ドウデュース(競走馬)

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写真一覧
現役 牡5 鹿毛 2019年5月7日生
調教師友道康夫(栗東)
馬主株式会社 キーファーズ
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績12戦[6-1-1-4]
総賞金102,726万円
収得賞金43,900万円
英字表記Do Deuce
血統 ハーツクライ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ダストアンドダイヤモンズ
血統 ][ 産駒 ]
Vindication
Majestically
兄弟 フラーレンロンズデーライト
市場価格
前走 2023/12/24 有馬記念 G1
次走予定

ドウデュースの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/12/24 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 16355.221** 牡4 58.0 武豊友道康夫 506
(+2)
2.30.9 -0.134.3⑬⑬⑧スターズオンアース
23/11/26 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 183513.234** 牡4 58.0 戸崎圭太友道康夫 504
(-8)
2.22.7 0.933.7⑥⑥⑥⑥イクイノックス
23/10/29 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 11334.327** 牡4 58.0 戸崎圭太友道康夫 512
(+4)
1.56.6 1.435.3④④④イクイノックス
23/03/25 アラ 7 ドバイターフ G1 芝1800 14--------** 牡4 57.0 武豊友道康夫 ---- --------
23/02/12 阪神 11 京都記念 G2 芝2200 138122.511** 牡4 58.0 武豊友道康夫 508
(--)
2.10.9 -0.634.0⑪⑪⑧⑥マテンロウレオ
22/10/02 フラ 4 凱旋門賞 G1 芝2400 20--------19** 牡3 56.5 武豊友道康夫 --2.44.4 8.7----アルピニスタ
22/09/11 フラ 6 ニエル賞 G2 芝2400 7--------4** 牡3 58.0 武豊友道康夫 --2.33.4 0.6----シムカミル
22/05/29 東京 11 東京優駿 G1 芝2400 187134.231** 牡3 57.0 武豊友道康夫 490
(-6)
2.21.9 -0.033.7⑬⑭⑭⑭イクイノックス
22/04/17 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 186123.913** 牡3 57.0 武豊友道康夫 496
(-8)
2.00.0 0.333.8⑮⑮⑯⑭ジオグリフ
22/03/06 中山 11 ディープ記念 G2 芝2000 11672.212** 牡3 56.0 武豊友道康夫 504
(+8)
2.00.5 0.035.0⑤④④⑤アスクビクターモア
21/12/19 阪神 11 朝日杯FS G1 芝1600 15597.831** 牡2 55.0 武豊友道康夫 496
(-10)
1.33.5 -0.134.5⑧⑦セリフォス
21/10/23 東京 9 アイビーS (L) 芝1800 8443.821** 牡2 55.0 武豊友道康夫 506
(+12)
1.49.3 -0.034.0グランシエロ
21/09/05 小倉 5 2歳新馬 芝1800 138131.711** 牡2 54.0 武豊友道康夫 494
(--)
1.50.2 -0.134.1⑥④ガイアフォース

ドウデュースの関連ニュース

ウマニティ会員の皆さん、こんにちは。サウジカップ以来一カ月ぶりのごあいつになります。1年ぶりのドバイは経済低迷を象徴するように街には活気がなく、至る所に中断された工事現場が見られます。
石油を僅かしか産出しない砂漠の国を観光と金融を二本柱に高楼第厦の立ち並ぶ近未来国家へと反映させたシェイク・モハメドも今夏に後期高齢者の仲間入り。シェイクに万一のことがあれば、競馬に興味のない皇太子はドバイレーシングクラブ、ゴドルフィンとも閉鎖するのでないか、と景気の悪い話ばかりが巷間伝わってきています。

さて、7レースに23頭の日本馬が挑戦。うち4レースが日本で発売されるドバイワールドカップデーが土曜深夜に迫りました。字数の制限もあり、このうちドバイターフドバイワールドカップの2競走を順に展望いたします。まずは日本勢3頭が挑戦するドバイターフから。

朝日杯FS日本ダービー有馬記念とG1 3勝のドウドュースがついに適距離に戻ってきました。3着と敗れた一昨年の皐月賞直後、中山競馬場から帰るタクシーの車窓から、前のタクシーに乗る友道師を発見。すぐに携帯で架電しました。ドウデュースの次走は朝日杯FS勝ちの実績、馬体から見てもNHKマイルCしかないのではないか、と問いかけたのです。友道師も同感だと同意してくれたのですが、あに図らんやオーナーサイドの強い意向からドウデュース日本ダービーへ。そして勝ってしまったのです。
その後は選手権距離を中心にレースを重ね、昨年の有馬記念では武豊マジックとしか言えない好騎乗でトリッキーなコースを克服して戴冠。今年前半の大目標ドバイでは1800mのドバイターフに挑戦してきたのです。

「馬体を見ても分かるように短めの距離がいい馬。気持ちで長距離を持たせてきたと言えます」
27日午前、メイダン競馬場での記者会見で友道師はついに本音を明らかにしました。前残りの多いシーマクラシックより差しのきくターフの方が合っているという武豊騎手のアドバイスもレース選択に大きく影響したと言います。

この日単走で馬場入りしたドウデュースはゆっくり目の最終調整ながら最後1Fは10秒台と状態もピークにあります。昨年のドバイターフで適距離に戻ったと期待していたところ、直前の馬体検査で出走取消。1年を経てようやく最適の舞台に戻ってきたドウデュース、堂々の本命を推さない訳にはまいりません。3連単フォーメーション堂々の1着に指名いたします。

さて、相手ですが、このレース3連覇を目指すロードノースは昨年のターフ以来11カ月ぶり。前走はAWコースで2着と衰えのないところを見せましたが、既に8歳。ロードよりは昨年2着ダノンベルーガ、ドバイ初挑戦となるマテンロウスカイナミュールを上位と見ます。

この日本3騎と同様、否! 凌ぐ評価をしたいのが香港馬、ヴォイッジバブルです。ヴォイッジは昨年香港の4歳三冠シリーズ1800m、2000mの二冠馬。4歳には高い評価をしていませんでしたが、昨年12月の香港マイルでは人気薄ながら、あのゴールデンシックスティに肉薄する2着。今年に入ってからもスチュワーズカップでゴールデンにさらに肉薄、距離が2000mに延びた前走香港ゴールドカップでは、あのロマンティックウォーリアーに首差まで迫りました。日本では香港程の人気にはなりませんから、これはおいしい馬券になりますよ。

「ドバイに到着してから状態はさらに上昇。唯一の不安は初の左回りだけ。強い日本ダービー馬は後ろから行くようだが、こちらは先行。対決が楽しみだ」
29日朝、姚本輝師は自信満々に語ってくれました。

英仏愛の欧州勢はメイダンの芝適性に疑問が残り、ゴドルフィンの馬を上位に評価します。その中では前哨戦のジュベルハッタ(メイダン・芝1800m)の覇者、メジャードタイムを上位に取ります。(写真・甘粕代三

【ドバイ国際諸競走】枠順の明暗 NEW!2024年3月29日(金) 04:59

【ドバイ(UAE)28日=綿越亮介】国内馬券発馬が実施されるGⅠ4競走の枠順が確定した。

ドバイゴールデンシャヒーン(GⅠ、3歳以上、ダート・左1200メートル)

(1)イグナイター・新子雅師「いいんじゃないかな。勝つならこの馬番だと思います」

(3)ドンフランキー・佐藤悠師「スタートが速い馬なので、どこでも気にならず心配はしていません」

(5)ケイアイドリー・村山師「いい枠を引けたと思います」

(8)リメイク・松田助手「内過ぎないのでよかった。この枠を川田騎手が最大限に生かしてくれると思います」

ドバイターフ(GⅠ、北半球産4歳以上・南半球産3歳以上、芝・左1800メートル)

