コナコースト(競走馬)

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写真一覧
現役 牝4 青鹿毛 2020年3月15日生
調教師清水久詞(栗東)
馬主有限会社 サンデーレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績 8戦[1-3-0-4]
総賞金10,001万円
収得賞金4,250万円
英字表記Kona Coast
血統 キタサンブラック
血統 ][ 産駒 ]
ブラックタイド
シュガーハート
コナブリュワーズ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
アンブロワーズ
兄弟 カイルアコナコナブラック
市場価格
前走 2024/02/04 東京新聞杯 G3
次走予定

コナコーストの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/02/04 東京 11 東京新聞杯 G3 芝1600 1661237.0916** 牝4 55.0 戸崎圭太清水久詞 468
(+10)
1.35.0 2.936.5④⑤サクラトゥジュール
23/12/16 中山 11 ターコイズS G3 芝1600 168157.6510** 牝3 55.0 鮫島克駿清水久詞 458
(-10)
1.33.3 0.634.2⑥⑧⑩フィアスプライド
23/10/15 京都 11 秋華賞 G1 芝2000 182418.648** 牝3 55.0 鮫島克駿清水久詞 468
(+10)
2.02.1 1.035.0リバティアイランド
23/05/21 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 185910.637** 牝3 55.0 D.レーン清水久詞 458
(+4)
2.25.0 1.935.1⑬⑬⑬⑬リバティアイランド
23/04/09 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 185918.462** 牝3 55.0 鮫島克駿清水久詞 454
(-4)
1.32.3 0.234.5リバティアイランド
23/03/04 阪神 11 チューリップ G2 芝1600 1771314.862** 牝3 54.0 鮫島克駿清水久詞 458
(-4)
1.34.0 0.033.7⑥⑥モズメイメイ
23/02/04 中京 10 エルフィンS (L) 芝1600 118115.942** 牝3 54.0 鮫島克駿清水久詞 462
(-10)
1.34.6 0.433.6④⑤⑤ユリーシャ
22/08/28 小倉 5 2歳新馬 芝1800 10332.211** 牝2 54.0 鮫島克駿清水久詞 472
(--)
1.49.1 -0.134.6④⑤メテオリート

コナコーストの関連ニュース

◆岩田康騎手(ホウオウビスケッツ3着)「ちょっと進路取りに失敗してしまったかな。内をそのまま突いていれば、2着は十分にあったと思います。力は通用するよ」

◆横山武騎手(アスクコンナモンダ4着)「内を突くのも作戦で、スムーズだったし、重賞でもやれる力は見せたと思います」

◆松永幹師(マテンロウスカイ5着)「伸びきれなかったけど、いい位置でいい競馬ができました。去勢効果も少しずついい方に出ています」

◆キングスコート騎手(アヴェラーレ7着)「さばいて来られる手応えでしたが、外を回る形になり、いろいろと惜しいレースになってしまいました」

◆横山和騎手(ルージュリナージュ8着)「きょうはゲートが良かったです。経験を積みながら良くなってくると思います」

◆ルメール騎手(ウンブライル9着)「リズムがあまり良くなかったです。休み明けのぶんですかね」

◆藤岡佑騎手(トゥードジボン10着)「ここ何戦かと比べると力んでいたぶん、しまいは苦しくなってしまいました」

◆菅原明騎手(フリームファクシ11着)「内や前が止まらない馬場でした。この馬もしっかり脚を使ってくれているのですが…」

◆坂井騎手(ジャスティンカフェ12着)「返し馬の雰囲気は良く、レースでも前回より折り合いがついていたのですが、直線は反応がなかったです」

◆石橋騎手(ドルチェモア13着)「最後まで集中して我慢して走れていたし、これからいい形にしていきたいです」

◆浜中騎手(サウンドビバーチェ14着)「一回使って十分にやれると思っていましたが、手応えが無くなるのが早すぎました」

◆北村友騎手(ダノンタッチダウン15着)「レースに行くと苦しいところがあるのか、この馬の良さが全く出せないまま、終わってしまいました」

◆戸崎騎手(コナコースト16着)「残り200メートルくらいから感じが良くなかったです」

【有名人の予想に乗ろう!】東京新聞杯2024 徳光和夫さん、霜降り明星・粗品さんなどズラリ!競馬大好き芸能人・著名人が真剣予想! 2024年2月4日() 05:30


※当欄では東京新聞杯について、競馬好きとして知られる芸能人、著名人の皆さんの予想を紹介していきます。迷ったときは彼らの予想に乗るのも手。参考になさってください。



【徳光和夫】
◎⑦ジャスティンカフェ
3連単1頭軸流しマルチ
⑦→①②④⑨⑭⑯
ワイド流し
マスクトディーヴァ-②⑧

【粗品(霜降り明星)】
◎⑥マスクトディーヴァ
3連単フォーメーション
⑥→⑤⑦⑨→①②⑤⑦⑧⑨⑪⑫⑬

【大久保洋吉(元JRA調教師)】
◎⑦ジャスティンカフェ
○⑪マテンロウスカイ
▲⑯アヴェラーレ
△①サクラトゥジュール
△②アスクコンナモンダ
△⑥マスクトディーヴァ
△⑬トゥードジボン

【DAIGO】
注目馬
マスクトディーヴァ

【林修】
注目馬
マスクトディーヴァ

【あの】
注目馬
マスクトディーヴァ

【佐野瑞樹】
注目馬
マスクトディーヴァ

【斉藤慎二(ジャングル ポケット)】
◎⑦ジャスティンカフェ
単勝


【キャプテン渡辺】
◎⑤ウインカーネリアン
単勝

馬単・馬連
⑤→⑥マスクトディーヴァ
3連単フォーメーション
⑤⑥→⑤⑥→⑧

【鈴木淑子】
馬連BOX
マスクトディーヴァ
ウンブライル
コナコースト
アヴェラーレ

【長岡一也】
◎⑥マスクトディーヴァ
○⑬トゥードジボン
▲⑦ジャスティンカフェ
△①サクラトゥジュール
△④ルージュリナージュ
△⑤ウインカーネリアン
△⑨ウンブライル

【原奈津子】
◎⑥マスクトディーヴァ
○⑤ウインカーネリアン
▲⑧ホウオウビスケッツ

【中村愛】
注目馬
コナコースト

【舩山陽司】
◎⑯アヴェラーレ
3連複1頭軸流し
⑯-⑤⑥⑦⑨⑪⑫⑬

【皆藤愛子】
◎①サクラトゥジュール
ワイド
①-⑥マスクトディーヴァ

【高田秋】
◎⑥マスクトディーヴァ
単勝

馬連流し
⑥-⑤⑦⑧

【ゴルゴ松本(TIM)】
◎⑪マテンロウスカイ
ワイドBOX・馬連BOX
サクラトゥジュール
アスクコンナモンダ
ルージュリナージュ
ジャスティンカフェ
ホウオウビスケッツ
マテンロウスカイ

【恋さん(シャンプーハット)】
◎⑥マスクトディーヴァ
馬単流し
⑥→⑦⑬⑯

【田原成貴(元JRA調教師)】
◎⑮フリームファクシ

【杉本清】
◎⑪マテンロウスカイ

【土屋伸之(ナイツ)】
注目馬
ウインカーネリアン

【小木茂光】
◎⑨ウンブライル
3連単フォーメーション
⑤⑨⑫→①⑤⑥⑦⑧⑨⑫⑯→⑤⑨⑫

【福原直英】
注目馬
トゥードジボン

【三代目 中村福之助】
◎⑯アヴェラーレ

【田中裕二(爆笑問題)】
◎⑯アヴェラーレ

【細江純子(元JRA騎手)】
注目馬
ウインカーネリアン
マスクトディーヴァ
ジャスティンカフェ
マテンロウスカイ
トゥードジボン

【酒井一圭(純烈)】
◎⑥マスクトディーヴァ

【橋本マナミ】
◎⑥マスクトディーヴァ

【じゃい(インスタントジョンソン)】
注目馬
マスクトディーヴァ
サウンドビバーチェ
ジャスティンカフェ
ルージュリナージュ

【小林雅巳】
注目馬
ウインカーネリアン
マスクトディーヴァ

【中野雷太】
◎⑤ウインカーネリアン

【清水久嗣】
◎⑤ウインカーネリアン

【藤原菜々花】
◎⑥マスクトディーヴァ

【三谷紬】
注目馬
アスクコンナモンダ
マスクトディーヴァ
ジャスティンカフェ
アヴェラーレ

【小泉恵未】
◎⑥マスクトディーヴァ

【鈴木麻優(元岩手競馬騎手)】
◎⑦ジャスティンカフェ

【熊崎晴香(SKE48)】
◎⑤ウインカーネリアン

【目黒貴子】
◎⑦ジャスティンカフェ

【天童なこ】
◎⑤ウインカーネリアン
○⑯アヴェラーレ
▲⑦ジャスティンカフェ
☆⑪マテンロウスカイ
△⑬トゥードジボン
△⑥マスクトディーヴァ
△⑧ホウオウビスケッツ
△⑨ウンブライル
△⑫コナコースト



ウマニティ重賞攻略チーム

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【重賞データ分析】東京新聞杯2024 マスクトディーヴァを筆頭に、ほか4頭の減点なし勢を高評価 2024年2月3日() 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!東京新聞杯・データ分析 をお届けします!


