ユーバーレーベン(競走馬)

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ユーバーレーベン
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写真一覧
抹消  青鹿毛 2018年1月27日生
調教師手塚貴久(美浦)
馬主株式会社 サラブレッドクラブ・ラフィアン
生産者ビッグレッドファーム
生産地新冠町
戦績15戦[2-1-4-8]
総賞金21,869万円
収得賞金6,500万円
英字表記Uberleben
血統 ゴールドシップ
血統 ][ 産駒 ]
ステイゴールド
ポイントフラッグ
マイネテレジア
血統 ][ 産駒 ]
ロージズインメイ
マイネヌーヴェル
兄弟 マイネルファンロンマイネルクラフト
市場価格
前走 2023/01/22 アメリカジョッキーC G2
次走予定

ユーバーレーベンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/01/22 中山 11 AJCC G2 芝2200 14468.033** 牝5 55.0 M.デムー手塚貴久 478
(+2)
2.13.7 0.234.9⑪⑪④ノースブリッジ
22/11/27 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 1881735.51010** 牝4 55.0 M.デムー手塚貴久 476
(0)
2.24.7 1.034.8⑯⑰⑦⑦ヴェラアズール
22/10/30 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 1581443.8108** 牝4 56.0 M.デムー手塚貴久 476
(-22)
1.58.3 0.833.3⑭⑬⑪イクイノックス
22/08/21 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 1671418.7611** 牝4 55.0 M.デムー手塚貴久 498
(--)
2.02.6 1.436.8⑮⑮⑮⑩ジャックドール
22/03/26 アラ 8 ドバイシーマ G1 芝2410 15--------5** 牝4 54.5 D.レーン手塚貴久 --0000 ------シャフリヤール
22/02/13 阪神 11 京都記念 G2 芝2200 13563.115** 牝4 54.0 M.デムー手塚貴久 466
(-6)
2.12.3 0.434.5アフリカンゴールド
21/11/28 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 1871425.556** 牝3 53.0 M.デムー手塚貴久 472
(+8)
2.25.5 0.834.2⑦⑧⑨⑨コントレイル
21/10/17 阪神 11 秋華賞 G1 芝2000 1661110.6513** 牝3 55.0 M.デムー手塚貴久 464
(+2)
2.02.7 1.536.3⑮⑮⑭⑭アカイトリノムスメ
21/05/23 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 18598.931** 牝3 55.0 M.デムー手塚貴久 462
(+8)
2.24.5 -0.134.4⑫⑬⑩⑧アカイトリノムスメ
21/04/25 東京 11 フローラS G2 芝2000 17233.523** 牝3 54.0 M.デムー手塚貴久 454
(-10)
1.59.6 0.233.2⑨⑧⑩クールキャット
21/03/20 中山 11 フラワーC G3 芝1800 167133.613** 牝3 54.0 丹内祐次手塚貴久 464
(-6)
1.49.4 0.235.1⑫⑪⑨⑧ホウオウイクセル
20/12/13 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 1861130.063** 牝2 54.0 M.デムー手塚貴久 470
(-14)
1.33.2 0.133.6⑮⑭ソダシ
20/10/31 東京 11 アルテミスS G3 芝1600 163511.149** 牝2 54.0 柴田大知手塚貴久 484
(+6)
1.35.7 0.833.7⑭⑭ソダシ
20/09/05 札幌 11 札幌2歳S G3 芝1800 145810.652** 牝2 54.0 戸崎圭太手塚貴久 478
(+20)
1.48.2 0.036.6⑭⑭⑤ソダシ
20/06/14 東京 5 2歳新馬 芝1800 121110.241** 牝2 54.0 戸崎圭太手塚貴久 458
(--)
1.52.6 -0.035.3⑩⑤④グアドループ

ユーバーレーベンの関連ニュース

9月6日(水)の美浦トレセンでは、2歳馬22頭がゲート試験に合格。デビューへの関門を突破した。

アルヘンティニータ(母ウェイトゥヴェルサイユ、牝、伊藤圭)=母は2018年ロイヤルノースS・カナダGⅡの勝ち馬

クィーンルーラー(母クイーンギムレット、牝、武市康)

グランアトミカ(母アトミカオロ、牝、手塚貴)=母は2017年亜1000ギニー・GⅠなどアルゼンチン重賞5勝

グローリアミノル(母レーヌミノル、牡、中舘英)=母は2017年の桜花賞

ココモローズ(母マイネホコモモラ、牝、高木登

コスモマチュアー(母サバナパディーダ、牝、松山将)

シューンカイゼリン(母ハナライ、牝、伊藤圭)

ショウナンラピダス(母シーヴ、牡、国枝栄)=半姉Cathryn Sophiaは2016年ケンタッキーオークス・米GⅠの勝ち馬

ビアンケット(母レッドクラウディア、牝、小笠倫)=母は2012年クイーン賞・JpnⅢの勝ち馬

フェレザ(母ニーレンベルギア、牝、伊藤大)

マイネルレグルス(母マイネテレジア、牡、手塚貴)=半姉ユーバーレーベンは2021年のオークス

ムビョウソクサイ(母コウギョウマシェリ、牡、伊藤大)

シャンパンサーベルの2021(牝、伊藤伸)

シュウギンの2021(牡、伊藤大)

フィアマロッサの2021(牡、武市康)

フィールザビュウの2021(牝、伊藤大)

フクシアの2021(牝、加藤士)

ベルゲンの2021(牝、松山将)

ミンティエアーの2021(牝、和田勇)

メイショウサワヤカの2021(牡、和田勇)

モントボーゲンの2021(牡、鈴木慎)=母の半弟レインボーラインは2018年天皇賞(春)・GⅠの勝ち馬

ラブターボの2021(牡、鈴木慎)

【血統アナリシス】フローラS2023 メジロマックイーンに所縁ある馬が活躍、Graustark&His Majestyのスタミナも活きる 2023年4月22日() 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はフローラS2023・血統予想をお届けします!


