ステラリア(競走馬)

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ステラリア
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写真一覧
抹消  黒鹿毛 2018年1月25日生
調教師斉藤崇史(栗東)
馬主有限会社 社台レースホース
生産者(有)社台コーポレーション白老ファーム
生産地白老町
戦績14戦[3-2-2-7]
総賞金12,036万円
収得賞金5,700万円
英字表記Stellaria
血統 キズナ
血統 ][ 産駒 ]
ディープインパクト
キャットクイル
ポリネイター
血統 ][ 産駒 ]
Motivator
Ceanothus
兄弟 カルツァクラインヴィーガン
市場価格
前走 2023/05/14 ヴィクトリアマイル G1
次走予定

ステラリアの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/05/14 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 16714134.7149** 牝5 56.0 団野大成斉藤崇史 504
(0)
1.32.9 0.733.4⑬⑬ソングライン
23/04/22 福島 11 福島牝馬S G3 芝1800 152213.881** 牝5 55.0 団野大成斉藤崇史 504
(+8)
1.47.9 -0.034.5⑦⑥⑦⑥ビッグリボン
22/05/08 新潟 11 新潟大賞典 G3 芝2000 15596.525** 牝4 54.0 川須栄彦斉藤崇史 496
(-2)
1.58.0 0.334.6⑪⑩レッドガラン
22/04/03 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 1661174.5108** 牝4 55.0 福永祐一斉藤崇史 498
(0)
1.59.0 0.635.2⑨⑩⑪⑩ポタジェ
22/03/13 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 1371122.4611** 牝4 54.0 M.デムー斉藤崇史 498
(+8)
1.58.4 1.235.0⑤⑥⑦⑦ジャックドール
21/11/14 阪神 11 エリザベス杯 G1 芝2200 173525.172** 牝3 54.0 松山弘平斉藤崇史 490
(0)
2.12.4 0.336.1⑦⑧⑧⑨アカイイト
21/10/17 阪神 11 秋華賞 G1 芝2000 161238.196** 牝3 55.0 武豊斉藤崇史 490
(+8)
2.01.7 0.535.7⑪⑫⑫⑫アカイトリノムスメ
21/05/23 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 1881810.9513** 牝3 55.0 川田将雅斉藤崇史 482
(0)
2.25.9 1.436.1ユーバーレーベン
21/04/11 阪神 9 忘れな草賞 (L) 芝2000 11553.521** 牝3 54.0 福永祐一斉藤崇史 482
(+6)
1.58.0 -0.234.3⑦⑥⑦⑥エイシンヒテン
21/02/13 東京 11 クイーンC G3 芝1600 16476.546** 牝3 54.0 福永祐一斉藤崇史 476
(0)
1.33.6 0.334.1⑭⑮アカイトリノムスメ
20/11/29 東京 8 ベゴニア賞 1勝クラス 芝1600 10112.512** 牝2 54.0 福永祐一斉藤崇史 476
(-10)
1.35.2 0.033.6⑤④キングストンボーイ
20/10/31 京都 3 2歳未勝利 芝1800 13441.911** 牝2 54.0 福永祐一斉藤崇史 486
(0)
1.47.5 -0.835.2⑦⑦ショウナンアレス
20/06/27 阪神 1 2歳未勝利 芝1400 13691.513** 牝2 54.0 C.ルメー斉藤崇史 486
(-2)
1.21.9 0.235.1⑧⑧ゴールドチャリス
20/06/06 阪神 5 2歳新馬 芝1600 10442.013** 牝2 53☆ 団野大成斉藤崇史 488
(--)
1.37.2 0.634.5⑥⑦ダディーズビビッド

ステラリアの関連ニュース


2018年キンショーユキヒメ、2019年デンコウアンジュメイショウサムソン産駒が別馬で2連覇していることが最たる例といえるが、福島牝馬ステークスはSadler's Wellsを筆頭に欧州血脈の底力が活きやすい傾向にある。なお、2022年の勝ち馬アナザーリリックは父リオンディーズ、2023年の勝ち馬ステラリアは母の父Motivatorを介してSadler's Wellsの血を引いていた。

一方、苦戦傾向にあったのがディープインパクト直仔で、延べ18頭(1~2番人気は5頭)が出走して「0-4-3-11」(2021年の新潟開催含む)と勝利をつかめなかった。しかし、2023年には後継種牡馬であるキズナの産駒が勝利。前述のとおり、ステラリア(父キズナ)は母の父がMotivatorであることに留意したいが、今後ディープインパクトも孫世代からは勝ち負けとなる馬が続出するかもしれない。

トーセンローリエは、父サトノクラウン×母トーセンナチュラル(母の父メイショウサムソン)。母の父に配されたメイショウサムソンは種牡馬として存在感を放つ血脈であり、「母の父Sadler's Wells系」の観点からも昨年の勝ち馬ステラリアを引き合いに出しやすい。近親には福島で施行された01年新潟大賞典で3着のクラフトマンシップ。本馬自身、中山でアネモネSを勝ち、札幌のクイーンSで6着と器用さがあるので、初の福島も合いそう。

タガノパッションは、父キングカメハメハ×母アドマイヤシルク(母の父シンボリクリスエス)。同産駒からは11年3着ソウルフルヴォイス、14年1着ケイアイエレガントが出ているが、後者とは母系でSeattle SlewやRobertoの血を引く血統構成にも共通点を見いだせる。また、本馬は近親レクレドールが05年3着、06年5着と福島牝馬Sで上位を賑わせていた。直近2走は重賞で勝ち馬から0秒1、0秒3差。展開次第ではアタマまである。

ウインピクシスは、父ゴールドシップ×母コスモアクセス(母の父ロージズインメイ)。ステイゴールド直系は勝ち馬こそ出ていないが、09年2着アルコセニョーラが11番人気、20年2着リープフラウミルヒが13番人気と人気薄で激走。また、直近2年は父と「父×母の父」が共通するオルフェーヴルの産駒(クリノプレミアム)が22年2着、23年3着。本馬自身、昨年は3番人気に推されたほどで、当該コースで2勝の実績からも見限れない。

