行われる
桜花賞(GI、芝・右1600メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分34秒4(良)。
2着からさらに3/4馬身差の3着には中団から伸びた
コントディヴェール(11番人気)が食い込み、3連単79万超の高配当決着。1番人気に支持された
ウィズグレイスは好位から伸び切れず9着、2番人気の
ビジュノワールは後方から懸命に脚を伸ばすも5着にそれぞれ敗れている。
◆
武藤雅騎手(1着
クロスマジェスティ)「新馬前から優秀な馬。競馬センスが良くて何の注文もつきません。これから良くなっていくイメージがあるので、さらに成長してくれれば。復帰週にも関わらず、これだけいい馬に乗せていただいてありがたいです。まずはひとつ勝つことができて良かったです。(所属の)水野厩舎の馬で初めての
桜花賞に行けるというのも嬉しいです」
アネモネSを勝った
クロスマジェスティは、父
ディーマジェスティ、母テンザンコノハナ、母の父カリズマティックという血統。北海道新ひだか町・藤原牧場の生産馬で、馬主は辻高史氏。通算成績は4戦2勝となった。
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