ディアジーナ(父メジロマックイーン)が勝った2009年フローラSを最後に三大始祖の1頭となるバイアリータークの直系はJRA重賞を制していない。――そんな事情も抱える本競走はイメージどおりに瞬発力のない馬を評価しやすく、上がり3F34秒未満の末脚を駆使して勝利したことのある馬は過信できない傾向にある。なお、近年もメジロマックイーンに所縁ある馬の好走例は多く、21年には同一族のクールキャットが勝利するほか、2着にはオルフェーヴル産駒のスライリー、3着にはゴールドシップ産駒のユーバーレーベンが入線したため、メジロアイリスの血を引く馬で1~3着を独占することになった。

また、Graustark&His Majesty全兄弟のスタミナも活きやすい傾向にあり、昨年の勝ち馬エリカヴィータは父系でGraustark、母系でHis Majesty、2年前の勝ち馬クールキャットは父系でHis Majesty、母系でGraustarkの血脈を保持していたことを気に留めておきたい。

キミノナハマリアは、父ハービンジャー×母シャドウマリア(母の父ヴィクトワールピサ)。同産駒は17年にモズカッチャン(12人気)、ヤマカツグレース(10人気)と二桁人気馬でワンツー決着を果たした実績があるが、後者とは君子蘭賞から挑む臨戦過程にも共通点を見出せる。父系でHis Majesty、母系でGraustarkの血を引く血統構成も強調しやすく、ジワジワと脚を使うレースぶりからもフローラS特有のスタミナ勝負は望むところだろう。

イトカワサクラは、父ゴールドシップ×母カワカミサクラ(母の父Danehill Dancer)。父は「ステイゴールド×メジロマックイーン」という興味深い配合で、同産駒からは21年3着ユーバーレーベンが出た。なお、ステイゴールド直系は高配当を演出しており、現行条件では単勝&複勝回収率でプラス収支を記録。本馬においてはGraustarkとHis Majestyを併せ持つ母の血統構成も強調しやすく、既走馬相手にデビュー勝ちした資質にも注目したい。

アウフヘーベンは、父サトノダイヤモンド×母ランウェイ(母の父キングカメハメハ)。同じ母の父となる馬は6頭が出走して5頭が掲示板にあがる活躍をみせているが、本馬は父系祖父がディープインパクトとなるため、同種牡馬の産駒である13年1着デニムアンドルビーと血統構成が近い。前走あすなろ賞のレースぶりからも、この父の産駒らしいスタミナが垣間見えたが、早めに仕掛けてもへこたれない末脚は重賞でも大きな武器となりそうだ。


【血統予想からの注目馬】
キミノナハマリア ⑧イトカワサクラ ⑤アウフヘーベン

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ユーバーレーベンが美浦トレセンを退厩 野島厩務員「こんなに寂しくなるとは思いませんでした」 2023年3月3日(金) 12:18

現役を引退し繁殖入りすることが決まったユーバーレーベンが(美浦・手塚貴久厩舎、牝5歳、父ゴールドシップ)が3日、美浦トレセンを退厩した。一度、ビッグレッドファーム鉾田を経由したうえで、繋養先の北海道新冠町のビッグレッドファームに旅立つ。

担当の野島厩務員をはじめとするスタッフらに見送られ、午前11時過ぎに馬運車に乗り込んだ。馬運車が見えなくなる最後の最後まで見届けた野島厩務員は「こんなに寂しくなるとは思いませんでした。自分はもう少しで定年なので、この仕事をしていて一番輝いたときだったと思います。最後にレーベンのような子に出会えるなんて…。僕の競馬場人生に明るい光を与えてくれました。夢のような2年間でした」と話した。

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ユーバーレーベンが抹消 ビッグレッドファーム明和で繁殖入りへ 2023年3月3日(金) 12:18

2021年のオークスを制したユーバーレーベン(美・手塚、牝5)は、3日付で競走馬登録を抹消された。通算15戦2勝(うち海外1戦0勝)で獲得賞金は2億3940万800円(うち海外2070万5800円)。今後は北海道新冠町のビッグレッドファーム明和で繁殖馬となる予定。

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ユーバーレーベンが屈腱炎で引退、繁殖入りへ 一昨年のオークス馬 2023年3月2日(木) 10:58

一昨年のオークス馬でAJCC3着のユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎、牝5歳)が、左前屈腱炎のため現役を引退し、北海道新冠町のビッグレッドファームで繁殖入りすることが2日、ラフィアンターフマンクラブのホームページで発表された。2月28日の馬体チェックでオークス後に痛めた箇所と同じ左前屈腱部に触診で反応が見られ、1日にエコー検査した結果、屈腱炎の診断が下された。これを受けて関係者間で協議し、引退となった。

引退に際し、手塚調教師は「急なことで残念だけど、今ならまだ種付けのシーズンに間に合うので…。GⅠ(オークス)を勝ってくれたし、古馬になってからは常に一線級の男馬と一緒に走って頑張ってくれました。いいお母さんになってほしいです。お疲れ様でした」とコメントした。