【性別】
2014年以降(過去10年)の性別成績は、牝馬【4.4.2.11】、牡・せん馬【6.6.8.107】。勝率、連対率、複勝率のいずれも、前者が上回っている。なお、後者の2着連対圏入りは、芝1600mの勝利歴かマイル重賞で2着の経験があった馬だけ。マイル実績に乏しい、牡・せん馬は強調しづらい。

(減点対象馬)
フリームファクシ

【所属】
2014年以降の所属別成績は、美浦【5.5.6.56】、栗東【5.5.4.62】。東西別での大きな偏りは見られない。その一方、6歳以上の関東馬の2着連対圏入りは、マイル重賞ウィナーに限定される。関東馬を狙う際は、馬齢や過去の戦歴をしっかり確認しておきたいところだ。

(減点対象馬)
サクラトゥジュール

【前走クラス】
2014年以降の1~3着馬延べ30頭の前走クラス(レース格)を確認すると、条件クラスからG1まで多岐にわたる。ただし、OP特別組の好走(3着以内)は、中山・東京からの臨戦馬だけ。条件クラス組の複勝圏入りは、重賞2着歴があった馬、もしくは連勝中の馬に限られる。覚えておきたい傾向といえよう。

(減点対象馬)
マテンロウスカイ

【前走着順】
前走の着順に関しては、牡牝混合G1であれば12着以内、牝馬限定G1は8着以内、G2・G3は7着以内、非重賞の場合は2着以内がひとつの基準。2014年以降の1~2着馬延べ20頭中18頭が該当する。例外の2頭には、東京の牡牝混合マイルG1で3着以内の好走歴があった。相応の実績がないうえに、先述の前走着順をクリアしていない馬は評価を控えめにしたい。

(減点対象馬)
サクラトゥジュール ②アスクコンナモンダ ③ドルチェモア ④ルージュリナージュ ⑧ホウオウビスケッツ ⑩ダノンタッチダウン ⑫コナコースト ⑭サウンドビバーチェ

【前走人気】
前走の単勝人気については、牡牝混合G1なら11番人気以内、それ以外の場合は8番人気以内が一応の目安。2014年以降の1~2着全馬がこの条件を満たしていた。

(減点対象馬)
サクラトゥジュール ③ドルチェモア ④ルージュリナージュ ⑩ダノンタッチダウン

【休養明け】
2014年以降の1~3着馬延べ30頭はいずれも、前年の10月以降に1戦以上を消化していた。前走が前年の9月以前だった馬は、傾向的に狙いづらい印象を持つ。

(減点対象馬)
ウンブライル


【データ予想からの注目馬】
上記6項目で減点がないのは、⑤ウインカーネリアン、⑥マスクトディーヴァ、⑦ジャスティンカフェ、⑬トゥードジボン、⑯アヴェラーレの5頭。

マスクトディーヴァを1番手に挙げたい。2014年以降の性別成績で優位の牝馬に該当。そのなかでも、距離短縮で臨む前走国内G1組は【3.1.1.2】の好パフォーマンスを示している。有望視したい1頭だ。

これに次ぐのが、同じく牝馬の⑯アヴェラーレと、過去10年【5.3.2.16】の前走国内G1組に該当する⑦ジャスティンカフェ。ほか、⑤ウインカーネリアン、⑬トゥードジボンにも目を向けておきたい。

<注目馬>
マスクトディーヴァ ⑯アヴェラーレ ⑦ジャスティンカフェ ⑤ウインカーネリアン ⑬トゥードジボン

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【ROBOTIPの勝率予測】東京新聞杯2024 血統指数ベースの算出結果は、ウンブライル+内枠勢を高評価 2024年2月3日() 12:00


こんにちは!ウマニティのROBOTIP開発プロジェクトメンバーの孫権です。
本日は4(日)に行われるG3東京新聞杯を予想していきたいと思います。

まず、孫権のROBOTIP設定は「血統」の能力指数を100%重視しています。レース条件に応じて、必要な場合には他の能力指数(競走馬・騎手・調教師・馬主・生産者)を配合しますが、基本的には「血統」指数オンリーで展開します。
そして、適性については、血統の「距離適性」「トラック適性」「周回方向適性」「G前の坂の有無適性」を配合します。
以上が、私孫権のROBOTIP設定の基本方針です。

今週は、配合だけで今回条件にのみ寄せられるコースでもないことから、純粋な血統指数100%セッティングに切り替えて臨みたいと思います。補正については、斤量、調教補正をオンに。
これによって弾き出された勝率予測は以下の通りです。


孫権ROBOTIPが弾き出したG3東京新聞杯全馬の勝率
(順位・馬番・馬名・勝率)

1 ⑨ウンブライル       10.26%
2 ③ドルチェモア       8.78%
3 ④ルージュリナージュ    7.65%
4 ①サクラトゥジュール    7.63%
5 ⑥マスクトディーヴァ    7.19%
6 ②アスクコンナモンダ    7.00%
7 ⑮フリームファクシ     6.92%
8 ⑤ウインカーネリアン    6.53%

9 ⑩ダノンタッチダウン     5.88%
10 ⑫コナコースト       5.79%
11 ⑧ホウオウビスケッツ    5.17%
12 ⑪マテンロウスカイ     5.14%
13 ⑬トゥードジボン      4.79%
14 ⑦ジャスティンカフェ    4.56%
15 ⑯アヴェラーレ       3.63%
16 ⑭サウンドビバーチェ    3.06%


ROBOTIPの基本的な考え方として、平均勝率(16頭立ての場合は6.25%)を上回る馬のみを馬券対象にしますので、今回の東京新聞杯では上位8頭までが馬券の対象ということに。
勝率の差で隊列を組むと以下の並びになります。

 ⑨>③>④①⑥②⑮⑤


ウンブライルがトップで、2位以下に1.5ポイントほどの差をつけています。
正直、今週の周辺環境でこのC.ルメール騎手戻りというのは、期待値割れ懸念しかありませんが、買ってよし負けてよしとなるよう以下の馬単・3連単計25点(10,000円)での勝負としたいと思います(さすがにマスクトディーヴァ頭の馬単は(1人気とみて)自重、その分は3連単展開としています)。
ウンブライルもさることながら、ポイントとなる2~4位評価の内枠“3本の矢”にも何とか頑張ってもらいたいところ。


【孫権の東京新聞杯勝負馬券】

馬単ながし
⑨→①③④
3点×800円=2,400円
⑨→②⑤⑥⑮
4点×700円=2,800円
①②③④⑤⑮→⑨
6点×300円=1,800円

3連単フォーメーション
⑥→⑨→①②③④⑤⑮
6点×300円=1,800円
⑥→①②③④⑤⑮→⑨
6点×200円=1,200円



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ROBOTIPは自分の競馬予想理論に従って6つの能力指数(競走馬・騎手・血統・調教師・馬主・生産者)と、5つの適性(距離・トラック・馬場状態・周回方向・G前の坂)を自由に配合して出走馬の勝率を予測するロボットです。
ROBOTIPはウマニティに会員登録(無料)すると無料でご利用頂けます。
⇒詳しくはこちらへ!
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【レーティングとモノサシで考える重賞予想】東京新聞杯2024 時計、斤量、展開全て味方のウインカーネリアンの連覇に期待! 2024年2月2日(金) 18:00


