リューベック(競走馬)

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リューベック
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リューベック
写真一覧
現役 牡5 鹿毛 2019年4月16日生
調教師須貝尚介(栗東)
馬主金子真人ホールディングス 株式会社
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績11戦[3-1-1-6]
総賞金6,746万円
収得賞金2,500万円
英字表記Lubeck
血統 ハービンジャー
血統 ][ 産駒 ]
Dansili
Penang Pearl
ライツェント
血統 ][ 産駒 ]
スペシャルウィーク
ソニンク
兄弟 ディアドラオデュッセウス
市場価格6,600万円(2020セレクトセール)
前走 2024/02/10 洛陽ステークス (L)
次走予定

リューベックの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/02/10 京都 11 洛陽S (L) 芝1600 185107.0310** 牡5 56.0 酒井学須貝尚介 504
(+4)
1.33.3 0.734.7⑬⑫ドゥアイズ
24/01/13 中山 11 ニューイヤー (L) 芝1600 16234.828** 牡5 57.0 菅原明良須貝尚介 500
(-10)
1.32.8 0.534.4⑦⑦⑦パラレルヴィジョン
23/12/09 中京 11 中日新聞杯 G3 芝2000 175104.819** 牡4 57.0 吉田隼人須貝尚介 510
(+16)
1.59.6 0.834.9⑦⑦⑤⑥ヤマニンサルバム
23/02/26 中山 11 中山記念 G2 芝1800 1481458.096** 牡4 56.0 田辺裕信須貝尚介 494
(-8)
1.47.3 0.235.1⑦⑦④⑤ヒシイグアス
23/02/11 阪神 10 但馬S 3勝クラス 芝2000 13444.431** 牡4 57.0 武豊須貝尚介 502
(-4)
2.00.5 -0.033.2④④④④ゼッフィーロ
23/01/14 小倉 11 壇之浦S 3勝クラス 芝1800 16115.532** 牡4 57.0 吉田隼人須貝尚介 506
(+20)
1.47.4 0.135.8ウインピクシス
22/04/09 中山 11 NZT G2 芝1600 116711.563** 牡3 56.0 吉田隼人須貝尚介 486
(-8)
1.33.8 0.334.6⑤④④ジャングロ
22/03/06 中山 11 ディープ記念 G2 芝2000 113330.5106** 牡3 56.0 池添謙一須貝尚介 494
(+4)
2.01.1 0.635.8アスクビクターモア
22/01/22 中京 10 若駒S (L) 芝2000 7559.431** 牡3 56.0 池添謙一須貝尚介 490
(+18)
2.02.2 -0.235.0リアド
21/09/04 札幌 11 札幌2歳S G3 芝1800 10114.236** 牡2 54.0 横山武史須貝尚介 472
(0)
1.50.5 1.438.0ジオグリフ
21/07/18 函館 5 2歳新馬 芝1800 9771.411** 牡2 54.0 吉田隼人須貝尚介 472
(--)
1.51.4 -0.335.1ヒルノロワール

リューベックの関連ニュース

黒船賞を制したシャマル(栗・松下、牡6)は状態を見て、かしわ記念(5月1日、船橋、JpnⅠ、ダ1600メートル)を視野に入れる。11着のサンライズホーク(栗・牧浦、騸5)は、さきたま杯(6月19日、浦和、JpnⅠ、ダ1400メートル)が目標。

★神奈川記念3着のユティタム(栗・須貝、牡4)は、オアシスS(4月20日、東京、L、ダ1600メートル)へ。

★洛陽S10着のリューベック(栗・須貝、牡5)は、マイラーズC(4月21日、京都、GⅡ、芝1600メートル)に向かう。

【霧プロの重賞レースおさらい帳】弥生賞2024 皐月賞戦線はますます混沌! 伏兵コスモキュランダがマクリ一閃で重賞初制覇 2024年3月4日(月) 13:00


「え、えええ???」
弥生賞ディープインパクト記念のゴール後、こんな反応をしてしまったのは筆者だけではないだろう。そこそこ長くなった競馬歴の中でも、かなり上位と思わえる”訳の分からなさ”が、目の前の結果にはあった。

オッズは4強体制だった。
既にG1で結果を残していたシンエンペラーと、底知れぬ勝ち方で連勝中だったダノンエアズロックトロヴァトーレファビュラススターがほとんど横一線の人気を集めていた。それぞれがここまでに大物感のあるレースをしてきており、下位人気の馬たちとはスケール感の面でかなりの差があるように感じたのは確かだ。この中の誰かが勝つ……そうした想いを反映した人気順であったように思う。

しかし、その評価は伏兵のマクりによってあえなく散することになる。
コスモキュランダ。6番人気のこの馬が打った勇敢な押し上げが、レースを大きく動かした。直線に向いてもなお衰えない彼の末脚の前に、人気上位馬たちはついていくことすらできない。追われて追われて最終コーナーを乗り切ったシンエンペラーだけが前を目指したが、並ぶことすらできず。終わってみれば完勝と言っていい結果だった。

勝ったコスモキュランダはここが7戦目。ビッグレッドファームの出身らしく、実戦で叩かれ叩かれ成長してきたが、デビュー戦は勝ち馬から5秒近く離された最下位に終わったほどの馬だった。
それから逃げに近い先行策に目覚めて未勝利戦を勝ち上がったが、今度はゲート難が顔を出す。昇級後の2戦は特にその難しさが出た内容で、今回の人気上位馬たちの綺麗な戦績と比べると、印象点が悪くなるのは仕方のないところ。恐らくだが重賞制覇した今となってもなお、人気を集めにくい馬だろう。
それでも皐月賞を見据えた時、本番と同じ舞台で2戦続けて2分を切るタイムで走破しているというのは紛れもない事実。世代の中でもかなり高いレベルの物差し馬であるシンエンペラーを下したというのも大きい。
思えば父のアルアインも、皐月賞において9番人気という低人気を覆した馬。そんな父にとって、産駒の重賞初制覇がこうした伏兵によるものだったというのは、ある意味”らしい”結果と言える。父はそれからも中距離路線において一線級の走りを続けたが、本馬はこれからどのような戦績を刻むだろうか。能力の序列もはっきりしていない現状だが、今回の勝利は皐月賞の後に真の評価が定まることになりそうだ。

人気馬の中で唯一意地を見せたのが、2着のシンエンペラー
道中はインからロスの少ない運びを見せていたが、勝負を分けたのは機動力。コスモキュランダが動いた3コーナー以降、本馬も含めた他馬も追う構えを見せるが、その中でも本馬は特に鞍上の手が大きく動いていたにも関わらず、そのアクションに見合った押し上げを見せることができなかった。こうした不器用な面は以前から見せていただけに、本質的にはコーナーが緩くて直線も長い、いわゆる大箱コースのほうが走りやすいのかもしれない。
とは言え、賞金を十分に有する本馬にとっては、ここは試走感が強かったはず。皐月賞、そしてその先のダービーに向けて仕上がり具合も上げてくるはずで、ひとまずは及第点といったところか。

3着のシリウスコルトは、初の逃げの形でも結果を残してみせた。
これまでは差しに構えることが多かったが、以前から鞍上がゆったりした走りをする馬という評価をしていた馬。マイペースの逃げが叶ったことで、長所が存分に活きる格好になった。
前走のホープフルSでも6着に飛び込んでいるように、勝ち馬と同等、もしくはそれ以上に地味なイメージがあるが、着実に力は付けている。血統的にはダートを走っていても不思議なさそうで、今後も様々な舞台での活躍が期待できるのではないだろうか。

一方、無敗の戦績を引っ提げていた人気馬たちは、あまりにも脆かった。
ダノンエアズロックは序盤から行きっぷりが良すぎるくらいで、体調自体は悪くないように映ったが、直線を向く頃には完全に余力がなく、手前も替えていなかった。
前走からさらに増えた馬体がさすがに重すぎた、右回りや中山が合わなかった、距離が長い、神懸かっていた昨秋のモレイラ騎手の騎乗後だった等々、敗因候補はいくつも挙げることはできるが、どれも断定することはできない。筆者の受けた印象では、舞台適性と距離適性が大きな敗因であるように思えるが、今後のレース選択とそこで見せる走りで、ある程度の答えが出るように思う。