担当の野島厩務員も「去年まで60個くらいお守りをいただきました。寂しくなりますね」と別れを惜しんだ。

現2歳の半弟マイネルレグルス(父スクリーンヒーロー)も手塚厩舎に預託されることが決まっている。

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金鯱賞を目指していたユーバーレーベンが左前屈腱部に触診で反応 2023年2月28日(火) 17:32

金鯱賞を目指していたユーバーレーベン(美・手塚、牝5)は、左前屈腱部に触診で反応が見られたことが2月28日、分かった。オーナーサイドのラフィアンターフマンクラブのホームページで発表された。手塚調教師は「2021年のオークスの後に屈腱周囲炎を発症したところと同じ箇所です。歩様が乱れているわけではないのですが、触診で反応があるのは事実ですし、近日中にエコー検査を行う予定です」とコメントしている。

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ユーバーレーベンの関連コラム

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先週のフローラSは積極策を打ったゴールデンハインドが逃げ切り勝ち。人気のソーダズリング以下、差しに回った組の追撃を振り切った。

ゴールデンハインドの父はゴールドシップゴールドシップといえばユーバーレーベンウインキートスウインマイティーなど牝馬の中長距離型の活躍が目立つ種牡馬で、今回そこにゴールデンハインドの名前が加わった。レースぶりを観ていてもいかにもキレないがバテないゴールドシップ産駒らしいタイプで、距離延長は望むところ。率直に言ってフローラSは相手関係にもかなり恵まれたのでオークスでどれだけやれるかは未知の面はあるが、距離への不安がないのは心強い。あとは先行力が生きる馬場になるかどうかがポイントだろうか。いずれにしても本番へ多少なりとも期待を残すレースだった。

ところで、前述した通りゴールドシップの産駒には牝馬の活躍馬が多い。同馬の産駒のJRA重賞勝ち馬は今回のゴールデンハインドを含め以下の5頭だが、そのうち4頭が牝馬となった。

ブラックホール(牡馬)
ユーバーレーベン(牝馬)
ウインキートス(牝馬)
ウインマイティー(牝馬)
ゴールデンハインド(牝馬)

なぜ牝馬の活躍が多いのだろうか? ここからはデータなどではなく推測になるが、恐らくスタミナ豊富だが決め手に欠けるゴールドシップの産駒は、牡馬に出ると現代競馬に対応できるスピードが足りなくなるのではないだろうか。基本的に競走馬は牝馬の方が基礎スピード能力が高く、牡馬の方が体力やスタミナに優れている。もともと種牡馬にスピードがあればいいのだが、ゴールドシップは現役時代の走りを観ていても軽快なスピードがあるとは言い難い。結果、牝馬に出て軽さを補わないと現代競馬向きの先行力や決め手が足りなくなってしまう。

ちなみに牡馬のこれまでの出世頭は、前述のブラックホール以外だとマカオンドール、ヴェローチェオロ。マカオンドールは2022年の万葉S(芝3000m)勝ち馬で、ヴェローチェオロは2021年のグレイトフルS(芝2500m)の勝ち馬で、ダイヤモンドS(芝3400m)の5着もある。唯一の牡馬重賞勝ち馬ブラックホールも菊花賞5着馬。

「スタミナが豊富」

といえば聞こえがいいが、逆にいえば、

「現代競馬向きのスピードが足りない」

ということでもあるか。

ちなみにゴールドシップ産駒の牡馬にはマイネルラウレアという今年の若駒S勝ち馬がいるが、この馬のレースぶりもゴールドシップ産駒らしいズブさが全面に出たもので、スピード能力が高いとは言い難い。やはりゴールドシップ産駒は牝馬の方が良いのかもしれない。

ところで、個人的な話になるが、実は今年の2歳馬で出資を迷っているゴールドシップ産駒がいる。まだ募集中なのだが、性別はどうだったかと確認すると…牡馬だった。もう少し悩むことになりそうだ。

~今週末の注目馬~

さて、今週末から再びG1。今週末はいよいよ新装なった京都競馬場に天皇賞(春)が戻ってくる。早速注目馬を挙げてみたい。

ジャスティンパレス(ルメール騎手)

注目はジャスティンパレス&ルメール騎手。

2歳時以来久々にコンビを組んだ阪神大賞典では、ボルドグフーシュを退けて完勝。内枠から上手く立ち回れた面もあったが、改めてルメール騎手との相性の良さを示した一戦でもあった。前走を含め、これまで同騎手とは3戦3勝。もともとルメール騎手は短距離よりも長距離が得意で、天皇賞(春)ではフィエールマンとのコンビで連覇を成し遂げている。より決め手を生かせる京都開催もプラスになりそうで、長距離の名手とのタッグなら、かなり有力だろう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年1月27日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】単複配当逆転現象が起こった背景とは?/根岸S展望
閲覧 1,807ビュー コメント 0 ナイス 5


AJCCは岩田康誠騎手騎乗のノースブリッジが勝利。道中は内でじっくりと脚を溜めて抜け出す、ジョッキーの得意パターンだった。

岩田康誠騎手は、継続騎乗で手の内に入れていくのが最近の勝負パターン。ノースブリッジには2歳時から騎乗しており、今回も2週連続で調教にまたがっていた。まさに「満を持して」の一戦だった。ノースブリッジ自身も最近にしては珍しく2年以上放牧に出さず在厩調整を続けている。これで重賞2勝目、成長力のあるモーリス産駒だけに、今年はG1戦線でも期待できそうだ。