今週日曜東日本のメイン競走は東京新聞杯。JRAのレーティング(公式格付)をベースとしこれにいくつかモノサシを組み合わせ、出走各馬の真の力関係を解き明かしていく。まずはベースのモノサシJRAレーティングの比較から入ろう(数値は過去13ヶ月以内の国内レースのみを採用)。

117 ジャスティンカフェ
115 ウインカーネリアン
114 ホウオウビスケッツマスクトディーヴァ
113 コナコースト
111 フリームファクシ
110 ウンブライル
109 ダノンタッチダウン
108 サウンドビバーチェマテンロウスカイ
107 アヴェラーレトゥードジボン
106 サクラトゥジュール
102 アスクコンナモンダドルチェモア
94 ルージュリナージュ

(全馬格付あり)

東京新聞杯における勝ち馬の基準値は例年112前後。昨年は115と高かったが今年もレベルが高いメンバーが揃った。比較は109以上の8頭に注目し行ってみた。

第2のモノサシはダノンタッチダウン。同馬は昨年NHKマイルカップに出走しウンブライルと対戦しているが、この時着差(タイム差)はウンブライルが-0.4秒(先着)だった。また年明けには京都金杯に出走したが、ここではフリームファクシと対戦している。この時の着差(タイム差)はフリームファクシが-0.2秒(先着)。古馬との対戦が少なく力関係が分かりづらい明け4歳勢だが、モノサシ比較から浮かび上がった4歳馬間の序列については、わずかに格付けの逆転があり、ウンブライルフリームファクシダノンタッチダウン(>ドルチェモア)という構図が見て取れる。

第3のモノサシはハーパー。同馬は昨年、クイーンカップに出走し、ウンブライルと対戦した。着差(タイム差)はハーパーが-0.3秒(先着)。またハーパーはその後、桜花賞オークス秋華賞に出走したが、3戦全てでコナコーストと対戦し、秋華賞ではマスクトディーヴァと対戦した。コナコーストとの勝敗はハーパーの2勝1敗で、着差(タイム差)は、桜花賞ハーパーが+0.3秒(後着)、オークスハーパーが-0.9秒(先着)、秋華賞:ハーパーが-0.5秒(先着)。マスクトディーヴァとはマスクトディーヴァの1勝0敗(秋華賞)で、着差(タイム差)は-0.5秒。第3のモノサシ比較からは先のモノサシと合わせて、マスクトディーヴァコナコーストウンブライルフリームファクシダノンタッチダウン、という構図が浮かび上がる。

第4のモノサシは芝1600mの持ち時計。今年のメンバーを見ると、脚質の散らばりとしては程よい感じで、ペースは特段速くも遅くもならない感じ。きさらぎ賞の記事にも書いたが、とにかく芝の傷みが少ないので、どんなレースになっても時計の裏付けはある程度必要と思われる。出走メンバーの芝1600mの持ち時計を比較したところ、上位6頭は以下の通りだった。

1位・・・サクラトゥジュール(1.31.7) 2位・・・ウインカーネリアン(1.31.8) 3位・・・ジャスティンカフェ(1.31.9) 4位・・・アヴェラーレトゥードジボン(1.32.0) 6位・・・コナコースト(1.32.3)

諸々の比較から、本命◎はウインカーネリアン。持ち時計は昨年のこのレースで58kgを背負ってのもの。人気想定どころに後ろから行く馬が多いことも史上初の2連覇を後押しするとみて期待。○はマスクトディーヴァ。▲はジャスティンカフェ。馬券は3頭のBOXで馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単。

【モノサシ比較による注目馬】
ウインカーネリアン ○マスクトディーヴァ ▲ジャスティンカフェ

モノサシの正誤判定は2/4(日)だ。 


(文:のら~り)

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【ズバリ!調教診断(最終版)】東京新聞杯2024 最上位はウインカーネリアン!マスクトディーヴァ、ジャスティンカフェも高評価! 2024年2月2日(金) 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は東京新聞杯・調教予想(最終版)をお届けします!


日曜日に行われる東京新聞杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

サクラトゥジュール【B】
美浦W併走(31日)。コーナーで鞍上が抑えたことを嫌がり、頭を上げてうるさい仕草を見せる。そのあたりは相変わらずだが、脚の回転自体は鋭く、直線で手前を替えたあとの伸びは上々。発汗が目立ち、促しに対する反応も薄かった昨年の東京新聞杯直前よりも、稽古の気配は良く映る。きっちり折り合うようなら、上位に食い込む場面があってもおかしくない。

アスクコンナモンダ【B】
栗東CW単走(31日)。単走表記だが、3頭併せに近い形の内容。直線途中からの映像しか確認できず、それまでの過程は不明だが、鞍上が追い出す時には右手前になっていた。とはいえ、本番は稽古と逆回りなので、そう気にする必要はないのかも。ラストのパワフルな走りを見る限り、良い意味で前進気勢が強く、モチベーションの高さを感じた。久々でも動けそうな仕上がり。

ドルチェモア【C】
美浦W併走(1日)。前走で積極策をとったことや、チークピーシーズの着用がいい方向に働いているのか、近走の本馬の追い切りのなかでは、かなり前向きなキビキビとした走り。だが、抜け出しを図ろうとするも、併走相手の3歳1勝クラスをパスできないままゴール。ゴール後も競っていたが、前に出ることができなかった。そのあたりを勘案すると、高評価するには躊躇してしまう。

ルージュリナージュ【C】
美浦W併走(31日)。フットワークは整っており、フォームのブレも少ない。ただ、直線で僚馬が寄ってきた際に、バランスを崩した点は割り引き。立て直したあと、相手の前に出た勝負根性は評価できるのだが……。良くも悪くも平行線といった感じ。牡馬相手の別定重賞で勝ち負けを演じるためには、もう一段階上の変わり身がほしい。

ウインカーネリアン【A】
美浦W併走(31日)。安定感のあるコーナリングは健在。毎日王冠の最終追い切り時に見られた舌越しも改善されている。直線に入ってからも、首の角度良く、しっかり馬場をとらえてパワフルな走り。身体を大きく使えているし、軽い促しに対する反応も良かった。基本的に攻め駆けするタイプということを考慮しても、気配の良さは目を引くものがある。好ムード。

マスクトディーヴァ【A】
栗東坂路単走(31日)。後肢が若干流れる場面もあったが、それは前回も同様。深刻にとらえる必要はないだろう。ラスト重視の内容ながら、リラックスして走れているし、フットワークの弾力性も高い。鞍上の合図にもきちんと反応していた。単純に1Fごとのラップ推移を確認しても、0秒7→0秒9→1秒0と加速し続けている。調教面からは、取り立てて割り引くほどの材料はない。

ジャスティンカフェ【A】
栗東CW併走(31日)。コーナーで口向きの悪い仕草を見せていたが、それはいつものこと。直線に入ると相手が先に出ても辛抱して、うなるような前進気勢を出しつつもタメを作り、引っ張り切れないくらいの手応えのまま、最後は体勢有利の形に持ち込んだ。直前が単走のうえ覇気もあまり感じられなかった、昨秋の毎日王冠当時よりも、しっかり仕上げてきた印象を受ける。

ホウオウビスケッツ【B】
美浦W単走(31日)。強い前進気勢を見せながらも、鞍上の制御はしっかりきいている。適度な前傾姿勢を保って走れていたし、手前変換後の体の使い方も上手。鞍上の軽い促しに対しても、きちんと反応していた。好調だった昨春の雰囲気を取り戻してきている。レース当日までの微調整でさらに上向くようなら、前走12着敗退からガラリ一変の場面があってもいい。

ウンブライル【B】
美浦W併走(31日)。3頭併せの真ん中で、両サイドからプレッシャーを受けながらも、ひるむ様子はなく自身のリズムをキープ。1週前に見られた反応の鈍さが薄れているし、手前変換をきちんとこなしていたことも良い傾向。骨折で長く休んでいたが、当該週における動きの質は休養前と遜色ない。実戦に向けての下地は整ったように思える。