トロヴァトーレは1コーナーに入るまでにかなりエキサイトした走りを見せていたが、それ以降は落ち着きを取り戻したように映った。それでもダノンエアズロック同様、勝負所での手応えは完全に劣勢で、それまでに見せていた切れを思うと物足りない内容だった。
鞍上は3~4コーナーにおける馬場の悪さを敗因に挙げていたが、1コーナーまでのエキサイトぶりを見ると、これまでのソフトな調教内容とは時計の出方がだいぶ違う、かなり攻めた感じの追い切りを施したのもマイナスに出たかもしれない。血統的にも半兄のライツフォルや近親のリューベックフリームファクシがいずれも気性的にマイル近辺に高い適性を示していることから、本馬も本質的にはマイル寄りの馬なのかもしれない。

ファビュラススターは前走時に見せていた右回りへの不安が、レース中に増大。終始紙一重の走りで鞍上が制御に苦労していたし、直線では早々にモタれて前走以上にまともに追えず、ムチを入れることもできないでいた。走る毎に難しさが表に出てきている印象で、モタれる癖は右回りでも左回りでもお構いなし。調教では素晴らしい時計を刻んでおり、素材の良さは間違いないのだが、それを遥かに超える難しさも持つ。どのように立て直し、どのようなレース選択をしてくるのか、陣営の手腕が相当に問われそうだ。

レース自体は見た目にもスローな流れに映り、なおかつ馬場の悪さを敗因に挙げる陣営もあった中、走破時計はレースレコード。前述した人気馬の無抵抗ぶりも含め、なんとも不思議な感覚が残るレースだったが、これが皐月賞にどう繋がっていくのだろうか。現状、筆者の頭の中にはハテナマークが無数に飛び交っている。



(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。

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【洛陽S】リューベックの変わり身に期待 須貝師「マイルのペースはマッチしている」 2024年2月9日(金) 11:14

リューベックは長休明けから1番人気9着、2番人気8着と期待に応えられていない。「前走は直線で詰まった。(道中は)折り合って運べていたようにマイルのペースはマッチしている。力を出し切っていないから、ここは改めての気持ちだ」と、須貝調教師は変わり身を期待。3歳時にL若駒Sを勝ち、GⅡニュージーランドTで3着。能力は間違いなく上位だ。(夕刊フジ)

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【直撃取材!プロ予想家最速予想】東京新聞杯2024「豚ミンC」「回収率予報官」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る! 2024年2月1日(木) 11:00


毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第52回は東京新聞杯について回収率予報官プロ・豚ミンCプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。



回収率予報官ー独自開発したデータ分析ソフトで導き出された高回収率馬を予報!


ンジニア目線で競馬と真摯に向き合い、通常のAIと一線を画すデータ分析ソフトを構築。オリジナリティ溢れる理論で、出走馬の単勝回収率を予測する回収率予報官プロに東京新聞杯の予想をお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。

競馬全体の予測ではなく、東京新聞杯単体だと、牝馬をどう扱うかが鍵になりますね。

―今年はわりと多いですよね。

今年は全部で8頭登録しています。過去10年では4勝ですが、今回もその傾向が反映されるのかという部分。

―どう考えるべきですか。

東京新聞杯においては好成績ですが、競馬全体の傾向でいくと、冬期の牝馬は成績がふるわないわけですね。なので、今回の私の予測でも牝馬はあまり芳しくありません。

―それは期待値に重点を置いた予想法的に、「東京新聞杯の傾向から牝馬は能力以上に売れるだろうから嫌う」というイメージでいいですか。

いや、東京新聞杯の傾向から「牝馬の好走率が高いレースで過剰に売れるから嫌う」とか、「牝馬の好走率が高いレースだから素直に信頼する」とか、そこは個人の予想でいいと思います。ただ、私の予想法はレースごとの傾向をファクターに入れていないので、今からお伝えする予測に東京新聞杯の特性を加味して検討していただければと。

―なるほど。「競馬全体に関する予測」という観点を忘れずにと。それでは、狙える馬からお聞きしていいですか。

最も有利になるのはマテンロウスカイです。

―前走のリゲルSを勝っての参戦ですね。

そうですね。今回前走1着から参戦する馬が少ないですし、ちょっと目立ちますよね。その点から人気するのは嫌ですけど、そのほかの各ファクターはどれも良く、高い評価になります。

―具体的にどのあたりがいいですか。

ことごとく良いんですよね。まず、5歳馬である。5歳が一番活躍しやすいんですよ。そして出走間隔、これも中7週くらいが一番いいです。さらに前走で先行していて、タイムもいい。2走前4着、3走前9着ですが、これも先行かつタイムがいいので、条件が揃っている感じです。

―人気サイドでも、そこそこオッズがつきそうなのもいいですね。次点はどの馬になりますか。

次はダノンタッチダウンです。

―この馬は相当人気がないでしょうね。

前走8着、2走前11着、3走前4着と結果は良くありませんが、先行して頑張っていることと、タイムも着順ほど悪くないので、穴として期待するのはいいと思います。

―2桁人気でしょうし、期待したいです。騎手のファクターは入っていますか。

騎手単体のファクターは入っていませんが、乗り替わりの有無などは入っています。ただ、人気のある騎手は過剰に売れますから不利になりますよ。

―「本当か?」というオッズの時もありますからねえ。鞍上効果で。今回は北村友一騎手の継続ですが、継続騎乗はマイナスですか。

微妙にマイナスですね。乗り替わりでも好走率にほぼ影響はないのに、乗り替わると人気が落ちますから。

―反対に言うと継続騎乗の安心感で売れるのでしょうね。ほかにも有利が大きい馬はいますか。

もう1頭挙げるなら、フリームファクシですね。この馬も近走の着順こそふるいませんが、それに比べタイムはいいですし、それ以外のファクターも有利に出ています。

―前走は外枠でしたしね。反対に狙えない馬もお願いします。

確実に消しなのはマスクトディーヴァです。

―おお、ダメですか。牝馬と、距離短縮とかですか。

距離短縮は良いのですが、休養明けで前走2着、2走前1着、3走前1着と成績が良く、ローズSはレコード勝ちですし、先行ではなく差しですから、消す条件が揃っている感じですね。

―買われる要素が全部揃っているわけですね。

そうです。間違いなく過剰人気になるだろうと。はっきりと消しですね。逆に言えば、他の馬はチャンスです。

―「負けつつタイムがいいから狙える」みたいな話がありましたよね。このレコードはダメなわけですか。

マスクトディーヴァは勝っているんで。

―ああ、レコードで勝っているから余計に売れるけど、いいタイムだけど負けているから必要以上に売れないと。

しかも、ローズSは9月の牝馬が力を出しやすい時期ですからね。もちろん能力があるのは認めますが、オッズ的には消しです。

―ほかにも消せる馬はいますか。

これも牝馬になってしまいますけど、アヴェラーレウンブライル。この2頭も良くありませんね。

―木村厩舎の2頭ですね。

アヴェラーレは間隔が短く、馬体重が軽く、差し馬である点も歓迎できません。まあ、ひとつひとつのマイナスは微々たるもので、決して差し馬だから買うなということではないわけですが、マイナスの条件が重なるとどうしても不利になってしまいます。

―なるほど。ウンブライルも完全に差し馬ですものね。

あと、休養明けも割引材料です。

―最後に人気なるであろう、ジャスティンカフェはどうでしょうか。

可もなく不可もなくですね。前走の内容は良かったですし、ローテもいいですけど……まあ、そのくらいです。


取材後記:仮に牝馬で狙うならコナコーストサウンドビバーチェとのこと。人気薄からも複数名前が挙がり週末が楽しみです。


豚ミンCー庶民にやさしく、効き目抜群ですぐはつらつ!その“神眼“で見抜く◎!!