敗れた中ではユーバーレーベンが久々に好走。東京でG1を制したことで東京を使われる機会が多かったが、本来は上りが掛かる中山の方が合うタイプ。これをキッカケに再浮上できれば面白い。

期待した◎ラーゴムは、4コーナーで外から上がって来た際にはやったかと思ったが、あとひと伸びを欠いてしまった。昨年ほど外が伸びる馬場にはならなかった点も痛かった。

また、1倍台の支持を集めたガイアフォースは5着どまり。すっかり白くなった馬体の美しさに画面越しとはいえ目を奪われたが、同コースで行われたセントライト記念の時のような伸びが見られなかった。そんなガイアフォースに絡めて、今回は配当の話を少ししてみたい。

今回1倍台のガイアフォースが飛んだことにより、上位3頭の複勝配当は、

ノースブリッジ 300円
エヒト 380円
ユーバーレーベン 270円

ご覧の通り、人気を考えればなかなかの高配当だった。複勝オッズは1倍台の馬が4着以下に敗れると期待値以上に跳ねる傾向にあり、今回もまさにその傾向通り。

さらに象徴的だったのは、土曜小倉の3R。このレースでは単勝1.3倍という断然の支持を集めたカンフーダンスが6着に敗れる波乱が起こり、複勝が大波乱。

勝った2番人気のメタマックスは、なんと単勝340円、複勝400円という理論上は考えれない逆転現象が起こった。2着のクリーデンスも、単勝オッズ17.5倍ながら複勝配当は1,160円、3着コスモジョセフも同様に、単勝オッズ22.8倍ながら、複勝配当1,220円。

単勝1倍台の馬が4着以下に敗れると、複勝は期待値以上に跳ねるケースが多い。心情的には逆転を期待できるほかの馬の単勝を買いたくなるが、相手筆頭1番手の単勝は逆に売れ過ぎになることが多い。

様々なファン心理を反映した結果の、単複逆転現象だった。こういう配当をピンポイントで狙うのは現実的ではないかもしれないが、単勝1倍台の馬が飛ぶと、途端に他の馬の複勝は跳ねる、ということくらいはアタマに入れておけば生かせるシーンがあるはずだ。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後は根岸Sの注目馬で締めたい。現時点での狙いはコチラ。

レモンポップ戸崎圭太騎手)

レモンポップに注目。フェブラリーSに向けて好メンバーが揃ったが、その中でも安定感ならこの馬。戦績通りレースセンスが高く抜群の安定感を誇る馬。正攻法の戸崎騎手とも手が合っており、本番のマイルよりも、前哨戦でこそのタイプだ。この舞台なら武蔵野Sで敗れたギルデッドミラーを逆転することも可能とみる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2022年11月24日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック ジャパンカップ2022
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



11月27日(日)東京12R 第42回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
ジャパンカップは第12Rです。

【登録頭数:23頭(外国馬6頭)】(フルゲート:18頭)


<前走:天皇賞(秋)出走馬>(中3週)

ダノンベルーガ(3着、500kg(+6kg))<A>
前走の天皇賞(秋)時は、大柄な馬の休み明けらしく追い切りでモタモタしているようなところがあり、好評価にはしなかった。ただ、乗り込み量は豊富で、無理に馬を追い込むことをしていなかったので見た目以上に仕上がりは良かったのかもしれない。パドックではまだ余裕がある馬体だったので、100%に近い状態ではなかったとは思うが直線しっかり追い込んでの3着は能力の高さ。前走時にしっかり乗り込まれ、この中間には坂路にも入れての調整。1週前追い切りでは、ムーア騎手騎乗でダービーの1週前のように無理に馬を追い込むことはせず、馬なりで相手に併せていく内容と、理想的に状態を上げきている印象。前走からの上積みに十分期待が持てそう。

シャフリヤール(5着、456kg(前々走海外出走))<C>
前走時のパドックでは、馬体は仕上がっていたもののややテンション高さが感じられた。今回、芝コースでの1週前追い切りでもかなり行きたがる面を見せていて、不安が残る。今回は強力な逃げ馬もいないので、もう少しリラックスして走れていないと、レースでの折り合い面が心配に。

カラテ(6着、528kg(-4kg))<D>
かなり大きな馬だが、前走時のパドックでは太め感なく馬体はできていた感じだった。今回、距離延長で追い切りでは行きたがるところを押さえ込んでの調整となっているが、首が高くなってしまい走りに余裕がない。日曜日の坂路での時計も良い時には好時計が出ていたが、ここ2戦は平凡な時計で。

ユーバーレーベン(8着、476kg(-22kg))<C>
前走時は大きく馬体が減っていたが、通常に戻ってきた感じ。ただ、追い切りで強めに追われていることが多かったので当日のパドックではかなりテンションが高かった。この中間も1週前に強めに追われているので、直前は馬なりでの調整が理想的だが。




<前走:京都大賞典出走馬>(中6週)

ヴェラアズール(1着、518kg(+8kg))<B>
大型馬の休み明けで迎えた前走時のパドックでは、馬体こそ増えていたがそれほど太め感はなくドッシリと構えている感じだった。この中間も2週前、1週前とCWで好時計が出ていて、大きく良くなったという印象は受けないものの上積みは窺える。