ダノンタッチダウン【F】
栗東P単走(31日・映像なし)。今回の1週前と当該週は変化を求める意味から、ポリトラックでの調整。1週前の直線での動きに関しては、最近のなかでは良いほうに思えた。それだけに、当該週の走りを映像を確認できないのは残念な限り。いずれにせよ、レース当日の気配はしっかりチェックしておいたほうがいいだろう。

マテンロウスカイ【B】
栗東坂路単走(31日)。舌がハミを越していたが、コントロールがきかないという感じはなく、外ラチ沿いを体幹しっかりのフォームでキビキビと登坂。最後は勢いが衰えたものの、鞍上の叱咤激励にこたえるべく、ひた向きに前へ進もうとする姿は好感度大。赤マル急上昇とはいかなくても、それなりに整えてきた印象を持つ。

コナコースト【B】
栗東坂路単走(31日)。舌を左側に出し、やや顔を右に向けながらの登坂。それでも、走りが大きく崩れないあたりに、本馬の体幹の強さと非凡な脚力がうかがえる。ラストも鞍上の軽い促しに応じて、きちんと加速できており、体調面の不安はなさそう。もう少し気分良さそうに走っていれば、優にA判定の内容だった。

トゥードジボン【C】
栗東CW単走(31日)。1週前に長めを追って、当該週を半マイルから済ませるのは前回と同じ。手前をコロコロ替えていたが、この馬の場合はこれが平常運転。それ自体をマイナス視する必要はない。ただ、間隔が詰まることも影響しているのか、前回と比べて動きが少し硬く映るのは気になるところ。刻んだ時計は前回より良いくらいなのだが、何かしら不安を覚える追い切りだった。

サウンドビバーチェ【C】
栗東坂路単走(31日)。荒々しい気合乗りを示し、馬場の真ん中を登坂。細かい部分で雑なところはあるが、前回の最終追い切り(当時はCW)に比べると、ドタバタする面が薄れてきたように思える。その一方、1週前のCW追い切りと同様に、ゴール前でダラッとした感じになっていたのは気にかかる。もっと上の走りがある馬。それを思うと評価は上げづらい。

フリームファクシ【B】
栗東坂路単走(31日)。この馬とすればリラックスして走れているほうだし、難しい面もそれほど出ていない。前後の連動性が高く、トビの大きいダイナミックなフォームは健在。集中力も最後まで維持していた。昨春以降の成績はひと息だが、もっとパフォーマンスを上げてきても、おかしくない攻め気配ではある。

アヴェラーレ【B】
美浦W併走(31日)。コーナー途中で早々に手前を替えるところは相変わらず。ただ、直線に入ってからのフットワークはしっかりしていた。ゴール前の走りこそ若干窮屈に見えたが、僚馬2頭の間のタイトなスペースでも、臆することなく前を向いて駆けていた点は評価できる。ゴール標識を過ぎても、手を緩めず負荷をかけていた。及第点の仕上がりと判断したい。


【調教予想からの注目馬】
A判定は3頭。最上位は、⑤ウインカーネリアンとする。安定感のあるコーナリング、馬格を活かした豪快なストライドが印象深い。集中力も高く、状態は良さそう。あとは本番当日、展開やトラックバイアスがかみ合えば。

ほか、休み明けを感じさせない動きが目を引く、⑥マスクトディーヴァ、⑦ジャスティンカフェらも差はない。

<注目馬>
ウインカーネリアン ⑥マスクトディーヴァ ⑦ジャスティンカフェ

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先週末の3日間開催はルメール騎手が土日で7勝、月曜日は一転して0勝。もちろんこれは偶然ではない。

もともと東京が得意なルメール騎手。土日は持ち味であるスムーズに脚を溜めて直線で末脚を伸ばす競馬で、特に芝ではいわゆる無双状態。

土日芝×ルメール騎手(4-1-3-1)

ご覧の通り、9頭に騎乗し8頭が3着以内。

「どうせ人気馬ばかりだろう」

という意地悪なファンの声が聞こえてきそうなものだが、1番人気馬は2頭だけ。ルメール・ブランドを背負ってもそうなのだから、やはりジョッキーの腕と認めるしかない。

回収率は単勝223%、複勝145%。

「頭を使うよりルメールを黙って買え」

少々雑にはなるが、実際のところそれが正解だった。ダートでも3勝を挙げ、土日で合計7勝の荒稼ぎ。

ところが、月曜になり様相が一変する。

月曜芝×ルメール騎手(0-1-1-3)

土日の活躍の影響もあったためか、5頭のうち4頭が1番人気馬。この日の結果だけを見れば、明らかに過剰人気だった。ちなみに、ダートでも4戦して未勝利、2着が1度あっただけ。

では、土日で何が変わったかといえば、それは空模様だ。日曜までは好天に恵まれた東京競馬だったが、月曜は一転して雨。やや重からスタートした芝は徐々に悪化し、やがて重馬場へ。ダートはやや重から、最終的には不良まで悪化した。

芝では土日のように決め手を生かせなくなり、不発が増えた。能力のある差し馬がその能力を出し切れなくなり、苦戦を強いられた。

何が言いたいかというと、ルメール騎手ほどのトップジョッキーでも、常に最高のパフォーマンスを出せるわけではないということ。ディープインパクトですら欧州に行けば「普通の馬」になってしまったように、ジョッキーにもまた適性がある。

常に、どんな状況でも馬のパフォーマンスを引き出せないジョッキーはいるが、常にどんな状況でも馬のパフォーマンスを引き出せるジョッキーはいないということ。

前者に関しては、例えば先週の月曜、東京1R&3Rで柴田大騎手→横山武騎手乗り替わりの馬が2連勝。

なるほど、上手い騎手を知ることも大事だが、下手な騎手を知ることはもっと大事なのでは…? そんなことを考えさせられる週末だった。幸いにしてこういったことを解説者は語ろうとしないので、我々はこっそり理解して馬券で上手く活用したい。

それでは最後に先週からの狙い馬と、今週末の注目馬を。

【次走狙い馬】 10/7(土)東京10R ブライアンセンス 1番人気3着

直線はよく差を詰めたが、差し遅れて脚を余し3着。それでも現級なら力上位は明らかで、今回は展開の差。マイルでも良いが、距離が延びる分には問題ないので、次走は1800m以上でも。いずれにしても現級なら軸としての信頼度は高い。

~今週末の注目馬~

今週は秋華賞から。

コナコースト鮫島克駿騎手)

注目はコナコースト鮫島克駿騎手。
オークスはスタート直後に両サイドから挟まれる不利で流れに乗れず、乗り替わりもあまり良くなかったようで力を出せずに終わってしまった。それでももともと世代上位の能力があり、桜花賞ではリバティアイランドを追い詰めた馬。今回は新興勢力に期待が集まりそうだが、むしろ既に春段階で確かな能力を示している本馬に妙味が生まれそう。当然リバティアイランドは主役だが、その他の馬で面白いのはこの馬だろう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年6月2日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】タスティエーラ、そして現役ドラフト、環境の変化が新たな可能性を引き出す/安田記念展望
閲覧 1,409ビュー コメント 0 ナイス 2


日本ダービーは期待通り◎タスティエーラが好位から抜け出し、接戦を制した。今回はレーン騎手への乗り替わりが大きな買い材料だったが、レースも完璧な運びだった。

今回、皐月賞2着馬にレーン騎手が騎乗した割に人気がなかったのもポイント。テン乗りでの勝利がないというデータも多少は人気を抑制したのかもしれないが、何より、直近2週のレーン騎手に対するファンの印象も悪かったのかもしれない。

2週前のヴィクトリアマイルではソダシに騎乗し、連覇の期待に応えられず2着。それだけでなく、スタート直後の斜行によって過怠金5万円を科されるオマケつき。1週前はオークスコナコーストに騎乗し大敗。ともにデビュー以来吉田隼人騎手、鮫島克駿騎手が騎乗してきた馬だけに、ファンの心証も悪かったのかもしれない。