10年間の厩務員生活を経て、友人のすすめをきっかけにプロ予想家へ。レースリプレイの検証で妙味ある穴馬を見抜く豚ミンCプロに東京新聞杯の予想についてお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。

う~ん、よく分からないというのが正直なところですね……。特に前に行った馬が有利とか内枠だから有利とかもそこまで無いとの印象なので。その時に合った馬をいかに選べるかではないかなと。まあ、いつも言っているように、うまく乗られる馬がいいです。というわけで、ポイントは「うまく乗ってもらえる馬を選ぶ」となってきますかね^_^;

―東京マイル適性が高いと思う馬はいますか。

どの馬も府中は走りやすいと思うので、よほど左回りがダメな馬でなければ、みな上昇するチャンスだと考えています。

―なるほど、例外なくと。人気想定のマスクトディーヴァは初マイルですが、その点はいかがでしょう。

レースを見る限り問題ないですよね。お母さんもビハインドザマスクの系統ですしね。2000m前後がベストかもしれませんが、マイルから2400mくらいまでこなせる、かなり万能な馬とは思っています。

―古馬初対決ですが、能力的に問題はありませんか。

リバティアイランドジャパンCでの走りを見ると、通用すると考えるのが普通でしょうけど、それでいいと思います(笑)。ローズSで本命にしたように元々評価していた馬で、負けたのは不利のあった忘れな草賞と前走の秋華賞だけなので、今回どれくらいやれるか楽しみですよね。(有馬記念ハーパーでの弱気な乗り方を反省していれば、この馬の主戦という観点でも)岩田望来騎手のG1制覇も近いと思います。

―もう1頭、こちらはマイルに戻るサクラトゥジュールはどうでしょうか。折り合い面では良さそうな気もしますが、今回のメンバーでも期待できるでしょうか。

期待しかないですよ!

―おお(笑)。

そもそもなんでこの馬を中距離使うんですか? 1800mでも勝っていましたが、3年前の3月にスピカSを使いましたよね。あのレースを見れば「ちょっと長いかも」と感じるはずなんですよ……。力のある馬であることとハマった部分もあり、3勝クラスを2000mで勝ったのが運の尽きでしたよね。2000mでもやれると勘違してしまいますから。

―次走も2000mを使っていますね。

一応1800mは守備範囲なので、メイSも勝ちましたが、3勝クラスVと同様、「これだけうまくいけば勝ちますよね」という競馬。その後、久しぶりにマイルを走ったニューイヤーSでは自信の本命でしたが、ノルカソルカがまったく行かず、ドスローのなか、その後重賞を勝つウイングレイテストの2着。流れていれば差し切っていたはずで、マイル以下がベストだと思っています。前走の中山金杯も、この難しい馬にキング騎手のテン乗りに加え2000mですから。絶対ゴタゴタするだろうと見ていたら案の定でした……。

―マイルに戻ると、軸までありますかね。

ベストのマイルで上昇の余地十分、かなり期待の1頭ですが、外枠だとかなり乗り難しいので、内枠という条件つきでありえます。キング騎手も、前走の後半は雰囲気良く進めていましたし、「マイルで内枠ならチャンス」と考え、乗ってくると思いますよ!

―この馬が外枠に入った場合の軸候補はいかがでしょう。

京都金杯が外枠の不利で好走止まりだったアヴェラーレか、フリームファクシを考えています。それか、ウインカーネリアンウインカーネリアンの前走は海外でも先手を取り、自分の競馬ができましたが、さすがに厳しかったかなと。今回はほかに行く馬もいますよね。ただ、よくあるポツン2番手みたいになれば、逆に展開的に楽になって連覇もあるかもしれません。

ジャスティンカフェはそこ(軸候補)には入りませんか。

何度も言及していますが、この馬は〝影の阪神C最強馬〟です。直線の短い競馬場で切れるので、府中だと乗り方次第。昨年のエプソムCのような謎の強さを発揮しない限り飛んでくれると信じています(笑)。でも、強い馬なので資金に余裕のある方は無理に外さなくてもいいのかなと。

―ほか、穴っぽいところで期待できそうな馬がいればお願いします。

無理に挙げるなら、ルージュリナージュでしょうか。前走は出遅れて外を回りながらも、しまいまで脚を使っていましたので。まあ、今回も恵まれればでしょうから、連系の押え程度かなとは思いますが。あとはラヴェル。左回りか府中か、どちらかが大好きな可能性があり、一応リバティアイランドに勝った舞台ですし、1番強い競馬をしたのはオークスでこれも府中。人気がなければ狙いたいです。

―最後に、挙がった馬以外に注目馬がいればお願いします。

ウンブライルリューベックです。ウンブライルは、少し時計がかかったほうが良さそうで、そこまで強く感じないんですけどね。今年の私のテーマは『重賞はルメール騎手』。鞍上だけで注目するしかありません。AJCCも厳しいかなと思うクロミナンスをもってきましたし、シルクロードSのエターナルタイムも勝つかもしれません(※同レース前に取材・回答いただいています)。今回も、結局レース後に「何も考えず、ルメール騎手でいいじゃん」と言ってそうですね(笑)。リューベックは、中山記念の内容がよく中日新聞杯、ニューイヤーSと連続で本命にしましたが、まず2走前は休み明けと距離かなと。そして前走は直線で前が詰まって消化不良のレースになりました。特に前走は私と菅原騎手の相性の悪さを露呈したようなレースで、菅原騎手はよくそういった進路迷いで勝ちを逃すことが多いんですよねぇ……。


取材後記:リューベック凡走理由の詳細と、それに関連する菅原騎手の騎乗スタイルについてはまだまだ語り切れていない部分があるのですが、今回は記事の都合上、残念ながらここまで……。いつか『レースV職人 豚ミンCの爆穴はコレ!』あたりで思う存分語っていただきましょう。


以上、プロ予想家2名の東京新聞杯への見解と注目馬を紹介しました。多数の馬の名前が挙がり最終結論にも要注目、そんな様相の一戦ですね。


(文・垣本大樹)

⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
豚ミンCプロの最新予想ページはこちら
回収率予報官プロの最新予想ページはこちら

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



3月20日(日)中山11R 第71回フジテレビ賞スプリングステークス(3歳G2・芝1800m)


【登録頭数:15頭】(フルゲート:16頭)


ソリタリオ(前走482kg(+4kg)、中9週)<A>
この中間も乗り込み豊富で坂路で好時計を連発。右回りも、1800mの距離も、コーナーを4つ回るコースも初めてとなるが、個人的に中山のこのコースは向いているイメージがある。

リューベック(前走494kg(+4kg)、中1週)<C>
前走時のパドックでは馬体が増えていたが、キビキビとした動きで素軽さが感じられ、上積みが窺えた。前走後の翌週金曜から坂路で軽めを乗り始めたが、先週火曜以降は時計を出してないので出走には消極的な感じ。

アサヒ(前走510kg(+12kg)、中4週)<B>
休み明けの前走時は、追い切りでは動きは良かったが馬体に少し余裕があり、レースでは出遅れ。スイッチがしっかり入っていないところもあったかもしれない。この中間の追い切りでは、南Wで前走以上の動きを見せ好時計と、前走を使われ叩き2戦目での上積みはありそう。

アライバル(前走498kg(+16kg)、中8週)<C>
この中間、1週前追い切りでは休み明けの前走時以上に力みのある走り。前走はレースでもそんな面を見せていて、ワンターンら問題ないがコーナー4つのコースでは不安が残る。

ドーブネ(前走480kg(+12kg)、3ヵ月)<D>
朝日杯FSからの休み明け。1週前は武豊騎手が騎乗して単走での追い切りだったが、全体的に物足りない内容。力強さがなく気持ちは前に行っているがそれに馬体がついていけていないといった動きに映った。

ビーアストニッシド(前走470kg(+4kg)、中4週)<B>
未勝利勝ち後に3戦連続重賞で好走。この中間は坂路での調整で、2週前、1週前と好時計が出ていて出来は前走以上。

サトノヘリオス(前走478kg(+6kg)、中11週)<B>
前走時は間隔が詰まっていたので軽めの調整だったが、この中間は休み明けで1週前は強めに追われ力強い動きを見せてきた。ただ、全体的に硬さのある走りでもあった。

トーセンヴァンノ(前走480kg(-2kg)、中2週)<D>
昨年の東スポ杯から使い詰めで5戦。ここ3戦は、馬体も減り続けていて前走時もこれ以上減らしたくない馬体だった。この中間、1週前追い切りでは時計平凡で併走遅れと上積みはなさそう。

アルナシーム(前走426kg(-6kg)、中3週)<A>
休み明けの前走時は、しっかり乗り込まれパドックでも落ち着きがあった。レースでも、行きたがる面を初騎乗の福永騎手が何とかなだめて直線まで我慢できた点は大きい。この中間も、1週前追い切りに福永騎手が騎乗して折り合い重視の好内容を披露。多少の力みはあったが、しっかりと折り合いがついて息ピッタリといった感じ。

エンギダルマ(前走506kg(+12kg)、中7週)<B>
未勝利勝ちの前走から、この中間も南Wで好時計。1週前追い切りでは、追われたのは終い1Fのみだが大外を回ってのこの時計は優秀。