ボッケリーニ(2着、472kg(+8kg))<D>
休み明けの前走時のパドックでは肩の出が硬く感じた。この中間、1週前追い切りでもモタモタした感じがあり、物足りない動きだった。




<前走:その他のレース出走馬>

デアリングタクトエリザベス女王杯:6着、486kg(+2kg)中1週)<C>
前走時は追い切りの動き、パドックでの馬の様子と決して悪くはなかった。ここ2戦は前半から力みがあり、その分終いの伸び切れなさにつながっている感じで、ペースが速くなって気分よく追走できれば直線の伸びも変わってきそう。

ユニコーンライオン福島記念:1着、530kg(-2kg)中1週)<B>
福島記念からの中1週でこの中間は軽めの調整。前走時のパドックでは、硬い感じも太め感はなく良い仕上りだった。

ハーツイストワールアルゼンチン共和国杯:2着、478kg(+4kg)中2週)<B>
この中間は、間隔が詰まっているため軽めの調整。前走時に目を向けると、追い切りは坂路で平凡な時計も動き自体悪く見せず、パドックではトモの筋肉こそ寂しく映ったが毛艶はかなり冴え、出来良く見せていた。

テーオーロイヤルアルゼンチン共和国杯:6着、458kg(-2kg)中2週)<C>
前走時の追い切りでは、モタれる面を見せていて終いの時計もかかっていた。こちらもこの中間は軽めの調整。坂路、CWと速い時計の出る馬なので、休み明け3戦目でどこまで上がってくるか。

ヴェルトライゼンデオールカマー:7着、494kg(-2kg)中8週)<B>
前走時も坂路で好時計が出ていたが、当時は走りやすそうな馬場で時計ほど伸びている感じはなかった。この中間は、乗り込み量も多く、1週前追い切りではジョッキー騎乗で終いの伸びも良好。変わり身が期待できそう。

シャドウディーヴァ(府中牝馬S:7着、486kg(±0kg)中5週)<D>
前走時の追い切りでは、重心が高く首も上がっている感じだった。この中間も、乗り込み少なく坂路での時計も平凡と評価しづらい。

トラストケンシン(オクトーバーS:11着、468kg(+4kg)中5週)<D>
この中間乗り込み量は多いが、併走遅れ、坂路での時計も平凡と大きな変わり身なし。

リッジマン(桂樹杯:7着、475kg(+7kg)中10週)<E>
JRA所属時は重賞勝ちもあったが、前走盛岡の芝でのレースで凡走と昔の勢いはない。


<外国招待馬>

オネスト(凱旋門賞:10着、中7週)<B>
終いの脚を活かす馬だが切れるという馬でもなく、スローの切れ脚勝負になると厳しそう。ただ、ルメール騎手が騎乗予定で日本の馬場、レースにあった乗り方をしてくる可能性もあり注意は必要。

グランドグローリー(凱旋門賞:5着、中7週)<C>
昨年好走してその後も好成績の1年だったが、日本のレースでは昨年以上は期待できそうもない。

シムカミル(ニエル賞:1着、中10週)<C>
ニエル賞ではドウデュースに先着も、フラつく場面もあり東京の馬場ではもっと甘くなりそう。

テュネス(バイエルン大賞:1着、中2週)<A>
デビュー戦で敗れているが、2戦目から5連勝。今年3戦は長距離のレースを使い、6馬身、8馬身、10馬身とタフな馬場を重い斤量を背負って先行しての圧勝続き。ヨーロッパでももっともタフな馬が多いドイツの馬で、日本馬に一番足りないものを持っており能力はかなり高そう。来年のヨーロッパでは、大きなレースをいくつか勝つ馬になっているか。今回のジャパンカップに関しては、馬場が向くかどうかに焦点が集まっているが、これだけ圧勝できる馬なので未知の魅力のほうが勝るとの印象。


<出走回避馬>
ブルーム、マジカルラグーン、ウインマリリンウインマイティーゴールドスミス


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ダノンベルーガ、テュネス、ヴェラアズールの3頭をあげておきます。


◇今回は、ジャパンカップ編でした。
ジャパンカップ過去10年の連対馬は関西馬15頭に関東馬5頭。それらの馬の調教内容を見てみると、連対した5頭の関東馬はカレンブーケドールの1週前追い切りが坂路だった以外、すべて南Wでの追い切りでした。その南Wでの追い切りも、1回目にアーモンドアイが勝った時の最終追い切りが終い仕掛けられていたのみで、あとは1週前、最終追い切りいずれも馬なりという調整過程。関東馬に関しては、休み明け2戦目で中間に南Wで追われ、そこで馬なりで好時計をマークというのが理想的な調教パターンと言えそうです。
そして、連対馬の多くを占める関西馬に関しては、坂路、CWが半分くらいずつではあるものの、勝利した8頭だけに絞ると坂路での追い切り6頭、CWでの追い切り2頭と、坂路調教馬の活躍が目立っています。ただ、坂路での追い切りも一杯に追われた馬はなく、馬なりもしくは終い仕掛けられて伸ばす内容となっています。関西馬に関しては、天皇賞(秋)同様に輸送を控えているため1週前までに仕上げておき、直前は馬なりもしくは軽く終いを伸ばす程度の調整というのが理想的なようです。
最後に近年不振が続く外国招待馬に関しては、シンプルに日本で追い切られている本数が多いか強めに追われて好時計をマークしている馬が好走しています。東京競馬場に検疫用の厩舎ができたことで、今年から来日後に東京での調整が可能に。追い切りの本数が多く好時計の出ている馬に関しては、注意が必要かもしれません。