もちろん何でもかんでも上位騎手に乗り替わればいいとは思わないが、一方で、何でもかんでも同じ騎手が乗り続ければいいとも思えない。とりわけソダシの場合は近走結果が出ていなかったことは事実だし、何よりデビュー以来同じ騎手が乗り続けることはメリットもある一方、パターンが決まってしまうデメリットもある。

今、プロ野球の世界では「現役ドラフト」で移籍した選手の活躍が目立っている。本稿で野球の話を長々するのもアレなので詳細は「大竹耕太郎」選手や、「細川成也」選手について興味があれば調べていただきたいが、もともといたチームでは燻っていた、あるいは出番がなかった選手が、異なるチームへ移籍し大活躍する。もちろん馬も人もベースとして能力があってこそではあるが、環境の変化がもたらす恩恵は大きい。

タスティエーラはデビュー戦がムーア騎手。その後福永騎手、そして弥生賞~皐月賞は松山騎手、日本ダービーではレーン騎手が騎乗した。各レースを観ると、それぞれのジョッキーの特徴がよく見える。初戦からビッシリ気合を入れるムーア騎手、教育を重視する福永騎手、正攻法の松山騎手、そしてムーア騎手に近いが、やや柔らかさもあるレーン騎手。走るのは馬、されど走らせるのは人。人によって引き出す馬の長所もそれぞれだ。

テン乗りでの日本ダービー制覇はなんと69年ぶりらしい。もっとも、2年前にはシャフリヤールが乗り替わりとして36年ぶりの日本ダービー制覇を果たしている。時代は変化していることを感じさせる日本ダービーだった。今後も既存のコンビにこだわらず、乗り替わりによって引き出される新たな可能性を楽しみに競馬を観て行きたい。

~今週末の注目馬~

というわけで今週も、最後は安田記念の注目馬で締めたい。

ソダシ川田将雅騎手)

注目はソダシ川田将雅騎手。
デビュー以来コンビを組んできた吉田隼人騎手からレーン騎手に乗り替わった前走は、道中2番手から抜け出す形。近走はやや位置取りが下がることも多かった本馬にとって、乗り替わりによって再び位置を取る競馬をできたことは大きな収穫だった。今回は川田騎手。川田騎手はダノンスマッシュラヴズオンリーユーウシュバテソーロなど、完成期を迎えた古馬への乗り替わりに強いジョッキー。キレるというよりはバテないしぶとさを武器とするソダシとも手が合うはずで、人気でも有力だろう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年5月26日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】日本ダービーの穴は皐月賞○○馬/日本ダービー展望
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オークスリバティアイランドが好位から難なく抜け出し2冠達成。ゲートや距離など、懸念した課題をあっさりとクリアして、6馬身差の完勝だった。順調なら秋華賞もかなり有力で牝馬3冠の期待が大きく膨らみそうだ。

2着ハーパーリバティアイランドの後ろをマークする形で追走。強い馬の後ろは進路ができるということを上手く利用した好騎乗だった。今回は相手が悪かった。3着ドゥーラは昨年札幌2歳Sの勝ち馬。札幌2歳Sでは今回穴人気していたドゥアイズを下しており、その後のチグハグな内容で人気急落だったが、ポテンシャルは高かった。

15番人気ドゥーラの3着激走により、オークスはこれで4年連続2ケタ人気馬が馬券圏内。カレンブーケドールウインマイティースタニングローズはその後も活躍しており、結果的にはオークス時点での人気がなさ過ぎただけ。ドゥーラも今後の成長次第では期待できそうだ。

さて、今週末はいよいよ競馬の祭典・日本ダービー。同じ東京芝2400mが舞台になるが、オークス桜花賞から800mの距離延長、3歳牝馬にとって過酷ともいえる2400m。一方、日本ダービー皐月賞から400mの距離延長。中山最終週の皐月賞はスタミナも問われるレースで、そこで好走できている馬の多くは、距離不安はない。したがって、基本的には皐月賞で上位好走馬や上位評価を受けていた馬が順当に走るレースだ。

人気面の傾向を見ても明らかで、過去10年の連対馬20頭のうち19頭は5番人気以内。逆にいえば6番人気以下で連対圏まで来た馬は2019年の勝ち馬・ロジャーバローズただ一頭だけ。同じ2013年~2022年の10年間でのオークスのデータを見ると、6番人気以下の馬が5連対と健闘しており、波乱度でいえば日本ダービーオークス。ダービーは基本的に人気馬の中から軸を選ぶレース。

一方で3着まで広げると、過去10年で6番人気以下の馬が下記の通り6頭馬券に絡んでいる。穴を狙うならこのゾーンだろうか。

2013年 アポロソニック 8番人気3着
2014年 マイネルフロスト 12番人気3着
2018年 コズミックフォース 16番人気3着
2020年 ヴェルトライゼンデ 10番人気3着
2021年 ステラヴェローチェ 9番人気3着
2022年 アスクビクターモア 7番人気3着

前述した伏兵で唯一連対(勝利)したロジャーバローズは1枠1番だったが、穴をあけた上記6頭のうち5頭も真ん中より内寄りの枠に入っていた。というわけで、日本ダービーは5番人気以内の能力上位馬と内枠の伏兵でだいたい決まるというのが過去の傾向…と書いてはみたものの、ありきたりでまったく面白くない。

加えて近年のダービー当日の馬場は以前ほど内有利にはならなくなっており、果たして上記のデータ通りに決まるのだろうか?

というわけで、別の視点でもう一つ。近年は皐月賞当日の馬場悪化が顕著で、明らかに当日は内枠が不利な馬場になっている。その視点で見ると、ヴェルトライゼンデ皐月賞で4枠8番、ステラヴェローチェは同2枠3番、アスクビクターモアは同1枠2番。いずれも不利な内枠でひとケタ着順に踏ん張っていた。

この理論で行くならば、今年も皐月賞内枠馬の巻き返しが怖い。4番枠で5着のショウナンバシット、8番枠で7着のトップナイフ、5番枠で9着のフリームファクシが該当するが…。どうも歯切れが悪いのはこの3頭いずれも中山の方が合っていそうな点。そこでもう一頭穴馬を考えるならばベラジオオペラはどうか。皐月賞は外枠だったが、道中外からマクられ、内で苦しい競馬。それでもラストはそこそこ粘っていた。スタミナもありそうなので、少し相手に加えてみてもいいかもしれない。

~今週末の注目馬~

というわけで今週も、最後は日本ダービーの注目馬で締めたい。

タスティエーラ(ダミアン・レーン騎手)

注目はタスティエーラ&ダミアン・レーン騎手。
共同通信杯→弥生賞→皐月賞日本ダービーという最近のトップホースにしてはやや詰まったローテでの参戦になるが、差し遅れた共同通信杯から弥生賞ではキッチリ巻き返し、皐月賞でもソールオリエンスの差し脚には屈したものの2着と好走。トップレベルの能力を見せた。
今回さらにプラスになりそうなのがレーン騎手の騎乗。前2走の手綱を取った松山騎手も上手く乗っていたが、本馬に関していえば追わせるタイプなので外国人騎手と手が合いそう。実際デビュー戦でムーア騎手が騎乗した際の伸びが一番良かった。ヴィクトリアマイルソダシオークスコナコーストと、レーン騎手はG1での乗り替わりで結果を出し切れていない影響で多少人気面が甘くなりそうな点もプラス。ソフトタイプ向きでいかにも手が合わなそうだったコナコーストとは異なり、タスティエーラはハードに追われて伸びる馬。この乗り替わりはプラスになる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年5月18日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック オークス2023  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


5月21日(日)東京11R 第84回オークス(3歳牝馬G1・芝2400m)




【登録頭数:21頭】(フルゲート:18頭)


<前走:桜花賞出走馬>(中5週)

リバティアイランド(1着、466kg(+4kg))<B><優先出走馬>
この中間は乗り込み量が少なめで、1週前もCWを単走といつもと違う感じの調整内容は気になるところ。それでも動きを見ると重心が低く回転の速い走りで、悪くは見えない。

