スターズオンアース(競走馬)

注目ホース
会員登録(無料)して注目ホースに登録すると、出走情報やレース結果がメールで届きます。
今すぐ会員登録
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
スターズオンアース
写真一覧
現役 牝5 黒鹿毛 2019年2月27日生
調教師高柳瑞樹(美浦)
馬主有限会社 社台レースホース
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績13戦[3-5-4-1]
総賞金84,098万円
収得賞金29,400万円
英字表記Stars on Earth
血統 ドゥラメンテ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
アドマイヤグルーヴ
サザンスターズ
血統 ][ 産駒 ]
Smart Strike
Stacelita
兄弟 ステラデルシエロベクルックス
市場価格
前走 2024/03/30 ドバイシーマC G1
次走予定

スターズオンアースの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
マークが付いたメニューはウマニティ会員専用のコンテンツになります。メールアドレスがあれば登録は簡単!今すぐ会員登録(無料)しよう!
成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/03/30 アラ 8 ドバイシーマ G1 芝2410 12--------8** 牝5 55.0 L.デット高柳瑞樹 --2.28.4 1.7----レベルスロマンス
23/12/24 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 168168.672** 牝4 56.0 C.ルメー高柳瑞樹 494
(-2)
2.31.0 0.134.8ドウデュース
23/11/26 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 1881726.653** 牝4 56.0 W.ビュイ高柳瑞樹 496
(+12)
2.22.6 0.834.0④④④④イクイノックス
23/05/14 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 16122.513** 牝4 56.0 C.ルメー高柳瑞樹 484
(0)
1.32.3 0.133.6ソングライン
23/04/02 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 166113.412** 牝4 56.0 C.ルメー高柳瑞樹 484
(+12)
1.57.4 0.034.4⑫⑫⑪⑨ジャックドール
22/10/16 阪神 11 秋華賞 G1 芝2000 16593.013** 牝3 55.0 C.ルメー高柳瑞樹 472
(+8)
1.58.7 0.133.5⑭⑬⑭⑭スタニングローズ
22/05/22 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 188186.531** 牝3 55.0 C.ルメー高柳瑞樹 464
(-6)
2.23.9 -0.233.7⑧⑦⑧⑧スタニングローズ
22/04/10 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 184814.571** 牝3 55.0 川田将雅高柳瑞樹 470
(-4)
1.32.9 -0.033.5⑩⑨ウォーターナビレラ
22/02/12 東京 11 クイーンC G3 芝1600 16593.412** 牝3 54.0 横山武史高柳瑞樹 474
(0)
1.34.2 0.134.2プレサージュリフト
22/01/10 中山 11 フェアリーS G3 芝1600 16234.312** 牝3 54.0 石橋脩高柳瑞樹 474
(+6)
1.35.3 0.135.1⑤⑤④ライラック
21/11/21 東京 9 赤松賞 1勝クラス 芝1600 9892.313** 牝2 54.0 石橋脩高柳瑞樹 468
(+6)
1.34.3 0.533.8ナミュール
21/10/09 東京 2 2歳未勝利 芝1800 12552.611** 牝2 54.0 石橋脩高柳瑞樹 462
(-2)
1.47.3 -0.333.9⑤⑤⑦ユイノゴトク
21/08/01 新潟 5 2歳新馬 芝1800 10894.922** 牝2 54.0 石橋脩高柳瑞樹 464
(--)
1.51.3 0.132.6⑧⑦ルージュスティリア

スターズオンアースの関連ニュース

J・モレイラ(40)=ブラジル=騎乗で2番人気のステレンボッシュが鋭い末脚で差し切り、GⅠ初制覇。昨年の阪神JF2着から逆転し、桜の女王に輝いた。鞍上は2018年エリザベス女王杯リスグラシュー)以来JRA・GⅠ2勝目、国枝栄調教師(68)=美=は現役調教師では最多の桜花賞3勝目。2着は1番人気のアスコリピチェーノ、3着は7番人気のライトバックが入った。

8年ぶりに満開の桜のもと行われた桜花賞。末脚を爆発させたステレンボッシュが、鮮やかに咲き誇った。阪神JF2着の雪辱を晴らす戴冠。見事なエスコートを披露したモレイラ騎手が、ファンの声援に右手を突き上げ応えた。

「直線に入っても手応えが良く、素晴らしい脚を使ってくれましたね。先頭に立っても余裕があり、強い勝ち方でした」

スタートはひと息も、すぐさまリカバリーして中団を確保。馬群の中でジッと脚をため、4コーナーで外に持ち出しながらスパートを開始した。鋭い反応で、前との差を一気に詰めると、ラスト1ハロンを過ぎて先頭に立ち、そのまま押し切り。阪神JFで敗れたアスコリピチェーノに¾差をつけ、リベンジを果たした。

モレイラ騎手は、前日のサンスポ杯阪神牝馬Sマスクトディーヴァ)に続き、阪神でメインジャック。2018年のエリザベス女王杯リスグラシュー)以来となるJRA・GⅠ制覇、日本のクラシックレース初制覇に、「勝てたはずのレースもあったでしょうし、さらにもっと勝ちたい。非常にうれしいです」と白い歯をこぼした。

2014年に初来日。今回は初めて春シーズンの来日となった。咲き誇る桜の美しさも堪能し、「日本の3歳馬の強さを確認することができますし、GⅠにつながることもあると思う。特別さを感じています」とクラシックシーズンでのさらなる飛躍も誓った。

管理する国枝調教師は、10年のアパパネ、18年のアーモンドアイに次ぐ桜花賞3勝目。逆転Vに指揮官は「馬体の張りが出て、筋肉のつきが良くなってきた」と目を細める。次に見据えるオークスは一気の距離延長となるが、「馬体を見ても落ち着いた様子をみても、2400メートルは問題ないと思います」と力強くうなずいた。

同厩舎の桜花賞馬2頭は、ともに牝馬3冠を達成。トレーナーは「その2頭と比べても、手応えとして感じるものは同等のものがあります。あとは無事にいってくれれば」と力を込めた。

〝マジックマン〟とともにつかんだ〝桜冠〟。春の仁川から牝馬3冠ロードがつながっていく。(山口大輝)

ステレンボッシュ 父エピファネイア、母ブルークランズ、母の父ルーラーシップ。鹿毛の牝3歳。美浦・国枝栄厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は吉田勝己氏。戦績5戦3勝。獲得賞金2億1546万8000円。重賞は初勝利。桜花賞はジョアン・モレイラ騎手が初勝利、国枝栄調教師は2010年アパパネ、18年アーモンドアイに次いで3勝目。馬名は「南アフリカの都市名」。

■ジョアン・モレイラ(Joao・Moreira) 1983年9月26日生まれ、40歳。ブラジル出身。2000年に母国で騎手デビュー。09年にシンガポール、13年からは香港に拠点を移した。主戦場とする国だけにとどまらず、世界各国で大レースを制し、数々の記録を打ち立てている。日本での初騎乗は14年。7日現在、JRA通算533戦163勝で重賞は11勝。GIは18年エリザベス女王杯リスグラシュー)、24年桜花賞(ステレンボッシュ)。

★アラカルト

◆モレイラ騎手 初騎乗で勝利。JRA・GⅠは2018年エリザベス女王杯リスグラシュー)以来で2勝目。重賞は6日のサンスポ杯阪神牝馬Sマスクトディーヴァ)に次ぐ今年2勝目で通算11勝目。

◆国枝調教師 10年アパパネ、18年アーモンドアイに次ぐ3勝目で現役最多。JRA・GⅠは21年阪神JFサークルオブライフ)以来で通算22勝目。重賞は今年のダービー卿CT(パラレルヴィジョン)以来の今年3勝目で通算67勝目。

エピファネイア産駒 20年デアリングタクト以来、4年ぶり2勝目。JRA・GⅠは21年有馬記念エフフォーリア)以来で通算8勝目。重賞は小倉大賞典エピファニー)以来の今年6勝目で通算20勝目。

◆馬主・吉田勝己氏 11頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠは17年チャンピオンズCゴールドドリーム)以来で通算7勝目。重賞は23年アイビスSDオールアットワンス)以来で通算36勝目。

◆生産者・ノーザンファーム 23年リバティアイランドに次ぐ2年連続Vで通算10勝目。JRA・GⅠは23年ホープフルSレガレイラ)以来で通算203勝目(他にJ・GⅠを3勝)。重賞は6日のニュージーランドTエコロブルーム)に次ぐ今年12勝目。通算823勝目。

◆単勝2番人気の勝利 18頭立てとなった1987年以降では21年ソダシ以来で3年ぶり9回目。

◆馬番⑫の勝利 87年以降で初。

◆関東馬の勝利 22年スターズオンアース以来2年ぶり31回目。

★売り上げ、入場人員

桜花賞の売り上げは179億9912万1200円で前年比95・9%。7日の阪神競馬場の入場人員は3万4233人で同127・1%だった。

【桜花賞2024】逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める スピードタイプの枠の並びに注目の一戦! 桜の女王に輝くのは? 2024年4月6日() 17:00


桜花賞は阪神芝1600mで施行される3歳牝馬限定のG1。

今年は昨年の勝ち馬リバティアイランドのような絶対的な存在がおらず、何を根拠にどう馬券を組み立てるべきかが難しい。当記事では前哨戦でハナを切った2頭、セキトバイーストエトヴプレに注目しつつ、勝ち馬を探っていきたい。データは過去10年分を使用する。

逃げた馬の成績は[1-0-1-8]。末脚の要求度が高い外回り戦だけに、逃げ粘るのはなかなか厳しい。馬券内の2頭は、2015年5番人気1着レッツゴードンキと2020年9番人気3着スマイルカナ

2015年の前半3ハロン37秒1はあまりにも遅い。テレビの前で「こういうこともあるのか」と唖然としたのを覚えている。レッツゴードンキの上がり3ハロンが33秒5だから、控えた馬は物理的に届かない。

2020年は対象期間中、2度しかない道悪開催のひとつ。前半3ハロン34秒9は馬場を考えれば速く、気分よく運べれば強いというスマイルカナの個性がうまく出た。

そのほか、8年中7年は2桁人気が逃げており、近年は特にイン前有利のバイアスを活かし、前々から粘り込む馬が多数いるため、一概に前がダメとも言えない。

▼脚質別成績
逃げ 10.0% 10.0% 20.0%
先行  7.7%  17.9% 23.1%
中団  2.5%  6.3% 15.2%
後方  8.0%  14.0% 14.0%
※数字は左から勝率・連対率・複勝率