【血統予想からの注目馬】
トーセンローリエ ⑪タガノパッション ⑧ウインピクシス

ステラリアが引退 右前脚の繋靱帯炎を再発 2023年5月25日(木) 19:10

ヴィクトリアマイル9着ステラリア(栗・斉藤崇、牝5)が右前脚の繋靱帯炎を再発し、現役を引退することが25日、分かった。所有する社台サラブレッドクラブがホームページで発表した。

20日に山元トレセンに放牧に出され、ウオーキングマシン運動を行っていたが、右前脚の球節部に腫れが出て、25日にエコー検査を受診して判明した。昨年7月にも同じ箇所の繋靱帯炎を発症したものの、先月の福島牝馬Sで復帰して重賞初制覇を飾っていた。

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【日本ダービー GⅠ血ェック】競馬の祭典と縁が深いハーツコンチェルト 2023年5月23日(火) 09:27

(第90回日本ダービー、5月28日、東京11R、GⅠ、3歳オープン、芝2400メートル=フルゲート18頭)ハーツクライ日本ダービーで自身が2004年に2着し、産駒が14年ワンアンドオンリー、昨年のドウデュースと2勝。母の父としても21年2着のエフフォーリアを送り出しており、競馬の祭典と極めて縁が深い。

ハーツコンチェルトをS評価とする。ハーツ×アンブライドルズソングの配合は17年2着のスワーヴリチャードと同じ。また、アンブライドルズソングは母の父として無敗3冠のコントレイルを出した。一族には米GⅠBCジュベナイルフィリーズ勝ちのストームソングや、欧州GⅠ3勝のオーダーオブセントジョージがおり、底力も秘めている。

シーズンリッチは母の父にハーツ。父ドゥラメンテは2冠馬で、産駒も2年連続でオークスVと府中12ハロンはぴったりだ。サンデーサイレンス3×3、トニービン4×4と強いクロスを内包している点も一発の可能性を感じさせる。

ソールオリエンスは母の父にモティヴェイター。近年はタイトルホルダーヴァンドギャルドステラリアのブルードメアサイアーとしても知られている。父キタサンブラックは初年度産駒からイクイノックスが活躍し、距離や舞台への適性は文句なしだ。




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【ヴィクトリア】ソングライン復活のV 安田記念から秋はBC遠征へ! 2023年5月15日(月) 05:44

4番人気のソングラインが直線で内から脚を伸ばし、連覇を狙った3番人気のソダシをアタマ差とらえてV。昨年の安田記念以来となるGⅠ・2勝目を挙げた。戸崎圭太騎手(42)=美浦・田島俊明厩舎=は、このレース最多タイの3勝目。今後は連覇が懸かる安田記念(6月4日、東京、GⅠ、芝1600メートル)を視野に入れる。1番人気のスターズオンアースは直線で伸びあぐねて3着に終わった。



レース前に突如降り出したスコールが、青鹿毛の馬体をより一層輝かせた。ソングラインが昨年の安田記念以来となるGⅠ・2勝目をゲット。2015、16年にストレイトガールで連覇して以来、史上最多タイのヴィクトリアマイル3勝目を挙げた戸崎騎手は、満面の笑みを浮かべながら馬の首筋をポンポンとたたいてねぎらった。

「人気馬を見る形で行けましたし、最後はしっかり反応して伸びてくれました。海外から帰ってきてしっかり結果を出す。素晴らしい馬だなと思います」

道中は中団のインを追走。内めの荒れた馬場を苦にすることなく抜群の手応えで直線へ向くと、スターズオンアースが外に進路を取ったため、前がぽっかりとあいた。「あまり内は…と思っていましたけど、バランス良く走れていたので、馬を信じて内へ行きました」。これが勝利への道だった。上がり3ハロン33秒2の強烈な末脚を発揮。粘るソダシをアタマ差でとらえ、昨年5着のリベンジを果たした。

勝利の裏には陣営の大きなチャレンジがあった。安田記念を勝利して以降、産経賞セントウルS5着、1351ターフスプリント10着と惨敗。林徹調教師は「何とか巻き返さなければ」と、これまでで一番の調教量を課した。新コンビの戸崎騎手には、3週連続での追い切り騎乗を依頼。極限まで負荷をかけ、馬を鍛え抜いた。「これが結果につながるように、と祈るような気持ちでした。喜びというか、安堵(あんど)というか…。勝てて本当によかったです」と東大卒の気鋭トレーナーは感無量の面持ちだ。

マイル女王の輝きを取り戻し、次に見据えるのは08、09年ウオッカ以来の安田記念連覇。そして、昨年は喉の腫れによって断念したブリーダーズカップマイル(11月4日、アメリカ=サンタアニタパーク、GⅠ、芝1600メートル)を目指す。今年こそは世界の頂へ。華麗なる復活を遂げた淑女が、新たな時代に足跡をつけに行く。(綿越亮介)

ソングライン 父キズナ、母ルミナスパレード、母の父シンボリクリスエス。青鹿毛の牝5歳。美浦・林徹厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績14戦6勝(うち海外2戦1勝)。獲得賞金5億8105万5300円(うち海外1億352万9300円)。重賞は2021年GⅡ富士S、22年サウジアラビアGⅢ・1351ターフスプリント、GI安田記念に次いで4勝目。ヴィクトリアマイル林徹調教師が初勝利。戸崎圭太騎手は2015、16年のストレイトガールに次いで3勝目。馬名は「オーストラリアに伝わる道の名。祖先の足跡」。

ヴィクトリアMアラカルト】

戸崎圭太騎手 このレース3勝目はクリストフ・ルメール騎手と並び騎手の最多勝。JRA・GⅠは2021年秋華賞アカイトリノムスメ)以来で、通算10勝目。JRA重賞はダービー卿チャレンジT(インダストリア)以来で今年4勝目、通算68勝目。JRA・GⅠをテン乗りで勝利したのは15年の当レース(ストレイトガール)以来で、通算4回目。

林徹調教師 JRA・GⅠは22年安田記念以来で、通算2勝目。重賞も22年安田記念以来で、通算6勝目。これで5年連続のJRA重賞勝利となった。

キズナ産駒 延べ8頭の出走で初勝利。これまでの最高は22年(ファインルージュ)の2着。JRA・GⅠは22年安田記念以来で、通算3勝目。重賞は福島牝馬Sステラリア)以来で今年2勝目、通算20勝目。

