12月24日の阪神11Rで行われた第11回
阪神カップ(3歳以上オープン、GII、芝・内1400メートル、定量、16頭立てのところ
ラインハートが発走除外で15頭立て、1着賞金=6700万円)は、
川田将雅騎手騎乗の7番人気
シュウジ(牡3歳、栗東・
須貝尚介厩舎)が中団追走からしぶとく伸びて昨年の
小倉2歳S以来の重賞2勝目をあげた。タイムは1分21秒9(稍重)。
ミッキーアイルが逃げて、2番手には
イスラボニータ。この秋の
マイルCSの1、2着馬がレースを引っ張る展開。中団の内を追走した
シュウジは直線半ばで外に持ち出し、ジワジワと差を詰め、一旦は先頭に立った
イスラボニータをゴール前できっちりとらえた。
◆
川田将雅騎手(1着
シュウジ)「あまりいいスタートではなかったので、その後はハミをかみすぎないように、できるだけリラックスできるように運びました。1400メートルでもこうやって(うまく)競馬ができたことが収穫」
アタマ差の2着に
イスラボニータ(2番人気)、さらにクビ差遅れた3着に大外から追い込んだ
フィエロ(5番人気)。1番人気の
ミッキーアイルは6着に敗れた。
阪神カップを勝った
シュウジは、父
キンシャサノキセキ、母カストリア、母の父キングマンボという血統。
キンシャサノキセキは2009年&10年の阪神Cを連覇しており、
シュウジは阪神Cの父子制覇。北海道日高町・浜本牧場の生産馬で、馬主は安原浩司氏。通算成績は11戦4勝。重賞は2015年
小倉2歳S・GIIIに次いで2勝目。阪神Cは
須貝尚介調教師、
川田将雅騎手ともに初優勝。
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