タイトルホルダー(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 2018年2月10日生
調教師栗田徹(美浦)
馬主山田 弘
生産者岡田スタツド
生産地新ひだか町
戦績19戦[7-3-1-8]
総賞金106,875万円
収得賞金39,950万円
英字表記Titleholder
血統 ドゥラメンテ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
アドマイヤグルーヴ
メーヴェ
血統 ][ 産駒 ]
Motivator
Top Table
兄弟 メロディーレーン
市場価格2,160万円(2018セレクトセール)
前走 2023/12/24 有馬記念 G1
次走予定

タイトルホルダーの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/12/24 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 16248.363** 牡5 58.0 横山和生栗田徹 474
(-2)
2.31.2 0.336.2ドウデュース
23/11/26 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 182319.245** 牡5 58.0 横山和生栗田徹 476
(+4)
2.23.1 1.335.0イクイノックス
23/09/24 中山 11 オールカマー G2 芝2200 15222.512** 牡5 58.0 横山和生栗田徹 472
(-2)
2.12.2 0.235.7ローシャムパーク
23/04/30 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 17231.71** 牡5 58.0 横山和生栗田徹 474
(-4)
-- ----⑯止ジャスティンパレス
23/03/25 中山 11 日経賞 G2 芝2500 12222.421** 牡5 59.0 横山和生栗田徹 478
(+2)
2.36.8 -1.336.8ボッケリーニ
22/12/25 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 167133.629** 牡4 57.0 横山和生栗田徹 476
(--)
2.34.1 1.737.6イクイノックス
22/10/02 フラ 4 凱旋門賞 G1 芝2400 20--------11** 牡4 59.5 横山和生栗田徹 --2.38.1 2.4----アルピニスタ
22/06/26 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 18364.221** 牡4 58.0 横山和生栗田徹 476
(+2)
2.09.7 -0.336.1ヒシイグアス
22/05/01 阪神 11 天皇賞(春) G1 芝3200 188164.921** 牡4 58.0 横山和生栗田徹 474
(-2)
3.16.2 -1.136.4ディープボンド
22/03/26 中山 11 日経賞 G2 芝2500 156111.611** 牡4 57.0 横山和生栗田徹 476
(0)
2.35.4 -0.134.7ボッケリーニ
21/12/26 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 1681610.245** 牡3 55.0 横山和生栗田徹 476
(+12)
2.32.5 0.536.9エフフォーリア
21/10/24 阪神 11 菊花賞 G1 芝3000 18238.041** 牡3 57.0 横山武史栗田徹 464
(-2)
3.04.6 -0.835.1オーソクレース
21/09/20 中山 11 セントライト G2 芝2200 14572.9113** 牡3 56.0 横山武史栗田徹 466
(+2)
2.13.6 1.336.4④⑤アサマノイタズラ
21/05/30 東京 11 東京優駿 G1 芝2400 1771430.486** 牡3 57.0 田辺裕信栗田徹 464
(+2)
2.23.1 0.634.3⑥④シャフリヤール
21/04/18 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 1671317.082** 牡3 57.0 田辺裕信栗田徹 462
(-4)
2.01.1 0.537.5エフフォーリア
21/03/07 中山 11 ディープ記念 G2 芝2000 104417.941** 牡3 56.0 横山武史栗田徹 466
(-4)
2.02.0 -0.234.5シュネルマイスター
20/12/26 中山 11 ホープフルS G1 芝2000 1561119.574** 牡2 55.0 戸崎圭太栗田徹 470
(0)
2.03.3 0.537.0ダノンザキッド
20/11/23 東京 11 東スポ2歳S G3 芝1800 102216.652** 牡2 55.0 戸崎圭太栗田徹 470
(-2)
1.47.7 0.233.9ダノンザキッド
20/10/04 中山 5 2歳新馬 芝1800 14452.311** 牡2 55.0 戸崎圭太栗田徹 472
(--)
1.51.4 -0.235.9ノーダブルディップ

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皐月賞は中山芝2000mで施行される3歳限定のG1。今年は大混戦に映るどころか、どの馬も危険に思えるような、難解な組み合わせになった。

トライアル・非トライアルとも、前哨戦にスローペースが多いなか、そこそこ前に行きたい馬が揃い、皐月賞らしいタイトなラップへの適性も問われそう。一冠目を制するのはどの馬なのか。過去10年のデータを使用し、勝ち馬を探っていきたい。

逃げた馬の成績は[0-1-1-11]。馬券内へ走った馬の内訳は2014年8番人気3着ウインフルブルーム、2021年8番人気3着タイトルホルダー。タイトルホルダーは4角手前からハナに立っており、純粋に逃げた形ではない。

2頭とも当日は伏兵扱いだったが、後にウインフルブルームは京都金杯を勝ち、タイトルホルダーはご存じのようにG1・3勝を挙げた。潜在能力の高さを、皐月賞で発揮したととれる。

そのほか、逃げた馬は2桁人気ばかりで、最も人気があったのは2022年6番人気5着のアスクビクターモア。強い馬が逃げていないものの、4角へ向け徐々に位置を上げる馬も多く、目標にされる立場はなかなか厳しいかもしれない。

とはいえ、直線の短い中山内回りらしく、全体の脚質別成績は前の馬が有利に出る。

▼脚質別成績
逃げ  0.0%  7.7%  15.4%
先行 10.5%  26.3% 34.2%
中団  7.0%  9.9%  16.9%
後方  2.0%  4.0%  6.0%

連対馬20頭中14頭は4角5番以内と、直線に向く前にある程度前に位置を確保している。昨年の勝ち馬ソールオリエンスのような大外一気は稀な例で、基本的に立ち回りの巧拙が結果につながりやすい。

上がり最速馬は複勝率50%とやや低調で、2017年5番人気5着レイデオロや2022年1番人気3着ドウデュースなど、皐月賞でいい脚を使いながら届かず、直線の長いダービーで巻き返す馬も散見される。

中山芝2000mのスタートは、直線の入り口付近にあり、1コーナーまでは405m。通常、隊列決定後にペースは落ちつくが、皐月賞では道中も締まったラップになるケースが多い。

対象期間中、良馬場6年の平均ラップを見たい。

12.3-10.9-11.9-11.9-12.5-12.1-12.2-11.8-11.5-11.7

先行争いの2ハロン目に10秒台が踏まれ、その後も極端にラップが緩まず、上がり3ハロンは35秒0とかかっている。

スローからの瞬発力勝負と反対の適性を求められるなか、冒頭で触れたように今年は前哨戦でスローが多く、皐月賞特有のラップへの適性を図れずに本番を迎える馬も多い。このタイプの馬の扱いも、難解さに拍車をかける。

逃げ馬に注目すると、毎日杯を逃げ、6馬身差で圧勝したメイショウタバルがいる。折り合いに難のある馬で、逃げた後のレースとなれば、なおさら控えるとかかるリスクを伴う。1枠2番なら、なんとか行きたいところだ。