※ジャパンC出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年11月20日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年11月20日号】特選重賞データ分析編(333)~2022年ジャパンカップ
閲覧 2,266ビュー コメント 0 ナイス 5



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 ジャパンカップ 2022年11月27日(日) 東京芝2400m


<ピックアップデータ>

【“前年以降、かつ東京、かつG1のレース”において3着以内となった経験の有無別成績(2017年以降)】
○あり [5-4-5-10](3着内率58.3%)
×なし [0-1-0-54](3着内率1.8%)

 コース適性が最大のポイント。2017年以降の3着以内馬15頭中14頭は、前年以降に東京のG1で3着以内となった経験がある馬でした。今年はこの条件をクリアしている馬が極端に少ないため、ある程度は柔軟に評価したいところ。それでも、中山・阪神のレースやローカル場のレースがベストと思しき馬は疑ってかかるべきでしょう。

主な「○」該当馬→シャフリヤールユーバーレーベン
主な「×」該当馬→ヴェラアズールデアリングタクトハーツイストワールボッケリーニ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【向かい風データ】

×「“同年4月以降、かつJRA、かつ出走頭数が12頭以上、かつG1・G2のレース”において3着以内となった経験がない」馬は2017年以降[0-0-1-44](3着内率2.2%)
主な該当馬→シャフリヤールユーバーレーベン

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2022年10月26日(水) 15:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2022  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月30日(日)東京11R 第166回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:15頭】(フルゲート:18頭)


<前走:日本ダービー出走馬>(5ヶ月)

イクイノックス(2着、484kg(-8kg))<B>
前走のダービー時以外は間隔をジックリとって使われてきた馬で、今回も5ヶ月ぶりで実戦を迎える。調教内容はこれまでから大きく変化していないが、1週前の動きを見ると多少重い感じに見えた。2週前の坂路では終い強めに追われていたが、そのあたりが関係しているのかもしれない。

ダノンベルーガ(4着、494kg(-10kg))<C>
こちらもダービー以来の休み明けとなり乗り込み量は豊富。ただ、2週前、1週前と2週連続強めに追われ、日曜日も坂路で時計になるところをやっている。1週前も併走馬相手にモタモタして何とか先着できたという動きだったので、この馬もまだ素軽さに欠ける印象。

ジオグリフ(7着、492kg(-4kg))<A>
ダービー以来の休み明けでも、乗り込み豊富で南Wと坂路で好時計。1週前追い切りでは、乗り慣れていない北村宏騎手が騎乗しての追い切りでかなり持ってかれる感じになっていたが、手応えは抜群。伸び脚もしっかりしていて出来はかなり良さそう。直前はテンションを上げないような控えめな追い切りができれば理想的。




<前走:札幌記念出走馬>(中9週)

ジャックドール(1着、516kg(+8kg))<C>
札幌記念からの休み明け。ただ大きな馬の割に乗り込み量はそれほど多くはない。1週前追い切りでは好時計で先着するも、まだ重さを残しているように映った。

パンサラッサ(2着、470kg(-6kg))<C>
これまでも1週前には強めに追うことが多かった馬で、この中間も1週前は併せ馬で強めに追われている。速い時計は出ているが、やや首が上がり気味で終いの伸びが甘い動きだった。

ユーバーレーベン(11着、498kg(前々走海外))<B>
この中間も乗り込み量は豊富で、1週前追い切りでは遅れはしたものの動きは上々。前走時の最終追い切り時のような、ササり気味になるところもなくスムーズな走りで前走時からの上積みがありそう。




<前走:小倉記念出走馬>(中10週)

マリアエレーナ(1着、424kg(-2kg))<A>
この中間も追い切りでは好時計を連発。1週前追い切りでは素軽さが窺え、仕上がり良好。東京は初めてだが、左回りの2000m以上のレースでは4戦2勝ですべて3着以内と向く条件。

カデナ(7着、478kg(±0kg))<C>
この中間も坂路での調整。走りやすそうな馬場だった1週前追い切りだが、終い脚が上がり気味で物足りない動き。




<前走:その他のレース>

シャフリヤールプリンスオブウェールズS:4着、前走海外)4ヶ月半)<B>
前走が海外で休み明けでの出走とあって乗り込み量は豊富。追い切りには3週連続福永騎手が騎乗(レースはCデムーロ騎手が騎乗予定)しての調整となっていて、追われるごと時計を詰めている。終いの伸びも良く仕上りは良さそう。

ノースブリッジ毎日王冠:5着、494kg(+2kg)中2週)<B>
休み明けを使われての叩き2戦目。前走時のパドックでは、太め感はなかったがテンションが高めだった。この中間、1週前は軽めの調整で力みもなく、動きは素軽かった。日曜にも長めから速い時計を出していて、調子落ちは感じられない。

ポタジェ毎日王冠:6着、466kg(+2kg)中2週)<D>
休み明けの前走時、パドックでは+2kgの数字以上に緩さがある印象を受けた。この中間も軽めの調整で強めに追われていないので、大きな変わり身はなさそう。

カラテ新潟記念:1着、532kg(-8kg)中7週)<C>
坂路中心で追い切られることが多い馬だが、この中間は2週前、1週前とCWでの併せ馬。1週前映像からは、力強さは伝わってきたが首が高く追われてからの反応が鈍く伸び脚も物足りなかった。かなり大きな馬なので、まだ太めが残っている様子。