上がり最速馬の複勝率は70%、馬券内の30頭中15頭が上がり3位以内。直近4年に限定しても、上がり3位以内の馬券内好走は5例あるが、該当馬はデアリングタクトファインルージュサトノレイナススターズオンアースリバティアイランドと、強い馬ばかり。

それ以外の馬券内7頭は、初角5番手以内を通過しており、先行した馬の活躍が目立つ。この傾向が今年も続くのかどうか。

阪神芝1600mのスタートは、2コーナーを過ぎたあたり。3コーナーまでは444mあり、組み合わせや先行争いの有無でペースが変動しやすい。桜花賞では多頭数のG1らしく、基本的に締まったラップになる。

▼平均ラップ
12.3-10.9-11.6-12.0-11.9-11.3-11.6-12.0

こう見ると、2015年のスロー度合いがよくわかる。スローペースしか経験のない馬は桜花賞特有のペースに対応できるか未知で、既にこれに近いペースを経験した馬のほうが買いやすい。

3、4コーナーの角度は緩く、直線は急坂を含む474m。比較的不利を受けづらい、能力が素直に反映されるレイアウト。

逃げ馬に注目すると、冒頭で触れた2頭、チューリップ賞のセキトバイースト(2着)とフィリーズレビューエトヴプレ(1着)がいる。

セキトバイーストの逃げは、稍重の半マイル46秒0だから速く、1,3着馬は4角2桁位置から台頭。形としては強いが、チューリップ賞以前に逃げた経験はなく、ほかの馬がハイラップを踏むなら、先行でも良さは出る。

エトヴプレの逃げは、テン1ハロン12秒0と速い。ただ、スタート直後にこの馬より前に出ていたのは4枠6番のシカゴスティングで、3枠4番のエトヴプレにハナを譲る形だった。

そのシカゴスティングは、前走阪神JFで逃げを打ち5着で、フィリーズレビューは番手に控えたがために、折り合いを欠き12着に沈んだ。今回はシカゴスティング3枠5番、エトヴプレ7枠15番と枠の並びが逆になった。

シカゴスティングはかかるなら逃げたほうが良さそうだが、同馬の内に前に位置を取りたいキャットファイトがいる。この並びなら速くなりそうだし、溜め逃げが合うタイプもいない。実力勝負の流れ、どの路線に信を置くかという話になる。

ステレンボッシュ。前走の阪神JFの1分32秒6はレースレコードで、当日は昨年秋の阪神のように異常な高速馬場でもなかった。3着と4着の間には3馬身差あり、妥当に評価すべきではないか。桜花賞に似た締まったラップを経験しているのもいい。

スタート後によれて出遅れており、本来ならもう少し位置を取れるはずだし、直線で進路を切り替えるロスもあった分、勝ち馬より上にとりたい。馬券は◎の単勝。②⑨⑪への馬連。

[もっと見る]

【桜花賞2024】血統アナリシス ドゥラメンテ産駒が2連覇中、キングカメハメハ孫世代の躍進が続く 2024年4月6日() 12:00


2022年スターズオンアース、2023年リバティアイランドと、2022~2023年はドゥラメンテ産駒が2連覇を達成。それら2頭は父系祖父がキングカメハメハとなるが、2018年アーモンドアイ(父ロードカナロア)、2020年デアリングタクト(母の父キングカメハメハ)、2021年ソダシ(母の父キングカメハメハ)と、近年の勝ち馬の多くがキングカメハメハの孫世代であることは特筆に値する。

ほか、2016年ジュエラー(父ヴィクトワールピサ)、2020年デアリングタクト(父エピファネイア)の勝ち馬2頭は初年度産駒となるが、昨今のリーディングを争うロードカナロアや稀代の名馬ディープインパクトも種牡馬としての初G1制覇が桜花賞であったように、期待の種牡馬が箔を付けるレースともいえるだろう。

セシリエプラージュは、父ブリックスアンドモルタル×母アットザシーサイド(母の父キングカメハメハ)。父はアメリカ年度代表馬として鳴り物入りで導入された期待の新種牡馬。一方、本馬は母がキングカメハメハの直仔であるとともに、16年桜花賞で3着に好走している実績も評価しやすい。その母同様にフィリーズレビューからの臨戦であることも興味深く、今回と同じ阪神芝1600mで未勝利を勝ちあがった戦歴にも注意を払うべきだろう。

ステレンボッシュは、父エピファネイア×母ブルークランズ(母の父ルーラーシップ)。同産駒からは20年1着デアリングタクトが出ているが、同馬とは「母の父がキングカメハメハ系種牡馬」となる配合も共通。また、ドゥラメンテ産駒が目下2連覇中であることを考えれば、その叔父にあたるルーラーシップが母の父であることも強調できるだろう。阪神JFではメンバー最速となる上がり3Fを披露しており、逆転の余地はじゅうぶんにある。

チェルヴィニアは、父ハービンジャー×母チェッキーノ(母の父キングカメハメハ)。「母の父キングカメハメハ」は近年のトレンドといっても過言ではなく、20年1着デアリングタクト、21年1着ソダシ、23年2着コナコーストが該当し、ソダシにおいては阪神芝1600mのコースレコードをも更新。本馬は母が16年優駿牝馬オークス)で2着、伯父コディーノが13年皐月賞で3着とクラシックを賑わせている血統背景も申し分ない。

【血統予想からの注目馬】
セシリエプラージュ ⑫ステレンボッシュ ⑱チェルヴィニア

[もっと見る]

【桜花賞】クイーンズウォークは併せ馬で遅れも上々の動き 川田将雅騎手「成長を感じる内容でした」 2024年4月4日(木) 09:42

牝馬クラシック第1弾・桜花賞の追い切りが3日、滋賀県の栗東トレーニングセンターで行われた。前走のクイーンCで重賞初勝利を挙げたクイーンズウォーク(栗東・中内田充正厩舎、牝3歳)は、CWコースで併せ馬。遅れたものの、上々の時計をマークした。コンビを組む川田将雅騎手(38)=栗東・フリー=は、今年も勝てば史上初の桜花賞3連覇。頼もしい鞍上とともに、1冠目を狙う。



栗東トレセンの空を覆った厚い雲を吹き飛ばすように駆け抜けた。クイーンCを快勝したクイーンズウォークが余力十分にフィニッシュ。手綱を取った川田騎手が確かな手応えを口にした。

「また少しバランスが良くなりましたし、日々の積み重ねのもと、成長を感じる内容でした」

CWコースでダノントルネード(3勝)を1馬身ほど追いかける形でスタート。鞍上と折り合ってリズムよく進み、手応え十分に直線へ。一杯に追われる相手に対し、馬なりのままゴール。半馬身遅れたものの、ラスト1ハロンは自己最速タイの11秒2(6ハロン84秒1)と鋭く伸びており、気にする必要はないだろう。中内田調教師も「先週に引き続きいい動きでしたし、雰囲気も非常に良かったです」と納得の表情だ。

2戦目で勝ち上がると、前走のクイーンCは重賞初挑戦でV。クビ差とはいえ、後方からメンバー最速となる上がり3ハロン33秒4の末脚を繰り出したレースぶりは迫力満点だった。1600メートル、長距離輸送、左回りと初の条件をあっさりクリアし、改めて高いポテンシャルも証明。デビューから3戦ともコンビを組む鞍上は「体の大きな馬ですし、そのぶんの体全体の幼さというのも、もちろんあるので、そういう部分が少しずつしっかりしつつあるなというところですね」とステップアップに目を細める。

半兄グレナディアガーズ(父フランケル)はGⅠ朝日杯FSの勝ち馬。兄にも騎乗したジョッキーは「ポテンシャルが高いところは共通していますが、馬としては全然違います」と評する。1600メートルまでを主戦場とした兄に対し、妹はデビュー前の調教に騎乗したときから「オークスに向かいたい馬」と感じたという。それでも「東京の1600メートルをあれだけ上手に走れましたので、阪神の1600メートルも上手に走れると思います」と力を込める。

川田騎手は一昨年のスターズオンアース、昨年のリバティアイランドに続き史上初の桜花賞3連覇がかかる。先週末はドバイ遠征で不在だったが、2週前の3月24日には中京で6勝の固め打ちと絶好調。頼れる鞍上は「オークス向きだと思いながらの桜花賞」と前置きしつつ「上手に走ってくれると思いますので、その中でどういう結果を得てくれるのか、楽しみにしているところはあります」とうなずいた。

重賞勝ち馬が7頭もそろった大混戦。阪神JF組とは未対戦と未知の魅力は十分。桜舞う仁川で3歳牝馬の勢力図を書き換える。(山口大輝)



■川田騎手TALK

──前走のクイーンCを振り返って

「1600メートルということもあり、あまりせかすことをせず、彼女のリズムを大事にしながら、先につながるようにと競馬を組み立ててきて、内容も結果も素晴らしく、いい走りだったと思います」

──いいと感じる点は

「変にテンションが上がることなく、穏やかな時間の多い馬です。その辺はお母さんからいいものを受け継いでいるのかなと思います。本当にいい馬です」

──今年のレベルをどうみる

レガレイラホープフルSを勝ったことは、この世代の牝馬の強さをしっかり表す結果だと思います。この馬自身、とても素晴らしい馬ですから他の馬どうこうより、この馬自身がちゃんと走れるようにと思います」

──天気予報では馬場悪化の可能性もある

「乾いた馬場で走るのが一番、適していると思います」

桜花賞3連覇となれば史上初 桜花賞を連覇したジョッキーは川田騎手を含めて6人いるが、3連覇はいない。武豊騎手は1995年は2着(ダンスパートナー)、安藤勝騎手は2008年は12着(オディール)、ルメール騎手は20年は6着(サンクテュエール)と3年連続Vはならなかった。ちなみに桜花賞以外のクラシックでは、渡辺正人騎手が皐月賞(1958─60年)、嶋田功騎手がオークス(72─74年)で3連覇を達成している。