コナコースト(2着、454kg(-4kg))<B><優先出走馬>
この中間もこれまで通り1週前にCWを長めから併せ馬で追われて先着。併走相手の鞍上とは体重差がかなりあったとは思うが、手応えも良く引き続き出来は良さそう。

ペリファーニア(3着、490kg(-6kg))<B><優先出走馬>
前走時は関西への輸送を控えた状況下、最終追い切りでも馬なりながら気分良く走らせていた。この中間は、1週前追い切りから抑え気味の内容となっていて、強くやる必要もないくらい馬体は仕上がっているのかもしれない。

ハーパー(4着、462kg(-4kg))<A><優先出走馬>
この中間も乗り込み入念で、1週前に強めに追われて併せ馬でも先着。日曜日にも坂路で好時計をマークし先着と、直前は馬なりで十分な仕上がり。

ドゥアイズ(5着、448kg(+2kg))<B><優先出走馬>
勝ちきれないところがあるが大崩れもない馬。1週前追い切りでは毛艶がピカピカで気合乗りも抜群に見せており、上積みが期待できそう。

シンリョクカ(6着、434kg(-6kg))<B>
この中間も南Wで良い時計が出ていて出来良好に映る。左回りでの追い切りの動きを見ると、特に気にするところもなく手応えも良く好印象。

ライトクオンタム(8着、428kg(±0kg))<B>
今回乗り替わりとなる田辺騎手が騎乗しての1週前追い切り。独特の走りをする馬で、追い切るよりもコンタクトをとることのほうを優先した感じの内容だったが、レース前に騎乗しておくことは人馬プラスになる。小柄な馬なので強く追う必要もなく、VTRを見てもいつも通りの走りで出来も悪くはなさそう。

エミュー(10着、418kg(+4kg))<D>
小柄な馬で使い詰めの状況。この中間は、中5週で関東での競馬となりしっかり乗り込まれているが、1週前追い切りの動きからは非力さがぬぐえず力強さは感じられない。

ラヴェル(11着、446kg(-2kg))<C>
桜花賞のコラムでも書いたが、この馬は右回りよりも左回りのほうがスムーズに加速することができるので、東京コースはプラス。休み明け3戦目での上積みも見込めそうで、前走以上の走りに期待がもてる。

キタウイング(12着、432kg(±0kg))<B>
重賞2勝馬だが調教で目立たない内容の時に好走している馬。関西でのレースの時には、早めに栗東入りして坂路でかなりの好時計をマークと、能力の一端を示していたと思うが凡走も多い。この中間は坂路、南Wで乗り込まれ平凡な内容といった感触だが、このような時にこそ激走することがあるので注意も必要。

ドゥーラ(14着、472kg(-4kg))<A>
ここ3戦はワンターンの競馬で、直線で伸びてきていないわけではないのだが、スタートも速いほうではないことから、息を入れるタイミングもなかなか作れずでこの馬の良さは出せていない。この中間、2週前は坂路、1週前がCWで一杯に追われてかなりの好時計をマークしていて、状態はすこぶる良さそう。鞍上が斎藤騎手に戻り人気は落ちそうな場面だが。距離延長でコーナー4つのコースとくれば巻き返せる要素は十分にあり。





<前走:フローラS出走馬>(中3週)

ゴールデンハインド(1着、486kg(+10kg))<A><優先出走馬>
この中間も、1週前に南Wを3頭併せで追われて大外を馬なりのまま楽に先着と、前走勝ちの勢いそのままといった感。

ソーダズリング(2着、470kg(±0kg))<B><優先出走馬>
月1ペースでレースを使われてきて今回は中3週となるが、1週前にはこれまで同様に坂路で追われた。単走馬なりも力強い走りを見せていた、引き続き好調をキープ。

イングランドアイズ(4着、432kg(+6kg))<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間は坂路で目立つ時計はなし。前走時のパドックでは落ち着きがなく、間隔が詰まっての再輸送ということもあって、強めに追えないところあり。

キミノナハマリア(11着、492kg(+2kg))<C>
前走時の追い切りもそうだったが、1週前追い切りでも終い速い時計で回転の速い走りをアピールしているが、一方でバネのある走りではない。




<前走:その他のレース出走馬>

ヒップホップソウル(フラワーC:2着、490kg(-2kg)中8週)<B>
この中間も日曜に坂路、水曜に南Wと2週連続で好時計。1週前追い切りでは行きたがるところを抑えながらも楽に先着と、元気で勢いあり。

ミッキーゴージャス(1勝クラス:1着、436kg(-4kg)中5週)<A>
母はオークス馬。無駄がなくコンパクトにまとまった感じの馬体ではあるが、この中間もプール調教を多く取り入れられながらこれまでと同じような調整内容できている。1週前追い切りでは終い仕掛けられると一気に突き放してみせていて、仕上がりもかなり良い。

レミージュチューリップ賞:16着、506kg(-2kg)中10週)<C>
小柄な馬で、間隔を空けられたこの中間は2週前、1週前と強めに追われて時計自体上々なものを刻んできた。ただ、動きを見ると重い感じあり。

ウェイビー(矢車賞:2着、506kg(-2kg)中2週)<D><抽選対象馬(1/4)>
速い時計を出す厩舎だが、中1週となり軽めの調整で時計平凡。

クインズカムイ(未勝利:1着、468kg(-8kg)中3週)<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間もプール調整が多く、1週前の坂路では3頭併せ(計測不能)で追われたが、物足りない動きだった。

メランポジューム(スイートピーS:8着、448kg(-2kg)中2週)<C><抽選対象馬(1/4)>
休み明けの2戦が関東でのレースで、中2週での再輸送となると、馬体維持優先となり強めに追えない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ハーパードゥーラゴールデンハインドミッキーゴージャスの4頭をあげておきます。



◇今回はオークス編でした。
桜花賞から距離が800m延びるオークス。今回も過去5年の連対馬について、追い切り内容を調べてみました。すると、連対馬10頭のうち、最終追い切りを馬なりで追われていた馬が7頭、そしてそれを勝ち馬に絞ると5頭全馬が直前馬なりでの調整だったことが分かりました。1週前も含めて全体的に馬なり調整だった馬が多く、一方で強めに追われて連対した馬たちは1週前も最終追い切りも強めに追われていたとの傾向が見られています。
3歳牝馬にとっては長距離のレースということで、折り合い面を重視した調整が中心になっているように思います。というわけで、今週のオークスに関しては、折り合い重視のソフト仕上げ、をおすすめの調整パターンとして挙げさせていただきます。


オークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。



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2023年5月14日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月14日号】特選重賞データ分析編(358)~2023年オークス
閲覧 2,082ビュー コメント 0 ナイス 4



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 優駿牝馬オークス) 2023年05月21日(日) 東京芝2400m


<ピックアップデータ>

【前走の4コーナー通過順別成績(2018年以降)】
×2番手以内 [0-0-0-12](3着内率0.0%)
○3~12番手 [4-5-5-44](3着内率24.1%)
×13番手以下 [1-0-0-17](3着内率5.6%)

 脚質が明暗を分けそう。2018年以降の3着以内馬15頭中14頭は、前走の4コーナー通過順が3~12番手でした。極端な競馬をした直後の馬は強調できません。

主な「○」該当馬→シンリョクカソーダズリングドゥアイズ
主な「×」該当馬→ゴールデンハインドコナコーストリバティアイランド


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が1着、もしくは前走の1位入線馬とのタイム差が0.4秒以内」だった馬は2018年以降[5-5-5-41](3着内率26.8%)
主な該当馬→ゴールデンハインドコナコーストソーダズリングリバティアイランド

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2023年4月6日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 桜花賞2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


4月9日(日) 阪神11R 第83回桜花賞(3歳G1・牝・芝1600m)



【登録頭数:26頭】(フルゲート:18頭)


<前走:チューリップ賞出走馬>(中4週)

モズメイメイ(1着、456kg(±0kg))<B><優先出走馬>
この中間も乗り込み豊富で、2週前、1週前には坂路で好時計を出している。動きを見ても、かなり行きたがるくらい気合が乗っていて出来は引き続き良さそう。