そのほか、前走でハナを切った馬は3頭、シリウスコルト(弥生賞)、アレグロブリランテ(スプリングS)、ホウオウプロサンゲ(若葉S)がいる。

行けるなら行きたい馬に対し、メイショウタバルのテンの速さは明確に抜けておらず、押して押してのハナ争いになりそう。差しの決まる流れを想定できそうだ。

レガレイラ。昨年、今回と同じ舞台のホープフルSを、4角10番手から上がり最速の脚を使い差し切り。皐月賞に似た緩みないラップで、前不利・後ろ有利の展開。形としては前につけた2着シンエンペラー、3着サンライズジパングが強いが、当馬は4角で外に振られており、決してスムーズな競馬ではなかった。

シンエンペラーとは3/4馬身差ながら、脚色の差は歴然でゴール前は余裕すら感じた。位置取りはポイントになりそうだが、再度展開が向きそうなメンバー構成なら、76年ぶり牝馬の皐月賞制覇が見えてくる。馬券は◎の単勝。馬連・ワイドを②⑤⑬へ。

【皐月賞2024】血統アナリシス ディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライの3大血脈に注目 2024年4月13日() 12:00

新種牡馬や産駒初出走の種牡馬が勝ち負けとなるケースも多く、一概に種牡馬傾向を語ることのできない難解な一戦。近年の結果に重きを置けば、2022年2着イクイノックス、2023年1着ソールオリエンスと初年度産駒から2年連続で連対馬を出しているキタサンブラック、母の父として2021年2着タイトルホルダー、2023年1着ソールオリエンスを出したMotivatorが注目に値する血脈といえるだろう。

ほか、ディープインパクトキングカメハメハハーツクライも上位入線馬の多くが保持する血脈であり、2021年を例に挙げれば1着エフフォーリアハーツクライ、2着タイトルホルダーキングカメハメハ、3着ステラヴェローチェディープインパクトといった具合に、うまく住み分けられていることも興味深い。

ミスタージーティーは、父ドゥラメンテ×母リッスン(母の父Sadler's Wells)。同産駒かつ母の父がSadler's Wells系種牡馬となる配合は、21年2着タイトルホルダーを想起させる組み合わせ。まだ産駒出走数こそ少ないものの、父自身が15年皐月賞の勝ち馬であることからも動向を注視したい血筋だろう。甥のキングズレインは同じ中山芝2000mのG1ホープフルSで3着。本馬も同レースで5着の実績があり、さらに上の着順が期待される。

ジャスティンミラノは、父キズナ×母マーゴットディド(母の父Exceed And Excel)。意外にもまだ後継種牡馬の産駒からは好走例がないものの、父系祖父ディープインパクトは05年の勝ち馬であり、16年ディーマジェスティ、17年アルアイン、20年コントレイルと3頭の勝ち馬を出してきた。同種牡馬の血を引く馬、ひいては全兄ブラックタイドの直系が活躍していることからも時間の問題で、この系統は共同通信杯からの臨戦も強調しやすい。

サンライズアースは、父レイデオロ×母シャンドランジュ(母の父マンハッタンカフェ)。好相性を示すキングカメハメハの直系で、父は近親にディープインパクトがいる期待の新種牡馬。一方、同じ母の父となる馬も昨年2着のタスティエーラが出るなど勢いがある。本馬は活躍馬の枚挙にいとまがないBalladeを牝祖とする一族でもあり、皐月賞でも11年ダノンバラードが3着となった実績を持つ。血統背景を鑑みても真打ち登場となりそうだ。


【血統予想からの注目馬】
ミスタージーティー ⑬ジャスティンミラノ ⑮サンライズアース

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【日経賞2024】逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める 少頭数かつ逃げ馬不在! AJCC再戦模様の一戦を制するのは? 2024年3月22日(金) 17:00


日経賞は中山芝2500mで施行される別定G2。

天皇賞春のステップレースにあたり、1着馬には優先出走権が付与される。日経賞組は2020年~2022年の間、連続連対を決めていたが、昨年は馬券内好走なしに終わった。

今年は10頭立てとやや寂しい組み合わせとなり、半数の5頭が年明けのAJCCを経由している。距離延長と外回りから内回りへの変更で着順の変動はあるのだろうか。過去10年のデータを使用し、勝ち馬を見極めたい。

逃げ馬の成績は[3-0-0-7]。内訳は2019年3番人気1着メイショウテッコン、2022年と2023年は1・2番人気を背負ったタイトルホルダーが逃げ切りを決めている。
2019年と2022年は稍重発表。前者は1100m通過69秒3(テン100m7秒0)、後者は1100m通過70秒2(テン100m6秒9)と、緩やかな流れ。
昨年は不良馬場のなか、タイトルホルダーが59キロを背負いながら8馬身差をつけ、役者が違った印象。
馬券内になった逃げ馬は、いずれも人気を背負い、楽なペースで逃げていた。ただ、直線の短い中山内回りらしく、全体の脚質成績は前有利に出ている。

▼脚質成績
逃げ 27.3% 27.3% 27.3%
先行  9.1%  24.2% 39.4%
中団  5.4%  12.5% 21.4%
後方  0.0%  3.0%  3.0%
※数字は左から勝率・連対率・複勝率

最後の直線は293mしかないため、昨年同じコースの有馬記念を勝ったドウデュースのように、控える馬は4角までにある程度位置を上げたい。

中山芝2500mのスタートは、外回りの3コーナー。内回りとの合流点までは192mしかないため、ポジションを取りやすい内枠の利が大きい。
コースを約1周半する間に、スタンド前を2度通過し、コーナーを6回通過。前半は緩い流れになりやすく、向こう正面の坂の下りから、残り1000mの持久力勝負になる。

出走馬のなかにこれといった逃げ馬はおらず、この面子なら近走逃げられていないサザンナイツのハナか。AJCC組のマイネルウィルトスも前走逃げているが、緩みない流れを作り奇策が仇になった形。大方、緩い流れからの後半勝負となりそう。

AJCC上位勢を見ると、ボッケリーニは直線先頭からソラを使い2着、クロミナンスは直線伸びない内を突き3着、マイネルウィルトスは展開不利の5着。残りの2頭は12頭立ての11着、12着だから厳しい。
そのほか、3勝クラスから参戦する組3頭に、昨年の目黒記念を勝ち、中山か東京なら東京向きのヒートオンビートと、折り合い難を抱えながら距離延長で迎えるマテンロウレオボッケリーニの抜けた人気を想定できる今回、どの馬を狙うべきか。

マイネルウィルトス。前走のAJCCは得意の道悪も、積極策が裏目に出た。東京芝2500mのG2に2着3回があり、中山芝2500mへの出走は今回が初めてになるが、むしろ合いそう。
一昨年の函館記念や前々走、中山内回りのステイヤーズSでは捲る脚を見せており、控えてスローでも自ら動ける。金曜の雨予報で多少はタフ馬場になりそうなのも良い。馬券は◎の単複。

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【日経賞2024】血統アナリシス キングカメハメハの直系が毎年上位争い、タフな欧州血脈も真価を発揮する 2024年3月22日(金) 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は日経賞2024・血統予想をお届けします!