(4)ドウデュース・友道師「最内とか外じゃなかったのでよかったと思います」

(7)マテンロウスカイ・松永幹師「どこからでもいけるので問題ありません」

(10)ダノンベルーガ・宗像助手「去年(2着)よりもいい状態で出走させられるのではないかと思います」

(14)ナミュール・小川陽助手「特に(枠番の)こだわりはなかったので、ナミュール自身の競馬をするだけです」

ドバイシーマクラシック(GⅠ、北半球産4歳以上・南半球産3歳以上、芝・左2410メートル)

(2)シャフリヤール・藤原和助手「外枠よりはいいと思っていたので、競馬はしやすいと思います」

(3)ジャスティンパレス・杉山晴師「いい枠を引いたと思います。課題であるスタートがより重要になるかと思います」

(8)スターズオンアース・高柳瑞師「決まった枠番で頑張ります」

(9)リバティアイランド・片山助手「人気になりそうな馬が側にいて、見ながらレースを進められるのはいいと思います」

ドバイワールドカップ(GⅠ、北半球産4歳以上・南半球産3歳以上、ダート・左2000メートル)

(3)ドゥラエレーデ・ムルザバエフ騎手「キックバックを嫌うところがあるので外めの枠が理想でした。特にスタートには気をつけたい」

(5)ウシュバテソーロ・高木師「後ろから行くので、枠はどこでもいいと思っていました」

(8)デルマソトガケ・ルメール騎手「あまり無理をせずに最初のコーナーに向かうことができるので、この枠はいい」

(11)ウィルソンテソーロ・原騎手「もまれない外枠が希望で、ほしい枠を引けました」

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【ドバイターフ】枠順確定 ドウデュースは4番枠 2024年3月28日(木) 12:18

日本時間31日0時10分に発走するドバイターフ(メイダン、GⅠ、芝1800メートル)の枠順が27日、決定した。

日本馬はドウデュースが4番枠、マテンロウスカイが7番枠、ダノンベルーガが10番枠、ナミュールが14番枠に入った。また、当レース3連覇中のロードノースは11番枠に決まった。

≪ゲート番≫

1番 ヴォイッジバブル(馬番⑭)

2番 リアルワールド(馬番⑪)

3番 ルクセンブルク(馬番⑧)

4番 ドウデュース(馬番⑤)

5番 メジャードタイム(馬番⑩)

6番 キャットニップ(馬番③)

7番 マテンロウスカイ(馬番⑨)

8番 ファクトゥールシュヴァル(馬番⑥)

9番 カイロ(馬番①)

10番 ダノンベルーガ(馬番④)

11番 ロードノース(馬番⑦)

12番 ストレートアロン(馬番⑬)

13番 サンドナート(馬番⑫)

14番 ナミュール(馬番⑮)

15番 カリフ(馬番②)

16番 ナシュワ(馬番⑯)

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【大阪杯2024】競馬プロファイラー キムラヨウヘイの選ぶ3頭「重い斤量の実績がある馬が狙い目」 2024年3月28日(木) 08:46

競馬予想TVなど各種メディアで活躍する競馬プロファイラーのキムラヨウヘイ氏が28日、ウマニティチャンネル「スガダイの勝ちに行く競馬予想」にゲスト出演。大阪杯 (4歳上・GI・芝2000m)出走馬の中から注目馬を3頭ピックアップし、その推奨理由について解説した。

注目馬1頭目はステラヴェローチェ。「強調材料は重い斤量での実績。昨年から古馬のG1レースは58kgに統一されたが、統一される前、上半期では天皇賞(春)安田記念宝塚記念の3レースだけが58kgを背負うレース。そしてこの3レースの傾向として重い斤量を経験している馬が走りやすいというデータが出ている。この大阪杯もこの斤量経験がポイントになる」とステラヴェローチェが前走58.5kgで勝利した点を評価。加えて「ソラを使う面があるため、なかなか勝ちきれなかったが、前走はソラを使いながらもキッチリ完勝。相手が上がってもパフォーマンスを上げれる余地は十分ある。調教過程からも完全復活しているのではないか」と語気を強めた。

注目馬2頭目はタスティエーラ。「昨年の有馬記念は当日、内有利の馬場バイアスが強く出ていて、勝ったドウデュースは別として内を回った馬が2着、3着。そんな中、7枠からレースを進め、直線で不利がありながら6着は立派な内容でまともだったら3着はあった」と有馬記念のレースぶりを高評価。「菊花賞では今回出走するソールオリエンスにも明確な着差をつけており、消せない1頭」とコメントした。

注目馬3頭目はプラダリア。「昨年の有馬記念に関しては外枠、輸送競馬での入れ込みでまともに競馬ができず、度外視できる一戦。夏が弱いタイプでそれを除けば基本的に崩れていない。」と敗戦の理由は明確である点を強調。今回人気の一角と目されるべラジオオペラと比較しながら「前走プラダリアは58㎏、べラジオオペラは57㎏だったが、今回は58kgの同斤量になる。さらに重い斤量実績がある馬が有利になると見ているのでなおさらプラダリアを評価できる。」とコメント。最後に「器用さがあるタイプなので内枠が引ければ」と期待を寄せた。

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【ドバイターフ】リベンジに向け視界良好!ドウデュースが芝コースでアクセル全開 武豊騎手「今年こそって感じです」 2024年3月28日(木) 05:00

【ドバイ(UAE)27日=綿越亮介】昨年の有馬記念馬ドウデュース(栗東・友道康夫厩舎、牡5歳)が、30日(日本時間同日深夜)のドバイターフ(GⅠ、メイダン競馬場、芝1800メートル)に向けて追い切りを行った。同競馬場の芝コースで抜群の動きを披露し、陣営も好感触。脚部不安で無念の出走取消に終わった昨年のリベンジに向け、視界は良好だ。




1年前の忘れ物を取りにいく-。ドバイターフに2年越しでの挑戦となるドウデュースが、芝コースで躍動感満点の動きを披露。見守った友道調教師は、満面の笑みを浮かべた。

「しまいを伸ばすイメージでしたが、無理しないでこちらが計測してラスト1ハロン10秒台。上がりも問題なかったし、本当に具合がいいんだと思います」

肌寒い午前5時のメイダン競馬場。一昨年の日本ダービー馬は、国際競走に挑む20頭超の〝チーム・ジャパン〟の先陣を切って姿を見せた。抜群の手応えで道中を進むと、直線では軽く仕掛けただけでアクセル全開。鋼のような肉体を躍らせて、爆発的な加速力を披露した。納得の内容に、騎乗した前川助手はゴール後に相棒の首筋をポンポンと叩いてねぎらった。昨年は左前脚の跛行(正常な歩行ができない状態)でスタートラインにすら立てなかったが、現地の獣医師チェックも「ディスイヤー・イズ・オーケー(今年は大丈夫)」と一発合格。最高の状態で本番に臨めそうだ。

昨年の下半期は天皇賞・秋7着、ジャパンC4着と苦杯をなめたが、暮れの有馬記念でけがから復帰した武豊騎手と再コンビを組み、劇的な復活Vを遂げた。そして、再び中東の地へ。シーマクラシック(2410メートル)も候補として考えられたが、陣営は昨年と同じ1800メートルのターフを選択した。指揮官が「体形的にはマイラー。それにターフの方が差しが届くし、競馬がしやすい」と説明すれば、この日は不在だった武豊騎手も「折り合いを考えると1800メートルは条件的にすごくいい。今年こそって感じです」と意気込みを語ってきた。距離短縮で自慢の末脚はさらに威力を増すはずだ。

今後について「日本、アメリカ、ヨーロッパとさまざまな選択肢があります」と指揮官は明かした。フランスの凱旋門賞や、米ブリーダーズCなど世界的な大レースが視野に入る。ダービーでしのぎを削った同期のイクイノックスは昨年、ドバイシーマクラシックを圧勝して世界ランク1位に君臨。その地位を守ったまま、昨年末で引退した。完全復活を遂げたドウデュースがライバルの後を追い、ドバイから世界一へと歩みを進める。(綿越亮介)




★ブックメーカーで1番人気

ドウデュースは海外のブックメーカー(公認賭け業者)でも高い評価を受けている。イギリス大手のウィリアムヒルのオッズでは、ドウデュースが単勝1番人気で3・5倍。前哨戦のGⅠジェベルハッタを制した地元馬メジャードタイムが5倍、当レース4連覇を目指すロードノースが8倍、昨年2着のダノンベルーガが9倍で続いている。