[もっと見る]

【桜花賞の注目点】2歳女王か!新女王誕生か! 川田将雅騎手は3連覇、武豊騎手は20年ぶりV狙う 2024年4月3日(水) 10:34

★3戦3勝の2歳女王アスコリピチェーノ 史上9頭目の無敗の桜花賞馬となるか

3戦3勝で昨年のJRA賞最優秀2歳牝馬を受賞したアスコリピチェーノ(美浦・黒岩陽一厩舎)が、無敗での桜花賞制覇に挑む。同馬は昨年6月24日の東京でデビュー勝ちをおさめると、新潟2歳S→阪神JFと連勝を伸ばして2歳女王の座に就いた。アスコリピチェーノは阪神JF以来、約4力月ぶりの出走となるが、無傷の4連勝で桜の女王の座に就くことができるだろうか。Vなら、無敗での桜花賞制覇は2021年のソダシ以来3年ぶり9頭目、最優秀2歳牝馬の勝利は昨年のリバティアイランドに続く2年連続で12頭目となる。

★アスコリピチェーノは桜花賞が今年初戦 牝馬クラシック初V狙う北村宏司騎手が騎乗予定

デビューから3連勝で昨年の阪神JFを制したアスコリピチェーノ(美浦・黒岩陽一厩舎)は、桜花賞が今年初戦となる。桜花賞が年明け初戦となった馬は過去10年で3勝、2着2回(勝率.273、連対率.455)という成績を挙げているが、アスコリピチェーノはデビューからの連勝を伸ばすことができるだろうか。なお、アスコリピチェーノ以外の桜花賞登録馬では、ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)、チェルヴィニア(美浦・木村哲也廐舎)、ボンドガール(美浦・手塚貴久厩舎)が昨年以来の出走となる。(※ボンドガールは4月2日現在、抽選対象)。

アスコリピチェーノに騎乗予定の北村宏司騎手には、牝馬クラシック初制覇がかかる。同騎手は2015年の菊花賞でクラシック初制覇を遂げているが、牝馬クラシックでは2001年桜花賞、2014年オークスの3着が最高成績。北村宏司騎手は2021年以来3年ぶりの桜花賞参戦となるが、同レース初勝利を挙げることができるだろうか。

アスコリピチェーノへの雪辱狙う 阪神JF2着馬ステレンボッシュ&3着馬コラソンビート

阪神JFで勝ったアスコリピチェーノからクビ差の2着となったステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)は、アスコリピチェーノ同様に桜花賞が今年初戦となる。阪神JF2着馬は過去10年で2勝、2着2回、3着2回(勝率.200、3着以内率.600)と好成績を挙げているが、ステレンボッシュ阪神JFのリべンジを果たすことができるだろうか。なお、同馬を管理する国枝栄調教師は現役調教師では最多の桜花賞2勝を挙げている。

また、阪神JF3着のコラソンビート(美浦・加藤士津八厩舎)は、デビューから6戦すべて3着以内と堅実な走りを続けており、今年初戦のフィリーズレビューでは2着に入っている。2017年の桜花賞では、阪神JF3着馬で、前走がフィリーズレビュー2着という戦歴だったレーヌミノルが勝利を挙げているが、コラソンビートは同様に〝桜の女王〟の座を射止めることができるだろうか。

川田将雅騎手はクイーンズウォークに騎乗予定 史上初の桜花賞3連覇なるか

2022年の桜花賞スターズオンアース、昨年の桜花賞リバティアイランドとのコンビで制した川田将雅騎手には、史上初の桜花賞3連覇がかかる。同騎手は、今年の桜花賞ではクイーンC勝ち馬クイーンズウォーク(栗東・中内田充正厩舎)に騎乗予定だが、今年も桜花賞を制すことができるだろうか。なお、クイーンズウォークは前走時の馬体重が516キロという大型馬で、同馬が勝てば、成績公報に桜花賞の馬体重が初めて掲載された1971年以降の同レース最高体重優勝記録になる。また、クイーンズウォークを管理する中内田充正調教師は、昨年の桜花賞リバティアイランドの調教師でもあり、1953・54年の尾形藤吉元調教師以来70年ぶり2人目の桜花賞連覇がかかる。

★20年ぶりの桜花賞制覇を狙う武豊騎手 チューリップ賞を制したスウィープフィートに騎乗予定

武豊騎手は、桜花賞で歴代最多の騎乗回数(30回)を記録しており、歴代最多の5勝を挙げている。同騎手は今年の桜花賞ではチューリップ賞を制したスウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)に騎乗する予定だが、2004年ダンスインザムード以来20年ぶりとなる桜花賞制覇を遂げることができるだろうか。なお、チューリップ賞勝ち馬の桜花賞制覇は2014年のハープスター以降ないが、チューリップ賞組は過去10年で3勝、2着8回、3着6回という成績を挙げている。

★フィリーズレビューを制したエトヴプレ 外国産馬初の桜花賞制覇なるか

フィリーズレビューを制したエトヴプレ(栗東・藤岡健一厩舎)は、父Too Darn Hot、母Nahoodhという血統の愛国産馬だ。エトヴプレはデビューから芝1400メートル以下の距離に出走を続けており、今回が初めての芝1600メートル出走になるが、外国産馬初の桜花賞制覇を遂げることができるだろうか。同馬には藤岡康太騎手が騎乗する予定だ。なお、エトヴプレは追加登録料200万円を支払って参戦する。

[もっと見る]

【桜花賞の注目点】牝馬3冠開幕戦を制すのはどの産駒? キズナ産駒はクラシック初制覇なるか 2024年4月2日(火) 14:14

★1位ロードカナロア、2位キズナ、3位エピファネイア リーディング上位種牡馬の産駒が出走予定

4月2日現在のJRA種牡馬成績を見ると、1位のロードカナロア、2位のキズナの獲得賞金が10億円を超えており、獲得賞金6億円台の3位エピファネイア、4位ドゥラメンテが2頭を追っている。1位のロードカナロア産駒は桜花賞にチューリップ賞3着のハワイアンティアレ(栗東・松永幹夫厩舎)、2位のキズナ産駒はクイーンCを制したクイーンズウォーク(栗東・中内田充正厩舎)、エルフィンSを制したライトバック(栗東・茶木太樹厩舎)が出走を予定している。また、3位のエピファネイア産駒は阪神JF2着のステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)、フェアリーSを制したイフェイオン(栗東・杉山佳明厩舎)が出走する予定だが、クラシック初戦を制すのはどの種牡馬の産駒だろうか。(※キズナ産駒はタガノエルピーダ(栗東・斉藤崇史厩舎)、エピファネイア産駒はオオナミコナミ(栗東・牧浦充徳厩舎)も桜花賞に登録している)。なお、キズナ産駒にはクラシック初制覇がかかる。

★新種牡馬産駒が過去10年で3勝 今年は2頭のスワーヴリチャード産駒などが出走予定

過去10年の桜花賞では、2016年ジュエラー(父ヴィクトワールピサ)、2018年アーモンドアイ(父ロードカナロア)、2020年デアリングタクト(父エピファネイア)と新種牡馬の産駒が3勝を挙げている。4月2日現在、桜花賞に出走可能となっている馬のうち、新種牡馬の産駒はスワーヴリチャード産駒のコラソンビート(美浦・加藤士津八厩企)、スウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)、ブリックスアンドモルタル産駒のセシリエプラージュ(栗東・中村直也厩舎)、カリフォルニアクローム産駒のワイドラトゥール(栗東・藤原英昭厩舎)の4頭だが、今年の新種牡馬産駒は桜花賞を制すことができるだろうか。

セシリエプラージュは今年の桜花賞登録馬では最も小柄で、前走のフィリーズレビューは馬体重410キロで3着に入っている。フィリーズレビュー3着馬が桜花賞を勝てば、2008年レジネッタ以来16年ぶり4頭目となるが、セシリエプラージュはトライアルに続いて本番の桜花賞でも好走することができるだろうか。なお、成績公報に初めて桜花賞の馬体重が掲載された1971年以降、最も馬体重が軽かった優勝馬は1972年アチーブスターの412キロだ。

★GI完全制覇を遂げたサンデーレーシング 桜花賞には所有馬4頭が出走予定

3月24日に実施された高松宮記念でJRA・GI24レースと障害のJ・GI2レースの完全制覇を遂げた(有)サンデーレーシングの所有馬は、今年の桜花賞阪神JF勝ち馬のアスコリピチェーノ(美浦・黒岩陽一厩舎)、クイーンC勝ち馬のクイーンズウォーク(栗東・中内田充正厩舎)、アルテミスS勝ち馬のチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)、アネモネS2着のテウメッサ(美浦・金成貴史厩舎)と4頭の所有馬を登録している。(有)サンデーレーシングは、(有)社台レースホースと並ぶ歴代最多タイの桜花賞4勝を挙げているが、単独トップの5勝目を挙げることができるだろうか。なお、(有)社台レースホースの所有馬は今年の桜花賞フェアリーS勝ち馬のイフェイオン(栗東・杉山佳明厩舎)が出走する予定。

★収得賞金1000万円の3頭は抽選対象 クラシックの檜舞台に立つのはどの馬?