★馬主(有)サンデーレーシング 21年(グランアレグリア)以来で、通算3勝目。これは馬主の単独最多勝。JRA・GⅠは桜花賞リバティアイランド)以来で今年2勝目、通算69勝目。重賞はマイラーズCシュネルマイスター)以来で今年5勝目、通算227勝目。

★生産者ノーザンファーム 19年(ノームコア)から5年連続で、通算10勝目。JRA・GⅠは天皇賞・春ジャスティンパレス)以来で今年3勝目、通算188勝目(他にJ・GⅠ3勝)。重賞は前日の京王杯スプリングCレッドモンレーヴ)に続く今年18勝目、通算779勝目。

★関東馬の勝利 21年以来。通算成績は関東馬8勝、関西馬10勝。

★馬番⑥の勝利 21年以来で、単独最多の通算4回目。

★前年の安田記念優勝馬の勝利 09年(ウオッカ)、21年以来で、通算3回目。

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【ヴィクトリア】レースを終えて…関係者談話 2023年5月15日(月) 04:55

M.デムーロ騎手(ディヴィーナ4着)「初めて乗せてもらいましたが、いいリズムで走れました。勝負どころで外を回って脚を使ったぶん、最後は甘くなったけど、とてもいい馬で能力は高いです」

◆松山騎手(サウンドビバーチェ5着)「リズム良く競馬はできました。馬場が渋ったぶん、最後は走りづらそうでした」

◆辻野師(ロータスランド6着)「逃げるという手も(横山典)ジョッキーの頭の中にあったのだと思います。追ってからの反応も良かったし、力は出してくれたと思います」

◆浜中騎手(ナムラクレア8着)「直前に降った雨の影響が大きく、東京のマイルGⅠでは分が悪かった感じです。そんな中でもよく頑張っています」

◆団野騎手(ステラリア9着)「久々のマイル戦でも流れに乗って運べました。最後もいい脚を使っています」

◆川田騎手(ルージュスティリア10着)「とてもリズム良く、ソダシの後ろから運べました。精いっぱいの走りでした」

◆吉田隼騎手(アンドヴァラナウト11着)「スタートは出た方だけど二の脚がつかなかった。それに直前の雨で、キックバックも気にしていた。いい末脚を使えるのがこの馬の武器。パンパンの良馬場で走らせてあげたかったです」

◆坂井騎手(スタニングローズ12着)「行き脚がつかず後手に回ったぶん、持ち味を生かせませんでした。馬は最後までしっかり走ってくれました」

◆三浦騎手(サブライムアンセム13着)「リズム重視で運んで脚は使ってくれたけど、もう少しペースが流れてほしかったです」

◆菅原明騎手(ララクリスティーヌ14着)「競馬の形が定まらず、ハミをかんでずっと力んでいました。パンパンの馬場の方がいいタイプです」

◆岩田康騎手(イズジョーノキセキ15着)「(3コーナーで)不利があった。前走より馬の気持ちは入っていたけど、結果的には気持ちが入りすぎていたかもしれませんね」

◆松岡騎手(クリノプレミアム16着)「向こう正面で他馬にぶつけられて、完全にリズムを崩してしまいました」




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【ヴィクトリア】前走後の談話 2023年5月14日() 04:45

ロータスランド「馬場を気にせず頑張っている」(岩田康騎手=高松宮記念6着)

スターズオンアース「跳びが大きく、長い直線があればと思う」(ルメール騎手=大阪杯2着)

サウンドビバーチェ「次のGⅠでもいい走りをしてくれるんじゃないかと思う」(浜中騎手=サンスポ杯阪神牝馬S1着)

アンドヴァラナウト「流れを考えればよく来てくれている。素晴らしい馬」(吉田隼騎手=サンスポ杯阪神牝馬S5着)

スタニングローズ「この枠順や前に壁をつくれなかったなかで、頑張ってくれている」(吉田隼騎手=中山記念5着)

イズジョーノキセキ「追い切りでいつもの活気がなかった。叩いて良くなってくれれば」(岩田康騎手=サンスポ杯阪神牝馬S10着)

ララクリスティーヌ「着差はぎりぎりだったが、余裕のある走りだったので届くと思った」(菅原明騎手=京都牝馬S1着)

クリノプレミアム「3コーナーでまくってくる馬がいて、仕掛けが早くなってしまった」(柴田善騎手=福島牝馬S3着)

サブライムアンセム「スムーズならもう少し際どかった」(岩田望騎手=サンスポ杯阪神牝馬S2着)

ナミュール「久々の1600メートルでもこれだけやれたので、この先が楽しみ」(横山武騎手=東京新聞杯2着)

ナムラクレア「きっちり仕上げてくれていたし、今回の条件でも一生懸命走ってくれた」(浜中騎手=高松宮記念2着)

ディヴィーナ「大外枠でこのペース。流れも向かなかった」(池添騎手=サンスポ杯阪神牝馬S12着)

ステラリア「若干(ハミを)かんだが、スムーズに運べた」(団野騎手=福島牝馬S1着)

ルージュスティリア「どんどん流れの悪い形になってしまい、かわいそうな競馬になってしまいました」(川田騎手=サンスポ杯阪神牝馬S6着)

ソダシ「状態はとても良かった。マイルより短い距離ならやはり力を出せる」(吉田隼騎手=マイルCS3着)

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ステラリアの関連コラム

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秋華賞オークス2着馬スタニングローズが、坂井瑠星騎手の手綱に導かれて抜け出し。見事人馬ともにG1初制覇を果たした。スタニングローズは母がローザブランカ、その母がローズバドローズバドは21年前、スタニングローズと同じくオークスを2着した馬だったが、その後の秋華賞も2着。当時高校3年だった私も、本命にしていたのでよく覚えている。スタートで出遅れ後方からの競馬を強いられ絶望的かと思われたが、4コーナーで内を突いて伸びて来た。勝利したのは、当時としては珍しいオークスからの直行だったテイエムオーシャンだった。