ドバイターフとは

「ドバイデューティフリー」の名称で1996年に創設。当初はメインのワールドカップと同条件のダート2000メートルだった。2000年に芝のレースとなり、02年からGⅠとして施行。15年には競走名が「ドバイターフ」に変更された。日本馬は過去に07年アドマイヤムーン、14年ジャスタウェイ、16年リアルスティール、17年ヴィブロス、19年アーモンドアイ、22年パンサラッサと6頭が優勝している。

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【大阪杯の注目点】昨年のダービー馬タスティエーラが今年初出走! ソールオリエンスと5回目の対戦へ 2024年3月26日(火) 12:00

★昨年の日本ダービー馬が今年初出走 タスティエーラ松山弘平騎手とのコンビで参戦

昨年の日本ダービー馬で、JRA賞最優秀3歳牡馬を受賞したタスティエーラ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)は、有馬記念6着以来の出走となる。GIに昇格した2017年以降の大阪杯では、同年初出走となった馬は3勝を挙げており、昨年は前年の香港C(香港)7着以来の出走となったジャックドールが1着、前年の秋華賞3着以来の出走となったスターズオンアースが2着に入っている。今回、タスティエーラには松山弘平騎手が騎乗する予定だが、4歳初戦を勝利で飾ることができるだろうか。

タスティエーラと5回目の対戦 約1年ぶりの勝利を目指すソールオリエンス

ソールオリエンス(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)は、昨年の皐月賞を制した後は連敗が続いており、今年初戦の中山記念では4着に敗れている。同馬はGI昇格初年度の2017年に大阪杯を制したキタサンブラックの産駒で、同レースの父子制覇がかかるが、約1年ぶりの勝利を挙げることができるか。今回、ソールオリエンスには3戦ぶりに横山武史騎手が騎乗する予定となっている。また、大阪杯にはソールオリエンスと同世代の日本ダービータスティエーラ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)も出走を予定しており、今回が通算5回目の対戦となる。なお、過去4回の対戦成績を見ると、初対戦となった皐月賞ソールオリエンスが先着して以降は3戦連続でタスティエーラが先着している。また、ソールオリエンスを所有する(有)社台レースホースは、今年のJRA重賞で3勝を挙げており、馬主の24年JRA重賞勝利数でトップとなっている(※3月25日現在)。社台RHの所有馬が大阪杯を勝てば、04年ネオユニヴァース以来20年ぶりとなるが、GI昇格後初めて大阪杯を制することができるだろうか。

★2019年は2年前の皐月賞アルアインがV 北村宏司騎手との新コンビで復活目指すジオグリフ

ジオグリフ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)が、大阪杯で2022年皐月賞以来の勝利を目指す。同馬は皐月賞イクイノックスドウデュースなどを破りGI初制覇を遂げたが、その後は勝利から遠ざかっており現在9連敗中だ。ジオグリフは前走の中山記念では3着に入ったが、約2年ぶりの勝利を大阪杯で挙げることができるだろうか。ちなみに、19年の大阪杯では、2年前の皐月賞馬で、同レース以降10連敗と勝利から遠ざかっていたアルアインが復活の勝利を挙げている。

ジオグリフにはテン乗りとなる北村宏司騎手が騎乗する予定となっており、北村宏騎手は2017年のGI昇格以降初の大阪杯参戦となる。なお、木村哲也調教師の開業以来、最も多く管理馬に騎乗しているのが北村宏騎手で、これまでに重賞2勝を含むJRA通算408戦56勝(勝率.137、連対率.238)という成績を残している(※3月25日現在)。

★昨年のダービー4着以来のGI挑戦 京都記念2着のベラジオオペラ

ベラジオオペラ(牡4歳、栗東・上村洋行厩舎)は、昨年の日本ダービー4着以来のGI挑戦となる。同馬はダービー以降、チャレンジC1着、京都記念2着という成績を残しているが、大阪杯で初のGIタイトルを手にすることができるだろうか。なお、大阪杯に前年のダービー4着馬が出走すればGIに昇格した2017年以降では初めてのケースとなるが、GI昇格以前の1989年にはヤエノムテキが勝利を挙げている。

ベラジオオペラを管理する上村洋行調教師には、開業6年目でGI初制覇がかかる。上村師は開業以来毎年JRAでの勝利数を伸ばしており、昨年はリーディング7位の40勝を挙げ、今年も11勝を挙げて3月25日現在のJRA調教師リーディングで9位となっているが、調教師として初のビッグタイトルを獲得することができるだろうか。

★約1年7カ月の休養から3戦目で復活V ステラヴェローチェが久々のGI挑戦

3月25日現在、今年の古馬芝中・長距離重賞(芝2000メートル以上の平地重賞)勝ち馬の年齢を見ると、6歳馬が最多タイの4勝を挙げている。大阪杯に登録している6歳馬はステラヴェローチェ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)1頭だけだが、このレースでも好走することができるだろうか。なお、6歳馬が大阪杯を勝てばGI昇格以前の2010年テイエムアンコール以来14年ぶりとなる。

ステラヴェローチェは21年に皐月賞3着、日本ダービー3着、菊花賞4着とクラシックで善戦したが、22年のドバイシーマクラシック(UAE)9着以降長期の休養に入った。約1年7カ月の休養から復帰後は富士S7着、武蔵野S16着を経て前走の大阪城Sで復活の勝利を挙げている。ステラヴェローチェのGI出走は22年ドバイシーマクラシック以来約2年ぶりで、国内外合わせて7回目の挑戦となるが、GI初制覇を遂げることができるだろうか。なお、同馬を管理する須貝尚介調教師はJRA重賞で通算49勝を挙げており、節目の50勝目まであと1勝となっている(※3月25日現在)。

★前走で芝2000メートル戦の重賞を制覇 リカンカブール&ミッキーゴージャス

大阪杯に登録している20頭の芝2000メートルでの成績を見ると、リカンカブール(牡5歳、栗東・田中克典厩舎)が登録馬中最多の5勝を挙げており、ミッキーゴージャス(牝4歳、栗東・安田翔伍厩舎)が4勝で続いている。リカンカブールは中山金杯、ミッキーゴージャス愛知杯と前走で芝2000メートル戦の重賞を制しているが、好成績を挙げている距離でGIタイトルも手にすることができるだろうか。リカンカブールにはJRA・GI初制覇がかかる津村明秀騎手、ミッキーゴージャスにはミルコ・デムーロ騎手が騎乗予定だ。また、リカンカブールを管理する田中克典調教師、ミッキーゴージャスを管理する安田翔伍調教師はいずれも大阪杯を勝てばJRA・GI初制覇となる。

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ドウデュースの関連コラム

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有馬記念武豊騎手騎乗のドウデュースが、鮮やかに差し切り勝ち。スタートは決して良くなかったものの、その後はじっくり溜めて、3コーナーから徐々に進出。直線は粘るタイトルホルダースターズオンアースを測ったように差し切った。

期待した◎タイトルホルダーも、絶好枠を生かしての逃げ。4コーナーでは後続を突き放し、直線もギリギリ一杯まで粘り込んだ。引退レースでの見事な3着激走だった。

また、勝ち切れなかったとはいえ大外枠の不利を克服して2着に粘ったスターズオンアース&ルメール騎手も素晴らしかった。とにかくゲートに集中し、トップスタートからスッと2番手を確保すると、そこからはいつも通りの運び。道中はスムーズにリラックスさせ、直線も最後まで持たせた。惜しむらくは2週目の3コーナー入り口で内ラチに接触したことで少しリズムを崩してしまったこと。あそこがなければもっと際どかったかもしれない。以前より器用さも出て来ており、今後もコースや距離を問わず走れそうで、崩れるイメージはあまりわかない。とにかく順調に使えれば2024年も大いに活躍に期待ができるだろう。