血統傾向としてはSadler's Wellsやダンシングブレーヴといった欧州血脈のタフネスぶりを評価しやすい。Sadler's Wellsは2022~2023年にレース史上2頭目となる2連覇を達成したタイトルホルダーや2017年1着シャケトラ、2018年1着ガンコなどが保持。一方、2桁人気ながら連対した2012年1着ネコパンチと2014年2着ホッコーブレーヴは、母の父がダンシングブレーヴで共通していた。

ほか、キングカメハメハの直系も上位争いを繰り広げるシーンが目立ち、2022年には1着タイトルホルダー、2着ボッケリーニ、3着ヒートオンビートと同系統で1~3着を独占。なお、タイトルホルダーボッケリーニは翌2023年にも1~2着で入線していたことが興味深く、2頭はトニービンとサンデーサイレンスを併せ持つ配合にも重きを置くべきだろう。

ボッケリーニは、父キングカメハメハ×母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)。本馬自身、22年2着、23年2着と日経賞で存在感を放つが、同産駒は出走機会があった年に限れば、阪神施行時を含めても少なからず一頭以上が3着以内に好走している。前述のとおり、トニービンとサンデーサイレンスを併せ持つ配合もよく、道悪馬場を苦にしない機動力やスタミナがあることを鑑みれば、毎度の雨予報も追い風となっていそうだ。

クロミナンスは、父ロードカナロア×母イリュミナンス(母の父マンハッタンカフェ)。伯父に中京記念を連覇したフラガラッハがいるが、同馬は8歳時に出走した15年日経賞でも7番人気5着と善戦した実績を持つ。本馬はキングカメハメハの直系であることを評価しやすく、直近2年の連対馬を引き合いに出しやすいトニービンとサンデーサイレンス内包馬でもある。7歳ながらキャリアは浅く、本馬としては続戦できることにも意義がある。


【血統予想からの注目馬】
ボッケリーニ ⑩クロミナンス

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【日経賞2024】U指数的分析の結論! G1以外では崩れないU指数トップのボッケリーニが馬券の中心! 2024年3月22日(金) 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!日経賞・U指数予想をお届けします!

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直近5年の3着以内馬15頭はすべて一桁人気(勝ち馬は4番人気以内)という堅い傾向にあるレースで、U指数に関しても上位勢が安定した走りを見せている。2020年は2位で1番人気のミッキースワローが勝利、2021年は1~2位かつ1~2番人気の2頭が2~3着、2022年は1位で1番人気のタイトルホルダーが貫録勝ち、2023年は2位で2番人気のタイトルホルダーが連覇、という結果になった。よって、ある程度人気になることが予想されるU指数上位勢を中心に、大きく振り回さず、手堅く攻める戦術が引き続き推奨される。指数も人気も下位の馬はバッサリ切る姿勢で臨みたい。

今年の日経賞はG1馬不在で、やや手薄なメンバー構成になった印象。そのなかでは、重賞で3戦連続2着連対中のU指数トップ⑨ボッケリーニ(99.0)の存在が抜けている。G1以外では9戦連続3着以内という驚異の安定感を誇るので、今回も上位争いを演じてくれるだろう。

ボッケリーニほどではないものの、十分な重賞実績を持つ2位⑤マイネルウィルトス(98.1)、3位①ヒートオンビート(97.5)も当然有力。最後に、OP入り後すぐにG2で3着に好走した5位⑩クロミナンス(96.5)を押さえておけば万全だ。

【U指数予想からの注目馬】
ボッケリーニ ⑤マイネルウィルトス ①ヒートオンビート ⑩クロミナンス

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【逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める】弥生賞ディープインパクト記念2024 逃げ馬不在かつ少頭数の一戦!展開決め打ちで狙いたい1頭は? 2024年3月2日() 17:00

弥生賞ディープインパクト記念は中山芝2000mで施行される3歳限定のG2。

皐月賞のステップレースにあたり、3着以内の馬には優先出走権が付与される。昨年の勝ち馬タスティエーラは、皐月賞でも2着と健闘。次戦の日本ダービーを勝ち、世代のトップに立った。
今年はホープフルS2着のシンエンペラーを筆頭に素質馬が集結。クラシックを占う一戦をモノにするのはどの馬なのか。過去10年のデータを利用し、勝ち馬を見極めたい。

逃げた馬の成績は【0-1-1-8】。複勝率20%と苦戦傾向にある。内訳は2017年8番人気2着マイスタイルと2021年4番人気1着タイトルホルダー

マイスタイルの年は、コーナー通過後にラップを落とし、1000m通過63秒2と緩いペース。道中動きがなく、展開・組み合わせともに向いた。
タイトルホルダーの3年前も、1000通過62秒6と楽なペース。2着に番手のシュネルマイスターが入線しており、前々での決着。

同じコースの皐月賞と、脚質別好走率を比較してみる。

弥生賞ディープインパクト記念
逃げ 10.0% 20.0% 20.0%
先行 16.2% 27.0% 45.9%
中団 10.3% 20.7% 27.6%
後方 0.0%  0.0%  0.0%

皐月賞
逃げ 0.0%  7.7%  15.4%
先行 10.5% 26.3% 34.2%
中団 7.0%  9.9%  16.9%
後方 2.0%  4.0%  6.0%

※数字は左から勝率・連対率・複勝率

弥生賞ディープインパクト記念のほうが、前に行った馬の好走率が高い。当然ながらほぼ毎年フルゲートの皐月賞に対し、弥生賞ディープインパクト記念は10~13頭と落ち着いた頭数になりがち。
両者の良馬場限定1000m通過タイムの平均は弥生賞ディープインパクト記念61秒4、皐月賞59秒4と、頭数の少ない弥生賞ディープインパクト記念は先行争いが緩和しやすく、前に位置を取る利点が大きくなる。

中山芝2000mのスタートは、直線の入り口付近。1コーナーまでは405mと十分に距離があり、ポジション争いの2ハロン目に速いラップが踏まれる。
コーナーを過ぎるとひと息入り、向こう正面の坂の下りからロングスパート。最後の直線は高低差2.2mの坂を含む293mと短く、4角までにある程度の位置を確保しておきたい。

今年は前走ハナを切った馬がおらず、全キャリアに対象範囲を広げても、逃げた経験をもつのはニシノフィアンスコスモキュランダのみ。各々逃げたレースのテン1ハロンは12秒8と遅い。
ニシノフィアンスは、新馬戦を逃げ切り勝ち。前走の京成杯は12番人気5着も、前有利の流れのなか、最内枠からロスなく好位の4番手だから、展開は向いている。
コスモキュランダは毎回スタートを上手く出ず、逃げる形になった未勝利戦でも、出負けしている。また、近走は末脚を活かす競馬にシフトチェンジしており、無理にハナを叩く率は低い。
この2頭に加え、持ち味を活かすなら内に入ったシュバルツクーゲルのハナもありそうだが、ハイペースになるとは考えにくい。
基本的に持続力に比重の傾くコースでも、逃げ馬不在かつ、少頭数の今年は、速い上がりを求められるレースになりそう。

展開を決め打ち、好位づけできる瞬発系の馬を狙ってみたい。

ダノンエアズロック。前走東京芝1800mのアイビーSは、少頭数の競馬で1000m通過63秒1のかなり緩い流れ。最内枠から番手につけ、レース全体の後半3ハロン33秒1に対し、自身のそれは32秒7。瞬発力勝負をモノにしており、3着馬のレガレイラは次走ホープフルS1着と、対戦比較上の裏付けも取れる。
若干かかっていた新馬戦に対し、折り合っていたのも好感がもてる。初の中山に多頭数、1ハロン延長など、クリアすべき課題は多いが、馬券は◎の単勝。