21年の歳月を経て挑んだ孫・スタニングローズは、スタートを決めて好位で流れに乗り堂々の抜け出し。今や珍しくなくなったどころか、主流ローテともいえるオークスからの直行だったナミュールを封じて見せた。そして終わってみれば21年前と同じオークス1~3着馬が秋華賞でも上位3着までを独占。古くから知られるように、オークスの上位勢がそのまま秋華賞でも上位を占めるケースは、水準以上のレベルにあるとされる。ちなみにオークス4着ピンハイは、直前の西宮Sで古馬3勝クラスを制覇。こちらに出走が叶っていれば…と思われるような完勝だった。

もっとも、秋華賞馬はエリザベス女王杯になると意外な苦戦を強いられることも多い。近年もアカイトリノムスメクロノジェネシスは、久々の秋華賞を快勝しながら、次走のエリザベス女王杯では人気を裏切っている。昨年エリザベス女王杯で好走した3歳牝馬は、秋華賞では6着に留まっていたステラリアだった。今年も古馬混合戦となる次走は着順の入れ替わりがあるかもしれない。

それでは今回も、先週の競馬から次走狙えそうな馬を一頭挙げておきたい。

【次走狙い馬】モチベーション(土曜東京10レース・白秋S/5着)

札幌、中山で連勝して来た本馬にとって今回はこれまでとまるで異なる舞台。それでも相変わらずの立ち回りの上手さで直線もよく粘った。キャリアを重ねるごとに力をつけて来ており、レースぶりは父ガルボのようにしぶとく安定感がある。東京向きではないが、通常の立ち回りが生きるコースならすぐに巻き返せそうだし、東京でもマイルならもう少し楽にペースを刻めそうだ。次走は狙いたい。

菊花賞展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は3歳3冠最終戦、菊花賞が行われる。今年はセントライト記念組に注目。勝ったガイアフォースは当然有力だが、穴馬なら…コチラ。

セイウンハーデス幸英明騎手)

注目したい穴馬はセイウンハーデスセントライト記念は好位から抜け出しを図ったものの、最後は伸びずバテず。それでもメンバーが揃った中での4着ならまずまずといえるだろう。やや集中力の面に課題があるようで、今回はブリンカーを着用して臨む模様。レースぶりを見てもスタミナは豊富で、母系はマンハッタンカフェ凱旋門賞馬エリシオの配合。長丁場の持久力戦になれば浮上の余地ありとみている。内寄りの枠を引いて上手く立ち回れればチャンスもありそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。


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2022年4月1日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】2022年中京ダートの振り返り&馬塲傾向/大阪杯展望
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高松宮記念は7番人気のナランフレグが勝利。3着には17番人気のキルロードが入り、3連単は3年前の449万に続き、278万の大波乱となった。

ナランフレグの鞍上は丸田恭介騎手。丸田騎手は個人的にかなりお気に入りジョッキーの一人で、これまでも何度も馬券でお世話になっている。とにかく脚を溜めるのが上手く、今回のように自在に馬群を捌くことも可能。大舞台で有力馬に乗る機会は多くないが、馬の能力+αを引き出せる隠れた名手だ。ナランフレグのG1制覇は、丸田騎手を信じて乗せ続けた陣営の力も大きかったように思う。馬券は残念ながら外れてしまったが、ゴール後の涙にはこちらもウルっと来た。久々に感動のレースだった。

~覚えておきたい中京ダートの傾向

高松宮記念を終え、これで年明けから少しの休みを挟んで続いて来た中京開催はひとまず終了。改めて振り返りということで、今回は顕著な傾向が出ていたダートを少し振り返っておきたい。

よく見ている方ならご存じだと思うが、今年の中京ダートは総じて外有利傾向が続いていた。通常だとインを突いた組、逃げた組の活躍が目立つのだが、今年はむしろ逆。直線でのスピードが生きるシーンも多く、重賞・東海ステークスでもスワーヴアラミスの差しが届いた。

実際年明けから高松宮記念週終了までの中京ダートの枠別成績を見ると、勝率・連対率は8枠がトップ、複勝率も6枠に次いで8枠が2番目に良い。

とりわけコース取りの補正がしづらい短距離戦に限ると傾向は顕著で、中京ダート1200m~1400mに限定すると、1枠と8枠の差が非常に大きいことがわかる。

・2022年 中京ダート1200m&1400m枠別成績

1枠 勝率 6.7% 連対率 7.6% 複勝率 13.3%
8枠 勝率 10.2% 連対率 19.7% 複勝率 26.8%

ご覧の通り、連対率と複勝率はダブルスコア以上の差がついている。したがって今後馬柱を見る際には、ザックリ言うと中京ダートの内枠での戦績は見直し可能、逆に外枠での戦績は多少枠の恩恵があったとみることができる。過去の有利不利を記憶しておくだけでも予想をする上ではかなり優位に立てるので、ぜひ覚えておきたい。

では、先週の競馬から次走狙えそうな馬を今回も一頭挙げておきたい。

【次走狙い馬】メモリーエフェクト(土曜阪神10レース・天神橋特別/1着)

好位から楽に抜け出し完勝。これで8戦連続馬券圏内が示す通り、とにかくレースセンスが高く逃げても控えても問題ないのは強み。渋った馬場も馬群も苦にせず、順調に使えればクラスの壁はない。次走も軸でOK。

大阪杯展望

さて、引き続きG1戦線が続く。今週末は大阪杯エフフォーリアvsジャックドールの対決に注目が集まるが、今回は2頭以外から、この馬。

ステラリア福永祐一騎手)

久々だった前走は外枠のロスも大きくほぼ何もできずに終了、ノーカウントでOK。もともと叩き良化型で、久々をひと叩きされた効果は大きそうだ。阪神芝二千は忘れな草賞を制した舞台で、昨年のエリザベス女王杯では不利がありながらも最後押し上げて2着と能力の高さを示した。エフフォーリアは格上としてそれ以外はそこまで強力なメンツではないので、一発があっても驚けない。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年3月31日(木) 09:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 大阪杯2022 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


4月3日(日) 阪神11R 第66回大阪杯(4歳以上G1・芝2000m)