4着ジャスティンパレスは、中山のコーナー適性があまりない中でもよく追い込んできた。最後の脚は目立っており、得意の京都の長丁場なら改めて期待大。天皇賞(春)は順調に行けば勝ち負け濃厚だろう。

今年は3歳勢の出番はなかったが、タスティエーラは再三不利を受けながらもラストで伸びて来ており、改めて地力の高さを印象付けた。こちらは父同様に宝塚記念か、あるいは気は早いが暮れの香港ヴァーズあたりが最も合いそうだ。スタミナ豊富なので、天皇賞(春)でも十分に好勝負可能だろう。以前から申し上げている通り、外国人騎手が合うタイプだ。

それにしても、天皇賞(秋)直前にケガをしてしばらく戦線を離れながらも、暮れに戻って来てグランプリを勝つのだから、武豊騎手はすごい。

ドウデュースも私も帰ってきました」

という第一声で思い出したのは、2013年の日本ダービーキズナで制した後のインタビューだ。当時の武豊騎手は落馬の影響などもあり長きに渡る不振にあえいでいたが、そんな状況からの復活を遂げたのが、あのダービーだったように思う。当時もレース後のインタビューで同じように、「帰ってきました」と口にしていた。

ドウデュース自身もこれで完全復活。順調なら来年は再度秋のフランスの大舞台に挑むことになるのかもしれない。今からその瞬間を楽しみに待ちたい。3歳時とは違い、馬体を見ても明らかにパワーをつけた今なら、また異なる結果がもたらされる可能性もありそうだ。

~ホープフルSの注目馬は?~

さて、最後はホープフルSの注目馬で締めたい。注目はこの馬。

レガレイラ(ルメール騎手)

注目はレガレイラ&ルメール騎手。とにかく追ってからグッとギアが入る走りが素晴らしく、牝馬同士のスローの決め手比べよりは、牡馬相手でも暮れの中山のタフな馬場のほうが合いそうなタイプ。前走は究極の上がりのレースになり、位置取り負けしただけ。中山芝2000mなら巻き返せるとみる。抽選対象(11/14)だったが突破をはたし出走が叶ったここは有力だろう。

……というわけで、いよいよホープフルSで2023年の中央競馬は終わり。そして、2018年10月より続いて来た本コラムも今回でひと区切り、ラストとなります。5年間、テーマもすべて自分自身で決め、本当に好きなように書かせていただきました。一度も途切れずに続けられたことは自信になりましたし、今後もこれまで通りコツコツ続けて行く選択肢もあったのですが、自分自身のさらなる成長のために、キリの良いところでひと区切りとさせていただきました。今までお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。何か一つでも、お役に立てたなら幸いです。またどこかでお会いしましょう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年12月21日(木) 11:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 有馬記念2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月24日(日)中山11R 第68回有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

🏇『過去5年の成績(2018年~2022年)』は👉こちら👈
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【登録頭数:20頭】(フルゲート:16頭)


<前走:ジャパンカップ 東京芝2400m(レース映像)> 中3週

スターズオンアース(3着 496kg(+12kg))<B>
🏇『前走の追い切り
前走は天皇賞(秋)回避明け&休み明けで、最終追い切りまでビッシリ追っていたので太め残り懸念から軽視。ただ実際にはプラス体重でもそれほど太い感じには見えず、仕上がりは良かった。この中間は前走の反動が出るのではないかと気になっていたが、1週前追い切りでは3頭併せの内で力強く先着していて疲れはなさそう。ただ右回りは前半の行きっぷりが悪くなるので、そのあたりはポイントになりそう。

ドウデュース(4着 504kg(-8kg))<A>
🏇『前走の追い切り
天皇賞(秋)ジャパンカップと秋2戦を使われてきて、前走時も良化気配を感じさせていたが、この中間の1週前追い切りでは頭の位置が低くなって首が前に出る走りに変わり、前走時からの上積みに期待できそうな気配。他にも、追い切りに入る時の一歩目がスッと流れるようにスムーズになっているように見えた。馬の出来が良くなってきたことと、武豊騎手との相性の良さがマッチした感じで、前走からのさらなる上積みに期待。

タイトルホルダー(4着 476kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
前走はオールカマーから間隔が空いていたこともあってか、動きこそ良く見せていたように思うが、1週前、最終追い切りと併せ馬での追い切りで叩き台という印象だった。この中間は、単走追いで好時計を出すこの馬の好調子時のパターンできており、引退レースに向けて調子を上げてきている模様。

ディープボンド(10着 494kg(-14kg))<D>
🏇『前走の追い切り
今年で3年連続の出走となり2年前には2着に好走しているが、年々追い切りの動きがズブくなっている。この中間の1週前追い切りも、若い頃に比べると走る気持ちが感じられない動きだった。


<前走:菊花賞 京都芝3000m(レース映像)> 中8週

タスティエーラ(2着 480kg(+2kg))<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
ダービーからの休み明けで臨んだ菊花賞だったが、入念な乗り込みで当日のパドックでもスッキリとしていて仕上がりは良かった。この中間も前走時以上の入念な乗り込みで、2週前、1週前と南Wで好時計で先着しており、あいだの日曜日にも3週連続坂路で速めの時計をマーク。かなりの上積みが窺える。

ソールオリエンス(3着 464kg(+4kg))<A>
🏇『前走の追い切り
今回は春のクラシックほどの人気にはならないと思われるが、条件も鞍上もプラス材料で思い切ったレースができそうな点も強みになる。切れる脚のある馬で仕掛けどころが難しいところはあると思うが、調教内容を見ても併せ馬で遅れることはなく、終いの時計もしっかり出ていて末脚が切れる。


<前走:エリザベス女王杯 京都芝2200m(レース映像)> 中5週

ハーパー(3着 484kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
秋に入って馬体が大きく増えており、前走時もさらに増えていたが、パドックでは太め感はなく春からの成長分と言って良さそう。前走時は坂路での調整のみだったが、この中間は本来のCW中心の調教内容に戻っており、1週前追い切りでは同厩舎のドウデュースとの併せ馬を消化。動きはやや見劣ったもののしぶとく喰らい付いていて前走以上の動き。

ライラック(4着 442kg(-6kg))<D>
🏇『前走の追い切り
牝馬限定なら好走するが、今年の春3戦のように牡馬相手だとやや力が足りない面がある馬。この中間の追い切りでは、1週前に好時計が出ていて併走馬を突き放しているが、内ラチ沿いを走ってのもので直線の走りも前走時のほうが迫力があった印象。やや物足りない動きに見えた。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中10週

プラダリア(1着 470kg(+6kg))<B>
🏇『前走の追い切り
京都大賞典から少し間隔が空いているが、前走時のように1週前、最終追い切りと強めに追われた時は好走する馬で、1週前は気合乗りも良く終い追われてしっかり伸びて状態は良さそう。輸送はあるものの最終追い切りもCWを長めから強めに追われたほうがこの馬の好走パターンに当てはまる。最終追い切りにも注目したい。

ブローザホーン(中止 414kg(-8kg))<C> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
前走(競走中止)から間隔を空けて、この中間南Wを馬なりで長め4本。かなり小柄な馬なので本数は足りているが、時計はそれほど目立たず。


<前走:アルゼンチン共和国杯 東京芝2500m(レース映像)> 中6週

ヒートオンビート(3着 476kg(-8kg))<B>
🏇『前走の追い切り
毎回パドックでは小気味良い動きで良く見せる馬。この中間もかなり乗り込まれていて、1週前追い切りではいつも通り3頭併せの内に併せて動きも前走時並みに良い。好調キープ。

ディアスティマ(13着 488kg(+4kg))<E> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
休み明けの前走を一度使われたが、この中間の追い切りでは時計平凡で併走遅れが続き、調子が上がってきていない印象を受ける。


<前走:その他のレース出走馬>

スルーセブンシーズ凱旋門賞:4着 芝2400m 3ヶ月)<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
凱旋門賞からの休み明けだが、入念な乗り込みで2週前、1週前には南Wで好時計。1週前の動きを見ても、宝塚記念の時よりもハードに追われていて状態面はかなり良さそう。