コナコースト(2着、458kg(-4kg))<D><優先出走馬>
2走前、前走、この中間と、追い切りの内容が物足りなくなっていて、調子が上がってこない感じ。

ペリファーニア(3着、496kg(±0kg))<A><優先出走馬>
南Wと坂路で好時計が出る馬だが、前走時のパドックではまだ締まりそうな馬体だった。この中間も、1週前に南Wを併せ馬で追い切られ好時計をマーク。さらに、前走時と同じように日曜坂路でもかなり速い時計を出していて順調な仕上がり。

ルミノメテオール(4着、446kg(+4kg))<D><除外対象馬>
前走時までは坂路で好時計が出ていたが、この中間は本数の割に平凡な時計が多い。

ダルエスサラーム(6着、438kg(±0kg))<B><除外対象馬>
坂路で速いタイムが出る馬で、この中間も坂路で好時計マークと状態は良さそう。どちらかというとスピードが勝った感じ。

キタウイング(7着、432kg(±0kg))<B>
前走時も栗東に滞在しての調整だったが、控えめな内容が多かった。この中間も引き続き栗東で馬なりでの調整だが、前走時よりも走りがしっかりしてきていて上積みは感じられる。

ドゥーラ(15着、476kg(+6kg))<B>
前走時の追い切りでは終いの伸び脚に物足りなさを覚えたが、この中間は1週前追い切りで見せた力強さから、良化してきている印象。




<前走:フィリーズレビュー出走馬>(中3週)

シングザットソング(1着、436kg(-4kg))<C><優先出走馬>
小柄な馬で、前走時パドックでは好馬体もこれ以上馬体は減らせないくらいギリギリだった。中3週で迎えるこの中間、追えばいくらでも速い時計の出る馬が控えめな内容となっていて、上積みまでは厳しいのかもしれない。

ムーンプローブ(2着、464kg(-6kg))<C><優先出走馬>
前走は1400m戦で前に行けなかったが直線はしっかり伸びた。この中間も1週前には坂路で好時計も、抑えすぎて時計ほどの良い伸び脚は見られず。

ジューンオレンジ(3着、446kg(-4kg))<B><優先出走馬>
使い詰めからの中3週で疲れがどうかというところはあるが、坂路で好タイムを計時し、併せ馬でも見劣ることなくしっかりした走り。

ブトンドール(6着、494kg(+12kg))<D>
この中間も距離を意識してか1週前追い切りはCWでの内容。走りに硬さがあり首も上がり気味で物足りない動き。

リバーラ(12着、434kg(+4kg))<‐>※出走回避




<前走:阪神ジュベナイルフィリーズ出走馬>(4ヵ月)

リバティアイランド(1着、462kg(-4kg))<A>
この中間も坂路、CWと好時計。やや首が詰まる走りになるが伸びていないわけではないので、前走時に近い好仕上りで出走できそう。

シンリョクカ(2着、440kg(±0kg))<C>
この中間も前走時と同じような調整内容。状態は悪くなさそうだが、動きを見てもまだ非力さが残る印象で、大きく変わった感じはなし。

ラヴェル(11着、448kg(-4kg))<B>
この中間は2週前から1週前までに3本強めに追われていて、1週前の映像からも力強い動きで休み明けでも出来自体は良さそう。ただ、右回りよりも左回りのほうがコーナーリングから直線に向いての加速がスムーズな感があり、ここも枠とゲートを出ての位置取り次第か。スムーズでないと前走のような競馬になるリスクは残る。




<前走:クイーンC出走馬>(中7週)

ハーパー(1着、466kg(-12kg))<B>
この中間も入念な乗り込みで出来は良さそう。1週前の動きを見ると仕掛けられてからの反応こそ鈍いが、終いの伸び脚は上々。

ドゥアイズ(2着、446kg(-2kg))<B>
休み明け3戦目で迎える。前走時のパドックでは、毛艶良く、気合、伸び万全で状態は良かった。この中間も先週、今週と追い切りの時計を詰めてきていて、更なる上積みに期待が持てる。

モリアーナ(3着、474kg(-2kg))<C>
叩き3戦目となるが、前走から少し間隔が空いていて坂路で良いタイムが出ていない。

ミシシッピテソーロ(15着、418kg(-6kg))<D><除外対象馬>
この中間、2週前、1週前と追い切られているがこの馬としては平凡な時計で......。




<前走:その他のレース出走馬>

トーセンローリエ(アネモネS:1着、426kg(-2kg) 中3週)<D><優先出走馬>
3連勝した前3走時の追い切りでは、中間坂路でかなり良い時計を1回はマークしていた。ただ、この中間は中3週で1週前までは軽めの調整。最終追いでビッシリ追ってきて好時計を出せるところまで回復できるかどうかだが。

コンクシェル(アネモネS:2着、452kg(-10kg) 中3週)<C><優先出走馬>
前走時点で10キロ減と、これ以上絞りたくない感じも1週前には強めに追われて好時計を計時と、出来は引き続き良さそう。あとはパドックでテンションが高くなるところがあり、さらに輸送もあるとこれまで以上に力みが強くなる可能性あり。

ミスヨコハマ(アネモネS:10着、464kg(+2kg) 中3週)<C><除外対象馬>
休み明け2戦目でこの中間も乗り込み豊富。併せ馬でも先着と、上積みが期待できそうな感触はあるが。

エミュー(フラワーC:1着、414kg(-2kg) 中2週)<D>
小柄な馬で使い詰め。この中間は、中2週で1週前に強めに追えず、さらに輸送もあるので状態面を気にする以上に馬体を減らさないことに神経を使わなくてはならず......。好状態にもっていくことはかなり大変になりそう。

ライトクオンタムシンザン記念:1着、428kg(+2kg) 3ヶ月)<A>
ルメール騎手は、馬の気持ちに逆らわず気分よく行かせての勝利。武豊騎手は、ディープ産駒の爆発力を活かす乗り方で直線大外一気の差し切り勝ちと、どちらも強い内容で能力の高さを見せてくれた。小柄な馬ということもあり、間隔を空けて臨む今回、2週前、1週前とCWを長めから追われて上々の時計を披露。動きを見ても、前進気勢が強く気持ちも乗ってきているので良好な仕上がりと言えるだろう。

メイクアスナッチ(フェアリーS:2着、436kg(+6kg) 3ヶ月)<D><除外対象馬>
休み休み使われてきた馬で、今回も3ヶ月ぶり。1週前追い切りではモタモタした走りで、仕上り途上という印象を受けた。

ユリーシャ(エルフィンS:1着、446kg(-8kg) 中8週)<C><除外対象馬>
坂路で好時計の出る馬だが、この中間は1週前にCWで長めからと調整パターンを変えてきた。もともとトレセンで多く追い切られるタイプではないが、今回は間隔が空きなおかつ絞りにくい寒い時期で本数も少ないということで、太めが残っているため変えてきたのかもしれない。動きを見ても終い伸びきれずという感じ。


                                                                                                                          

※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ライトクオンタムリバティアイランドペリファーニアの3頭をあげておきます。



◇今回は、桜花賞編でした。
桜花賞過去5年の連対馬(霧で1週前、最終追い切りと計測不能だったアーモンドアイを除く)の追い切り内容について調べてみると、最終追い切りが馬なりだった馬が6頭で残り3頭も一杯まではいかずG前仕掛けや直線強めと終い気合を入れる程度で3頭とも輸送の負担が少ない関西馬でした。1週前追い切りに関しては、馬なりでの追い切りの馬が少し多く、長距離輸送のある関東馬(栗東滞在馬は除く)は、1週前の時点で仕上がっていないと勝ち負けすることは厳しいでしょう。逆に、関西馬は1週前が馬なりでの追い切りでも、そこで少しでも重い感じがあれば最終追い切りでは強めに......といった過程の馬でも勝ち負けを演じられる傾向にあるようです。これらの調教データから、関東馬は1週前時点での仕上がり、関西馬は最終追い切り後の状態で判断することをおススメします。

桜花賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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コナコーストの口コミ