(文・垣本大樹)

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有馬記念武豊騎手騎乗のドウデュースが、鮮やかに差し切り勝ち。スタートは決して良くなかったものの、その後はじっくり溜めて、3コーナーから徐々に進出。直線は粘るタイトルホルダースターズオンアースを測ったように差し切った。

期待した◎タイトルホルダーも、絶好枠を生かしての逃げ。4コーナーでは後続を突き放し、直線もギリギリ一杯まで粘り込んだ。引退レースでの見事な3着激走だった。

また、勝ち切れなかったとはいえ大外枠の不利を克服して2着に粘ったスターズオンアース&ルメール騎手も素晴らしかった。とにかくゲートに集中し、トップスタートからスッと2番手を確保すると、そこからはいつも通りの運び。道中はスムーズにリラックスさせ、直線も最後まで持たせた。惜しむらくは2週目の3コーナー入り口で内ラチに接触したことで少しリズムを崩してしまったこと。あそこがなければもっと際どかったかもしれない。以前より器用さも出て来ており、今後もコースや距離を問わず走れそうで、崩れるイメージはあまりわかない。とにかく順調に使えれば2024年も大いに活躍に期待ができるだろう。

4着ジャスティンパレスは、中山のコーナー適性があまりない中でもよく追い込んできた。最後の脚は目立っており、得意の京都の長丁場なら改めて期待大。天皇賞(春)は順調に行けば勝ち負け濃厚だろう。

今年は3歳勢の出番はなかったが、タスティエーラは再三不利を受けながらもラストで伸びて来ており、改めて地力の高さを印象付けた。こちらは父同様に宝塚記念か、あるいは気は早いが暮れの香港ヴァーズあたりが最も合いそうだ。スタミナ豊富なので、天皇賞(春)でも十分に好勝負可能だろう。以前から申し上げている通り、外国人騎手が合うタイプだ。

それにしても、天皇賞(秋)直前にケガをしてしばらく戦線を離れながらも、暮れに戻って来てグランプリを勝つのだから、武豊騎手はすごい。

ドウデュースも私も帰ってきました」

という第一声で思い出したのは、2013年の日本ダービーキズナで制した後のインタビューだ。当時の武豊騎手は落馬の影響などもあり長きに渡る不振にあえいでいたが、そんな状況からの復活を遂げたのが、あのダービーだったように思う。当時もレース後のインタビューで同じように、「帰ってきました」と口にしていた。

ドウデュース自身もこれで完全復活。順調なら来年は再度秋のフランスの大舞台に挑むことになるのかもしれない。今からその瞬間を楽しみに待ちたい。3歳時とは違い、馬体を見ても明らかにパワーをつけた今なら、また異なる結果がもたらされる可能性もありそうだ。

~ホープフルSの注目馬は?~

さて、最後はホープフルSの注目馬で締めたい。注目はこの馬。

レガレイラ(ルメール騎手)

注目はレガレイラ&ルメール騎手。とにかく追ってからグッとギアが入る走りが素晴らしく、牝馬同士のスローの決め手比べよりは、牡馬相手でも暮れの中山のタフな馬場のほうが合いそうなタイプ。前走は究極の上がりのレースになり、位置取り負けしただけ。中山芝2000mなら巻き返せるとみる。抽選対象(11/14)だったが突破をはたし出走が叶ったここは有力だろう。

……というわけで、いよいよホープフルSで2023年の中央競馬は終わり。そして、2018年10月より続いて来た本コラムも今回でひと区切り、ラストとなります。5年間、テーマもすべて自分自身で決め、本当に好きなように書かせていただきました。一度も途切れずに続けられたことは自信になりましたし、今後もこれまで通りコツコツ続けて行く選択肢もあったのですが、自分自身のさらなる成長のために、キリの良いところでひと区切りとさせていただきました。今までお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。何か一つでも、お役に立てたなら幸いです。またどこかでお会いしましょう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年12月22日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】実は怪しい「内枠有利説」も、今年は本当に内枠有利になるかもしれないその理由とは?
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思えば初めて枠順抽選があった有馬記念から、数えること今年で10回目になる。……たぶん。

たぶん、というのはコロナ禍でどうだったか……などについて調べていないためだ。調べればい話なのだが、正直本稿の趣旨とはあまり関係ないので割愛した。ご容赦を。

何はともあれ、有馬記念の枠順抽選、最初は2014年。ただ、この時はシステムが違った。

まず抽選をして→選ぶ順番を決める→そして抽選で決まった順に→入りたい枠を指名する

といった流れだった。現在のやり方との大きな違いは、陣営が入りたい枠を指名できるという点だ。

ところが、ここでなんとも具合の悪いことが起こってしまった。最初に枠を選ぶ権利を得て、2枠4番を選択したのがジェンティルドンナ。2番目に枠を選ぶ権利を得て、3枠6番を選択したのがトゥザワールド

ココまで書いたら勘のいい方はおわかりだと思うが、なんとこの2頭がレースでも1~2着になってしまった。しかもジェンティルドンナは4番人気1着、トゥザワールドは9番人気2着。馬連は万馬券である。

「なってしまった」

というのも変な話なのだが、これは主催者としては歓迎せざる事態だったと思われる。そりゃそうだろう。できる限り競馬は公平であると示す努力を日々しているにも関わらず、枠順という人間が決める要素によって、こうも有利不利があることがわかってしまうと、

「なんだ、実力よりも枠が大事なのかよ」

と思われてしまう。ましてライト層が多い有馬記念でそういった事態が起こるインパクトは大きい。枠が結果を大きく左右するということをあまりに公然と知られてしまうのは、主催者にとっては嬉しい話ではないのだ。

ただ、この出来事のインパクトは大きく、それまでも内枠有利だと思われていた有馬記念が、より一層そう(内枠有利だと)思われるようになった。それを意識してなのかどうか確実なことは言えないが、恐らくそんな状況を受けて、翌年からは選択制ではなく、今と同じように抽選で枠が決まるというシステムになった。つまり、陣営に選択権はなくなった。

とはいえ、以後も内枠が欲しいという各陣営の願いは変わらず続いている。だが、続かなかったこともある。それは、

「内枠有利」

という傾向そのものである。

とりわけ近年はむしろ外枠有利とまではいわずとも、内枠はあまり良くない。直近5年をみると顕著で、1~2枠はほぼ壊滅。もちろん外枠有利ではないのだが、代わりに台頭しているのが内過ぎず、外過ぎない中枠だ。

<参考>過去5年

1~2枠(0-1-0-19)
3~5枠(5-2-3-20)
6~8枠(0-2-2-26)

この通り、ハッキリ「中枠有利」の結果が現れている。1~2枠から馬券圏内まで突っ込んできたのは、昨年2枠3番から2着に入ったボルドグフーシュのみ。この馬とて後方に下げて外をマクって来たもので、イメージするような「内枠先行」ではなかった。

理由を説明すると、

1,コース自体は外枠不利
2,馬場が良ければ内枠有利
3,馬場が悪くなると内枠有利ではなくなる
4,かといって外枠はやっぱり不利
5,内枠不利で外枠も不利なので、最も有利になるのは中枠