シャフリヤール(BCターフ:3着 芝2400m 中6週)<C>
🏇『前走の追い切り
🏇『12月6日香港での追い切り
BCターフ後に、有馬記念ではなく香港ヴァーズ出走を選択している時点で、中山2500mに関して何らかの不安要素があってのこと。状態面に関しても、香港での取り消し後のバタバタや、米国遠征から約1ヶ月半ほど坂路やCWなどトレセンでの調整ができていない点もマイナス材料になる。

ウインマリリン(BCフィリー&メアターフ 芝2400m 中6週)<D>
🏇『前走の追い切り
米国から帰国後、美浦で調整されているが、1週前追い切りは舌を出して走っていて動きも重く、伸び脚平凡といった様子。

ジャスティンパレス天皇賞(秋):2着 芝2000m 468kg(-2kg) 中7週)<B>
🏇『前走の追い切り
1週前にCWで強めに追われる馬で、休み明けの前走時はモタモタした動きであまりよく見えなかった。この中間の1週前追い切りでは重め感が解消し、直線でも一気に突き放してみせた。出来は前走以上。

アイアンバローズステイヤーズS:1着 芝3600m 504kg(-10kg) 中2週)<C>
🏇『前走の追い切り
2走前の京都大賞典の時は、追い切りでもパドックでもうるさい面を見せていて集中力を欠いていたが、前走時は坂路での調教中心に変えてきたことも手伝ってか追い切りの動きもパドックも集中していた様子で、好仕上がり。この中間も坂路での調整が続けられているが、1週前追切は終いに頭が上がり気味で、前走時の仕上がりには及ばない動きだった。

ホウオウエミーズ福島記念:1着 芝2000m 450kg(±0kg) 中5週)<B>
🏇『前走の追い切り
前走時の追い切りでもかなりの動きを見せていたが、この中間の1週前追い切りでも強めに追われて伸び脚上々で、出来は引き続き良さそう。

マテンロウレオ(チャレンジC:5着 芝2000m 484kg(+14kg) 中2週)<C> ※除外対象馬
追い切りでは速い時計が出る馬だが、1週前追い切りの映像からは力みがあって押さえが効かず、走り過ぎてしまっている感じあり。

ドゥラエレーデ ※出走回避


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、タスティエーラソールオリエンスドウデューススルーセブンシーズの4頭をあげておきます。


◇今回は有馬記念編でした。
12月に入っても暖かい日が多く、例年だとキリの影響で動きがしっかり確認できないことがある有馬記念の追い切りも、今年はそんな気配もないのかななどと思っていたら1週前に一気の冷え込み。何とか冬を間に合わせたような形で、急な季節の変化に人間の体もついていかなくてはならず、体調管理には気をつけて週末の有馬記念に臨みたいところですね。人が大変なら馬も大変、気を遣うこともこれまで以上にあると思います。今年最後の大一番で余力がどれだけ残っているかも重要なレースでもありますので、例年以上に状態面のチェックはしっかり行っていきたいと思います。
過去5年の連対馬の調教内容は、「最終追い切り=馬なり」の馬が7頭とまず目立つところ。ただ、間隔を空けて臨んだ馬は最終追い切り等で強めに追ってきていた馬も多く、昨年の勝ち馬イクイノックスもほぼ馬なりの調整だったものの、1週前の日曜日だけは坂路で一杯に追われていました。1週前か最終追い切りで強めの追い切りを消化できるだけの状態にあるという点は、過去5年の連対馬に共通しているところで、今年もそのあたりは一つのポイントとなりそうです。
毎年いろいろなドラマが生まれる有馬記念。混戦模様の今年は一体どんな結末を迎えるのでしょうか。暗いニュースが多い世の中ですが、大谷選手や阪神タイガースに続き最後は競馬が盛り上げて、明るい話題を届けてもらいたいですね。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年12月17日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年12月17日号】特選重賞データ分析編(389)~2023年有馬記念
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G1 有馬記念(グランプリ) 2023年12月24日(日) 中山芝2500m内


<ピックアップデータ>

【前走の条件がG1、かつ前走のコースが国内だった馬の、前走の着順別成績(2016年以降)】
○4着以内 [6-4-6-21](3着内率43.2%)
×5着以下 [0-2-0-43](3着内率4.4%)

 前走の条件がG1以外だった馬は2016年以降[0-0-0-22](3着内率0.0%)と3着以内なし。また、前走が国内のG1だった馬に限ると、大敗直後の馬も苦戦していました。ビッグレースで好走を果たした直後の馬に注目するべきでしょう。

主な「○」該当馬→ドウデュースハーパー
主な「×」該当馬→タイトルホルダーディープボンド


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降の、JRAの、G1のレース”において1着となった経験がある」馬は2016年以降[6-4-7-22](3着内率43.6%)
主な該当馬→タイトルホルダードウデュース

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2023年11月22日(水) 17:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック ジャパンC2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


11月26日(日)東京12R 第43回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
※注意※ジャパンカップは12Rです。

🏇『過去5年(2018年~2022年』は👉こちら👈


<外国馬招待馬>

イレジン(コンセイユドパリ賞:1着 芝2200m(2.17.9) 中5週)<C>
☆前々走2着(フォワ賞)の『レース映像
凱旋門賞の前哨戦・フォワ賞に出走して好成績を収めているが、セン馬のため凱旋門賞には出走できず。昨年はロイヤルオーク賞、今年はコンセイユドパリ賞に出走して共に勝利していて勢いはありそうだが、2年前のフォワ賞ではここにも出走するディープボンドに敗れており、これまでのレースを見ても持ち時計が遅く速い時計の競馬には向かない感じあり。


<前走:天皇賞(秋) 東京芝2000m(レース映像)> 中3週

イクイノックス(1着 494kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
前走の天皇賞(秋)では追い切り、パドック、レース内容と予想以上に完璧に近い内容。この中間も1週前に併せ馬で持ったまま楽に先着。日曜日にも坂路で速い時計を出していて、引き続き良い状態で最終追い切りを迎えられそう。

ダノンベルーガ(4着 500kg(-8kg))<C>
☆『前走の追い切り
この中間は1週前の木曜に追い切り1本と、昨年と比べても本数は少なく、動きを見ても併せ馬で併走相手に見劣る動きで期待していたほど良くなってこない。

ドウデュース(7着 512kg(+4kg))<A>
☆『前走の追い切り
休み明けの前走時は、パドックではフックラとまだ締まりそうな馬体。この中間もプールで毎日のように泳ぎ、1週前追い切りでは力強い動きを見せている。前走からの変わり身はあって良さそう。

エヒト(8着 462kg(-4kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックで細い感じには見えなかったが、休み明けから使われるごと馬体が減ってきていて、この中間も何とか先週金曜に1週前の時計が出せたくらいで余裕はない。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中6週

ディープボンド(3着 508kg(+6kg))<B>
☆『前走の追い切り
なかなか勝ちきれないレースが続くが、休み明けの前走は追い切りでは硬さのない走りで上々の仕上がり。この中間も前走時と同じような、坂路、坂路、CWで一杯に追われるという入念な過程を踏んできているが、1週前追い切りの動きを見ると走りが硬くやや物足りないようにも見えた。ただ1週前に良く見えた時は意外と最終追いがイマイチだったりすることがある馬なので、今回は逆に最終追い切りで硬さのないスッキリした動きなら狙いたい。

ヴェラアズール(7着 526kg(+6kg))<D>
☆『前走の追い切り
昨年は一番勢いがあった時期で、レースでも内に突っ込んでいったムーア騎手の好騎乗があっての勝利。ここ1年不振が続いているが、個人的な見解としては、胸前の筋肉が発達して前脚をかき込む走りに変わってしまっていることが影響しているのではないかと思う。胸前の筋肉が発達している割にトモの筋肉がそれと比例して成長していないぶん、前が強すぎてバランスが取れておらず、それが理由で終いの伸びが甘くなってしまい、良い頃のスピード感のある走りが近走では追い切りで見られていない。そのあたりは坂路での終いの時計にも表れていて、この点はデビューから坂路中心の追い切りだったものがここ1年はCW中心に変わっていることも影響しているのではないだろうか。今の走り方だと時計勝負の高速競馬には向かないので、合う条件に変えたほうが良さそう。