口コミ一覧

東京新聞杯

 🍀マリー 2024年2月4日() 21:33

閲覧 108ビュー コメント 0 ナイス 6

馬券を買わない私の興味は下記のことでした、、、。(-.-)y-゜゜

昨日、一勝クラスを勝ったペリファーニアがここで通用するのか…、、?
去年の3歳春にはしのぎを削ったコナコーストは、、、。

本日の内容を見ると、さすがに今すぐに通用するのは難しいかもしれない、、、。
が、時計の比較はあまり意味も無く、目安にしかすぎない、、。

コナコーストは早熟なのか、メンタルなのか…、、あまり走る気持ちが感じられない。
立て直しは苦労しそう。中途半端にオープンに残れたのがある意味不幸だったのかもしれない、、、。
今この距離ならコナより、ペリの方が強いのではないか、、。

ペリは今年の目標はオープン入り、来年は東京新聞杯あたりからVMを狙うのが、前半期の最大の目標になってくることでしょう、、。

 ken1 2024年2月4日() 16:56
東京新聞杯は上位人気に懸念要素はあったが上位全滅での波乱...
閲覧 79ビュー コメント 0 ナイス 2

★東京新聞杯 

近10年のデータから

★A……ZI値5位以内が9/10年連対、毎年3着以内、5位以下が連対8/10年
⇒○1位6マスクトディーヴァ、2位9ウンブライル、3位7ジャスティンカフェ、
13トゥードジボン、5位5ウインカーネリアン、16アヴェラーレ

★B……5人気以内が毎年連対
⇒○1人6番、2人7番、3人9番、4人5ウインカーネリアン、5人16アヴェラーレ

C……3着以内馬は、前2走で、aG1で3着以内4/30、bG2で3着以内5/30、
cG3で3着以内6/30、dOPで3着以内3/30、e3勝級勝ち7/30、
fOP以上で2人気以内2/30、例外3頭は、19年サトノアレス(18年2)
20年プリモシーン(前々走1人気4走前Vマイル2)
クリノガウディー(4走前中京記念2、朝日杯2)
※マイルG1連対かリピーター
⇒○a6,7,9番
  bなし
  c13番
  d2アスクコンナモンダ、11マテンロウスカイ
  e4ルージュリナージュ
  f16アヴェラーレ
  ★g5番

※D……○4歳 (4-5-4-27)10.0% 22.5% 32.5%
   5歳 (2-3-5-29) 5.1% 12.8% 25.6%
   6歳 (4-1-1-31)10.8% 13.5% 16.2%
   7歳上(0-1-0-31) 0.0% 3.1% 3.1%
※×4歳馬で当日7番人気以下(0-0-0-14)
※6才の6頭は、14年ホエールキャプチャ(Vマイル1)15年ヴァンセンヌ
(1~3勝級3連勝中)アルフレード(朝日杯1)16年スマートレイアー(秋華賞2)
22年カラテ(21年1着)23年ウインカーネリアン(関屋記念1)
=マイル重賞勝ちかG1連対
7才以上は16年エキストラエンドはリピーター
⇒○3,6,8,9,10,12,15番
 ▲(7番マイルCS3、ダービー卿2)16番(関屋記念1)
★ 5番(23年1)
 ×1番

※E……○牝馬(4-4-2-11)勝率19.0%連対率38.1%複勝率47.6%
    牡・セン(6-6-8-107)4.7%    9.4% 15.7%
※Vマイル1,秋華賞2,桜花賞2、
当該コース(2/0/1/0)で2走前3勝級勝ち、Vマイル2,フローラS2,秋華賞2,
=G1連対、東京重賞連対、コース適性あり
⇒○6番《秋華賞2)9番(NHKマイル2)12コナコースト(桜2)

★F……1枠(2-0-1-13)
   2枠(2-2-0-13)
   3枠(1-1-0-17)
   4枠(3-2-0-14)
   5枠(1-1-2-15)
   6枠(1-2-3-13)
   7枠(0-1-2-17)△
   8枠(0-1-2-16)△
※7番から内が毎年連対

※G……勝ち馬は、過去6年の優勝馬はいずれも前年以降の芝1600メートルでの3着内率が60.0%以上
⇒◎2,7,9,11,12,13番

※H……前走国内G1組の牝馬(4.2.1.2)牡馬セン馬(1.1.1.14)※10頭は前年夏以降重賞3着以内
あり、該当の牝馬なら(4/2/1/0)なしだと(0/0/0/2)
⇒◎6番
 ▲7番 
 △9番

※I……前走G3組3着以内馬8頭で、4頭は前走京都金杯3着以内、残り4頭は前々走で、
2頭は重賞で連対、2頭は本競走と同じ東京芝1600mのオープン特別か3勝クラスで勝利
⇒○13番(金杯3)
 ×1,3,4,8,10,12,14,15,16番

J……前走OP組は、前走のキャピタルSかニューイヤーSで2番人気以内、
かつマイル重賞の連対実績、またはマイルG1で3着以内か東京マイル重賞勝ち
⇒○なし



マイルG1実績では、朝日杯連対の3,10番がいるが成長性無いのか近走不振
9番はNHKマイル2着からだが過去好走例が無いせいかルメール騎乗でも3人気
マイルCS3着からの7番が有力だが、昨年も1人気で4着でここも2人気と絶対視されていない
が、1人気で連対2頭はいずれも4才なので、今年は巻き返しは可能か
1人気6番は、22年ファインルージュ同様、前走秋華賞2着からの臨戦だが、ファインルージュは
桜3着実績があったのに対して6番はマイル未出走で未知の距離で絶対視はリスクある

好走例多い4,5人気はリピーターながら7才で頭の無い5番と、京都金杯4着の前々走も
スワンS7着でデータ外の16番、ただし大外で頭は辛いが3走前関屋記念勝ちがあり
押さえは必要か
本来なら7人気以下で好走例無い4才馬だが、リバティアイランドと接戦した6番が
1人気ならば桜花賞でリバティアイランドの2着した12番が押さえが必要
更に前走マイルOP勝ちながらそこで3人気がネックな11番も今年のメンバーなら
押さえが必要

軸は、項目Gの勝てる馬の中から、項目A、B,D,Fを加味すると
7,9番だが、何故か13番が外目枠だけで嫌われて人気落としているのなら絶好の狙い目
勿論12番の巻き返しも可能性大で、6番があっさり勝つレースでは無いと考えたい

馬連(5,6、7)→9,11,12,13各三百円、ただし6,7,9,13番同士はカット、
5,7,16番同士もカットで計10点
三連複(5,6,7)=(9,11,12,13,16)各二百円、ただしオッズ40倍未満カット
6人気以下は1頭のみにして合計28点
三連単(7,9)→(5,6,7,9,12,13)→(5,6,7,9,11,12,13,16)
フォーメーション万馬券以上各百円、ただし6,7,9,13番同士の1,2着は無しで合計24点
複勝勝負は、超難解で絞れず見送り
≫≫1-5-8
5番が逃げる想定通りも6番が出遅れ、淡々と流れ後方差し馬には辛い流れ
好位の内から突いてきた1番が前の8番を抜き、粘る5番を交わしてゴール
番手マークの13番は早々に垂れて中団11番伸びず9番も垂れる
7,16番も後方まま、9,12番は明らかに太め残りだった
データ的には壊滅状態( ̄▽ ̄;)
1番は当該コース持ち時計1.31.7が最速で(1/2/0/1)コース適性あり3走前メイS勝ちが
ポイントだったか
8番はダービーで0.2差6着、4走前スプリングS2着、東京勝ちあって、鞍上がこのレース
(1/2/2/1)の岩田に乗り替わりだった
修正ポイントは、東京(特にマイル~二千)実績と持ち時計
4走前までの遡った実績、改めて内枠有利再認識
2番がハナ差4着ー前走OP3着なら東京マイル2着あるなら押さえが必要なのか
上位人気に懸念要素はあったが上位全滅での波乱までは読み切れず残念(ー'`ー;)

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 ちんぺー 2024年2月4日() 10:41
2月4日(日) 東京新聞杯 
閲覧 126ビュー コメント 0 ナイス 5

◎06番 マスクトディーヴァ
○07番 ジャスティンカフェ
▲09番 ウンブライル
△16番 アヴェラーレ
×11番 マテンロウスカイ
×12番 コナコースト

出走頭数が多く、上位複勝断層がないので、中波乱程度と想定する。

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2024年2月4日東京新聞杯 G316着
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