オウケンボルト(前走456kg(+4kg)、中2週)<B>
前走では坂路で好時計が出ていて◎にした馬。この中間は間隔も詰っていて1週前は馬なりでの調整も、重心が低い走りで時計以上に良い動きだった。

グランドライン(前走514kg(±0kg)、中11週)<B>
ホープフルSからの休み明けで乗り込み量は豊富。坂路、南Wと好時計も出ていて順調な調整内容も、大きな馬で馬体をどこまで絞りきれるか。

サノラキ(前走492kg(-4kg)、中9週)<C>
前走が3戦目での未勝利勝ちも、パドックではぷっくりとして見せていて、まだまだ絞れそうな馬体だった。間隔は空いているが乗り込み量は少ない。走りを見ると首が高いので、ダート向きな面は強く今回初芝でこの相手では厳しそう。

ディオ(前走486kg(+6kg)、中4週)<A>
デビューから4戦ワンターンのコースばかりを使われてきている馬で、前半行きたがる面を見せてしまうところがある。今回コーナー4つのコースで、内枠にでも入ってうまく息を入れる競馬ができれば、先行力はある馬なので良い競馬になりそう。出来に関しても、使われるごとに坂路での時計が良くなってきていて状態面での上積みもうかがえる。

ニシノスーベニア(前走522kg(-6kg)、中2週)<C>
使い詰めで、この中間は土曜日に南Wで前走時並みの時計をマーク。ただ、内めを走ってのもので状態は平行線といったところだろう。


※今回のこのコラムで中間の状態からの推奨馬は、ソリタリオアルナシームディオの3頭をあげておきます。


◇今回は、フジテレビ賞スプリングS編でした。
3月に入りJRAでは新人騎手がデビュー。ウマニティでもプロテストの合格者が決定してデビューに向けて準備しているところだと思います。当たり前のことですがジョッキーもプロのスポーツ選手も競馬の予想家も、プロになることが目標ではなくプロになって何をやりたいかだと思います。
私の場合は、コラムを書かせてもらったり、イベントに出演させてもらったり、協賛レースを開催させてもらったり、競馬雑誌に載せてもらったりと、プロになってやりたいことを一つ一つ実現させてもらっています。まだまだ実現できていないことは山ほどありますが、正直、中央・地方と予想を販売しながらなので、時間がいくらあっても足りないくらいです。それでも、好きなことを好きなだけやらせてもらっているので、とても充実した日々を過ごしています。プロ予想家というのは予想を販売している以上結果を求められますし、今の時代はSNSで人の心の声が活字となって見たくないものまでも目に入ってきてしまうこともあり、芸能人やスポーツ選手なども含めメディアに出ている人たちは殊更に精神的な強さがなくては心が折れてしまいます。
それでも、ウマニティのプロにはプロでなければ味わえない嬉しさや達成感など良いことはたくさんあるので、それぞれの個性を最大限に発揮して思いきりプロ予想家という仕事を楽しんで頂きたいと思います。そして。ウマニティ内にとどまらず、ウマニティをもっと世間に広めていくような幅広い活躍を期待しています。

スプリングS出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2022年3月3日(木) 12:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 弥生賞ディープインパクト記念2022 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



3月6日(日) 中山11R 第59回報知杯弥生賞ディープインパクト記念(3歳 G2・芝2000m)


【登録頭数:12頭】(フルゲート:18頭)

ドウデュース(前走496kg(-10kg)、中10週)<B>
休み明けのこの中間は、併せ馬で内に併せて強めの調整。CW・坂路と終い速い時計は出ているが、追われてから重心が高い走りになっている。前走時のような状態までは、まだ出来てきていないか。本番前の叩き台で、やや余裕残しの印象。

マテンロウレオ(前走476kg(-2kg)、中3週)<A>
きさらぎ賞から中3週で迎える。1週前追い切りでは坂路をスイスイと駆け上がり、力強さはないもののバネがある感じで、出来は引き続き良さそう。

ジャスティンロック(前走488kg(-2kg)、3ヵ月半)<A>
休み明けで、この中間も乗り込み量は豊富。土曜日にしっかりした追い切りを行う厩舎で、3週連続併せ馬で先着。終いの時計も優秀で仕上りは良さそう。

インダストリア(前走494kg(+10kg)、中8週)<B>
前走は全体的にそれほど良くは見えなかったが、それでも直線一気の脚で力が違った。この中間も南Wで好時計が出ていて状態面での上積みは感じる。一瞬の切れる脚がある馬なので、早仕掛けにならなければ最後は伸びてきそう。

リューベック(前走490kg(+18kg)、中5週)<A>
休み明けの前走時は追い切りでも好時計が出ていて、パドックでもリラックスしている感じで仕上りは良かった。この中間も追い切りには池添騎手が騎乗して3週連続CWで好時計と、さらなる上積みが窺える。

ロジハービン(前走528kg(+2kg)、中6週)<C>
休み明け。追い切りの動きを見るとまだ重い感じで、終い伸びきれず。

ラーグルフ(前走496kg(+14kg)、中9週)<C>
前走は休み明けで追い切りでは好時計が出ていたが、パドックではまだ馬体に余裕がある感じだった。この中間も休み明けの一戦となるが、1週前の動きを見るとこちらも重さが抜けきらない動き。

アスクビクターモア(前走478kg(+10kg)、中8週)<A>
休み明けの前走を勝って、この中間も南Wで好時計が出ている。動きを見ても重心が低い走りで力強さもあり、前走以上の出来への期待感あり。

ボーンディスウェイ(前走494kg(+4kg)、中9週)<B>
間隔が詰まってのレースでは成績が良くないが、それでも前走はG1で勝ち馬から0.5秒差の5着と好走。この中間は中9週のローテとあって、2週前、1週前と南Wで併せて終い好時計で先着と、前走以上の内容。

アケルナルスター(前走454kg(±0kg)、中2週)<B>
前走時は追い切りもパドックも悪い感じはなかったが、終いの脚が使えなかったので道悪が影響したのかもしれない。中2週のこの中間は、日曜日に坂路で時計を出していて、調子落ちは感じられない。

ジャスパージェット(前走480kg(+6kg)、中1週)<D>
年明けから3戦使い詰めで前走から中1週と厳しいローテーション。芝で相手も強くなり、前走以上に厳しい戦いになる。

メイショウゲキリン(前走506kg(-4kg)、中3週)<B>
前走は急遽参戦もマイペースの競馬で粘り込み3着。大きな馬で前走時のパドックではまだ硬さも残した感じで、まだまだ良くなる余地はありそう。


※中間の状態からの本コラム推奨馬は、リューベックジャスティンロックアスクビクターモアマテンロウレオの4頭をあげておきます。



<出走予定馬の近走追い切り参考VTR(札幌2歳S/京都2歳S/朝日杯FS/ホープフルS/きさらぎ賞)>

<札幌2歳S>


<京都2歳S>


<朝日杯FS>


<ホープフルS>


<きさらぎ賞>




◇今回は、弥生賞編でした。
今年の弥生賞のメンバーを見ると頭数は12頭と多くはないものの朝日杯FSの勝ち馬ドウデュースを筆頭に京都2歳S、きさらぎ賞の重賞勝ち馬。オープン特別からもジュニアCに若駒Sの勝ち馬とホープフルS上位馬にその他の路線での好走馬と皐月賞、ダービー出走を目指してかなり激しい戦いになりそうです。中間の状態を見ると出来の良さそうな馬が多くトライアル戦はこうであってほしいと思う好メンバーで本番に向けて今年は楽しみな一戦となりそうです。

弥生賞ディープインパクト記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年2月3日(木) 14:15 くりーく
くりーくの中間調教チェック きさらぎ賞2022
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



2月6日(日) 中京11R 第62回きさらぎ賞(3歳G3・芝2000m)

【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)


リューベック(前走490kg(+18kg)、中1週)<B>
長期休み明けの前走時は、+18キロも太め感はなくスッキリした感じで出来は良かった。出走回避の予定で、この中間は中1週で軽めの調整となっているが、前走の仕上りなら出走してきた場合力は出せそう。

アスクワイルドモア(前走474kg(+12kg)、中5週)<C>
休み明けの前走時、パドックでは馬体に余裕があり緩さが残る感じだった。この中間もCWでは好時計が出ているが、坂路での時計は物足りなく映った。ガラッと良くなるというよりは、使われつつ良くなるタイプではないか。