インプレス(12着 536kg(+12kg))<C>
併せ馬で遅れることがあまりない馬で、この中間は併せた相手も前走時よりも上のクラスの馬で状態面は悪くない。ただレースで前に行けなかったり、追い出されてモタれる面があったりとロスが多い点が懸念材料としてあり、このクラスになってくるとレース結果にも大きく影響してきてしまう。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中8週

タイトルホルダー(2着 472kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
休み明けのオールカマーを使われてこの中間は坂路と南Wでの調整。乗り込み量も豊富で、2週前の単走での追い切りでは良い時のものに近い動きを見せた。1週前の併せ馬は反応がイマイチに感じたが、それでも本数も乗られていて反動はなさそうなので、最終追いは単走で速い時計が出ていれば理想的。

チェスナットコート(15着 462kg(-15kg))<E>
前走のパドックを見ると、日経賞で2着に好走した頃のスラっとした感じからガッチリとしたダート馬の馬体に変わっていて、年齢的にも大きく変わる感じはない。


<前走:その他のレース出走馬>

パンサラッサ(ドバイWC:10着 ダ2000m 8ヶ月)<D>
☆『前走の追い切り
繋靭帯炎による休養からの休み明け。矢作厩舎なのでそれほど乗り込まれていないが、1週前がCWでの併せ馬で本来の調整内容ではない。動きを見ても大差先着はしているが、内外の併走相手はまともに追われておらず、追い比べの併せ馬にはなっていないので仕上がっている調教内容ではない。

リバティアイランド秋華賞:1着 芝2000m 476kg(+10kg) 中5週)<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
同じ休み明けでも桜花賞時と比べると前走の秋華賞の時にはかなり攻めた内容の調整で、+10キロでも仕上がりは良かった。休み明け2戦目は気合乗りが良くなったり、テンションが高めになる馬。前走が前述の攻めの調整内容だったことを考えると、馬体は仕上がっておりこの中間は単走で馬なりでの調整で十分。あとは最終追いで川田騎手が騎乗して反応を確かめる程度で仕上がる。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 6ヶ月半)<C>
☆『前走の追い切り
蹄の不安で天皇賞(秋)を回避。1週間休ませての仕上げ直しで1週前追い切りこそ南Wでの併せ馬だったが、日曜日にも2週連続で坂路で速い時計を出していて急仕上げ気味。

スタッドリー(ケフェウスS:2着 芝2000m 512kg(-6kg) 中9週)<D>
休み明け2戦目だが前走から中8週での出走の割に追い切りの本数が少なく、強めにも追われてもいない。1週前の動きを見ても前が上がり気味でバネがない走り。

フォワードアゲン(ケフェウスS:6着 芝2000m 426kg(±0kg) 中9週)<D>
この中間、乗り込み入念で速い時計は出ているが内めを走ったものばかり。1週前追い切りの動きを見ると、併せ馬ではないが外めを走っている他厩舎の馬にスイスイ抜かれている。

ショウナンバシット菊花賞:11着 芝3000m 492kg(+6kg) 中4週)<C>
☆『前走の追い切り
乗り込みは豊富なこの中間だが、春の調子が良かった時のような坂路での好時計が出てこない。

トラストケンシンダイヤモンド゙S:11着 芝3400m 472kg(-2kg) 9ヶ月)<E>
長期休養明けもこの中間美浦坂路での4本のみで目立つ時計も出ていない。

ウインエアフォルク(古都S:5着 芝3000m 470kg(-6kg) 中3週)<D> ※除外対象馬
前走時までは南Wで終い良いタイムもマークされていたが、この中間は内めを走って平凡な時計で上積みなし。

クリノメガミエース(兵庫クイーンC:4着 ダ1870m 482kg(-2kg) 中3週)<E> ※除外対象馬
この馬なりに前走時よりも追い切りで好タイムは出ているが、芝のレースは1回しか走ったことがなく距離も長めでの勝利が少ない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスリバティアイランドドウデュースの3頭をあげておきます。


◇今回はジャパンカップ編でした。
先日、北海道の浦河にある『軽種馬育成調教センター(BTC) 』を見学させてもらえる機会があり、渋谷区と同じくらいの広さがあるというその壮大なスケール感に圧倒されてきました(個人的にはここに夏場だけオープンする宿泊施設や、馬のアミューズメントパークつきの競馬場でも作ってしまえばいいのに……と思ってしまいました)。緑一杯の果てしなく続く芝コースに、屋内コースだけでも1000mある坂路、直線1000mのウッドチップ、600mのダートトラックコースと、雪の降る季節でも十分に調教できる施設が備わっていて、調教技術の進歩とこれだけの施設で調教されている日本の馬が強くなっているのにも納得しました。日本のトップが世界1であるということはそれ以外の馬たち全体もレベルアップしているということでもあり、どうしても強い馬がJRAに集中してしまうのは仕方がありませんが、昨今では地方競馬にも確実にレベルの上がっている馬たちが多くなってきているのも事実。これから先地方から強い馬が出てくる機会が多くなって交流レースがさらに盛り上がっていくのではと期待しています。
そんなハイレベルの日本馬トップが出走する今年のジャパンカップ。過去5年の連対馬の調教内容を調べてみたところ、1週前、最終追い切りと2週連続馬なりでの調整の馬が半分の5頭というのが目立ちました。このレースに関しては、秋華賞菊花賞天皇賞(秋)など秋の最初の目標になるレースがあり、そこを使って参戦してくる馬も多いことからこのような傾向が表れているのではないかと思います。そのことから、前走秋のG1レースを好走している場合は馬なり中心の調整タイプを、ジャパンカップを目標に使ってきているローテなら1週前か最終追い切りで強めの追い切りを行っている馬を狙ってみることをおススメします。


ジャパンカップ出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年11月19日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年11月19日号】特選重賞データ分析編(385)~2023年ジャパンカップ
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


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<次週の特選重賞>

G1 ロンジン賞 ジャパンカップ 2023年11月26日(日) 東京芝2400m


<ピックアップデータ>

【馬番別成績(2017年以降)】
○1~8番 [6-5-5-32](3着内率33.3%)
×9~18番 [0-1-1-47](3着内率4.1%)

 枠順が明暗を分けそう。2017年以降は外寄りの枠に入った馬が期待を裏切りがちでした。たとえ実績上位であっても、内寄りの枠を引けなかった馬は過信禁物と見るべきでしょう。

主な「○」該当馬→未定
主な「×」該当馬→未定


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降の、JRAの、今回と同じ距離の、オープンクラスのレース”において1着となった経験がある」馬は2017年以降[3-4-4-9](3着内率55.0%)
主な該当馬→ヴェラアズールドウデュース

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2023年11月4日() 10:00 TARO
【TAROの競馬研究室】晴れればルメ馬場、雨降れば危ルメ馬場の東京芝/みやこステークス展望
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注目された天皇賞(秋)イクイノックスが圧勝。ジャックドールのハイペース逃げにも動じることなく、スッと手応え良く3番手につけ、直線は悠々と抜け出すだけ。ゲートで遅れた後方待機組が2~3着に突っ込んできたのをみても展開は厳しかったが、ただ一頭レベルが違った。これで昨年の天皇賞(秋)から、海外を含めてG1・5連勝。まさに向かうところ敵なし。

もっとも、2着以下も注目馬多数。2着ジャスティンパレスはスピード競馬にも対応。展開が向いたにしても中身の濃い競馬だった。距離が延びるジャパンカップではさらに差が詰まる可能性もある。

3着プログノーシスは位置取りこそハマったが少し仕掛けが早かった。タイプ的にはマイルCSで見たいが、連戦で使えるタイプの厩舎ではないだけにどうだろうか。距離は2000mが限界か。逆に有馬記念あたりも良さそうだが、そうなると騎手を選ぶことにもなる。現実的ではないか。