今年の桜花賞には27頭が登録しているが、4月2日現在、優先出走権獲得馬と収得賞金上位の16頭が出走可能となっている。残る2頭の出走馬は収得賞金1000万円のシカゴスティング(栗東・庄野靖志厩舎)、ショウナンマヌエラ(栗東・高野友和厩舎)、ボンドガール(美浦・手塚貴久厩舎)の3頭による抽選で決定しているが、クラシックの檜舞台に立つのはどの馬だろうか。このうち、ボンドガールは昨年6月4日の新馬戦を勝ち上がり、続くサウジアラビアRCで2着に入っており通算2戦1勝という成績だ。キャリア2戦で桜花賞を勝てば、桜花賞の最少キャリア優勝記録に並ぶが、ボンドガールは抽選を突破して勝利を挙げることができるだろうか。同馬には鮫島克駿騎手が騎乗する予定だ。

ボンドガールが勝った新馬戦の出走馬は、その後の活躍が目立っている。同レース2着のチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)はアルテミスS、3着のコラソンビート(美浦・加藤士津八厩舎)は京王杯2歳S、6着のキャットファイト(美浦・上原博之厩舎)はアネモネSを勝ち、4着のマスクオールウィン(美浦・牧光二厩舎)もフェアリーSで2着と好走しており、ボンドガールが抽選を突破すれば同じ新馬戦でデビューした5頭が桜花賞に出走することになる。

フェブラリーSを制した藤岡佑介騎手 チューリップ賞2着のセキトバイーストに騎乗予定

藤岡佑介騎手は、今年2月のフェブラリーSをぺプチドナイルとのコンビで制し、2018年のNHKマイルC(ケイアイノーテック)以来約6年ぶり2回目のJRA・GI制覇を遂げた。藤岡騎手は桜花賞では、チューリップ賞で逃げて2着に入ったセキトバイースト(栗東・四位洋文厩舎)に騎乗予定だが、クラシック初勝利を挙げることができるだろうか。

また、セキトバイーストを管理する四位洋文調教師にはGI初制覇がかかる。四位調教師は騎手時代、桜花賞に20回騎乗して2着は4回あったが、勝利を挙げることはできなかった。四位調教師は今回初めて管理馬を桜花賞に出走させるが、騎手時代に制することができなかった桜花賞のタイトルを掴めるだろうか。

松永幹夫調教師はハワイアンティアレを登録 騎手&調教師双方での桜花賞制覇なるか

チューリップ賞3着のハワイアンティアレを登録している松永幹夫調教師は、1997年キョウエイマーチ、2000年チアズグレイスで騎手として桜花賞2勝を挙げており、騎手&調教師双方での同レース制覇がかかる。ハワイアンティアレは昨年11月5日の新馬戦は7着に敗れたが、2戦目の未勝利戦で勝ち上がり、続くチューリップ賞で3着に入って桜花賞の優先出走権を獲得している。過去10年の桜花賞では2015年レッツゴードンキ、2016年ジュエラー、2022年スターズオンアースと1勝馬が3勝を挙げているが、ハワイアンティアレは2勝目を桜花賞で挙げることができるだろうか。同馬には池添謙一騎手が騎乗する予定だ。

[もっと見る]

⇒もっと見る

スターズオンアースの関連コラム

閲覧 2,292ビュー コメント 0 ナイス 2


有馬記念武豊騎手騎乗のドウデュースが、鮮やかに差し切り勝ち。スタートは決して良くなかったものの、その後はじっくり溜めて、3コーナーから徐々に進出。直線は粘るタイトルホルダースターズオンアースを測ったように差し切った。

期待した◎タイトルホルダーも、絶好枠を生かしての逃げ。4コーナーでは後続を突き放し、直線もギリギリ一杯まで粘り込んだ。引退レースでの見事な3着激走だった。

また、勝ち切れなかったとはいえ大外枠の不利を克服して2着に粘ったスターズオンアース&ルメール騎手も素晴らしかった。とにかくゲートに集中し、トップスタートからスッと2番手を確保すると、そこからはいつも通りの運び。道中はスムーズにリラックスさせ、直線も最後まで持たせた。惜しむらくは2週目の3コーナー入り口で内ラチに接触したことで少しリズムを崩してしまったこと。あそこがなければもっと際どかったかもしれない。以前より器用さも出て来ており、今後もコースや距離を問わず走れそうで、崩れるイメージはあまりわかない。とにかく順調に使えれば2024年も大いに活躍に期待ができるだろう。

4着ジャスティンパレスは、中山のコーナー適性があまりない中でもよく追い込んできた。最後の脚は目立っており、得意の京都の長丁場なら改めて期待大。天皇賞(春)は順調に行けば勝ち負け濃厚だろう。

今年は3歳勢の出番はなかったが、タスティエーラは再三不利を受けながらもラストで伸びて来ており、改めて地力の高さを印象付けた。こちらは父同様に宝塚記念か、あるいは気は早いが暮れの香港ヴァーズあたりが最も合いそうだ。スタミナ豊富なので、天皇賞(春)でも十分に好勝負可能だろう。以前から申し上げている通り、外国人騎手が合うタイプだ。

それにしても、天皇賞(秋)直前にケガをしてしばらく戦線を離れながらも、暮れに戻って来てグランプリを勝つのだから、武豊騎手はすごい。

ドウデュースも私も帰ってきました」

という第一声で思い出したのは、2013年の日本ダービーキズナで制した後のインタビューだ。当時の武豊騎手は落馬の影響などもあり長きに渡る不振にあえいでいたが、そんな状況からの復活を遂げたのが、あのダービーだったように思う。当時もレース後のインタビューで同じように、「帰ってきました」と口にしていた。

ドウデュース自身もこれで完全復活。順調なら来年は再度秋のフランスの大舞台に挑むことになるのかもしれない。今からその瞬間を楽しみに待ちたい。3歳時とは違い、馬体を見ても明らかにパワーをつけた今なら、また異なる結果がもたらされる可能性もありそうだ。

~ホープフルSの注目馬は?~

さて、最後はホープフルSの注目馬で締めたい。注目はこの馬。

レガレイラ(ルメール騎手)

注目はレガレイラ&ルメール騎手。とにかく追ってからグッとギアが入る走りが素晴らしく、牝馬同士のスローの決め手比べよりは、牡馬相手でも暮れの中山のタフな馬場のほうが合いそうなタイプ。前走は究極の上がりのレースになり、位置取り負けしただけ。中山芝2000mなら巻き返せるとみる。抽選対象(11/14)だったが突破をはたし出走が叶ったここは有力だろう。

……というわけで、いよいよホープフルSで2023年の中央競馬は終わり。そして、2018年10月より続いて来た本コラムも今回でひと区切り、ラストとなります。5年間、テーマもすべて自分自身で決め、本当に好きなように書かせていただきました。一度も途切れずに続けられたことは自信になりましたし、今後もこれまで通りコツコツ続けて行く選択肢もあったのですが、自分自身のさらなる成長のために、キリの良いところでひと区切りとさせていただきました。今までお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。何か一つでも、お役に立てたなら幸いです。またどこかでお会いしましょう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


登録済みの方はこちらからログイン

2023年12月21日(木) 11:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 有馬記念2023
閲覧 1,864ビュー コメント 0 ナイス 2



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月24日(日)中山11R 第68回有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

🏇『過去5年の成績(2018年~2022年)』は👉こちら👈
🎯12月21日(木)17時~『有馬記念公開抽選』は👉こちら👈

【登録頭数:20頭】(フルゲート:16頭)


<前走:ジャパンカップ 東京芝2400m(レース映像)> 中3週

スターズオンアース(3着 496kg(+12kg))<B>
🏇『前走の追い切り
前走は天皇賞(秋)回避明け&休み明けで、最終追い切りまでビッシリ追っていたので太め残り懸念から軽視。ただ実際にはプラス体重でもそれほど太い感じには見えず、仕上がりは良かった。この中間は前走の反動が出るのではないかと気になっていたが、1週前追い切りでは3頭併せの内で力強く先着していて疲れはなさそう。ただ右回りは前半の行きっぷりが悪くなるので、そのあたりはポイントになりそう。

ドウデュース(4着 504kg(-8kg))<A>
🏇『前走の追い切り
天皇賞(秋)ジャパンカップと秋2戦を使われてきて、前走時も良化気配を感じさせていたが、この中間の1週前追い切りでは頭の位置が低くなって首が前に出る走りに変わり、前走時からの上積みに期待できそうな気配。他にも、追い切りに入る時の一歩目がスッと流れるようにスムーズになっているように見えた。馬の出来が良くなってきたことと、武豊騎手との相性の良さがマッチした感じで、前走からのさらなる上積みに期待。

タイトルホルダー(4着 476kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
前走はオールカマーから間隔が空いていたこともあってか、動きこそ良く見せていたように思うが、1週前、最終追い切りと併せ馬での追い切りで叩き台という印象だった。この中間は、単走追いで好時計を出すこの馬の好調子時のパターンできており、引退レースに向けて調子を上げてきている模様。

ディープボンド(10着 494kg(-14kg))<D>
🏇『前走の追い切り
今年で3年連続の出走となり2年前には2着に好走しているが、年々追い切りの動きがズブくなっている。この中間の1週前追い切りも、若い頃に比べると走る気持ちが感じられない動きだった。


<前走:菊花賞 京都芝3000m(レース映像)> 中8週

タスティエーラ(2着 480kg(+2kg))<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
ダービーからの休み明けで臨んだ菊花賞だったが、入念な乗り込みで当日のパドックでもスッキリとしていて仕上がりは良かった。この中間も前走時以上の入念な乗り込みで、2週前、1週前と南Wで好時計で先着しており、あいだの日曜日にも3週連続坂路で速めの時計をマーク。かなりの上積みが窺える。

ソールオリエンス(3着 464kg(+4kg))<A>
🏇『前走の追い切り
今回は春のクラシックほどの人気にはならないと思われるが、条件も鞍上もプラス材料で思い切ったレースができそうな点も強みになる。切れる脚のある馬で仕掛けどころが難しいところはあると思うが、調教内容を見ても併せ馬で遅れることはなく、終いの時計もしっかり出ていて末脚が切れる。


<前走:エリザベス女王杯 京都芝2200m(レース映像)> 中5週

ハーパー(3着 484kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
秋に入って馬体が大きく増えており、前走時もさらに増えていたが、パドックでは太め感はなく春からの成長分と言って良さそう。前走時は坂路での調整のみだったが、この中間は本来のCW中心の調教内容に戻っており、1週前追い切りでは同厩舎のドウデュースとの併せ馬を消化。動きはやや見劣ったもののしぶとく喰らい付いていて前走以上の動き。

ライラック(4着 442kg(-6kg))<D>
🏇『前走の追い切り
牝馬限定なら好走するが、今年の春3戦のように牡馬相手だとやや力が足りない面がある馬。この中間の追い切りでは、1週前に好時計が出ていて併走馬を突き放しているが、内ラチ沿いを走ってのもので直線の走りも前走時のほうが迫力があった印象。やや物足りない動きに見えた。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中10週

