中央競馬の2015年開幕を告げるハンデ重賞、中山金杯(GIII、芝2000メートル)が4日、中山競馬場で開催される。昨年暮れの交流GI東京大賞典をズバリ当てたサンケイスポーツ・加藤隆宏記者は、絶好の内枠に入った(2)
ラブリーデイで勝負する。サンケイスポーツの予想オッズでは単勝850円の4番人気で、3連単なら万馬券必至。ビッグなお年玉をゲットしてください。他の記者6人の予想もぜひ参考に!
新春恒例のハンデ戦。今年も実力が接近したメンバーがそろい、ハンデ差も絶妙だ。新年早々、あれこれ悩んだが、◎には
ラブリーデイを推したい。
重賞の常連となって久しいが、GIは4戦していずれも着外。強いメンバーを相手にすると、格負けしてしまうのだが、GIIIやオープン特別では堅実に走る。要するに“上から目線”で勝負ができるレースを得意にしており、GIIIのハンデ戦向きといっていい。
肝心の状態も申し分ない。昨年11月の
アルゼンチン共和国杯(5着)、12月の
金鯱賞(4着)を使われて着実に上昇。12月31日に行われた最終追い切りでは、栗東坂路で4ハロン(800メートル)52秒3を余力を残してマークした。「いい動き。馬体の張り、毛づやとも上々ですし、チャンスはあるでしょう」と兼武助手は好勝負を見込んでいる。
例年に比べて、コンディションのいい中山競馬場の芝もこの馬に合う。硬めの芝に向いており、良馬場開催ならば、能力をフルに発揮できるし、枠順の〔1〕枠(2)番も最高だ。今週から芝はCコースを使用。芝の傷んだ部分は仮柵でカバーされているので、内ラチ沿いの絶好の位置をロスなく走れる。展開やペースに応じて自在に動けるラブリーにとって、願ってもない枠なのだ。
さらに鞍上のフランシス・ベリー騎手(34)=アイルランド=も魅力。中山金杯は2年連続で連対中(13年
アドマイヤタイシ2着、14年
オーシャンブルー1着)で、いずれも初騎乗で好結果を導き出した。レースの傾向やコースの特性を把握しており、頼りになる助っ人だ。
競走条件はすべて好転。
ラブリーデイにでっかいお年玉をはずんでもらう。
馬単、馬連は(2)(5)、(2)(14)、(2)(1)を本線に(2)(3)、(2)(4)、(2)(12)。3連単は(2)の1着固定で(1)(3)(4)(5)(12)(14)へ流す30点で勝負する。
★中山金杯の枠順はこちら
天気と馬場 3日正午時点で中山競馬場の芝は「良」。4日の予報は晴れで、中山金杯は絶好の馬場状態のもとで開催される。
中山金杯 京都金杯と同様、中央競馬の一年で最初に行われる重賞競走。いずれも名称は「金杯」だったため、1996年にそれぞれ「中山」「京都」と付けられた。中山金杯の第1回は52年1月20日に中山芝2600メートルで施行。その後、条件や開催競馬場が何度か変更され、80年から現在とほぼ同じ開催条件となった。時期が新春最初の節に繰り上げられたのは61年。1月5日に行われることが多く、4日の開催は70年(1着スイートフラッグ)、2009年(1着
アドマイヤフジ=レースレコードの1分58秒5でV)に次いで3度目。