トーセンヴァンノ(前走494kg(-4kg)、中2週)<D>
年明けを2戦使い、前走時のパドックでは馬体重は減っていたが動きも硬く物足りない印象。この中間も間隔は詰まり、南Wでの時計も目立たず。

エアアネモイ(前走520kg(初出走)、中6週)<A>
かなり大きな馬だが、デビュー前の追い切りでは重心が低く機敏な動きを見せていた。パドックでも柔らかい動きと、能力、仕上りの良さは抜群だった。この中間も坂路、CWと前走以上の好時計が出ていて、上積みが期待できそう。

シェルビーズアイ(前走472kg(±0kg)、中5週)<B>
前走時の追い切りでは速い時計は出ていたが併走遅れが多く、新馬戦当時よりも物足りない印象を受けた。この中間は、1週前にCWで長めから併せ馬で追われて好時計で先着と、良好。

ショウナンマグマ(前走504kg(+10kg)、中8週)<C>
この中間は間隔を空けて乗り込み量も豊富。もうひと伸びほしい感じもするが、長めから速い時計も出ていて好仕上り。

ストロングウィル(前走480kg(-2kg)、中6週)<B>
未勝利勝ち後のこの中間は、3週連続追い切りで好時計。やや首が高い走りをするが出来は引き続き良さそう。

セルケト(前走484kg(-2kg)、中3週)<C>
前走時のパドックでは毛艶は良かったが、馬体が絞れていたというよりトモの筋肉が寂しく映った。この中間は1週前に3頭併せで追い切られて馬なりで先着と、出来はキープできている。

ダンテスヴュー(前走458kg(±0kg)、中10週)<A>
前走時は追い切りではそれほど目立つ時計が見られず、パドックでも気合い乗りがイマイチで緩さの残る馬体だった。引き続き乗り込み豊富なこの中間、CWでは3週連続好時計で先着と前走時とはかなり違ってきていて、変わり身が窺える。

フォースクエア(前走474kg(初出走)、4ヶ月)<A>
デビュー前は併せ馬でCWを長めからという内容が多かった馬。休み明けのこの中間は坂路での追い切りが中心で、好時計を連発と仕上がりに好感。

マテンロウレオ(前走478kg(+4kg)、中5週)<A>
前走時は追い切りで抜群の伸び脚を見せていたが、レースでは終い伸びてはいるものの勝負どころからエンジンがかかるまでに時間を要してしまっていた。この中間は2週連続併せて先着と、前走を叩いての上積みに期待がもてる。

メイショウゲキリン(前走510kg(+8kg)、中2週)<C>
調教ではデビュー前から好時計が出ていた馬で、ここ2戦は少頭数の芝の特別戦で逃げて粘り込む内容。この中間は間隔が詰まっていて軽めの調整も、前走時のパドックではキビキビとした動きで仕上りは良かったので調子落ちはなさそう。

レヴァンジル(前走488kg(+18kg)、中4週)<B>
前走では+18キロでも、しっかり乗り込まれていたためかパドックでの見た目に太め感はなく、馬体のバランスが良くなっていた。この中間も南Wで好時計が出ていて、叩き2戦目での上積みが感じられる。


※今回のこのコラムからの推奨馬は、エアアネモイマテンロウレオダンテスヴューフォースクエアの4頭をあげておきます。



◇今回は、きさらぎ賞編でした。
今年も遅めの始動となりましたが、よろしくお願い致します。
まずは、昨年末の第4回河内一秀記念、第6回ウマニティ杯くりーく賞では、たくさんの皆さまにレースを盛り上げて頂きありがとうございました。毎年雪で中止のリスクが伴う時期での開催で、当日まで違う意味でハラハラドキドキしてしまいますが、昨年は河内さんが空の上で天気を調整してくれているかのような好天のもと無事に開催されました。毎年競馬場でこの2つのレースを観ていると重みが増してきている感じがするのも、たくさんの皆様のご協力があってのもの。感謝の気持ちを忘れずに、今後もコツコツと積み重ねていきたいと思っています。

今年のきさらぎ賞は、登録馬段階から重賞勝ち馬がいません。近年はステップレースを使わず、G1レースに直行する馬が多くなっていることが影響していたり、時期的なものもあると思います。一方で、遅くデビューしてきた馬や賞金を加算したい馬にとっては、チャンスが増えているとも考えられる部分。ぜひ、能力のある馬には大きなレースに出走できるこのチャンスを活かしてもらいたものです。


きさらぎ賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2021年10月6日(水) 17:45 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2021) ~第8回注目馬ランキング上位馬の近況
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 秋季競馬の開幕戦にあたる4回中山・5回中京が先週いっぱいで幕を閉じ、今週末からは4回東京・4回阪神・5回新潟がスタート。ちなみに、阪神競馬はここから11月6日開幕の5回阪神、12月4日開幕の6回阪神と、3か月連続で開催されます。6回阪神では12月12日に阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳G1・阪神芝1600m外)が、12月19日に朝日杯フューチュリティステークス(2歳G1・阪神芝1600m外)が施行される予定。連続開催でダメージを受けた馬場への適性もポイントになりそうです。
 例年と同じく、9月中旬から10月中旬までの間に施行されるJRAの2歳重賞は、今週末10月9日のサウジアラビアロイヤルカップ(2歳G3・東京芝1600m)のみ。G1シーズンのスタートと重なっていることもあり、一時的にPOGへの関心を失っている方も少なくないでしょう。しかし、スペシャル以外の各ワールドでは今後も仮想オーナー募集枠が順次解放される予定。現状のラインナップを見直し、改めて手駒を揃えるのにはちょうど良いタイミングかもしれません。

 今回は、2歳戦が開幕する直前の時点における注目POG馬ランキング(2021/06/05 01:00更新)の上位100頭を対象として、各馬の近況をまとめてみました。今後の入札を検討するうえでの参考資料としてご活用ください。

 既にJRAのレースで勝ち上がりを果たしている馬は32頭。ちなみに、注目POG馬ランキングでベスト10入りを果たしていた馬は3頭だけです。まだまだ序盤戦の最中とはいえ、早期勝ち上がりの難しさを改めて実感しますね。

●2位 コマンドライン(コンドコマンドの2019) 1戦1勝
●3位 ダンテスヴュー(クロウキャニオンの2019) 2戦1勝
●6位 レッドベルアーム(レッドファンタジアの2019) 1戦1勝
●14位 ベルクレスタ(ベルアリュール2の2019) 2戦1勝
●21位 フィデル(ラッキートゥビーミーの2019) 1戦1勝
●22位 リアグラシア(リアアントニアの2019) 3戦1勝
●24位 ハイアムズビーチ(ユキチャンの2019) 2戦1勝
●25位 トゥデイイズザデイ(キトゥンズクイーンの2019) 1戦1勝
●26位 ソネットフレーズ(ボージェストの2019) 1戦1勝
●29位 キラーアビリティ(キラーグレイシスの2019) 2戦1勝
●32位 アライバル(クルミナルの2019) 2戦1勝
●35位 ブラックボイス(ソングライティングの2019) 2戦1勝
●36位 ホウオウプレミア(アドマイヤテンバの2019) 1戦1勝
●39位 クレイドル(オーマイベイビーの2019) 2戦1勝
●44位 リューベック(ライツェントの2019) 2戦1勝
●50位 グランディアディアデラノビアの2019) 2戦1勝
●51位 サトノヘリオス(エアマグダラの2019) 2戦1勝
●53位 メリトクラシー(メリオーラの2019) 2戦1勝
●55位 スタニングローズ(ローザブランカの2019) 3戦1勝
●59位 プルパレイ(マイジェンの2019) 3戦2勝
●61位 ヴァーンフリート(ロスヴァイセの2019) 1戦1勝
●64位 アバンチュリエ(パンデイアの2019) 1戦1勝
●66位 ステルナティーア(ラルケットの2019) 1戦1勝
●67位 モンゴリアンキング(Minoretteの2019) 1戦1勝
●69位 セリフォス(シーフロントの2019) 2戦2勝
●73位 スリーパーダ(シンハリーズの2019) 2戦1勝
●74位 ロムネヤ(ヤンキーローズの2019) 1戦1勝
●78位 ルージュラテール(レッドメデューサの2019) 2戦1勝
●84位 グランアプロウソ(Fiduciaの2019) 1戦1勝
●87位 ミント(ビートマッチの2019) 1戦1勝
●89位 フェズカズマ(シナジーウィスパーの2019) 2戦1勝
●100位 コラリン(モルジアナの2019) 3戦2勝