バビットオールカマー:4着、474kg(+14kg)中4週)<C>
休み明けの前走時は、追い切りでは良い動きだったが、さすがに馬体に余裕を感じるパドック。この中間も乗り込まれているが、1週前追い切りではまだ重さを残す走りだった。

アブレイズ(府中牝馬S:5着、498kg(+8kg)中1週)<B>
坂路で速い時計が出る馬で、前走時も追い切りで好時計をマークし、レースでも一瞬見せ場という内容だった。今回は中1週となるため、速い時計は出していないが使ってくるからには出来落ちはなさそう。

レッドガラン京都大賞典:9着、514kg(+4kg)中2週)<C>
坂路で好時計が出るタイプで、前走時も坂路で好タイムをマークしていた。ただ、大きな馬でパドックでは硬さが感じられた。中2週のこの中間は、先週金曜日に坂路で追われ終い好時計を計時していて、出来自体は悪くない印象を受ける。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ジオグリフマリアエレーナシャフリヤールの3頭をあげておきます。


◇今回は、天皇賞(秋)編でした。
天皇賞(秋)連対馬の最終追い切り内容を分析してみると、過去10年の連対馬20頭のうち13頭がWコースで追い切られています。ちなみに、1週前追い切りに関しても14頭がWコースでの追い切り。1週前、最終追い切りともに坂路で追い切られていた馬は、5頭(関東1、関西4)となっていました。これを過去5年までに絞ってみると、連対馬10頭のうち8頭がWコースでの追い切りで、1週前に関しても9頭がWコースでの追い切りとその比率は上がります。やはり、天皇賞(秋)に関しても、「Wコース追い」が近年優勢との傾向が出ているようです。
特に関東馬は、坂路調教で連対した馬はスピルバーグのみでそれも8年前。関東馬で坂路仕上げというパターンは、軽視していいと考えています。一方で、関西馬は、坂路オンリー調整での連対例こそ同様に少なくなってきていますが、輸送を控えることから1週前にCWで強めに追い、最終追い切りは坂路で息を整える内容というパターンも十分考えられます。そうした背景から、関東馬ほど軽視する必要はないでしょう。
先週の菊花賞、今週の天皇賞(秋)と、連対馬の調教内容について綴ってきていますが、その他のレースに関しても近年はWコースで追い切られた馬のほうが、頭数も多く成績も良いように感じます。そのあたりは、外厩で調整する馬が多くなってきていることも影響しているのではないかと考えています。
私が競馬の予想で調教内容を重視するようになったきっかけは、フジキセキサイレンススズカのようにデビュー前から栗東坂路を破格の時計で駆け上がってくる馬に影響を受けたからであり、近年坂路調教馬たちの元気が感じられないというのはどこか寂しいものです。ただそれも時代の流れ。仕方ないことといえばそうなのかもしれませんし、その時代その時代で取り残されないように予想をしていかなくてはなりませんね。


※天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年3月26日() 09:30 甘粕代三
【甘粕代三のドバイWCデーレース展望②】ドバイシーマクラシック・ドバイワールドカップ
閲覧 1,519ビュー コメント 0 ナイス 3

ドバイシーマクラシック(芝2410m)
日本馬が出走14頭のうち5頭を占めるドバイシーマクラシックは日本馬中心、というよりも日本馬が間違いなく上位独占を果たします。

史上最強世代と謳われる昨年のダービー馬シャフリヤール、そのダービー馬を神戸新聞杯で退けたステラヴェローチェシャフリヤールに昨年のジャパンカップで1馬身半先着したオーソリティ香港ヴァーズ連覇のグローリーヴェイズ、亡き岡田繁幸の墓前にオークス制覇を手向けたユーバーレーベンと日本国内でもこれだけの顔ぶれが揃うことはあり得ません。おかげで今春のG1長距離路線は空き家といってもいい惨状。JRAも番組編成を再考する時期に来ているのではないでしょうか。

日本馬5頭は他国10頭と比べても明らかに力量上位。掲示板独占も夢じゃない、どころかその可能性は無限に高いと言えます。この5頭の中ではステラヴェローチェを狙います。重の鬼ながら晴雨兼用。後方一気の脚質ゆえ届かず涙を飲むレースが続いてきましたが、メイダンの芝は府中、東京よりは重く、香港シャティンとほぼ同じ。切れ味勝負の他の日本勢よりも有利といえます。

それだけではありません。ステラヴェローチェには海の向こうと天空から無敵の味方が舞い降りたのです。海の向こうからの援軍は言うまでもなく有馬記念から主戦となったM.デムーロと彼のファミリーです。ミルコとは彼の香港遠征時代からの付き合いで、ドバイへのエミレーツ便でも一緒になりました。最終追切の木曜午前、競馬場での朝食会で再会を約束して空港で別れましたが、朝食会には乳母車を押し現れたのです。

「オㇵヨ! 僕のファミリーです。よろしくね!」
乳母車の中には来月1歳を迎えるという長男、そして傍らにはイタリア美女3人がいるじゃないですか! コロナ禍のため夫人と長女と次女はイタリアに戻り、3年以上離れ離れになっていたのです。ミルコが里帰りした11か月後に生まれたのが乳母車の中にいる長男でした。ドバイは既にコロナ禍も収まって入国制限がなくなったので、ドバイワールドカップデーにイタリアから呼びよせ、長男とは初の御対面を果たしたのです。ミルコは満面の笑みを浮かべて長男を抱いていました。
「ファミリーの前でカッコいいとこ見せないと、ね」