プラダリア(1着 470kg(+6kg))<B>
🏇『前走の追い切り
京都大賞典から少し間隔が空いているが、前走時のように1週前、最終追い切りと強めに追われた時は好走する馬で、1週前は気合乗りも良く終い追われてしっかり伸びて状態は良さそう。輸送はあるものの最終追い切りもCWを長めから強めに追われたほうがこの馬の好走パターンに当てはまる。最終追い切りにも注目したい。

ブローザホーン(中止 414kg(-8kg))<C> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
前走(競走中止)から間隔を空けて、この中間南Wを馬なりで長め4本。かなり小柄な馬なので本数は足りているが、時計はそれほど目立たず。


<前走:アルゼンチン共和国杯 東京芝2500m(レース映像)> 中6週

ヒートオンビート(3着 476kg(-8kg))<B>
🏇『前走の追い切り
毎回パドックでは小気味良い動きで良く見せる馬。この中間もかなり乗り込まれていて、1週前追い切りではいつも通り3頭併せの内に併せて動きも前走時並みに良い。好調キープ。

ディアスティマ(13着 488kg(+4kg))<E> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
休み明けの前走を一度使われたが、この中間の追い切りでは時計平凡で併走遅れが続き、調子が上がってきていない印象を受ける。


<前走:その他のレース出走馬>

スルーセブンシーズ凱旋門賞:4着 芝2400m 3ヶ月)<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
凱旋門賞からの休み明けだが、入念な乗り込みで2週前、1週前には南Wで好時計。1週前の動きを見ても、宝塚記念の時よりもハードに追われていて状態面はかなり良さそう。

シャフリヤール(BCターフ:3着 芝2400m 中6週)<C>
🏇『前走の追い切り
🏇『12月6日香港での追い切り
BCターフ後に、有馬記念ではなく香港ヴァーズ出走を選択している時点で、中山2500mに関して何らかの不安要素があってのこと。状態面に関しても、香港での取り消し後のバタバタや、米国遠征から約1ヶ月半ほど坂路やCWなどトレセンでの調整ができていない点もマイナス材料になる。

ウインマリリン(BCフィリー&メアターフ 芝2400m 中6週)<D>
🏇『前走の追い切り
米国から帰国後、美浦で調整されているが、1週前追い切りは舌を出して走っていて動きも重く、伸び脚平凡といった様子。

ジャスティンパレス天皇賞(秋):2着 芝2000m 468kg(-2kg) 中7週)<B>
🏇『前走の追い切り
1週前にCWで強めに追われる馬で、休み明けの前走時はモタモタした動きであまりよく見えなかった。この中間の1週前追い切りでは重め感が解消し、直線でも一気に突き放してみせた。出来は前走以上。

アイアンバローズステイヤーズS:1着 芝3600m 504kg(-10kg) 中2週)<C>
🏇『前走の追い切り
2走前の京都大賞典の時は、追い切りでもパドックでもうるさい面を見せていて集中力を欠いていたが、前走時は坂路での調教中心に変えてきたことも手伝ってか追い切りの動きもパドックも集中していた様子で、好仕上がり。この中間も坂路での調整が続けられているが、1週前追切は終いに頭が上がり気味で、前走時の仕上がりには及ばない動きだった。

ホウオウエミーズ福島記念:1着 芝2000m 450kg(±0kg) 中5週)<B>
🏇『前走の追い切り
前走時の追い切りでもかなりの動きを見せていたが、この中間の1週前追い切りでも強めに追われて伸び脚上々で、出来は引き続き良さそう。

マテンロウレオ(チャレンジC:5着 芝2000m 484kg(+14kg) 中2週)<C> ※除外対象馬
追い切りでは速い時計が出る馬だが、1週前追い切りの映像からは力みがあって押さえが効かず、走り過ぎてしまっている感じあり。

ドゥラエレーデ ※出走回避


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、タスティエーラソールオリエンスドウデューススルーセブンシーズの4頭をあげておきます。


◇今回は有馬記念編でした。
12月に入っても暖かい日が多く、例年だとキリの影響で動きがしっかり確認できないことがある有馬記念の追い切りも、今年はそんな気配もないのかななどと思っていたら1週前に一気の冷え込み。何とか冬を間に合わせたような形で、急な季節の変化に人間の体もついていかなくてはならず、体調管理には気をつけて週末の有馬記念に臨みたいところですね。人が大変なら馬も大変、気を遣うこともこれまで以上にあると思います。今年最後の大一番で余力がどれだけ残っているかも重要なレースでもありますので、例年以上に状態面のチェックはしっかり行っていきたいと思います。
過去5年の連対馬の調教内容は、「最終追い切り=馬なり」の馬が7頭とまず目立つところ。ただ、間隔を空けて臨んだ馬は最終追い切り等で強めに追ってきていた馬も多く、昨年の勝ち馬イクイノックスもほぼ馬なりの調整だったものの、1週前の日曜日だけは坂路で一杯に追われていました。1週前か最終追い切りで強めの追い切りを消化できるだけの状態にあるという点は、過去5年の連対馬に共通しているところで、今年もそのあたりは一つのポイントとなりそうです。
毎年いろいろなドラマが生まれる有馬記念。混戦模様の今年は一体どんな結末を迎えるのでしょうか。暗いニュースが多い世の中ですが、大谷選手や阪神タイガースに続き最後は競馬が盛り上げて、明るい話題を届けてもらいたいですね。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

[もっと見る]

2023年11月22日(水) 17:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック ジャパンC2023
閲覧 1,237ビュー コメント 0 ナイス 7



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


11月26日(日)東京12R 第43回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
※注意※ジャパンカップは12Rです。

🏇『過去5年(2018年~2022年』は👉こちら👈


<外国馬招待馬>

イレジン(コンセイユドパリ賞:1着 芝2200m(2.17.9) 中5週)<C>
☆前々走2着(フォワ賞)の『レース映像
凱旋門賞の前哨戦・フォワ賞に出走して好成績を収めているが、セン馬のため凱旋門賞には出走できず。昨年はロイヤルオーク賞、今年はコンセイユドパリ賞に出走して共に勝利していて勢いはありそうだが、2年前のフォワ賞ではここにも出走するディープボンドに敗れており、これまでのレースを見ても持ち時計が遅く速い時計の競馬には向かない感じあり。


<前走:天皇賞(秋) 東京芝2000m(レース映像)> 中3週

イクイノックス(1着 494kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
前走の天皇賞(秋)では追い切り、パドック、レース内容と予想以上に完璧に近い内容。この中間も1週前に併せ馬で持ったまま楽に先着。日曜日にも坂路で速い時計を出していて、引き続き良い状態で最終追い切りを迎えられそう。

ダノンベルーガ(4着 500kg(-8kg))<C>
☆『前走の追い切り
この中間は1週前の木曜に追い切り1本と、昨年と比べても本数は少なく、動きを見ても併せ馬で併走相手に見劣る動きで期待していたほど良くなってこない。

ドウデュース(7着 512kg(+4kg))<A>
☆『前走の追い切り
休み明けの前走時は、パドックではフックラとまだ締まりそうな馬体。この中間もプールで毎日のように泳ぎ、1週前追い切りでは力強い動きを見せている。前走からの変わり身はあって良さそう。

エヒト(8着 462kg(-4kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックで細い感じには見えなかったが、休み明けから使われるごと馬体が減ってきていて、この中間も何とか先週金曜に1週前の時計が出せたくらいで余裕はない。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中6週

ディープボンド(3着 508kg(+6kg))<B>
☆『前走の追い切り
なかなか勝ちきれないレースが続くが、休み明けの前走は追い切りでは硬さのない走りで上々の仕上がり。この中間も前走時と同じような、坂路、坂路、CWで一杯に追われるという入念な過程を踏んできているが、1週前追い切りの動きを見ると走りが硬くやや物足りないようにも見えた。ただ1週前に良く見えた時は意外と最終追いがイマイチだったりすることがある馬なので、今回は逆に最終追い切りで硬さのないスッキリした動きなら狙いたい。

ヴェラアズール(7着 526kg(+6kg))<D>
☆『前走の追い切り
昨年は一番勢いがあった時期で、レースでも内に突っ込んでいったムーア騎手の好騎乗があっての勝利。ここ1年不振が続いているが、個人的な見解としては、胸前の筋肉が発達して前脚をかき込む走りに変わってしまっていることが影響しているのではないかと思う。胸前の筋肉が発達している割にトモの筋肉がそれと比例して成長していないぶん、前が強すぎてバランスが取れておらず、それが理由で終いの伸びが甘くなってしまい、良い頃のスピード感のある走りが近走では追い切りで見られていない。そのあたりは坂路での終いの時計にも表れていて、この点はデビューから坂路中心の追い切りだったものがここ1年はCW中心に変わっていることも影響しているのではないだろうか。今の走り方だと時計勝負の高速競馬には向かないので、合う条件に変えたほうが良さそう。

インプレス(12着 536kg(+12kg))<C>
併せ馬で遅れることがあまりない馬で、この中間は併せた相手も前走時よりも上のクラスの馬で状態面は悪くない。ただレースで前に行けなかったり、追い出されてモタれる面があったりとロスが多い点が懸念材料としてあり、このクラスになってくるとレース結果にも大きく影響してきてしまう。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中8週

タイトルホルダー(2着 472kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
休み明けのオールカマーを使われてこの中間は坂路と南Wでの調整。乗り込み量も豊富で、2週前の単走での追い切りでは良い時のものに近い動きを見せた。1週前の併せ馬は反応がイマイチに感じたが、それでも本数も乗られていて反動はなさそうなので、最終追いは単走で速い時計が出ていれば理想的。

チェスナットコート(15着 462kg(-15kg))<E>
前走のパドックを見ると、日経賞で2着に好走した頃のスラっとした感じからガッチリとしたダート馬の馬体に変わっていて、年齢的にも大きく変わる感じはない。


<前走:その他のレース出走馬>

パンサラッサ(ドバイWC:10着 ダ2000m 8ヶ月)<D>
☆『前走の追い切り
繋靭帯炎による休養からの休み明け。矢作厩舎なのでそれほど乗り込まれていないが、1週前がCWでの併せ馬で本来の調整内容ではない。動きを見ても大差先着はしているが、内外の併走相手はまともに追われておらず、追い比べの併せ馬にはなっていないので仕上がっている調教内容ではない。