5着ガイアフォースも強気に攻めていって能力を証明した。こちらはマイルCSなら有力。京都外回りは合う。

惨敗組の中ではドウデュース。良くも悪くもマッチョになってきており、3歳時のような溜めて鋭く伸びるタイプではなくなっている。ジャパンカップで期待したいところだが、今回の内容を見る限り、仮に武豊騎手に手綱が戻ってもどうかなというのが正直なところ。有馬記念、あるいはマイルで再び見たい気もする。

ジャックドールはレースを盛り上げる逃げを打ったが、一度でいいから外国人騎手で見てみたい。香港カップなら有力では。

ちなみにルメール騎手は今年の秋開催の東京芝で12勝。複勝率は73%と、いい馬に乗っているにしても、それを上回る圧倒ぶりだ。

今の東京芝はルメール騎手のスタイルに極めて合っていることも大きい。乾いて差しが届く「ルメ馬場」が続くならば、人気でも嫌ってはいけないか。

ちなみに秋の東京開催、唯一良馬場ではなかった10/9(月)は、ルメール騎手(0-1-1-3)と不発。雨が降ってタフな馬場になると切れ味をそがれるので、一転して「危ルメ馬場」にになる。ルメール騎手の人気馬を素直に信じるかどうかは、空模様次第ということになる。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はみやこステークスから。

ワールドタキオン斎藤新騎手)

注目はワールドタキオン斎藤新騎手。
前走のエルムSは、好スタートから好位追走、逃げ馬が早々にバテたことで早めに動かされる形で厳しい流れだったが、それでも最後は地力で2着に粘り通す強い内容。出戻り後はずっと好内容を続けており、重賞でも安定して走れそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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ドウデュースの口コミ


口コミ一覧
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まずは先週の回顧から。当初ルガルから行くつもりでしたが、びっくりの1番人気となってしまい、ひどい馬場だけに一筋縄ではいかないだろうな、と香港馬からいくことに。ただハナきれて、三連単と三連複を手広く持っていたので、しめしめ、と思っていたのですが、なぜか一見馬場の良く見える真ん中へ行きだして、悪そうに見えても止まらない最内の二頭(しかも香港では軽く封じたマッドクールに勝ち星を献上)にすくわれての3着と、ハナからそのまま最内を通っていれば勝てたんじゃ、という騎乗でしたが、土日のそれまでの競馬見てなかったんでしょうね・・。海外馬は、騎手がそれまでのレースをあまりみてないリスクあるんだと、競馬25年近くなって、初めて学びました(笑)基本、内をすくわれて負けるのは騎手の怠慢だと思っています(自分だったらラフプレー気味でも絶対内は閉めて通しません。外から差されるのは馬の能力の問題だし)。

それでは大阪杯の話題へ。まず馬場が悪くなりすぎないで欲しいなあ、本来の力比べになって欲しいなあ、というのはあります。超一流馬はドバイに行ってしまう時代となり、日本残留組は、一応G1馬だがその後はイマイチなくらいの馬達であり、馬券的には面白いが確たる軸の居ないメンツでのレースだし、1番人気の弱いレースでもあり、自分の推しの軸から手広くが良さそう。

あと、みなさんにはどうでもいい個人的な話も少し。先月からテニス少し再開しはじめました。衰えひどいのですが、ケガに気をつけながら少しずつ戻しつつ、年齢にあったプレースタイルに変更していきます。身の丈にあった、って大事ですよね。一平さんも道産子だけに普通に日本の競馬とかに自分の給料からドンと買ってくれれば良かったのになあ、と思います。あと元K-1ファイターのキックボクシングジムにも行きはじめました。コロナも落ち着きつつあり、子供も高校進学で部活の送迎や塾の送迎も減って東進予備校の授業は自宅で受けれてありがたいです。元々の左利きを直されてしまった人生でしたが、恐らく人生最後の新たなスポーツだけに52歳手前でサウスポースタイルで取り組んでいます。すっごく楽しくて、みなさんも近くにジムあったらやるのオススメです。

1番人気想定 タスティエーラ:昨年のダービー馬だし、皐月賞も菊花賞も2着と堅実に走った。有馬記念は6着に敗れ、この世代は弱いと言われちゃっているが、そもそも「世代」という考え方が、私自身は意味ないと思っていて、競馬は団体戦じゃないので、そもそも個の集まりだし、故障馬が遅れてやってきて大物だったりタイミングの問題で、世代全体が極端に強い弱いとかって無いと思います。父のサトノクラウン的なのか速い上りを使うタイプでないだけに、毎度レースの上り最速ではないけど好走するので器用とも言えるタイプか。調教は時計は出ているが堀調教師のトーンが上がらないように、状態的には良化途上か。ここも得意の惜敗で、宝塚記念頃には状態整うのでは。

2番人気想定 ローシャムパーク:母母母がエアグルーヴの良血馬で昨年夏は3連勝で函館記念とオールカマーを制した。オールカマーはタイトルホルダーを封じたようになかなか強い競馬っぷりだった。年末の香港は不発の8着だったが、海外遠征は向かない馬もよく居るのでノーカウントでよさそう。ただ調教の動きが、ひどく悪くはないがイマイチで、これまた宝塚記念頃に良くなってくるか。当然ある程度やれるだろうが。タナパク調教師は騎手時代は滅茶苦茶地味だったが、調教師としてはやり手のようでどうにか本番には仕上げてくるかも。

3番人気想定 ベラジオオペラ:デビューから3連勝で3番人気で臨んだ皐月賞では10着、ダービー4着とちょっと物足りない結果に終わったが、菊花賞はパスして休養で20kg増量パワーアップして臨んだ年末のチャレンジCで古馬相手にもきっちり勝ち、年明けての京都記念でもプラダリアには負けたが2着と上々の始動戦だった。一度使っただけに調教の動きもよく、ここが春の最大目標なのでは(距離的にも)。前の2頭と逆に宝塚記念の頃には少し下がってきているかも。眼の病気で引退早まった上村調教師のちょっと色入ったメガネもキムタクみたいでカッコいい。

4番人気想定 プラダリア:ステイヤー寄りのディープインパクト産駒で前走の京都記念も勝った。昨秋も京都大賞典を勝っているし、3歳時には青葉賞勝ちがあるように、正直2000Mはちょっと忙しいかもしれない。ただ前で割と流れに乗れるタイプだけにどうにかできるか。調教の動きはステイヤーらしく正直あんまりパッとしない。池添騎手は兄弟タッグでG1を、と気合入っているが弟の池添調教師はドバイに行っているよう(笑)

5番人気想定 ロードデルレイ→やはり除外に 今後のG1では要注意
6戦5勝の上り馬で、負けたのはローテ詰まった神戸新聞杯だけで、そこも0.1秒差の4着とかなりの能力感じられる馬。ここでも出られれば強そうだが除外対象で、調教も除外見越した仕上げか。動きは悪くないし、中内田厩舎だけに出られることになっても対応してきそうだが。

6番人気想定 ソールオリエンス:昨年の皐月賞は豪快な差し切りで、世代最強かと思わせたが、その後がイマイチで後方からそれなりに脚は使うけど、時すでに遅しというレースばかりで、川田騎手でも田辺騎手でもダメだった。今回は横山武騎手に戻るが後方だと厳しい大阪杯だけに正直あまり向かない舞台。父の横山典騎手に一度預けて教育してもらうのが良いのでは。調教の動き自体はかなり良い、と思ったらブリンカー今回はかけてくるようで、前向きさ出てスローになりそうなメンツだけに好位につけられれば、豪脚みせての久々の勝利あってもおかしくない。ただブリンカーは調教すごく良くても本番では慣れちゃって、いつも通り前半もっさり後方から、というのも十分あるが。