ということになる。

こういうことを書くと、

「いやいや、イクイノックスがたまたま中枠に入っただけじゃないか」

とか、

「ほかの強い馬も中枠に入ったのではないか」

とか、

「たった5年程度のデータではサンプル数が……」

とか、

「たったひとつふたつ枠がズレるだけでそんなに違うのか」

とか、いかにもそれらしい反論が来そうではあるが、そういう意見もあることを踏まえた上で、すべて反論するほどの時間もないので話を進めたい。(最後の質問だけは明確に、違う、と伝えたい。枠が1つズレるだけでレースの動きは全く異なるケースが多々ある)

前述の仮説が正しいとすると、コース形態は外枠不利で不変であるが、馬場が悪くなると内枠も不利になる。そして、馬場が悪くなるかどうかは天候も大いに関係してくる。

そこで気になるのは今年の天候推移だ。実は過去5年の有馬記念が行われる12月の中山開催においては、必ず芝がやや重に悪化する日があった。12月の前半開催であれ有馬記念当週であれ、開催中の馬場悪化は、当該週のみならず、その後の馬場状態にも大なり小なり影響を与えるのが競馬という競技だ。4週目の日曜日に行われる有馬記念は、開催中の馬場悪化の有無の影響を受けやすい。だから、近年は内枠有利になっていないという側面がある。

ところが、今年の中山は好天に恵まれている。3週目まではずっと良馬場で、4週目を迎え寒さこそ厳しくなってきてはいるが、幸いにして有馬記念が行われる週末も晴れ予報。このままいくと、

「ずっと良馬場のまま有馬記念を迎える」

ことになる。仮にそうなれば、2017年以来6年ぶりのことである。

となると気になるのは2017年の有馬記念の結末だが、この年に限っていえば、実はイメージ通りの内枠有利だった。キタサンブラックの逃げ切りは馬の力が違った可能性があるにしても、2着に突っ込んだのは2枠3番に入った8番人気の牝馬クイーンズリングだった。クイーンズリングは道中インをロスなく立ち回ると、直線もしぶとく内から伸びて2着確保。外から伸びて来たシュヴァルグランスワーヴリチャードルージュバックといった馬たちの追撃を退けての好走だった。

つまり、有馬記念の「内枠有利説」は案外怪しいものでもあるのだが、今年に関しては「空模様の関係で」本当に内枠有利になる可能性が高い。

有馬記念の注目馬は?~

以上を踏まえて、最後に有馬記念の注目馬を挙げたい。

タイトルホルダー横山和生騎手)

引退レースとなるタイトルホルダーに注目。今回は絶好の2枠4番を引けたのがまず大きい。過去2度の有馬記念はいずれも外枠で、しかもパンサラッサがいたりしてレースの組み立てが難しかった。今年はその点スンナリと内枠から先手を取れそうで、明確に絡んでくるような馬もいない。まして有力馬はいずれも溜めるタイプで、早めに押し上げて来る地力上位馬はタスティエーラくらいだろう。過去2年よりマークも薄くなりそうなので、ラストランでの激走のチャンスありとみている。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年12月21日(木) 11:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 有馬記念2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月24日(日)中山11R 第68回有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

🏇『過去5年の成績(2018年~2022年)』は👉こちら👈
🎯12月21日(木)17時~『有馬記念公開抽選』は👉こちら👈

【登録頭数:20頭】(フルゲート:16頭)


<前走:ジャパンカップ 東京芝2400m(レース映像)> 中3週

スターズオンアース(3着 496kg(+12kg))<B>
🏇『前走の追い切り
前走は天皇賞(秋)回避明け&休み明けで、最終追い切りまでビッシリ追っていたので太め残り懸念から軽視。ただ実際にはプラス体重でもそれほど太い感じには見えず、仕上がりは良かった。この中間は前走の反動が出るのではないかと気になっていたが、1週前追い切りでは3頭併せの内で力強く先着していて疲れはなさそう。ただ右回りは前半の行きっぷりが悪くなるので、そのあたりはポイントになりそう。

ドウデュース(4着 504kg(-8kg))<A>
🏇『前走の追い切り
天皇賞(秋)ジャパンカップと秋2戦を使われてきて、前走時も良化気配を感じさせていたが、この中間の1週前追い切りでは頭の位置が低くなって首が前に出る走りに変わり、前走時からの上積みに期待できそうな気配。他にも、追い切りに入る時の一歩目がスッと流れるようにスムーズになっているように見えた。馬の出来が良くなってきたことと、武豊騎手との相性の良さがマッチした感じで、前走からのさらなる上積みに期待。

タイトルホルダー(4着 476kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
前走はオールカマーから間隔が空いていたこともあってか、動きこそ良く見せていたように思うが、1週前、最終追い切りと併せ馬での追い切りで叩き台という印象だった。この中間は、単走追いで好時計を出すこの馬の好調子時のパターンできており、引退レースに向けて調子を上げてきている模様。

ディープボンド(10着 494kg(-14kg))<D>
🏇『前走の追い切り
今年で3年連続の出走となり2年前には2着に好走しているが、年々追い切りの動きがズブくなっている。この中間の1週前追い切りも、若い頃に比べると走る気持ちが感じられない動きだった。


<前走:菊花賞 京都芝3000m(レース映像)> 中8週

タスティエーラ(2着 480kg(+2kg))<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
ダービーからの休み明けで臨んだ菊花賞だったが、入念な乗り込みで当日のパドックでもスッキリとしていて仕上がりは良かった。この中間も前走時以上の入念な乗り込みで、2週前、1週前と南Wで好時計で先着しており、あいだの日曜日にも3週連続坂路で速めの時計をマーク。かなりの上積みが窺える。

ソールオリエンス(3着 464kg(+4kg))<A>
🏇『前走の追い切り
今回は春のクラシックほどの人気にはならないと思われるが、条件も鞍上もプラス材料で思い切ったレースができそうな点も強みになる。切れる脚のある馬で仕掛けどころが難しいところはあると思うが、調教内容を見ても併せ馬で遅れることはなく、終いの時計もしっかり出ていて末脚が切れる。


<前走:エリザベス女王杯 京都芝2200m(レース映像)> 中5週

ハーパー(3着 484kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
秋に入って馬体が大きく増えており、前走時もさらに増えていたが、パドックでは太め感はなく春からの成長分と言って良さそう。前走時は坂路での調整のみだったが、この中間は本来のCW中心の調教内容に戻っており、1週前追い切りでは同厩舎のドウデュースとの併せ馬を消化。動きはやや見劣ったもののしぶとく喰らい付いていて前走以上の動き。

ライラック(4着 442kg(-6kg))<D>
🏇『前走の追い切り
牝馬限定なら好走するが、今年の春3戦のように牡馬相手だとやや力が足りない面がある馬。この中間の追い切りでは、1週前に好時計が出ていて併走馬を突き放しているが、内ラチ沿いを走ってのもので直線の走りも前走時のほうが迫力があった印象。やや物足りない動きに見えた。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中10週

プラダリア(1着 470kg(+6kg))<B>
🏇『前走の追い切り
京都大賞典から少し間隔が空いているが、前走時のように1週前、最終追い切りと強めに追われた時は好走する馬で、1週前は気合乗りも良く終い追われてしっかり伸びて状態は良さそう。輸送はあるものの最終追い切りもCWを長めから強めに追われたほうがこの馬の好走パターンに当てはまる。最終追い切りにも注目したい。