リバティアイランド秋華賞:1着 芝2000m 476kg(+10kg) 中5週)<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
同じ休み明けでも桜花賞時と比べると前走の秋華賞の時にはかなり攻めた内容の調整で、+10キロでも仕上がりは良かった。休み明け2戦目は気合乗りが良くなったり、テンションが高めになる馬。前走が前述の攻めの調整内容だったことを考えると、馬体は仕上がっておりこの中間は単走で馬なりでの調整で十分。あとは最終追いで川田騎手が騎乗して反応を確かめる程度で仕上がる。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 6ヶ月半)<C>
☆『前走の追い切り
蹄の不安で天皇賞(秋)を回避。1週間休ませての仕上げ直しで1週前追い切りこそ南Wでの併せ馬だったが、日曜日にも2週連続で坂路で速い時計を出していて急仕上げ気味。

スタッドリー(ケフェウスS:2着 芝2000m 512kg(-6kg) 中9週)<D>
休み明け2戦目だが前走から中8週での出走の割に追い切りの本数が少なく、強めにも追われてもいない。1週前の動きを見ても前が上がり気味でバネがない走り。

フォワードアゲン(ケフェウスS:6着 芝2000m 426kg(±0kg) 中9週)<D>
この中間、乗り込み入念で速い時計は出ているが内めを走ったものばかり。1週前追い切りの動きを見ると、併せ馬ではないが外めを走っている他厩舎の馬にスイスイ抜かれている。

ショウナンバシット菊花賞:11着 芝3000m 492kg(+6kg) 中4週)<C>
☆『前走の追い切り
乗り込みは豊富なこの中間だが、春の調子が良かった時のような坂路での好時計が出てこない。

トラストケンシンダイヤモンド゙S:11着 芝3400m 472kg(-2kg) 9ヶ月)<E>
長期休養明けもこの中間美浦坂路での4本のみで目立つ時計も出ていない。

ウインエアフォルク(古都S:5着 芝3000m 470kg(-6kg) 中3週)<D> ※除外対象馬
前走時までは南Wで終い良いタイムもマークされていたが、この中間は内めを走って平凡な時計で上積みなし。

クリノメガミエース(兵庫クイーンC:4着 ダ1870m 482kg(-2kg) 中3週)<E> ※除外対象馬
この馬なりに前走時よりも追い切りで好タイムは出ているが、芝のレースは1回しか走ったことがなく距離も長めでの勝利が少ない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスリバティアイランドドウデュースの3頭をあげておきます。


◇今回はジャパンカップ編でした。
先日、北海道の浦河にある『軽種馬育成調教センター(BTC) 』を見学させてもらえる機会があり、渋谷区と同じくらいの広さがあるというその壮大なスケール感に圧倒されてきました(個人的にはここに夏場だけオープンする宿泊施設や、馬のアミューズメントパークつきの競馬場でも作ってしまえばいいのに……と思ってしまいました)。緑一杯の果てしなく続く芝コースに、屋内コースだけでも1000mある坂路、直線1000mのウッドチップ、600mのダートトラックコースと、雪の降る季節でも十分に調教できる施設が備わっていて、調教技術の進歩とこれだけの施設で調教されている日本の馬が強くなっているのにも納得しました。日本のトップが世界1であるということはそれ以外の馬たち全体もレベルアップしているということでもあり、どうしても強い馬がJRAに集中してしまうのは仕方がありませんが、昨今では地方競馬にも確実にレベルの上がっている馬たちが多くなってきているのも事実。これから先地方から強い馬が出てくる機会が多くなって交流レースがさらに盛り上がっていくのではと期待しています。
そんなハイレベルの日本馬トップが出走する今年のジャパンカップ。過去5年の連対馬の調教内容を調べてみたところ、1週前、最終追い切りと2週連続馬なりでの調整の馬が半分の5頭というのが目立ちました。このレースに関しては、秋華賞菊花賞天皇賞(秋)など秋の最初の目標になるレースがあり、そこを使って参戦してくる馬も多いことからこのような傾向が表れているのではないかと思います。そのことから、前走秋のG1レースを好走している場合は馬なり中心の調整タイプを、ジャパンカップを目標に使ってきているローテなら1週前か最終追い切りで強めの追い切りを行っている馬を狙ってみることをおススメします。


ジャパンカップ出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

[もっと見る]

2023年10月25日(水) 16:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2023
閲覧 1,556ビュー コメント 0 ナイス 4



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月29日(日) 東京11R 第168回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)


<前走:宝塚記念 阪神芝2200m(レース映像)> 4ヶ月

イクイノックス(1着 492kg(海外競馬出走))<A>
☆『前走の追い切り
昨年はダービーからの休み明けだったが、今年は宝塚記念からの休み明けで迎える。この中間の追い切りの本数はほぼ同じだが、今年のほうが2週前には長めから速い時計を出している。大目標はジャパンカップになると思うが、ここでも世界チャンピオンとして負けられないデキで出走してくることになりそう。

ジャスティンパレス(3着 492kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
前走の宝塚記念では3着に敗れたものの、春は安定した内容のレースができた。そこからの休み明けで、この中間はこれまでと同じような乗り込み量で順調に調整されている。ただ1週前追い切りの動きを見ると、いつもと比べるとズブい感じが強くやや重め残りの印象を受けた。


<前走:札幌記念 札幌芝2000m(レース映像)> 中9週

プログノーシス(1着 476kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
この中間も坂路で乗り始めて、2週前、1週前とCWを長めからという、これまで同様の調整内容で順調さがうかがえる。川田騎手が騎乗しての1週前追い切りでは、馬なりも迫力のある走りで楽に先着と、前走以上に調子を上げてきている感じあり。

ダノンベルーガ(4着 508kg(海外競馬出走))<B>
☆『前走の追い切り
前走は休み明けで苦手な右回り参戦。追い切りでの動きもあまりよく見えなかった。今年は一度使われていることもあり、1週前追い切りでは強めには追っていたものの直線スッと前に出ると一気に突き放して先着の好内容を披露してきた。昨年の1週前が、古馬1勝クラスを相手に前に出るのにモタモタしていたところがあったことを思うと、叩き2戦目で反応も良く昨年よりも好状態で臨める見込み。

ヒシイグアス(5着 502kg(+16kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックでは緩さがあり、太め残りの馬体だった。この中間、1週前追い切りでは併せ馬の内でモタモタした様子で先着できず、良くなるには時間がかかりそう。

ジャックドール(6着 516kg(+8kg))<B>
☆『前走の追い切り
昨年と同じローテーションで、この中間の調整内容も1週早く乗り出している点以外は内容的にも同等。1週前追い切りの動きを見ると、昨年はのんびりした感じがあったが今年は気合乗りがかなり良く、出来に関しては今年のほうが上か。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中4週

ガイアフォース(5着 490kg(-2kg))<A>
☆『前走の追い切り
春はマイル戦を2回走ってともに差のない競馬だったが、直線での伸び脚とゴール後の余力などを見ると明らかに距離不足。休み明けの前走時に関しては、マイナス体重だったがお腹の辺りに緩さがあり、直線伸びきれなかったのはそのあたりが影響したかもしれない。デビュー前からすべて坂路で時計を出してきた馬だが、この中間は初めてCWで追い切られて3頭併せの外を先着。休み明けを一度使われての上積みに期待がもてる内容だった。

ノースブリッジ(7着 500kg(+12kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時はパドックでかなりイレ込んでいて、その影響はかなりあったはず。毎回パドックでは一番後ろを周回するので気性的な難しさはありそう。近走は休み明けで使われることが多く、これまでは1週前に強めに追っていることが多かったが、今回は馬なりでの調整となっている。前走からの上積みは見込める。

エヒト(11着 466kg(-6kg))<C>
七夕賞から月1ペースで使われてきて、この中間も坂路での調整。1週前に強めに追われマークした時計も、森厩舎の馬でこれくらいならザラというもので、それほど高い評価は与えられない。

アサマノイタズラ(14着 510kg(-8kg))※出走回避予定


<前走:その他のレース出走馬>

ドウデュース京都記念:1着 芝2200m 508kg(海外競馬出走) 8ヶ月半)<B>
☆『前走の追い切り
早い段階でここを復帰初戦の目標と定め調整されてきていて、かなりの乗り込み量。1週前には武豊騎手が騎乗しての追い切りで、一杯に追われて力強い走りで先着。京都記念の時よりも馬体が増えていそうだが、その分パワーが増している印象を受けた。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 5ヶ月半)※出走回避予定

アドマイヤハダル毎日王冠:4着 芝1800m 488kg(-6kg) 中2週)<B>
☆『前走の追い切り
前走の毎日王冠では、ゴール前での追い比べでわずかに及ばなかったが差のない4着と好走。この中間も、1週前に馬なりで先着と引き続き出来は良さそう。ただ前走の内容を見ると、長く良い脚を使うというよりは、一瞬の切れる脚を使うタイプで東京では仕掛けるタイミングがかなり難しい。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスプログノーシスダノンベルーガガイアフォースの4頭をあげておきます。


🏇『過去5年のダイジェスト


◇今回は天皇賞(秋)編でした。
今年で168回となる天皇賞(秋)。記念の『第100回』からしっかり競馬を観るようになって、春秋合わせて68回も天皇賞を観ていることになり、時間が過ぎて行くのは早いものだと感じます。それと同時に、最初にしっかり観たレースということで何か初心に戻る気持ちにもなるレースでもあります。長く競馬を見ていると忘れていく記憶も多くなってきているのも事実ではありますが、最初に観ていた頃の記憶はなかなか消えることはなく、それだけ強烈なものとして脳に刻まれているのかもしれません。今年は11頭と少頭数でのレースになりそうですが、あの時も14頭と少ない頭数で不利な大外枠から先行したスーパークリークが早めに抜け出して後続の追撃を押し切る内容での勝利。
今年も好メンバーが揃いました。脳に刻まれるような、記憶に残るレースになることを期待しています。


天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

[もっと見る]

2023年5月12日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】経験値を積み上げ力をつけるドゥラメンテ産駒/ヴィクトリアマイル展望
閲覧 1,846ビュー コメント 0 ナイス 3