 本賞金額はセリフォス(シーフロントの2019)が3800万円で単独トップ。2220万円のコラリン(モルジアナの2019)が単独2位、1900万円のスリーパーダ(シンハリーズの2019)とアライバル(クルミナルの2019)が3位タイでした。4頭ともデビュー当初からそれなり注目を集めていましたが、人気の中心と言えるほどではなかったので、今後の入札においては面白い存在となりそう。伸びしろがありそうで、なおかつ実績のわりに手頃な価格で落札できそうな雰囲気なら、積極的に狙っていくべきかもしれません。

 デビュー済み、かつ未勝利の馬は35頭。デビュー戦で期待を裏切ってしまった評判馬など、入札における人気が急落した馬もいるので、あえてこの辺りを狙ってみるのもひとつの手でしょう。

●1位 コリエンテス(イスパニダの2019) 1戦0勝
●4位 アグリ(オールドタイムワルツの2019) 1戦0勝
●5位 レディナビゲーター(レディスキッパーの2019) 2戦0勝
●9位 グットディール(マリアヴァレリアの2019) 1戦0勝
●11位 ラクスバラディー(リッチダンサーの2019) 3戦0勝
●13位 スパイダーバローズ(マラコスタムブラダの2019) 1戦0勝
●15位 マイシンフォニー(テディーズプロミスの2019) 3戦0勝
●17位 アドマイヤラヴィ(アドマイヤミヤビの2019) 1戦0勝
●18位 ソクラテス(ブルーダイアモンドの2019) 1戦0勝
●23位 プルサティーラ(カヴァートラブの2019) 2戦0勝
●31位 フォーグッド(ウィキッドリーパーフェクトの2019) 1戦0勝
●38位 ママコチャ(ブチコの2019) 2戦0勝
●40位 ダノンアーリー(ファイネストシティの2019) 2戦0勝
●41位 メトセラ(ドナブリーニの2019) 1戦0勝
●42位 アカデミー(イサベルの2019) 1戦0勝
●45位 ダノンフォーナイン(タミーザトルピードの2019) 1戦0勝
●47位 ヴァラダムドラー(バラダセールの2019) 1戦0勝
●48位 サトノアヴァロン(サトノシュテルンの2019) 1戦0勝
●49位 セレブレイトガイズ(ライフフォーセールの2019) 1戦0勝
●58位 ティーガーデン(ルミナスパレードの2019) 1戦0勝
●60位 エルバリオ(インナーアージの2019) 3戦0勝
●62位 ローマンネイチャー(キューティゴールドの2019) 1戦0勝
●72位 ウラヤ(Wadiの2019) 1戦0勝
●75位 ナインティゴット(フルマークスの2019) 3戦0勝
●76位 ショウナンハクラク(Shonan Adelaの2019) 2戦0勝
●77位 グールドベルト(アナンジュパスの2019) 1戦0勝
●79位 ライラスターハープスターの2019) 1戦0勝
●81位 インプレス(ベアトリス2の2019) 1戦0勝
●88位 ソリダリティ(ミュージカルロマンスの2019) 1戦0勝
●91位 フォアランナー(ジュモーの2019) 1戦0勝
●92位 プレミアムスマイル(ジンジャーパンチの2019) 1戦0勝
●93位 アンジーニョ(ポルケテスエーニョの2019) 2戦0勝
●95位 ロジマギーゴー(ゴーマギーゴーの2019) 3戦0勝
●98位 ダグザ(タリサの2019) 2戦0勝
●99位 フェニックスループマルセリーナの2019) 1戦0勝

 残る32頭は現時点で未出走。もっとも、JRA-VANによると下記の13頭は10月5日時点で入厩済みとなっていました。おそらく近日中にデビューするでしょうし、ひと通りチェックしておいた方が良さそうです。

●8位 アルファヒディ(ドバイマジェスティの2019) 0戦0勝
●16位 スタニングスター(Stacelitaの2019) 0戦0勝
●19位 ショウナンアデイブ(シーヴの2019) 0戦0勝
●20位 サンセットクラウド(ロードクロサイトの2019) 0戦0勝
●27位 リアド(タイタンクイーンの2019) 0戦0勝
●30位 エリカヴィータ(マルシアーノの2019) 0戦0勝
●46位 チェルノボーグ(コンテスティッドの2019) 0戦0勝
●56位 ラスール(サマーハの2019) 0戦0勝
●65位 ダノンギャラクシー(ベネンシアドールの2019) 0戦0勝
●82位 エピファニー(ルールブリタニアの2019) 0戦0勝
●83位 グルアガッハ(マネーキャントバイミーラヴの2019) 0戦0勝
●90位 アートハウス(パールコードの2019) 0戦0勝
●96位 レイフル(シェルズレイの2019) 0戦0勝

 未出走、かつまだ入厩していない注目POG馬ランキング上位馬は下記の通り。

●7位 パラレルヴィジョン(アールブリュットの2019) 0戦0勝
●10位 ディーンズリスター(ラヴズオンリーミーの2019) 0戦0勝
●12位 アストロフィライト(ウェイヴェルアベニューの2019) 0戦0勝
●28位 ピエドラデルーナスイープトウショウの2019) 0戦0勝
●33位 サリエラ(サロミナの2019) 0戦0勝
●34位 カラパナブラック(ウリウリの2019) 0戦0勝
●37位 フィアレスデザイア(ヒルダズパッションの2019) 0戦0勝
●43位 ブレスク(パララサルーの2019) 0戦0勝
●52位 マリーナドンナジェンティルドンナの2019) 0戦0勝
●54位 サンドレス(ツルマルワンピースの2019) 0戦0勝
●57位 ヴァンガーズハート(ケイティーズハートの2019) 0戦0勝
●63位 ライラックワイン(ライラックスアンドレースの2019) 0戦0勝
●68位 ショショローザ(マンデラの2019) 0戦0勝
●70位 ダノンマイソウル(フォエヴァーダーリングの2019) 0戦0勝
●71位 ミッキーキング(ミッキークイーンの2019) 0戦0勝
●80位 デアリングオウカ(デアリングバードの2019) 0戦0勝
●85位 グラヴィタス(ヴィルシーナの2019) 0戦0勝
●86位 ルージュエクレール(マーブルケーキの2019) 0戦0勝
●94位 サラビ(ザズーの2019) 0戦0勝
●97位 アドマイヤカーム(アドマイヤシーマの2019) 0戦0勝

 このうちグラヴィタス(ヴィルシーナの2019)は残念ながら既にJRAの登録を抹消されているのでご注意ください。
 早い時期から注目を集めていたとはいえ、さすがに現時点で初陣のメドが立っていないとなると、入札を決断する心理的ハードルはだいぶ高いはず。その分、意外と手頃な価格で落札できるのではないかと思います。気になる馬は今のうちに確保しておきましょう。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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2021年9月2日(木) 14:30 くりーく
くりーくの中間調教チェック 札幌2歳ステークス2021 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


9月4日(土) 札幌11R 第56回札幌2歳ステークス(2歳G3・芝1800m)


【登録頭数:13頭】(フルゲート:14頭)

トーセンヴァンノ(牡馬、前走476kg-2、中2週、前走時印×)<C>
デビューからのパドックを見ても特に使われつつ良くなっているという印象はなく、毎回同じようなモッサリとした周回でのんびりしている感じなので、長い距離のほうが向いているのかもしれない。ここも中2週とずっと使い詰めできているが、この中間も1週前追い切りでは併せて先着と疲れはなさそう。その反面、あまり大きな上積みも感じられない。相手なりに走る堅実さ、距離延長、普段追い切りをつけている山田騎手が引き続き騎乗予定と、プラス材料はあるがどこまでやれるか。

オンリーオピニオン (牝馬、前走476kg、中7週、前走時印×)<B>
デビュー前の調教では南Wと芝で終い好時計が出ていて、脚がしなるような柔らかな走りで終いの伸び脚が抜群に良かった。この中間は札幌に移動して速い時計は1週前の併せ馬のみ。それでも3頭併せの中で終いは楽に伸びていて、予想以上に出来は良さそう。

クリノメガミエース (牝馬、前走482kg、連闘、前走時印◯)<E>
ダートの新馬戦を勝っての連闘。先週の予想コメントでも書いたように、首が高くダート馬の走り。パドックではまだ締まりそうな馬体で連闘でも状態面での上積みはありそうだが、血統も走り方もダートという馬を1週間で芝馬に変えることはできないのでここでは強く推せない。