【登録馬:18頭】(フルゲート:16頭)


<前走:香港C、有馬記念 出走馬>(3ヶ月半)

ヒシイグアス(前走:香港C2着、485kg(-3kg))<C>
香港Cからの休み明け。1週前には南Wでかなり速い時計がでているが、これまでの休み明けと比べると追い切り本数が少なく息切れが心配。

エフフォーリア(前走:有馬記念1着、516kg(+2kg))<B>
この中間も牧場から帰ってきての追い切り内容は、ここ2戦と同じような内容。かなり良かった天皇賞(秋)当時とまではいかないが、有馬記念時とほぼ似た内容で出来に関しては問題なさそう。




<前走:金鯱賞 出走馬>(中2週)

ジャックドール(1着、506kg(-2kg))<B>【優先出走馬】
間隔を空けて使われてきた馬。前走は相手も一気に強くなることもあってか、しっかり仕上げられていたところがあり、そこから今回は中2週。近走とは違う調整となる。能力が高いことは間違いないが、それも状態が良いことが大前提であり、前走時のパドックでは少しカリカリしているところも窺えた。最終追い切りの動きを、これまで以上に気をつけて見たい一頭。

レイパパレ(2着、430kg(-4kg))<C>
前走時のパドックではかなりトモが寂しく映り、馬体面の成長がない。昨年の勝ち馬ではあるが、今年はこれまで経験したことのない中2週での参戦。これまでのように馬体の回復に必要な時間が少なく、前走以上の出来での出走は厳しいのではないか。

アカイイト(3着、512kg(-4kg))<B>
パドックでは大きな馬の割にトモが寂しく映るタイプ。エリザベス女王杯当時のように、重心が低くドッシリとして見せている時のほうが良い。前走マイナス体重で今回、中2週で迎えることになるが、1週前に坂路で強めに追われ好時計と上積みが期待できそう。

ポタジェ(4着、466kg(-8kg))<C>
叩き3戦目となるこの中間は、1週前に馬なりでの調整。大きな変わり身は感じられない。

ショウナンバルディ(6着、454kg(-4kg))<A>
休み明けを3戦したが、前走時のパドックでも好馬体披露、この中間も1週前には坂路で好時計をマーク。出来は良さそう。

ステラリア(11着、498kg(+8kg))<B>
休み明けの前走時は、長めから本数も多く追われていて、馬体こそ増えていたもののパドックでは好馬体を見せていて出来も悪くなさそうだった。この中間1週前も金曜日に長めから好時計が出ていて、叩き2戦目での上積みが感じられる。




<前走:京都記念 出走馬>(中6週)

アフリカンゴールド(1着、468kg(±0kg))<B>
この中間もCWを長めから追い切られていて、1週前は計測不能も動きを見ると集中した走りで、出来は引き続き良さそう。

ジェラルディーナ(4着、454kg(+6kg))<A>【除外対象馬】
追い切りでは行きたがる面を見せるところがあり、この中間も折り合い重視の内容にはなるが終いはしっかりと伸びて、CWで外めを回って3週連続好時計。叩き2戦目での上積みが見受けられる。

マカヒキ(3着、512kg(+4kg))<D>
トレセンで多く本数を追われてきた馬だが、前走時はこの馬としてはそれほど多くは乗り込んまれていなかった。この中間も中6週ある割に速い時計は1週前のみと、これまでとの比較で乗り込み量が少なすぎる。

レッドジェネシス(13着、502kg(+8kg))<C>
同厩舎のマカヒキと同じ京都記念からの中6週だが、この馬はかなり本数を乗られていて入念な調整。前走時は休み明けで馬体に緩さがあったので、馬体が締まってくればというところだろう。ただ、1週前追い切りでは、ビッシリ追われていながら併走馬を突き離せなかったりと、まだ大きな変わり身までは見込めずか。




<前走:小倉大賞典 出走馬>(中5週)

アリーヴォ(1着、502kg(+2kg))<A>
小倉の未勝利勝ちに始まり、同競馬場に関していえば5戦負けなしで前走重賞制覇。休み明けを2連勝中で、この中間も1週前にはCWで3頭併せの外を、全身を使った走りで力強く先着。連勝中の勢いそのままに、引き続き出来に関しては良好。

スカーフェイス(5着、462kg(-2kg))<B>
坂路で好時計の出る馬だが、この中間も変わりなく坂路で好時計が出ている。使い詰めだが出来は悪くなさそう。




<前走:中山記念 出走馬>(中4週)

アドマイヤハダル(3着、488kg(+2kg))<B>【除外対象馬】
休み明けを使われてきて、前走時のパドックでは好馬体だった。この中間も、これまで通り1週前にはCWを長めから追われ終い好時計をマークできており、引き続き出来良好な様子。

ヒュミドール(6着、472kg(+4kg))<B>
この中間も南Wで好時計が出ている。今回は輸送があるので、日曜日に強めに追われているが、そこも好タイムでまとめている。好状態とみられる。




<前走:その他のレース出走馬>

ウインマリリン(前走:エリザベス女王杯16着、472kg(-4kg)、4ヶ月半)<C>
長めから本数も多くメニューをこなしてきているので、前走より出来に関しては良さそう。エリザベス女王杯からの休み明け直行、先週の日経賞にも使いたかった様子などからも窺える通り、目標がここという訳ではない感じで次の目標への叩き台とみられるが。

キングオブコージ(前走:AJCC1着、496kg(-8kg)、中9週)<A>
骨折明けから数戦使われてきて、前走時の追い切りでは直線の伸び脚がバネのある走りに変わり良化していた。この中間も入念な乗り込みで坂路、CWと好時計が出ていて、前走以上に良くなっている感じ。