先週のNHKマイルカップは最終的に本命にした◎シャンパンカラーが力強く抜け出して勝利…といっても何の自慢にもならず、2着ウンブライルが抜けてしまった。無念…。

内田騎手は久々のG1制覇。もともとタフな馬場で強みを発揮するジョッキーで、JRA初G1制覇は15年前のNHKマイルカップ、17番人気ピンクカメオでのもの。当時も馬場は渋ってやや重。2度目のJRAG1制覇も重馬場の宝塚記念、内田騎手は道悪が得意だ。というわけで今回もその持ち味を存分に発揮。出遅れは結果的にプラスになった面もあっただろうし、流れや枠順などがハマったのは否めないが、見事な差し切り勝ちだった。

9番人気の伏兵馬が諸々ハマっての勝利、まして今年は主役不在の混戦だったことを考えるとシャンパンカラーはフロック視されるかもしれないが、一概にそうとは言い切れない面もある。というのも、本馬がドゥラメンテ産駒だからである。

ドゥラメンテは自身が2戦目で初勝利を挙げ、初G1も共同通信杯2着からの参戦だったが、産駒も総じて使いつつ力をつけて行くタイプが多い。無敗の連勝街道を突き進んでいるように見えるリバティアイランドですら、2戦目のアルテミスSでは2着に敗れており、そこから巻き返して阪神JF→桜花賞と連勝。

その他、これまでのドゥラメンテ産駒のG1制覇と、その前走をまとめたものが以下だ。

タイトルホルダー セントライト13着 →菊花賞1着
スターズオンアース クイーンC2着 →桜花賞1着
リバティアイランド アルテミス2着 →阪神JF1着
ドゥラエレーデ 東スポ杯4着 →ホープフルS1着
シャンパンカラー NZT3着 →NHKマイルカップ1着

いずれも前哨戦といえるレースで敗れて、そこから巻き返しを決めている。

また上記のG1勝ち馬のうち、タイトルホルダースターズオンアースリバティアイランドの3頭はすでに複数G1を制している点も見逃せない。スターズオンアースなどは桜花賞時点で一介の伏兵馬にすぎず、実際川田騎手が騎乗しても7番人気だった。だからこそ桜花賞馬ながらオークスでも3番人気に甘んじていたのだが、そこでも勝利し世代トップの牝馬へと上り詰めて行った。

ドゥラエレーデも同様に14番人気という伏兵の立場でホープフルSを制したが、続くUAEダービーでも好走。そう考えるとシャンパンカラーも今後の成長次第では、さらなるタイトルの上積みに期待できるかもしれない。

いずれにしても、ドゥラメンテ産駒は父同様に、使いつつ勝ったり負けたりを繰り返しながら力をつけ、完成の域に達するとその強さを持続する、ということが言えそうだ。つくづく早逝が惜しまれるが、まだまだ産駒は多く残されている。今後の活躍を、そして予想・馬券でも上手く付き合っていきたい。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後はヴィクトリアマイルの注目馬で締めたい。

サウンドビバーチェ松山弘平騎手)

注目はサウンドビバーチェ松山弘平騎手。

サウンドビバーチェドゥラメンテ産駒。意識して今回の原稿が前フリになったわけではないのだが、本馬も使いつつ力をつけてきた。もともと3歳時からG1でも差のない競馬をしてきた馬で、前走の阪神牝馬Sでは待望の重賞初制覇。スローに恵まれた面もあったとはいえ、ゴール前は突き放す余力があった。今週もメンバー的にはそこまで前が速くなりそうもない。渋った馬場も歓迎、正攻法が得意な松山騎手とも手が合いそうだ。上位の一角崩しに期待したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

[もっと見る]

2023年5月7日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月07日号】特選重賞データ分析編(357)~2023年ヴィクトリアマイル
閲覧 2,076ビュー コメント 0 ナイス 5



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 ヴィクトリアマイル 2023年05月14日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【前走の出走頭数別成績(2017年以降)】
×12頭以下 [0-0-1-23](3着内率4.2%)
○13頭以上 [6-6-5-64](3着内率21.0%)

 少頭数のレースを経由してきた馬は過信禁物。2017年以降の3着以内馬18頭中17頭は、前走の出走頭数が13頭以上でした。今年は主要な前哨戦のひとつである阪神牝馬ステークスが12頭立てだったので、この組の扱いに注意しましょう。

主な「○」該当馬→スターズオンアースソダシメイケイエール
主な「×」該当馬→イズジョーノキセキサウンドビバーチェソングライン


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「生産者がノーザンファーム」の馬は2017年以降[5-3-3-27](3着内率28.9%)
主な該当馬→ソダシソングラインメイケイエール

[もっと見る]

⇒もっと見る

スターズオンアースの口コミ


口コミ一覧
閲覧 75ビュー コメント 0 ナイス 1

★桜花賞 近10年のデータから

★★A……ZI値4位以内が連対9/10年
⇒○1位9アスコリピチェーノ、2位12ステレンボッシュ、3位18チェルヴィニア
4位2クイーンズウォーク

B……3着以内馬は、前2走でaG1で3着以内14/30、
bフィリーズRで3着以内3/30、
cチューリップ賞で3着以内6/30
dその他重賞で3着以内4/30、
eOP(紅梅S、エルフィンS)で勝ち3/30、
fアネモネS組(0/0/0/24)
⇒○★★a8コラソンビート、9番、12番
  b15エトヴプレ、16セシリエプラージュ、
  c6ハワイアンティアレ、7スィープフィート、10セキトバイースト、
  d2番、3イフェイオン、17マスクオールウイン、18番
  ★e1ワイドラトゥール、4キャットファイト、11ライトバック、

C……前走a阪神JFや朝日杯で3着以内かつ0.4差以内5/30、
bチューリップ賞3着以内13/30、4着以下でも1.0差以内3/30,
例外は15年クルミナル重馬場1.3差11着ただし1人気
※4着以下の4頭は前々走G1で3着以内かOP以上勝ち
cフィリーズレビュー0.2差以内2着、
dその他マイルOP勝ちか重賞0.1差2着以内
⇒○★★a9,12番
  b6,7,10番
   ▲1番
   ×14番
  c8番
   ×15番
  ★d2,3,4,11,17,18番

D……軸は、a前2走でマイルG1で3着以内9/10年連対※例外の16年は、
3戦無敗のシンハライト
b2戦以上無敗馬が連対5/10年、c連対率100%(敗戦は1回のみ)が4/10年、
でどちらも不在の15,17,19、22年は項目a馬が連対
⇒○★★a8,9,12番
  ★b9番
  c2,18番

E……連対馬の着外は1回まで、無しは17頭、1回3頭、
   a(4/0/0/0)2/20⇒なし
 ★◎b(3/0/0/0)2/20⇒9番
   c(3/1/0/0)1/20⇒なし
   d(3/0/1/0)1/20⇒なし
   e(3/0/1/1)1/20⇒なし
   f(2/0/0/0)1/20⇒なし
  ○g(2/1/0/0)3/20⇒2,18番
  ▲h(2/0/1/0)1/20⇒3番
 ★▲i(2/0/0/1)1/20⇒11番
   j(2/2/1/0)1/20⇒なし
  ▲k(2/2/1/1)1/20⇒7,17番
   l(1/2/0/0)2/20⇒なし
   m(1/1/1/0)1/20⇒なし
   n(1/3/1/0)1/20⇒なし
   o(1/2/2/0)1/20⇒なし
  ▲p(3/2/0/1)なし⇒15番
  ▲q(3/1/2/0)なし⇒8番
 ★▲r(2/2/0/0)なし⇒12番
  △s(1/0/1/1)なし⇒6番
  △t(1/1/0/2)なし⇒14番
  △u(1/2/1/1)なし⇒13番
  △v(1/4/0/1)なし⇒10番
⇒×1,4,5,16番 

★※F……前走0.1~0.2差で勝った馬は(0/0/0/32)
⇒×2,7,11,15番

★★G……2人気以内の前走G1組は(3/2/0/0)
⇒◎9,12番

★H……勝ち馬は全出走レースで3人気以内9/10頭、例外は15年レッツゴードンキ
(デビュー2戦目札幌2歳Sで7人気)
⇒◎2,9,18番

I……マイルの重賞3着以内かOP勝ち27/30頭、阪神マイル重賞3着以内
(7/9/5/25)
⇒★★◎6,7,8,9,10,12番
 ★○2,3,4,11,14,17,18番

J……勝ち馬は、キャリア5走以内、4着以下無し、前走マイル9/10年
⇒★★◎2,3,9,12,18番

K……勝ち馬データa父系か母系にサンデーサイレンス10/10
   b新馬戦2着以内10/10
   c前走3人気以内10/10
   d馬体重460K以上10/10
⇒◎★★★a1,2,3,5,6,7,8,9,11,12,13,16,17,18番
  ★★★b1,2,9,10,11,12,13,14,15,18番
  ★★c2,4,5,9,11,18番   

※L……6人気以下の穴馬
15年7人クルミナル……チューリップ1人-11着、京都千六OPエルフィン1
   8人コンテッサトゥーレ……京都千四OP紅梅1
17年8人レーヌミノル……フィリーズR1人-2
19年7人シゲルピンクダイヤ……チューリップ賞2
20年9人スマイルカナ……フェアリーS1
21年8人ファインルージュ……フェアリーS1
22年7人スターズオンアース……クイーンC1人-2、フェアリーS1人-2
   6人ナムラクレア……フィリーズR1人-2
23年6人リナコースト……チューリップ賞6-2
 aチューリップ賞2,3着
⇒○10,6番
 bチューリップ賞1人気
⇒○なし
 c千四OP1
⇒○1番
 dフィリーズR1人-2
⇒○8番
 eフェアリーS連対
⇒○3,17番
 f重賞1人気で負け(チューリップ賞以外は3着以内)
⇒○8番