ブローザホーン(中止 414kg(-8kg))<C> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
前走(競走中止)から間隔を空けて、この中間南Wを馬なりで長め4本。かなり小柄な馬なので本数は足りているが、時計はそれほど目立たず。


<前走:アルゼンチン共和国杯 東京芝2500m(レース映像)> 中6週

ヒートオンビート(3着 476kg(-8kg))<B>
🏇『前走の追い切り
毎回パドックでは小気味良い動きで良く見せる馬。この中間もかなり乗り込まれていて、1週前追い切りではいつも通り3頭併せの内に併せて動きも前走時並みに良い。好調キープ。

ディアスティマ(13着 488kg(+4kg))<E> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
休み明けの前走を一度使われたが、この中間の追い切りでは時計平凡で併走遅れが続き、調子が上がってきていない印象を受ける。


<前走:その他のレース出走馬>

スルーセブンシーズ凱旋門賞:4着 芝2400m 3ヶ月)<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
凱旋門賞からの休み明けだが、入念な乗り込みで2週前、1週前には南Wで好時計。1週前の動きを見ても、宝塚記念の時よりもハードに追われていて状態面はかなり良さそう。

シャフリヤール(BCターフ:3着 芝2400m 中6週)<C>
🏇『前走の追い切り
🏇『12月6日香港での追い切り
BCターフ後に、有馬記念ではなく香港ヴァーズ出走を選択している時点で、中山2500mに関して何らかの不安要素があってのこと。状態面に関しても、香港での取り消し後のバタバタや、米国遠征から約1ヶ月半ほど坂路やCWなどトレセンでの調整ができていない点もマイナス材料になる。

ウインマリリン(BCフィリー&メアターフ 芝2400m 中6週)<D>
🏇『前走の追い切り
米国から帰国後、美浦で調整されているが、1週前追い切りは舌を出して走っていて動きも重く、伸び脚平凡といった様子。

ジャスティンパレス天皇賞(秋):2着 芝2000m 468kg(-2kg) 中7週)<B>
🏇『前走の追い切り
1週前にCWで強めに追われる馬で、休み明けの前走時はモタモタした動きであまりよく見えなかった。この中間の1週前追い切りでは重め感が解消し、直線でも一気に突き放してみせた。出来は前走以上。

アイアンバローズステイヤーズS:1着 芝3600m 504kg(-10kg) 中2週)<C>
🏇『前走の追い切り
2走前の京都大賞典の時は、追い切りでもパドックでもうるさい面を見せていて集中力を欠いていたが、前走時は坂路での調教中心に変えてきたことも手伝ってか追い切りの動きもパドックも集中していた様子で、好仕上がり。この中間も坂路での調整が続けられているが、1週前追切は終いに頭が上がり気味で、前走時の仕上がりには及ばない動きだった。

ホウオウエミーズ福島記念:1着 芝2000m 450kg(±0kg) 中5週)<B>
🏇『前走の追い切り
前走時の追い切りでもかなりの動きを見せていたが、この中間の1週前追い切りでも強めに追われて伸び脚上々で、出来は引き続き良さそう。

マテンロウレオ(チャレンジC:5着 芝2000m 484kg(+14kg) 中2週)<C> ※除外対象馬
追い切りでは速い時計が出る馬だが、1週前追い切りの映像からは力みがあって押さえが効かず、走り過ぎてしまっている感じあり。

ドゥラエレーデ ※出走回避


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、タスティエーラソールオリエンスドウデューススルーセブンシーズの4頭をあげておきます。


◇今回は有馬記念編でした。
12月に入っても暖かい日が多く、例年だとキリの影響で動きがしっかり確認できないことがある有馬記念の追い切りも、今年はそんな気配もないのかななどと思っていたら1週前に一気の冷え込み。何とか冬を間に合わせたような形で、急な季節の変化に人間の体もついていかなくてはならず、体調管理には気をつけて週末の有馬記念に臨みたいところですね。人が大変なら馬も大変、気を遣うこともこれまで以上にあると思います。今年最後の大一番で余力がどれだけ残っているかも重要なレースでもありますので、例年以上に状態面のチェックはしっかり行っていきたいと思います。
過去5年の連対馬の調教内容は、「最終追い切り=馬なり」の馬が7頭とまず目立つところ。ただ、間隔を空けて臨んだ馬は最終追い切り等で強めに追ってきていた馬も多く、昨年の勝ち馬イクイノックスもほぼ馬なりの調整だったものの、1週前の日曜日だけは坂路で一杯に追われていました。1週前か最終追い切りで強めの追い切りを消化できるだけの状態にあるという点は、過去5年の連対馬に共通しているところで、今年もそのあたりは一つのポイントとなりそうです。
毎年いろいろなドラマが生まれる有馬記念。混戦模様の今年は一体どんな結末を迎えるのでしょうか。暗いニュースが多い世の中ですが、大谷選手や阪神タイガースに続き最後は競馬が盛り上げて、明るい話題を届けてもらいたいですね。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年12月17日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年12月17日号】特選重賞データ分析編(389)~2023年有馬記念
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G1 有馬記念(グランプリ) 2023年12月24日(日) 中山芝2500m内


<ピックアップデータ>

【前走の条件がG1、かつ前走のコースが国内だった馬の、前走の着順別成績(2016年以降)】
○4着以内 [6-4-6-21](3着内率43.2%)
×5着以下 [0-2-0-43](3着内率4.4%)

 前走の条件がG1以外だった馬は2016年以降[0-0-0-22](3着内率0.0%)と3着以内なし。また、前走が国内のG1だった馬に限ると、大敗直後の馬も苦戦していました。ビッグレースで好走を果たした直後の馬に注目するべきでしょう。

主な「○」該当馬→ドウデュースハーパー
主な「×」該当馬→タイトルホルダーディープボンド


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降の、JRAの、G1のレース”において1着となった経験がある」馬は2016年以降[6-4-7-22](3着内率43.6%)
主な該当馬→タイトルホルダードウデュース

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2023年11月22日(水) 17:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック ジャパンC2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


11月26日(日)東京12R 第43回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
※注意※ジャパンカップは12Rです。

🏇『過去5年(2018年~2022年』は👉こちら👈


<外国馬招待馬>

イレジン(コンセイユドパリ賞:1着 芝2200m(2.17.9) 中5週)<C>
☆前々走2着(フォワ賞)の『レース映像
凱旋門賞の前哨戦・フォワ賞に出走して好成績を収めているが、セン馬のため凱旋門賞には出走できず。昨年はロイヤルオーク賞、今年はコンセイユドパリ賞に出走して共に勝利していて勢いはありそうだが、2年前のフォワ賞ではここにも出走するディープボンドに敗れており、これまでのレースを見ても持ち時計が遅く速い時計の競馬には向かない感じあり。


<前走:天皇賞(秋) 東京芝2000m(レース映像)> 中3週

イクイノックス(1着 494kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
前走の天皇賞(秋)では追い切り、パドック、レース内容と予想以上に完璧に近い内容。この中間も1週前に併せ馬で持ったまま楽に先着。日曜日にも坂路で速い時計を出していて、引き続き良い状態で最終追い切りを迎えられそう。