※今回このコラムでの推奨馬は、ジェラルディーナキングオブコージアリーヴォエフフォーリアの4頭をあげておきます。



◇今回は、大阪杯編でした。
大阪杯で思い出すのがメジロマックイーンの勝った1993年( https://youtu.be/Fxr5gOsVe3c )。前年の天皇賞(春)トウカイテイオーとの直接対決を制してから脚部不安を発症し、それ以来のレース。春の天皇賞3連覇に向けて調整されていたものの、阪神大賞典には間に合わず何とか大阪杯での復帰に間に合ったといった感じでした。当時はメジロマックイーンが強すぎたため、ステップレースになると頭数が揃わないことがほとんどでした。それが、93年大阪杯(当時は「G2産経大阪杯」)では珍しく多頭数になっているところをみても、自身が何とかこのレースに間に合ったという面と、長期休み明けのマックイーンなら負けせるかもしれないとの他陣営の思惑などが伝わってきます。しかし、ご存知結果はそんな不安も何のその。好スタートから積極的なレースで直線も持ったまま突き放す圧倒的な強さを見せてくれました。戦前にたちこめていた不安が嘘のように、晴れやかな気分になったのを今でも思い出します。ちなみにその年の有馬記念では、トウカイテイオーが1年ぶりのレースで勝利しており、この2頭の対決が1度しか実現しなかったことだけが心残りではありますが。

大阪杯出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年3月27日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年03月27日号】特選重賞データ分析編(299)~2022年大阪杯
閲覧 3,240ビュー コメント 0 ナイス 8



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 大阪杯 2022年04月03日(日) 阪神芝2000m内


<ピックアップデータ>

【“前年以降、かつJRA、かつG1のレース”において3着以内となった経験の有無別成績(2017年以降)】
○あり [4-5-4-14](3着内率48.1%)
×なし [1-0-1-40](3着内率4.8%)

 実績馬が圧倒的に優勢。前年のビッグレースで上位に食い込んだ馬は、たとえ直近のパフォーマンスがいまひとつであっても侮れません。なお“前年以降、かつJRA、かつG1のレース”において3着以内となった経験がなかったにもかかわらず3着以内となった2頭は、いずれも前走の着順が1着、かつ前走の距離が2000mでした。

主な「○」該当馬→エフフォーリアステラリア
主な「×」該当馬→アフリカンゴールドアリーヴォキングオブコージヒシイグアス


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降、かつJRA、かつハンデキャップ競走以外、かつ重賞のレース”において“着順が2着以内、かつ4コーナー通過順が7番手以内”となった経験がある」馬は2017年以降[5-5-5-29](3着内率34.1%)
主な該当馬→アフリカンゴールドエフフォーリアヒシイグアス

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2022年1月7日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】上手いけどなぜか地味な松山騎手/シンザン記念展望
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東西の金杯で今年もスタートした中央競馬。西の京都金杯は、松山騎手騎乗のザダルが制した。

道中は後方からの競馬となったザダル。もともと中距離路線を歩んでいた馬だから、やはりテンのスピードという点ではマイルだとやや劣るのは仕方ない。だが、そこからのリカバリーが上手かった。4コーナーでは外に出さず馬群で我慢させると、直線は抜けて来たダイワキャグニーの作った進路を突いてスムーズに脚を伸ばし、最後は1馬身抜け出した。

マイルでの勝利は新馬戦以来。松山騎手の好騎乗も光った。

~なぜか地味な松山騎手の買い条件とは?

松山騎手は直前の万葉ステークスでもマカオンドールとのコンビで勝利。直線は進路を最内枠に切り替えて抜け出して来た。恐らくこの時の感覚で、中京芝の内が悪くないことを確認していたのだろう。直前のレースでの予習を生かした京都金杯だった。

松山騎手と言えば昨年は130勝を挙げるなど、リーディング上位の常連。だが、なぜか川田騎手や福永騎手と比較すると地味な印象がある(あくまでも個人の感想)。

その是非はさておき、馬券的にはその”地味さ”こそが武器になる。なぜかというと、松山騎手はその技術の割に、特に重賞で人気になりづらいのだ。

昨年は重賞6勝を挙げ、年間を通して重賞で3回に1回以上馬券に絡んでいるが、それでいて複勝を買い続けたら楽にプラスになるなど妙味もある。秋のG1戦線でもテーオーケインズチャンピオンズカップを制した他、ステラリアダノンスコーピオンでも好走しているが、その割に派手な活躍をした印象はない。

その理由を考えると長くなりそうなので割愛するが、馬券を買う上では”地味”は”買い”である。走っても人気にならない馬がいるように、上手くてもあまり人気になりづらい騎手もいるということ。松山騎手の腕は間違いないレベルなので、今年も特に騎手人気が強く人気に反映されやすい重賞戦線では警戒したい。

シンザン記念の注目馬

最後はいつも通り今週末の注目馬で締めたい。今回はシンザン記念からこの馬を。

ビーアストニッシド岩田康誠騎手)

未勝利勝ち直後の重賞挑戦だった前走はまったくの人気薄ながら逃げ粘り、最後は勝ち馬に食い下がった。もちろん展開恩恵があったことは間違いないが、先行して直線はとにかくしぶといので相手なりに走れるのが強み。岩田康誠騎手は昨年ショウナンバルディで穴をあけるなど思い切った逃げ先行での一発が目立つようになってきており、本馬とのコンビでも上手く自分のペースに持ち込めれば侮れないのでは。キャリアの浅い良血馬に注目が集まるレースだからこそ、やや地味な印象を持つ本馬のようなタイプの一発に警戒したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2021年11月19日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】牝馬限定のスタミナ戦は波乱の宝庫/マイルチャンピオンシップ展望
閲覧 2,305ビュー コメント 0 ナイス 3



先週も東西で4つの重賞が開催された。

個人的に先週は勝負したい重賞が多く、勝負レースその1の武蔵野ステークスが○◎▲、勝負レースその2の福島記念が◎△▲での決着、いい感じで来ていたので、勝負レースその3・エリザベス女王杯も仕留めて…と意気込んでいたが、◎ウインキートスは残念ながら10着。アカイイトが外から鮮やかに差し切りを決め、大波乱の結末となった。

~今年のオークスと同じ牝馬限定のスタミナ戦

それでも、後学のために振り返りをしておきたい一戦。エリザベス女王杯は京都が改修工事を行う関係で阪神開催となって今年で2度目。その2度とも、外からの差しが決まる決着となった。