M……消しのデータ
★×10番人気以下(0-0-0-88)
⇒1,4,5,6,10,13,14,15,16番

★×単勝50倍以上(0-0-0-86)
⇒10,4,6,17,16,13,5,1,14番

×キャリア7戦以上(0-0-0-19)
⇒なし

★×前走OP特別で2着以下(0-0-0-15)
⇒13番

★×前走アネモネS(0-0-0-22)
⇒4,13番

×前走1800m以上(0-0-0-12)
⇒なし

×間隔3週以内(0-0-0-11)
⇒なし

★×前走連対馬以上の該当馬を除く
前走1400m以下(0-0-0-27)
⇒5,16番

N……【キャリア】
2戦以内(1-0-1-8) 10.0% 10.0% 20.0%
3戦  (4-6-2-21)12.1% 30.3% 36.4%★★◎⇒2,3,6,9,11,18番
4戦  (2-2-5-35) 4.5% 9.1% 20.5%★○⇒1,12,14,16番
5戦  (2-2-1-42) 4.3% 8.5% 10.6%▲⇒13番
6戦  (1-0-1-23) 4.0% 4.0% 8.0%△⇒4,5,7,8,10,15,17番
7戦  (0-0-0-12) 0.0% 0.0% 0.0%
8戦  (0-0-0-3) 0.0% 0.0% 0.0%
9戦  (0-0-0-3) 0.0% 0.0% 0.0%
10戦以上(0-0-0-1) 0.0% 0.0% 0.0%

O……馬体重10K台別3着以内頭数
410k2頭……16,
420k1……1、6,
430k4
440k1……4、5,8,10,
450k2……15,
460k7◎⇒★★7,9,12,13,14,
470k6○⇒★11,
480k4……3、18
490k3……17,
⇒★×2,

軸候補は、2,8,9,12,18番でその中でもやはり9番
次いで12番で、阪神経験のある2,8番が続き、右回りが初で未知数の18番がその後
ポテンシャルでは、全3走とも上がり1位で、クイーンCの時計ラップが12番の赤松賞を
上回る2番が9番を逆転する可能性を持っている
後は3,7,11番が押さえ

馬券の組立は、9番からが中心だが、2番からも少し加える

馬連9→2,12,各千円 9→8,18各五百円 2→12,五百円 2→9,18各二百円
計7点
三連複(2,9)1頭軸=(8,12,18)-3,7,11各二百円30点
三連単(2,9)→(2、8、9,12,18)→(2,3,7,8,9,11,12,18)
フォーメーション各百円48点
複勝勝負は、難解で余りお勧め出来無いが一応9番へいつもの半分で
≫≫12-9-11
馬連620円、三連複3260円、複勝140円
14番が逃げて9,12番は中団も4角から直線12番が先に動いて抜け出し、後を9番追うも
届かず、11番が後方から最速上がりで追い込む、7番も追い込むもそこまで
2番は内々詰まってスムーズな流れに乗れず外にも出せず消耗したか直線一瞬抜け出すも
伸びず
データ的には、項目Oで2番が消えていたし大型馬の内枠懸念通りになったと言える
項目ABCDの通り、11番も項目FLから抜けていたとはいえ、N、Oで◎○該当
だったので、押さえの中では最重視すべきだったが阪神初コースだけにやむを得ずか
阪神JF上位馬直行組がトレンド継続だな


 藤沢雄二 2024年4月7日() 13:22
桜花賞デーのWIN5を考察する
閲覧 135ビュー コメント 2 ナイス 12

先週のWIN5は中山のアリエスSが難関だったように思います。
確かに「牝馬限定の3勝クラスのダート1800m」なので舞台設定としては荒れても不思議はないのですけど、
それでもあの調教でフラッパールックが負けるとは思わなかったし、あの調教でドライゼが勝っちゃうんだもんな。
結果的に勝ち馬は最終的には4番人気になっていましたけど、ゴール前は5頭がなだれ込んでの大接戦で2着馬は最低人気だったから、世が世なら大変なことになっていましたね。
それにしても前半5Fが63秒台であんな前崩れになりますかね…………。

さて桜花賞デーの過去12回の出目と人気を見てみます。

2012 9-12-12-2-10 ①⑥②⑦②(18)
2013 10-9-12-3-7 ⑤⑤③④⑦(24)
2014 8-1-5-10-18 ⑦⑦①②①(18)
2015 7-9-2-12-6 ①⑧②⑤⑤(21)
2016 1-10-3-4-13 ⑦①⑨①③(21)
2017 8-12-6-9-10 ⑤④④④⑧(25)
2018 8-4-4-4-13 ③⑨⑤①②(20)
2019 4-3-13-13-8 ③①⑫⑧②(26)
2020 9-14-2-8-9 ①④②⑨②(18)
2021 8-4-8-11-4 ②③⑫①②(20)
2022 7-13-6-9-8 ①①③①⑦(13)
2023 5-12-7-8-3 ①②⑪②①(17)

2022年以外は中山10Rからスタートして桜花賞がラストという並びです。
意外にも桜花賞って2番人気が強いのね。
ジェンティルドンナもアーモンドアイもデアリングタクトも2番人気でした。
ただ、戦前から大混戦が伝えられている時は勝ち馬も3番人気以下で、連れてWIN5の配当も概ね跳ねるって感じですかね。
まあ2022年は7番人気のスターズオンアースが勝ったにもかかわらず、WIN5の配当は跳ねませんでしたけど
これはその前で人気馬がある程度順当だったことに加えて、スターズオンアースの鞍上が川田だったから
「機械的に押さえた」人が多かったのかもしれません。
となると、こと桜花賞に関しては騎手人気に左右される可能性はありそうです。


【中山10R 鹿野山特別】
現状の中山の芝のコンディションがあまり上々とは言えない中で
じゃあ先行勢が有利か外差し勢が有利化というと、ペース次第でどうにでもなるような印象で
とにかく掴みにくい。
ただ、先週と昨日の芝のレースを見ていると調教でしっかり動いている馬が勝ち切っているように感じました。
そこで抜擢したいのが③パトリックハンサム。
3走前に東京で2着があるのでクラス負けはしないし、近2走も人気を考えると着順ほどは負けていない。
横山和生騎手に戻るのも好材料と言えそうだし、初手はここから入ってみたい。


【阪神10R ダイワスカーレットC】
非常に混戦ムードで、私が使っている某指数でも波乱示唆が出ている一戦です。
ザッと調教を見てみたところ関東馬に調教時計のいい馬が揃っている印象を受けましたが
中でも⑤ウインエクレールに一発ムードを感じました。
一昨年のスイートピーSを勝っているように実績はここでも引けを取りません。
確かに近走は掲示板に載っていないものの、前述のパトリックハンサム以上に着順ほどは負けていない。
松岡からミルコへの手替わりで新味が出れば面白いと思いますよ。


【福島11R モルガナイトS】
来週の中山にリステッドの春雷Sがあるのを考えると、桜花賞の裏の福島にそれなりのメンバーが揃ったように思います。
これまでの自分なら
「なんで春雷Sじゃなくてこっちなの?」というのを疑っていたのですけど
改めて番組表を見てみると
・開幕週の福島と連続開催最終週の中山との天秤
・モルガナイトSは別定Aで斤量設定自体はリステッドと変わりない。むしろ春雷Sがハンデ戦でそっちの方が不確定要素が強い。
そう思うと、無理に詮索しなくてもいいのかという気がしてきました。

それよりも「開幕週の福島」を重視した方が良さそうです。
現に昨日の芝1200mは、案の定の内枠先行祭りでしたから。

となると、絶好の1番枠を手にした①アサカラキングを素直に信頼した方がいいみたいですね。


【中山11R 京葉S】
ダート1200mのリステッドの一戦。
メンバーを見渡してみると、この距離にしては「ゴリゴリの逃げ馬」がいないですね。
なんか下手すると連闘の②ジャスパーウィンが行けそうな組み合わせです。

それを考えると千葉Sはいかにも展開がハマった⑧ケイアイロベージに、令月Sは栗東入厩が実った⑥スズカコテキタイは二番が利くのか少々怪しい。
両馬とも調教時計はそれなりにまとめてはいるけれども、どっちかから入るというのは違う気がします。

で、並びを見てみた時にスムーズに先行できそうな馬を考えると浮上するのが⑩パライバトルマリン。
根岸Sが、あのレースにしては珍しく先行決着だったのを思うと、
3番手追走から弾けなかったのには不満は残りました。
でも中央場所の重賞でしたからさすがに相手が強かったか。
それまでの3戦が地方交流の牝馬限定戦でしたからね。
なので相手関係が緩和する今回は、その「重賞で揉まれた経験」が活きるのではないかと。
今回のメンバーで「前走が重賞」というのは他に2年ぶりのクリノガウディーしかいませんし。


【阪神11R 桜花賞】
今年は、去年のリバティアイランドのような絶対的エースが不在。
今風に言うと「センター争いが熾烈」ということになるのでしょうか?w

確かに調教時計をチェックしても、自信を持ってコレ!と推せる馬もいないのですけど
実績と調教時計を手掛かりにすると◎は結局⑨アスコリピチェーノに落ち着きそうです。
前売り1番人気なのを思うと、人気が割れているので先の「桜花賞は2番人気が強い」説に倣えば
川田かモレイラのどちらかがもっと売れて2番人気になってくれるといいんですけどねw


対象5レースを俯瞰した時に、人気サイドで最も信頼できそうなのはモルガナイトSのアサカラキングだと感じました。
で、そこから逆算して「初手はこの辺かな~」という馬をピックアップしてみた次第です。

[もっと見る]

 キタクロ 2024年3月31日() 01:38
悔しくて悔しくて
閲覧 90ビュー コメント 0 ナイス 4

ドバイターフ

ナミュール2着

ドバイシーマクラシック

シャフリヤール2着


悔しくて仕方がない

ドウデュースとかリバティアイランド

スターズオンアースではなく

この2頭に注目したレース

だからこそ2着はつらい

がんばったでも勝って欲しかった

シャフリヤールはこの後どうするのか

デムーロ求めて香港のQE2?

英仏行っても仕方ないしな

まずは全馬お疲れ様でした

[もっと見る]

⇒もっと見る

スターズオンアースの掲示板

コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。

コメント一覧
1:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年5月14日() 15:50:27
何故末脚に懸けなかったのか。お陰で3着に成ってしまった。でもルメールは仕事はきちんと務めた。川田とは雲泥の差。

スターズオンアースの写真

スターズオンアースの厩舎情報 VIP

2023年12月24日有馬記念 G12着
厩舎の
自信
厩舎の
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。

スターズオンアースの取材メモ VIP

2023年12月24日 有馬記念 G1 2着
レース短評 こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。
レース後
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。


レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。