7番人気想定 ミッキーゴージャス:数少ないミッキーロケット産駒の牝馬だが、7戦5勝と高い能力示している上り馬。前走の愛知杯は安田隆調教師の引退にむけてのガッチリ仕上げてデビュー当初所属していた川田騎手が勝つという師弟コンビでの勝利だったが、調子落ちなく引き続き調教の動きは良く、最近好調のデムーロ騎手だけに、前走のようなまくる競馬もできそうで楽しみ。MAX体重が450kgの大きくない馬だけに、56Kgの斤量がこたえる可能性もありそう。

8番人気想定 エピファニー:気難しい感じの馬ではあるが前走、騎乗数自体は少ないが調教名人の杉原騎手が乗って(前走の中山金杯はピーヒュレク騎手が1番人気11着とかかるの制御できない無残な惨敗)、小倉大賞典勝ちと一発回答みせた。引き続き杉原騎手乗せての調教の動き良く、G3の小倉大賞典からのローテだけになめられそうだが、能力高く、やれて良い馬。ノーザンF生産でシルクRの馬で半数近くをルメール騎手乗せてたように、クラブ的には結構な力入っている馬で、ここらでG1初制覇とかあってもいい馬。

9番人気想定 キラーアビリティ:2歳時にはジャスティンパレスを封じてのホープフルS勝ちのG1馬ではあるが、その後は中日新聞杯の1勝のみと寂しい結果。前走の海外での2着はあてにならず、ディープインパクト産駒によくある完成の早いタイプだったのでは。まだ5歳で老け込む歳ではないし、調教の動きは良いが、ここでやれるかというと厳しいか。

10番人気以下想定
ハーパー:桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着、エリザベス女王杯3着と常に好走する瞬発力はイマイチな馬。ハーツクライ産駒だけに一皮むけて瞬発力ついてこれば、変わってくるのかもしれないが、まだそこまででないか。調教の動きは良い。

ステラヴェローチェ:3年前のクラシック路線では皐月賞3着、ダービー3着、菊花賞4着と好戦続けた馬だが長期休養を挟んで、2戦大敗したので、やはりもう終わっちゃったのかなあ、と思われた前走はリステッド競走とはいえ大阪城Sで58.5kg背負っての2年半ぶりの勝利。たまに大物出すバゴ産駒(母父はディープインパクト)で、6歳になったが休養長く消耗少ない分、まだやれてもいい。調教の動きよく、ノーザンF&須貝調教師よくあきらめずに立て直したなあ、という状況。

リカンカブール:10戦5勝のかなりいいペースでのし上がってきて前走は中山金杯を5番人気ながら勝っての重賞初制覇。調教の動きも良いが勝ち上がる率はよいがシルバーステート産駒は底力足りない感じがしてG1で好走するかというと難しいのでは。

ルージュエヴァイユ:自身の競走成績に比べて種牡馬としては正直イマイチ感のあるジャスタウェイ産駒の中では極めて優秀で昨秋はエリザベス女王杯で2着した。ただ前走の京都記念は8着とイマイチで、この小回りの舞台も適性とは真逆か。トニービン色が強く出ているのか東京など長い直線でグイグイ伸びてくる馬。調教の動きは良い。

ジオグリフ:一昨年の皐月賞で福永騎手の渾身の一撃ともいえる騎乗でイクイノックスやドウデュースに勝っちゃった(笑)馬だが、その後は低迷。ノド鳴りも言われていて、ダート試したりも不発。ただ前走久々に中山記念で3着と馬券となり、小回り適性高い馬で、ここも舞台的には向くはず。調教の動きは良い。

モリアーナ:昨秋の紫苑Sはハイペースの中、横山典騎手らしく最後方に控えて技ありの追い込みだった。その後2戦は追い込み不発だがそう大きく負けてはいない。ただ今回はメンバー的にスロー濃厚で追い込みは向かない状況。こういう時は横山典騎手だと意外な先行みせたりするものだが、武藤騎手に乗り替わるようなので、いくら父親の厩舎の馬とは言え批判覚悟でいつもと違う乗り方はしてこないのでは。調教の動きは良く、ここでない舞台で今春活躍はあるのでは。

スタニングローズ:一昨年の秋華賞を勝ったまでは良かったが、その後、不振となり更に故障で10か月半明けだけに、さすがに厳しいのでは。長期休養明けにしては調教の動きは良いが。

ハヤヤッコ:母母シラユキヒメの白毛馬多数の活躍馬だらけの血統。5歳まではダートで活躍していたが、歳とってから芝の長めを使いだして、8歳になったが頑張っている。昨年末も中日新聞杯で2着に追い込んできたし、金鯱賞も4着まで押し上げてきた。中京の長い直線で追い込んでくるのが良いようで、阪神内回りだと後方からだと届かないのでは。調教の動きは年齢的なこともあり地味。

バビット:3歳時は重賞ふたつ勝った馬だが、7歳となり、ここ10戦で7回が二桁着順と逃げられても、大敗が多かったのだが前走かなり久々に3着と京都記念で頑張った。ただ再度の激走はここでなくローカル2000Mなどでは。調教の動きは普通。

カテドラル:8歳となり衰え感じさせる現状。昨年2月の小倉大賞典で2着したのが馬券になった最後でここ6戦は二桁着順も3回あり、長く頑張ってきたが、ダート試してみてもダメだったし、そろそろ引退か。調教の動きは良い。

<まとめ>
有力:ベラジオオペラ、ソールオリエンス、ローシャムパーク、ステラヴェローチェ

ヒモに:タスティエーラ、プラダリア、ミッキーゴージャス、エピファニー

穴で:ジオグリフ

 RIVER62 2024年3月28日(木) 14:50
大阪杯 展望
閲覧 135ビュー コメント 0 ナイス 2

過去の傾向や データ面から、YouTuber等が
まことしやかに、語ってますね。
時代が変わってきていますね。
ただ データは所詮 過去の傾向であり
オッズがYouTuberやAI勢である意味 歪みだした
時代の競馬
今年は土曜日にドバイワールドカップ
主力メンバーは
ダノンベルーガ 5

ドウデュース 5

ナミュール 5

マテンロウスカイ5
ジャスティンパレス5

スターズオンアース5

リバティアイランド4
即ち、4.5歳の中心メンバーがいない大阪杯

去年の有馬記念の着は
ドゥドュース    ドバイ
スターズオンアース ドバイ
タイトルホルダー 
ジャスティンパレス ドバイ
シャフリアール

5着迄のドバイ組以外の馬齢は、現在6歳世代
ステラヴェローチェが、復調なら
ステラヴェローチェが、軸候補に

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 はたと止まる 2024年3月25日(月) 15:49
30日のドバイ<遠征の日本陣営など> 
閲覧 52ビュー コメント 0 ナイス 5


 1.ダート1200m: 「デットーリが名前で馬に乗る?」と思った
   ドンフランキーにはCデムーロとある。
    イグナイターも行ったがドバイでまず雨は降らないよねー、、、。
   
 2.芝1800m:日本陣営は「ドウデュースが予定しちゃったから、やや自重」という顔ぶれ。
          ドウデュースがv必須条件として、「騎手が必要以上に色気を出さないこと」がある。

 3.芝2400m:一番、金銀銅独占が見込めるレース

 4.ダート2000m:ルメールが「サウジでデルマソトガケはやや、ミスった」と
    恨み込みでレースへ出るので△くらいには、見ておきたいね

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コメント一覧
7:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年12月24日() 15:48:47
ラスト有馬おめでとう。もう十分でしょ。次は解説者だ!
6:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年10月29日() 16:05:54
武が乗れない上に直前代役戸崎では救い様なし。友道も武のせいでとんでもない馬を世話する羽目になったと同情する。
武豊、お前はレジェンドでも名手でもない。ただの縁故人間の最高峰に居るだけの騎手モドキ。
大谷翔平や羽生結弦などの本物のレジェンドとは大違いのただのゲス。道理で女好きな訳だ。
武よ、もうヤラセ屋は沢山だ。とっとと消えろゲス野郎!??
5:
  うしかったクン   フォロワー:8人 2023年2月12日() 17:11:16
京都記念 よしよしよし😁😁

次は🏆ドバイの歓喜だあ🎉

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