牝馬限定重賞は基本的にスローペースが多く、先行有利の立ち回り戦や決め手勝負が基本。しかしながら、阪神芝2200mという牝馬にとってはかなりタフな舞台に加えて、連続開催で昨年以上に馬場の損耗が激しかったことも加わり、今回はむしろスタミナとパワー、末脚を要求される決着になった。

通常の牝馬重賞で問われるのと真逆の適性を問われたため、波乱も必然といえば必然。勝ったアカイイトは前走上がり3位ながらも7着、2着ステラリアは前走上がり2位ながらも6着、3着クラヴェルはやはり前走上がり3位ながらも3着。いずれも速い上がりを記録しながらも敗れていた馬が本番で大駆けをした結果となった。

同じく牝馬限定のスタミナ戦で差し決着となったレースとしては、今年のオークスが思い出される。オークスは外枠のユーバーレーベンが差し切り勝ち、3着には16番人気の大穴ハギノピリナハギノピリナの前走は阪神2200mの矢車賞。

普段問われない適性を問われるということは、これまでの戦績がアテにならない=波乱の可能性が高まる。来年のエリザベス女王杯も同じく阪神開催なので、今年と同じようなスタミナ&末脚が生きる波乱の結末が待ち受けているかもしれない。

なお、エリザベス女王杯の1~2着はキズナ産駒、オークス3着のハギノピリナキズナ産駒。今回馬券では一銭も払い戻しを受けられなかったのだが、今後に向けて大いに収穫のある結果だった。競馬は点でなく線で観ることも大事。同じハズレでも、今後に生かせるハズレにしたい。

マイルチャンピオンシップの注目馬

今週末はマイルチャンピオンシップグランアレグリアの走りに注目が集まるが、今回も注目の一頭を挙げておきたい。

サリオス松山弘平騎手)

昨年の毎日王冠で古馬を一蹴して以後は、マイルCSで5着、大阪杯で5着、安田記念では8着と精彩を欠いている。もっとも昨年のマイルCSはスローペースでイン有利の大外枠、大阪杯はタフな不良馬場で内枠先行不利の中での2番枠、安田記念は外が伸びる春の東京芝で最内枠。近走は条件に恵まれていない。昨年と異なる連続開催の阪神となる今年は、巻き返しがあっていいはずだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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ステラリアの口コミ


口コミ一覧

恥ずかしい馬予想2023.05.14[結果]

 DEEB 2023年5月14日() 17:57

閲覧 160ビュー コメント 0 ナイス 5

東京 5R 3歳1勝クラス(混合)(特指)
◎ 3 レーベンスティール…1着
○10 ラッジオ…5着
×12 ☆マイネルビジョン…7着
[結果:ハズレ×]

東京 9R テレ玉杯 4歳以上2勝クラス牝[指定]
◎ 5 ルージュエクレール…1着
○ 8 ☆ヘネラルカレーラ…2着
▲ 1 カヨウネンカ…5着
[結果:アタリ△ 複勝 8 130円、馬連 5-8 340円、ワイド 5-8 180円]

東京11R ヴィクトリアマイル GⅠ 4歳以上オープン(国際)牝(指定)
◎16 ★ソダシ…2着
○11 ナミュール…7着
▲ 2 スターズオンアース…3着
△ 8 ララクリスティーヌ…14着
×12 ナムラクレア…8着
☆14 ステラリア…9着
[結果:アタリ△ 複勝 16 170円]

東京12R BSイレブン賞 4歳以上3勝クラス(混合)(特指)
◎10 イグザルト…4着
○ 1 テーオーステルス…7着
▲ 9 フルオール…13着
☆13 ビップエレナ…11着
[結果:ハズレ×]

京都10R 錦ステークス 4歳以上3勝クラス(混合)[指定]
◎12 ★パーソナルハイ…7着
○10 グランディア…2着
▲ 4 トオヤリトセイト…3着
△ 6 ヴィアルークス…5着
× 9 ☆スリートップキズナ…12着
[結果:アタリ△ ワイド 4-10 1,670円]

京都11R 栗東ステークス (L) 4歳以上オープン(国際)(特指)
◎ 9 テイエムアトム…13着
○15 ディアノイア…8着
▲12 セキフウ…6着
△ 4 タガノクリステル…2着
×14 ☆メイショウテンスイ…3着
[結果:アタリ△ 複勝 14 640円]

京都12R 4歳以上2勝クラス[指定]
◎14 タガノエスコート…1着
○ 9 ラインオブソウル…2着
▲ 3 テイエムファクター…11着
☆ 7 ドゥリトル…14着
[結果:アタリ△ 馬連 9-14 400円、ワイド 9-14 240円]

新潟 8R 4歳以上1勝クラス[指定]
◎ 9 シンエン…9着
○11 バウンティハンター…5着
▲13 ☆フラッシュアーク…3着
△ 2 サルサディーバ…10着
×14 ピカリエ…2着
[結果:アタリ△ 複勝 13 170円]

新潟11R 弥彦ステークス 4歳以上3勝クラス(混合)(特指)
◎ 6 トゥデイイズザデイ…5着
○ 1 ルドヴィクス…2着
▲11 フィールシンパシー…3着
△ 2 ホウオウラスカーズ…6着
[結果:ハズレ×]

[今日の結果:9戦0勝3敗6分]
たくさん当たったけど、ダメでした。

 DEEB 2023年5月14日() 09:45
恥ずかしい馬予想2023.05.14
閲覧 205ビュー コメント 0 ナイス 4

趣味が競馬です。へたくそです。当たりません…。
恥ずかしい予想を…記録用に書きます。
今日も競馬を楽しみましょう。

東京 5R 3歳1勝クラス(混合)(特指)
◎ 3 レーベンスティール
○10 ラッジオ
×12 ☆マイネルビジョン

東京 9R テレ玉杯 4歳以上2勝クラス牝[指定]
◎ 5 ルージュエクレール
○ 8 ☆ヘネラルカレーラ
▲ 1 カヨウネンカ

東京11R ヴィクトリアマイル GⅠ 4歳以上オープン(国際)牝(指定)
◎16 ★ソダシ
○11 ナミュール
▲ 2 スターズオンアース
△ 8 ララクリスティーヌ
×12 ナムラクレア
☆14 ステラリア