ダノンベルーガ(4着 500kg(-8kg))<C>
☆『前走の追い切り
この中間は1週前の木曜に追い切り1本と、昨年と比べても本数は少なく、動きを見ても併せ馬で併走相手に見劣る動きで期待していたほど良くなってこない。

ドウデュース(7着 512kg(+4kg))<A>
☆『前走の追い切り
休み明けの前走時は、パドックではフックラとまだ締まりそうな馬体。この中間もプールで毎日のように泳ぎ、1週前追い切りでは力強い動きを見せている。前走からの変わり身はあって良さそう。

エヒト(8着 462kg(-4kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックで細い感じには見えなかったが、休み明けから使われるごと馬体が減ってきていて、この中間も何とか先週金曜に1週前の時計が出せたくらいで余裕はない。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中6週

ディープボンド(3着 508kg(+6kg))<B>
☆『前走の追い切り
なかなか勝ちきれないレースが続くが、休み明けの前走は追い切りでは硬さのない走りで上々の仕上がり。この中間も前走時と同じような、坂路、坂路、CWで一杯に追われるという入念な過程を踏んできているが、1週前追い切りの動きを見ると走りが硬くやや物足りないようにも見えた。ただ1週前に良く見えた時は意外と最終追いがイマイチだったりすることがある馬なので、今回は逆に最終追い切りで硬さのないスッキリした動きなら狙いたい。

ヴェラアズール(7着 526kg(+6kg))<D>
☆『前走の追い切り
昨年は一番勢いがあった時期で、レースでも内に突っ込んでいったムーア騎手の好騎乗があっての勝利。ここ1年不振が続いているが、個人的な見解としては、胸前の筋肉が発達して前脚をかき込む走りに変わってしまっていることが影響しているのではないかと思う。胸前の筋肉が発達している割にトモの筋肉がそれと比例して成長していないぶん、前が強すぎてバランスが取れておらず、それが理由で終いの伸びが甘くなってしまい、良い頃のスピード感のある走りが近走では追い切りで見られていない。そのあたりは坂路での終いの時計にも表れていて、この点はデビューから坂路中心の追い切りだったものがここ1年はCW中心に変わっていることも影響しているのではないだろうか。今の走り方だと時計勝負の高速競馬には向かないので、合う条件に変えたほうが良さそう。

インプレス(12着 536kg(+12kg))<C>
併せ馬で遅れることがあまりない馬で、この中間は併せた相手も前走時よりも上のクラスの馬で状態面は悪くない。ただレースで前に行けなかったり、追い出されてモタれる面があったりとロスが多い点が懸念材料としてあり、このクラスになってくるとレース結果にも大きく影響してきてしまう。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中8週

タイトルホルダー(2着 472kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
休み明けのオールカマーを使われてこの中間は坂路と南Wでの調整。乗り込み量も豊富で、2週前の単走での追い切りでは良い時のものに近い動きを見せた。1週前の併せ馬は反応がイマイチに感じたが、それでも本数も乗られていて反動はなさそうなので、最終追いは単走で速い時計が出ていれば理想的。

チェスナットコート(15着 462kg(-15kg))<E>
前走のパドックを見ると、日経賞で2着に好走した頃のスラっとした感じからガッチリとしたダート馬の馬体に変わっていて、年齢的にも大きく変わる感じはない。


<前走:その他のレース出走馬>

パンサラッサ(ドバイWC:10着 ダ2000m 8ヶ月)<D>
☆『前走の追い切り
繋靭帯炎による休養からの休み明け。矢作厩舎なのでそれほど乗り込まれていないが、1週前がCWでの併せ馬で本来の調整内容ではない。動きを見ても大差先着はしているが、内外の併走相手はまともに追われておらず、追い比べの併せ馬にはなっていないので仕上がっている調教内容ではない。

リバティアイランド秋華賞:1着 芝2000m 476kg(+10kg) 中5週)<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
同じ休み明けでも桜花賞時と比べると前走の秋華賞の時にはかなり攻めた内容の調整で、+10キロでも仕上がりは良かった。休み明け2戦目は気合乗りが良くなったり、テンションが高めになる馬。前走が前述の攻めの調整内容だったことを考えると、馬体は仕上がっておりこの中間は単走で馬なりでの調整で十分。あとは最終追いで川田騎手が騎乗して反応を確かめる程度で仕上がる。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 6ヶ月半)<C>
☆『前走の追い切り
蹄の不安で天皇賞(秋)を回避。1週間休ませての仕上げ直しで1週前追い切りこそ南Wでの併せ馬だったが、日曜日にも2週連続で坂路で速い時計を出していて急仕上げ気味。

スタッドリー(ケフェウスS:2着 芝2000m 512kg(-6kg) 中9週)<D>
休み明け2戦目だが前走から中8週での出走の割に追い切りの本数が少なく、強めにも追われてもいない。1週前の動きを見ても前が上がり気味でバネがない走り。

フォワードアゲン(ケフェウスS:6着 芝2000m 426kg(±0kg) 中9週)<D>
この中間、乗り込み入念で速い時計は出ているが内めを走ったものばかり。1週前追い切りの動きを見ると、併せ馬ではないが外めを走っている他厩舎の馬にスイスイ抜かれている。

ショウナンバシット菊花賞:11着 芝3000m 492kg(+6kg) 中4週)<C>
☆『前走の追い切り
乗り込みは豊富なこの中間だが、春の調子が良かった時のような坂路での好時計が出てこない。

トラストケンシンダイヤモンド゙S:11着 芝3400m 472kg(-2kg) 9ヶ月)<E>
長期休養明けもこの中間美浦坂路での4本のみで目立つ時計も出ていない。

ウインエアフォルク(古都S:5着 芝3000m 470kg(-6kg) 中3週)<D> ※除外対象馬
前走時までは南Wで終い良いタイムもマークされていたが、この中間は内めを走って平凡な時計で上積みなし。

クリノメガミエース(兵庫クイーンC:4着 ダ1870m 482kg(-2kg) 中3週)<E> ※除外対象馬
この馬なりに前走時よりも追い切りで好タイムは出ているが、芝のレースは1回しか走ったことがなく距離も長めでの勝利が少ない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスリバティアイランドドウデュースの3頭をあげておきます。


◇今回はジャパンカップ編でした。
先日、北海道の浦河にある『軽種馬育成調教センター(BTC) 』を見学させてもらえる機会があり、渋谷区と同じくらいの広さがあるというその壮大なスケール感に圧倒されてきました(個人的にはここに夏場だけオープンする宿泊施設や、馬のアミューズメントパークつきの競馬場でも作ってしまえばいいのに……と思ってしまいました)。緑一杯の果てしなく続く芝コースに、屋内コースだけでも1000mある坂路、直線1000mのウッドチップ、600mのダートトラックコースと、雪の降る季節でも十分に調教できる施設が備わっていて、調教技術の進歩とこれだけの施設で調教されている日本の馬が強くなっているのにも納得しました。日本のトップが世界1であるということはそれ以外の馬たち全体もレベルアップしているということでもあり、どうしても強い馬がJRAに集中してしまうのは仕方がありませんが、昨今では地方競馬にも確実にレベルの上がっている馬たちが多くなってきているのも事実。これから先地方から強い馬が出てくる機会が多くなって交流レースがさらに盛り上がっていくのではと期待しています。
そんなハイレベルの日本馬トップが出走する今年のジャパンカップ。過去5年の連対馬の調教内容を調べてみたところ、1週前、最終追い切りと2週連続馬なりでの調整の馬が半分の5頭というのが目立ちました。このレースに関しては、秋華賞菊花賞天皇賞(秋)など秋の最初の目標になるレースがあり、そこを使って参戦してくる馬も多いことからこのような傾向が表れているのではないかと思います。そのことから、前走秋のG1レースを好走している場合は馬なり中心の調整タイプを、ジャパンカップを目標に使ってきているローテなら1週前か最終追い切りで強めの追い切りを行っている馬を狙ってみることをおススメします。