ジオグリフ(牡馬、前走490kg、中9週、前走時印◯)<A>
新馬戦は「再入厩後すぐに速い時計が出ていて牧場でキッチリ仕上げてきた感じ。坂路でも好時計出ていて初戦から勝ち負け」という評価。南Wと坂路で好時計が出ていたが、この中間も自動計測になったぶんの補正を含めてほぼ同等の時計が出ている。札幌移動後も、芝コースとダートコースで好時計が出ていて状態は引き続き良好。中9週と間隔も十分空いていて、ジックリ乗り込まれて良い状態で出走できそう。

スカイフォール(牡馬、前走466kg、中1週、前走時印▲)<C>
新馬戦当時の評価は「函館芝併せ馬の外。切れる感じはないがスタミナがあって長く良い脚を使えそう」というもので、このコースと同じ新馬戦を勝ち上がり。芝コースで好時計が出ていてパドックでも太め感がなく、仕上がりは良さそうだった。この中間は中1週で軽めの調整となっている。

ダークエクリプス(牡馬、前走478kg、中3週、前走時印-)<D>
「函館芝併せ馬の内。首が高めで走りにも硬さがある。乗り込まれているが時計が詰まってこない」との新馬戦当時のコメント。無印としたが、パドックでは毛艶が良く、力強さがあって好馬体を見せていた。この中間も追い切りでは平凡な時計で併せ馬では遅れと、強く推せる材料がない。

トップキャスト(牝馬、前走428kg、中5週、前走時印▲)<B>
新馬戦では「函館芝併せ馬の内。追い切り映像も多く仕上がりは良さそだが、気が勝った感じでスピードが勝っている感じでこの距離がどうか」という評価。パドックでは落ち着きもあったもののレースでは大外枠から勢いがついてハナに。終始力みが見られる感じで、結果的に逃げ切りに成功も最後は脚が上がっており、札幌では同じような感じでは逃げ切れないかなという内容だった。この中間は乗り込み量も多く、2週前、1週前と好時計を計時。ただ時計的には速いがここもスピードが勝っている印象で、道中息を入れられるかがポイントになりそう。

ユキノオウジサマ (牡馬、前走504kg、中2週、前走時印×)<D>
新潟の新馬戦では、メンバー中で好時計が出ていたほうの1頭で押さえていたが、マイペースの競馬でそのまま逃げ切り。この中間は、1週前に南Wで軽めの調整。大きな馬で前走のパドックではまだ絞れそうな印象も受けた。その点、札幌までの輸送も大きなマイナスにはならないだろう。ただ、中2週で札幌へ輸送しての競馬は万全の状態で出走するにはハンデにはなりそう。

リューベック(牡馬、前走472kg、中6週、前走時印◎)<A>
新馬戦でも◎にしていて、当時のコメントでは「須貝厩舎らしく栗東、函館と乗り込み量は豊富で栗東坂路、CW、函館W、芝と好時計を連発していて動きを見ても柔らかみがあり、終いの伸びもしっかりしていて仕上がりは良さそう。併せ馬では調教駆けする3歳馬相手に楽に先着してくるあたり、かなり素質を秘めた馬かも」と高い評価を下した馬。パドックでも毛艶良く、キビキビと周回していてかなり良く見せていた。この中間は、2週前、1週前と函館芝コースで追い切られてともに先着。1週前追い切りでは、悪い馬場で時計は掛かっているが、集中した走りで終いしっかりと伸びた。引き続き出来は良好だろう。

アスクワイルドモア(牡馬、前走456kg-2、中3週、前走時印◯)<C>
前走3戦目での未勝利勝ち。新馬戦の時には、馬体も太かったが使われるごとに締まってきて、前走時は毛艶も良く気合い乗りも抜群だった。これ以上馬体が減ってテンションが高くなるのはマイナスになるとみてか、この中間は単走調整でどちらかというと控えめな内容に終始。ただ、この馬にとってはこれぐらいが良さそうで、まず最優先は前走のような状態で出走することだろう。

エーティーマクフィ(牡馬、前走436kg±0、中2週、前走時印◯)<B>
それほど大きくない馬だが、使われる度に良くなっていて前走時も好調教、パドックでは落ち着きが見られて好仕上りだった。この中間は、中2週となるが土曜日に強めに追われて好時計をマーク。小柄な馬でこれだけ追えていることは、好状態と判断しても良さそう。

モチベーション (牝馬、前走434kg-2、連闘、前走時印◎)<D>
先週未勝利勝ちも小柄な馬で中1週、連闘というローテーションは厳しそう。上積みは期待できそうにない。                              

レモンケーキ(牝馬、前走428kg+8、連闘、前走時印×)<D>
新馬戦の時にはしっかり乗り込まれていたが、前走時は日曜日に追われてレース週には速い時計を出さず。小柄な馬でトモもまだ寂しく、連闘での上積みに期待は酷か。


※今回のこのコラムからの推奨馬はリューベックジオグリフオンリーオピニオンエーティーマクフィの4頭をあげておきます。



◇今回は札幌2歳S編でした。
2010年8月29日にスーパークリークが亡くなってから、今年で11年となります。時間が経てば経つほど記憶はだんだん薄れていくもので、忘れていくというよりは遠くに来てしまった感じです。それでも菊花賞や天皇賞(秋、春)の声を聞けば過去の映像で記憶も蘇りますし、あまり詳しくはありませんが大人気の「ウマ娘」の中にもスーパークリークがいるみたいなので、まだまだ何かのキッカケで脚光を浴びるシーンもあるかもしれません。何より「くりーく」という名前を背負っているので、この名前を見て思い出してもらえれば幸いです。『天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念』を、オグリキャップイナリワンと共に走ったあの年のことは、今でも鮮明に蘇ります。

※札幌2歳S出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2021年9月1日(水) 17:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2021年09月01日号】週末メイン「1点」分析EXTRA編(269)
閲覧 2,282ビュー コメント 0 ナイス 5



週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析するウマニティ会員専用コラム。「さらにプラス1!」として挙げている種牡馬別成績も含め、ぜひ予想にご活用下さい。今週のターゲットは、札幌2歳ステークス・すずらん賞・丹頂ステークス・小倉2歳ステークス新潟記念の5レースです。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


▼2021年09月04日(土) 札幌11R 農林水産省賞典 札幌2歳ステークス
【前走の着順ならびに前走の2位入線馬とのタイム差別成績(2018年以降)】
●着順が1着、かつ2位入線馬とのタイム差が0.2秒以上 [3-2-3-11](3着内率42.1%)
●着順が2着以下、もしくは2位入線馬とのタイム差が0.1秒以下 [0-1-0-20](3着内率4.8%)
→近年は前走を完勝した馬が優勢。特別登録を行った馬のうち、前走の着順が1着、かつ前走の2位入線馬とのタイム差が0.2秒以上だったのは、オンリーオピニオンクリノメガミエースジオグリフダークエクリプストップキャストリューベックの6頭です。


▼2021年09月05日(日) 札幌10R すずらん賞
【前走との間隔別成績(2018年以降)】
●中2週以内 [0-0-0-21](3着内率0.0%)
●中3週以上 [3-3-3-14](3着内率39.1%)
→臨戦過程に余裕のない馬は不振。また、前走の4コーナー通過順が1番手だった馬も2018年以降[0-0-0-16](3着内率0.0%)と上位に食い込めていません。


▼2021年09月05日(日) 札幌11R 丹頂ステークス
【“同年、かつJRAのレース”において3着以内となった経験の有無別成績(2015年以降)】
●あり [6-6-4-31](3着内率34.0%)
●なし [0-0-2-34](3着内率5.6%)
→近走成績を素直に評価したい一戦。年明け以降のレースで上位に食い込んでいない馬は過信禁物と見るべきでしょう。


▼2021年09月05日(日) 小倉11R 小倉2歳ステークス
【前走の上がり3ハロンタイム順位別成績(2016年以降)】
●2位以内 [4-5-4-32](3着内率28.9%)
●3位以下 [1-0-1-24](3着内率7.7%)
→末脚がポイント。なお、前走の上がり3ハロンタイム順位が3位以下、かつ父がロードカナロア以外の種牡馬だった馬は2016年以降[0-0-0-24](3着内率0.0%)でした。

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リューベックの口コミ


口コミ一覧

恥ずかしい馬予想2024.02.10[結果]