東京12R BSイレブン賞 4歳以上3勝クラス(混合)(特指)
◎10 イグザルト
○ 1 テーオーステルス
▲ 9 フルオール
☆13 ビップエレナ

京都10R 錦ステークス 4歳以上3勝クラス(混合)[指定]
◎12 ★パーソナルハイ
○10 グランディア
▲ 4 トオヤリトセイト
△ 6 ヴィアルークス
× 9 ☆スリートップキズナ

京都11R 栗東ステークス (L) 4歳以上オープン(国際)(特指)
◎ 9 テイエムアトム
○15 ディアノイア
▲12 セキフウ
△ 4 タガノクリステル
×14 ☆メイショウテンスイ

京都12R 4歳以上2勝クラス[指定]
◎14 タガノエスコート
○ 9 ラインオブソウル
▲ 3 テイエムファクター
☆ 7 ドゥリトル

新潟 8R 4歳以上1勝クラス[指定]
◎ 9 シンエン
○11 バウンティハンター
▲13 ☆フラッシュアーク
△ 2 サルサディーバ
×14 ピカリエ

新潟11R 弥彦ステークス 4歳以上3勝クラス(混合)(特指)
◎ 6 トゥデイイズザデイ
○ 1 ルドヴィクス
▲11 フィールシンパシー
△ 2 ホウオウラスカーズ

今日は、空模様が怪しいですね。
それでも、出かけます、徘徊をしに。

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 しんちゃん52 2023年5月14日() 08:45
尖閣湾特別&錦ステークス&青竜ステークス&弥彦ステークス...
閲覧 282ビュー コメント 2 ナイス 34

おはよ~♪

5月14日ですね!

昨日はメインが惜しいところの1着3着、他はダメダメでジ・エンド。

勘違いしてたけどやっぱり馬券下手だったのね、おいら・・・。

広島も勝ったと思ったところのノーコン発症で痛いサヨナラ負け。

ストライクが入らない様ではどもならん。

今日こそは馬券も広島も借りを返しましょうね(^^♪

新潟9R 尖閣湾特別

◎⑦マイネルジャッカル
△②アイスランドポピー
△④ビートザレコード
△⑥モンサンプリーモ
△⑩マテウス

馬連⑦ー②・④・⑥・⑩への4点。

左回りに替わるのは間違いなく好材料。1勝クラスの特別だけどメンバーレベルはイマイチだからね。
勝ち上がって来た組にあんまし魅力感じないんで未勝利馬を相手に選んでみましたよ。

京都10R 錦ステークス

◎⑨スリートップキズナ
△④トオヤリトセイト
△⑥ヴィアルークス
△⑦チュウワノキセキ
△⑩グランディア

馬連⑨ー④・⑥・⑦・⑩への4点。

前走は昇級の壁かも知れまへんがね。中山の不良だと馬場が悪くなり過ぎだったのかな?
京都だったらそこまでは馬場悪くならないだろうからも一度巻き返しに期待かな?

東京10R 青竜ステークス

◎⑦ジャスリー
△②ウェイワードアクト
△⑤ラフエイジアン
△⑥ユティタム
△⑨ナイトアクアリウム

馬連⑦ー②・⑤・⑥・⑨への4点。

前走の勝ちタイムは平凡だけど4走前は稍重馬場で走れてるからね。時計の短縮は十分可能かと。
府中の実績は十分だしここもオープンにしては手薄なメンバー構成だからね。やれへん?

新潟11R 弥彦ステークス

◎⑫スパイラルノヴァ
△②ホウオウラスカーズ
△⑥トゥデイイズザデイ
△⑦エリオトローピオ
△⑪フィールシンパシー

馬連⑫ー②・⑥・⑦・⑪への4点。

前走の二千だと若干長いかな?良績上げてる様に千八がベストの条件。左回りも荒れ馬場も良さ気。
でも1番人気になるとは思わなんだ。

京都11R 栗東ステークス

◎⑮ディアノイア
△③ブルベアイリーデ
△④タガノクリステル
△⑤ベルダーイメル
△⑨テイエムアトム

馬連⑮ー③・④・⑤・⑨への4点。

この馬が好走するには外枠引くのが絶対条件。願ったりかなったりの15番枠。
オープン昇級後も差の無い競馬が出来てるしね。ここもオープンにしては手薄なメンバーなんでね。

東京11R ヴィクトリアマイル

◎⑪ナミュール
〇⑧ララクリスティーヌ
▲⑤スタニングローズ
△②スターズオンアース
△⑭ステラリア
△⑯ソダシ
×④アンドヴァラナウト

馬連⑪ー②・⑤・⑧・⑭・⑯への5点。
馬単⑪ー②・⑤・⑧・⑭・⑯への5点。
三連複⑧・⑪ー②・④・⑤・⑭・⑯への5点。

何とか天気持ってくれないかな?稍重くらいまでだったらナミュールで自信の鞍。
線の細さもスタート難も解消されて来ていよいよ本格化?間隔空けた方が良いタイプだしね。
府中のマイルではスターズオンアースに勝ってるからね。この舞台ならGIで通用。
前走も牡馬相手に頭差の接戦。GI獲るならこの舞台しかないね。横武も先週の無念を晴らそう。
そしておいらは先週に引き続きGIゲット(^^♪

東京12R BSイレブン賞

◎⑨フルオール
△①テーオーステルス
△⑤イフティファール
△⑥ウナギノボリ
△⑩イグザルト
△⑮ライフレッスンズ

枠連⑤ー⑤と馬連⑨ー①・⑤・⑥・⑮への5点。

前走は流石に馬場が悪過ぎたかな?今回はそこまで悪くならないだろうし左回りに替わるのも好材料。
横武がメインに続いてここもゲット(^^♪

今日はここまでよぉ~。

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ステラリアの掲示板

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コメント一覧
2:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年11月29日() 03:09:52
指数
1:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年11月27日(金) 01:16:54
バクロ、リセット後圧勝、もともと一番星

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2023年5月14日ヴィクトリアマイル G19着
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2023年5月14日 ヴィクトリアマイル G1 9着
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レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。