マカロニスタンダーズ
夢月
岡村信将
暴君アッキー
アーリントンCが17日、阪神競馬場で18頭によって争われ、1番人気のホウオウアマゾン=写真手前=が2番手から抜け出して重賞初制覇を飾った。2着リッケンバッカー、3着レイモンドバローズまでがNHKマイルC(5月9日、東京、GI、芝1600メートル)の優先出走権を手にした。 ◇ 雨粒をものともせず、仁川の急坂を駆け上がる。ホウオウアマゾンが1番人気に応え、重賞初タイトルをつかんだ。 「ゲートもスムーズに出られましたし、並びも良かったです。とても気持ちよさそうにしっかり走り切ることができたと思います」と川田騎手=円内。鞍上は3月最終週の毎日杯(シャフリヤール)&高松宮記念(ダノンスマッシュ)から、大阪杯(レイパパレ)、サンスポ杯阪神牝馬S(デゼル)に続いて自身初の4週連続JRA重賞Vだ。 スタートを決め、2番手の絶好位をキープ。折り合い良く進み、直線で満を持して追い出した。重馬場をものともせず加速し、後続に1馬身1/4差。「馬っぷりがだいぶ良くなっているのは、追い切りに乗せていただいたときから感じていました」と4カ月の休養での成長を、結果で示した。 「正直、まだ(仕上がりは)100ではなかったから、この強さには驚いています」と舌を巻いたのはJRA通算700勝のメモリアルとなった矢作調教師だ。NHKマイルCの優先出走権を得て、さらに夢は広がる。 「もう1段、絶対上積みがあると思うのでね。とにかく、状態を上げて本番に臨みたいなと思います」。GIでの乗り役は未定だが、自信と誇りを胸に、府中のマイル王を目指す。(長田良三)■ホウオウアマゾン 父キングカメハメハ、母ヒカルアマランサス、母の父アグネスタキオン。栗毛の牡3歳。栗東・矢作芳人厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は小笹芳央氏。戦績6戦3勝。獲得賞金7773万円。重賞は初勝利。アーリントンCは矢作芳人調教師、川田将雅騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+アマゾン」。★17日阪神11R「アーリントンカップ」の着順&払戻金はこちら