ジャパンカップ出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年11月10日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】モレイラ騎手土日で11勝から見える得意条件/エリザベス女王杯展望
閲覧 1,450ビュー コメント 0 ナイス 2


先週は地方競馬の祭典・JBCに加えて、本家米国でブリーダーズカップ、さらには国内でも重賞×4レースと、1年でも屈指の重賞多数の週末だった。

その影響を受けたのがジョッキーたち。ルメール騎手、川田騎手、戸崎騎手などが米国遠征で不在。そうなると、東西とも勝てる騎手は限られてくる。

結果…

モレイラ騎手=11勝
坂井瑠星騎手=7勝
横山武騎手=6勝

この3人でなんと24勝の荒稼ぎ。3場合計72レースだから、ちょうど3分の1の勝ち星をこの3人だけで稼いだことになる。特に東京はモレイラ騎手&横山武騎手の寡占状態で、土日の東京合計24レースのうち、2人で17勝。過半数どころか3分の2以上が2人のどちらかの勝利だった。

もっともその内容は個性がよく出ていた。

モレイラ騎手は11勝のうち5~8枠で14回騎乗し、10勝。逆に1~4枠では4回騎乗し1勝。外枠での騎乗自体が多かった。

横山武騎手は1~4枠で12回騎乗し5勝。5~8枠で7回騎乗し1勝。

京都で騎乗した坂井瑠星騎手は、1~4枠で9回騎乗し4勝。ファンタジーSで9番人気ながら2着と好走したドナベティも最内枠。

モレイラ騎手はもともと外枠が得意なジョッキー。何でもかんでも持って来ているようで、実は枠順傾向通り。ある意味、抽選で外枠をたくさん引けたという意味では、実力に加えて運もあった週末といえるかもしれない。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はエリザベス女王杯から。

マリアエレーナ三浦皇成騎手)

注目はマリアエレーナ三浦皇成騎手。
今年のオールカマーは例年以上にメンバーが揃ったレース。ローシャムパークタイトルホルダーゼッフィーロに続く4着は好評価できるもの。追わせるタイプで三浦騎手とも案外手が合いそうだ。G1の三浦騎手ということで予想以上に人気にならなければ、オッズ面でも妙味あり。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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タイトルホルダーの口コミ


口コミ一覧

お姉ちゃんも3着

 金環闇蝕 2024年1月6日() 15:50

閲覧 84ビュー コメント 0 ナイス 3

有馬記念で3着だったタイトルホルダーに負けじとメロディーレーンも万葉Sで3着!がんばった!

箱根駅伝で2区以外3位通過で総合3位だった城西もすごかった!

 需給 2023年12月31日() 07:53
感謝しながらの競馬予想
閲覧 140ビュー コメント 0 ナイス 12

おはようございます。

今日は大晦日。
今年の競馬の成績を去年との比較で振り返ろうと思います。

まずは練習で予想してきた地方競馬です。

地方競馬は全くお金を賭けず、馬券の買い方を学ぶ場として活用しています。
2023年は970R予想し、-186,710円、回収率は74%、平均的中配当1659円、的中率33%。
2022年は1,917R1予想し、-135,140円、回収率は65%、平均的中配当642円、的中率21%でした。

練習とはいえ、回収率がアップしました。


次に実戦用の中央競馬です。

馬券購入は100円単位と少額ですが予想通りに馬券を購入してきました。

2023年は、789R予想し、-23,760円、回収率は88%、平均的中配当692円、的中率31%。
2022年は、1,238R予想し、-86,550円、回収率は77%、平均的中配当627円、的中率24%でした。

的中率が30%を超え、回収率は+11%と増えました。

まだまだ目標の100%には及びません。
複式馬券での的中率は30%あったので、軸(枠)の的中が40%くらい。
60%は軸枠を外していました。

年後半から枠連2・3点予想に加え、単勝、複勝、ワイドなどいろんな馬券種の買い方も学び始めました。

有馬記念は1レースに2100円も賭けた勝負レースでした。
ジャスティンパレスを軸馬にしましたが4着。

4着までの馬は全て印を付けましたが、軸馬を外しました。
ドウデュースかタイトルホルダーは予想をもう少し思考を変えれば軸にできたと思います。
有馬記念を含め今年競馬予想で学んだことは、

・失うことを畏れない(自分の直感を信じる)
・1レースに大きな金額を賭けない(競馬に絶対はない)
・1番人気馬の取捨選択をよく考える(実績に捉われない)

来年の予想方針は、
・軸馬を見るのに、馬の成績(能力)に加え、騎手・調教師・生産者の連対率(環境)、馬の枠順・脚質(条件)を考慮する
・単勝、複勝、ワイドを組み合わせて的中率と回収率を上げる
・消し馬の的中精度も上げる

今年は13大会中、回収率100%を超えた大会は約半分の7回。昨年は13大会中たった1回。
来年こそは全大会の回収率100%以上を目指して楽しく予想していきます。
集中して時間を忘れられる競馬予想に感謝です。

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 ドキドキ 2023年12月28日(木) 21:43
《有馬記念》《ホープフルS》結果 
閲覧 168ビュー コメント 0 ナイス 6

【有馬記念】
◎タイトルホルダー 単勝
→結果3着
○シャフリヤール 複勝
→結果5着

タイトルホルダーの逃げに期待したが良く粘ったと思う。シャフリヤールは侮られた人気だったので涎をたらしながら期待したが惜しくも5着。アルアインの弟でダービー馬なのにオッズ的に妙味あったので買って後悔はない。

【ホープフルS】
◎タリフライン 単複
結果→競走中止

1戦1勝馬だからといって侮られた人気だったのかな。新馬戦評価出来る内容だったので期待したが競走中止。痛いのは馬券を買った者ではなく馬の方。大事に至らなければと願ったが…。

《所感》
久しぶりに予想登録して馬券買ってみたが当たりませんね。
でも、久しぶりに楽しめたので良し。
皆様良いお年を!

来年はまた気が向いたらウマニティに現れます(多分)
( *・ω・)ノドキドキ

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コメント一覧
11:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年11月26日() 15:30:22
頼むぞ縁故人間。3着で良いんだ!
10:
  ミホース   フォロワー:0人 2023年11月20日(月) 07:54:17
ジャパンカップでは、大逃げのパンサラッサの後をつけて、最後直線で一気に差して勝利🏆して欲しいですね〜♪
9:
  TERAMAGAZINE   フォロワー:68人 2022年8月24日(水) 01:59:11
天皇賞(春)→宝塚記念
G1・2連勝中

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2023年12月24日有馬記念 G13着
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2023年12月24日 有馬記念 G1 3着
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