 DEEB 2024年2月11日() 09:27

閲覧 88ビュー コメント 0 ナイス 5

東京 3R 3歳未勝利[指定]
◎ 4 ★コンドライト…13着
○11 リュクスレオン…2着
▲ 8 エッカート…8着
△12 プルナチャンドラ…4着
× 6 スターゲット…7着
[結果:ハズレ×]

東京10R 雲雀ステークス 4歳以上3勝クラス(混合)(特指)
◎ 3 レイベリング…4着
○14 マンドローネ…9着
▲ 5 ヴェルトハイム…1着
×11 ☆シュヴェルトライテ…13着
×10 ヤマニンデンファレ…3着
[結果:ハズレ×]

東京11R デイリー杯クイーンカップ GⅢ 3歳オープン(国際)牝(特指)
◎ 4 サフィラ…9着
○13 クイーンズウォーク…1着
▲ 1 サクセスカラー…4着
△ 8 ルージュスエルテ…3着
[結果:ハズレ×]

東京12R 4歳以上2勝クラス[指定]
◎ 7 ★サルヴァトーレ…1着
○ 3 マブストーク…5着
▲ 9 エピックジョイ…11着
△12 ナンヨーヴィヨレ…8着
×13 ビーアイオラクル…2着
☆ 1 マイネルビジョン…14着
[結果:アタリ△ 単勝 7 310円、複勝 7 140円、馬連 7-13 750円]

京都10R 飛鳥ステークス 4歳以上3勝クラス(混合)(特指)
◎ 1 ★エアサージュ…1着
○11 キミノナハマリア…4着
▲10 ラスマドレス…5着
△ 9 サンタグラシア…9着
[結果:アタリ△ 単勝 1 340円、複勝 1 140円]

京都11R 洛陽ステークス (L) 4歳以上オープン(国際)(特指)
◎15 ドゥアイズ…1着
○11 エスコーラ…7着
▲17 アナゴサン…6着
△10 リューベック…10着
× 5 カルロヴェローチェ…16着
× 3 セッタレダスト…17着
[結果:ハズレ×]

小倉 5R 障害4歳以上オープン(混合)
◎ 2 ヴィジュネル…2着
○ 6 スマッシャー…3着
▲12 アランデル…1着
△ 7 グレンガリー…中止
[結果:アタリ○ 馬連 2-12 790円]

小倉11R 紫川特別 4歳以上2勝クラス(混合)(特指)
◎ 3 ドゥラレジリエント…1着
○ 6 アイファーテイオー…4着
▲12 タイセイウォリアー…10着
△15 ミヤジシャルマン…2着
× 9 ロイガヴェーグル…6着
[結果:アタリ○ 馬連 3-15 2,030円]

[今日の結果:8戦2勝4敗2分]

 DEEB 2024年2月10日() 10:54
恥ずかしい馬予想2024.02.10
閲覧 117ビュー コメント 0 ナイス 3

趣味が競馬です。へたくそです。当たりません…。
恥ずかしい予想を…記録用に書きます。
今日も競馬を楽しみましょう。

東京 3R 3歳未勝利[指定]
◎ 4 ★コンドライト
○11 リュクスレオン
▲ 8 エッカート
△12 プルナチャンドラ
× 6 スターゲット

東京10R 雲雀ステークス 4歳以上3勝クラス(混合)(特指)
◎ 3 レイベリング
○14 マンドローネ
▲ 5 ヴェルトハイム
×11 ☆シュヴェルトライテ
×10 ヤマニンデンファレ

東京11R デイリー杯クイーンカップ GⅢ 3歳オープン(国際)牝(特指)
◎ 4 サフィラ
○13 クイーンズウォーク
▲ 1 サクセスカラー
△ 8 ルージュスエルテ

東京12R 4歳以上2勝クラス[指定]
◎ 7 ★サルヴァトーレ
○ 3 マブストーク
▲ 9 エピックジョイ
△12 ナンヨーヴィヨレ
×13 ビーアイオラクル
☆ 1 マイネルビジョン

京都10R 飛鳥ステークス 4歳以上3勝クラス(混合)(特指)
◎ 1 ★エアサージュ
○11 キミノナハマリア
▲10 ラスマドレス
△ 9 サンタグラシア

京都11R 洛陽ステークス (L) 4歳以上オープン(国際)(特指)
◎15 ドゥアイズ
○11 エスコーラ
▲17 アナゴサン
△10 リューベック
× 5 カルロヴェローチェ
× 3 セッタレダスト

小倉 5R 障害4歳以上オープン(混合)
◎ 2 ヴィジュネル
○ 6 スマッシャー
▲12 アランデル
△ 7 グレンガリー

小倉11R 紫川特別 4歳以上2勝クラス(混合)(特指)
◎ 3 ドゥラレジリエント
○ 6 アイファーテイオー
▲12 タイセイウォリアー
△15 ミヤジシャルマン
× 9 ロイガヴェーグル

今日は、休みです。
夕方、妻さんと買物に出かける予定です。

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 しんちゃん52 2024年2月10日() 08:28
箱根特別&大濠特別&紫川特別&洛陽ステークス&クイーンカップ
閲覧 142ビュー コメント 0 ナイス 31

おはよ~♪

2月10日ですね!

にじゅうの日なんで今日はNiziUを応援しますか?

でも良く知らんのよね。

さて、やって参りました週末さん、今週はなんと三連休♪

嬉しいじゃあ~りませんか!

と言う訳で今週こそ馬券を当てて大幅プラス収支に持って来ましょ。

今年のマイナスを消して一気にプラスにしましょーね。

東京9R 箱根特別

◎⑤アドマイヤサジー
△①マッハモンルード
△➂アームブランシュ
△⑦デルマグレムリン
△⑨マコトヴェリーキー
△⑪モネータドーロ

馬連⑤ー①・③・⑦・⑨・⑪への5点。

前走は人気薄だったけど勝ち切りましたね。体重も増加して身が入って来たみたい。本格化かな?
今回も行く馬いないんで展開面で恩恵受けそうだし今回はハンデも52kgと恵まれたからね。

小倉10R 大濠特別

◎⑪サトノルーチェ
△➂アスクキングコング
△⑥サニーオーシャン
△⑩ベジェサ
△⑫ジョリダム
△⑭サトノグレイト

枠連⑦ー⑦と馬連⑪ー➂・⑥・⑩・⑭への5点。

小倉の同舞台で2走前に3着。荒れた馬場も合いそうだしね。外からズドンと差して来そうな気がする。
ハンデの54kgも良い感じだしね。

京都11R 洛陽ステークス

◎⑰アナゴサン
△④オニャンコポン
△⑤カルロヴェローチェ
△⑩リューベック
△⑪エスコーラ
△⑮ドゥアイズ

馬連⑰ー④・⑤・⑩・⑪・⑮への5点。

前走はハイペースを先行してコンマ2秒差の3着。良い競馬が出来ましたね。今回はハンデも1kg減。
今回は打って変わって先行馬が少ない組み合わせなんで先行抜け出しを期待だね。

東京11R クイーンカップ

◎⑥モリノレッドスター
〇⑬クイーンズウォーク
▲④サフィラ
△⑫テリオスサラ
△①サクセスカラー
△➂アルセナール

馬連⑥ー①・③・④・⑫・⑬への5点。
馬単⑥ー①・③・④・⑫・⑬への5点。
三連複⑥・⑬ー①・③・④・⑫への4点。

前走はあんまし良い競馬で無かったけど勝ち切った。左回りの方が良さそうなんで東京替わりは好材料。
2走前はアルセナールに完敗だったけどウッドで追える様になったんで体質強化されてるんで。
何とか逆転は無いかな?と思った次第でございます。武クンが乗り続けるのも素質を買ってるから?

今日はここまでよぉ~。

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コメント一覧
3:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年2月11日() 15:00:47
勝たなきゃ救いよう無くなるので死んでも勝てエセ!
2:
  マホッ   フォロワー:1人 2022年3月6日() 17:13:34
他組もあるし、クラシック上位確定とは、今回の結果では厳しいかな。
1:
  HELPRO   フォロワー:2人 2021年9月4日() 17:24:27
鞍上がお粗末!
親のお陰で鞍上を名乗っているだけのただのボンクラ。
関西馬に乗るのは百年早い。

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2024年2月10日洛陽ステークス (L)10着
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2024年1月13日 ニューイヤーS (L) 8着
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