ミルコへの乗り替わりは大野剛嗣オーナーの強い希望からでした。オーナーはドバイワールドカップデーへの出走を終生の夢にしていて、2011年東日本大震災直後、ヴィクトワールピサで日本馬初のワールドカップ制覇を果たしたミルコに、その夢を託したのです。ところが、その大野オーナーは3月2日、終生の夢を見ることなく亡くなったのです。最終追い切りの夜、ミルコとファミリー、須貝尚介調教師と夕食を共にしました。ミルコと須貝師、2人は亡き大野オーナーの墓前にドバイシーマクラシック制覇の朗報を届ける、と誓いを立てたのです。傍らで2人の言葉を耳にし、その思いに接した身としてはステラヴェローチェを応援しない訳には参りません。

競馬の世界には葬式馬券という言葉があります。オーナー、調教師、騎手ら関係者に弔事があると、その馬は必ず走るというジンクスです。最近ではアドマイヤ軍団の総帥、近藤利一オーナーが急逝した2019年、アドマイヤマーズが12月の香港マイルを圧勝したことが思い出されます。海の向こう、そして天空からの援軍をご理解いただけたでしょうか。ステラヴェローチェを不動の本命に日本発売馬券では3連単、香港発売馬券では4連単、畢生の大勝負をかける決心を致しました。

さて、相手は言うまでもなく日本勢、海外馬ではユビアー、ドバイオナー、アレンカー、パイルドライヴァーまで手を伸ばそうか悩みは尽きません。


ドバイワールドカップ(ダート2000m)
昨年2着と涙を飲んだチュウワウィザードが雪辱に燃えています。ドバイ到着後も順調、仕上げに抜かりなし。日本では堂々の一番人気に押されることは間違いありません。
しかし、ダート2000mは何といっても米国馬の金城湯池。BCダートマイル、ペガサスWCマイルとG1を連勝しているライフイズグッドが頭抜けていることは否定のしようもない事実。チュウワウィザードとの実力差はオッズ差の十倍どころではありません。ドバイシーマクラシックステラヴェローチェ以上の不動の本命と見ました。ライフイズグッドに続くのは世界最高賞金のサウジC2着のカントリーグラマー。そのカントリーグラマーは馬体を調教で見るにつけ、名は体を表すという諺の妙に唸りました。もちろん調教に唸らされましたよ。そして前哨戦の一つ、2月のアルマクトゥームCR2の2着馬、ホットロッドチャーリー。サウジC3着のミッドナイトバーボンまではチュウワウィザードよりも高い評価を与えざるを得ません。

地元ドバイはサウジCで惨敗したリアルワールドがホストの面目を施さんとあのC.スミヨンを鞍上に迎えました。ハヤ王妃との離婚騒動、巨額の慰謝料請求でその悪名を世界に広めたドバイの王様、シェイク・モハメドの強い意向が働いたようです。これにも注目せざるを得ません。


★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースのドバイワールドカップデー3レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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ユーバーレーベンの口コミ


口コミ一覧
閲覧 127ビュー コメント 0 ナイス 3

21年オークス馬ユーバーレーベンが
引退、繁殖入りが発表されました

オークス後は苦しい戦いが続き
馬体重も安定しませんでしたが
今年のAJCCでは3着にはいりました

この馬にはこのあと血をつなげる
大事な仕事があるので頑張ってほしいです

この世代のクラシックの主役は
アカイトリノムスメやファインルージュ
サトノレイナスなどと
長く現役を続けられなかったので
これから生まれる子供たちは長く走ってほしい

ソダシ、ジェラルディーナもがんばれ

 Haya 2023年1月26日(木) 07:00
【~術はあるⅡ~その先へ】2023.01.26. 
閲覧 292ビュー コメント 0 ナイス 5

おはようございます!(=^・^=)
いつも訪問される方々、ありがとうございます。

今週は“10年に1度と言われる最強寒波襲来”
マスコミ等に煽られて準備万端??

我が懐には、常に寒気(かんき)が居座り続けています。
何か? 

【2023週間スケジュール】

一週間の基本的なブログスケジュールは、下記参照。
(毎朝7時ごろ更新/競馬変則日程の場合は変更あり)

月曜日 : 今週末 土、日曜の重賞(日刊馬番コンピ指数 等)
火曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(日刊馬番コンピ指数 等)
水曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(血 統 等)
木曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(日記)等
金曜日 : 検討中??
土曜日 : 土曜当日の重賞レースを予想(当日07時ごろ更新予定)
土曜日 : 土曜当日の重賞レースを回顧(当日19時ごろ更新予定)
日曜日 : 日曜当日の重賞レースを予想(当日07時ごろ更新予定)
日曜日 : 日曜当日の重賞レースを回顧(当日19時ごろ更新予定)

noteのアドレス: https://note.com/haya00  

宜しくお願い致します。

【重賞レース予想 第1期最終結果】
第1期(1月5日~1月22日)8日間(中山金杯~東海ステークス)9戦

最終週末競馬は、当てる事ができたのか!?

22日(日)アメリカJCC(G2)では4番ノースブリッジを推奨!
複勝(4番ノースブリッジ) 
結果は、的中!(複勝300円)

22日(日)アメリカJCC(G2)で推奨馬ノースブリッジ(4人気)は、先団の後ろで脚を溜めて、直線に入って抜け出し、追い込んだエヒト(5人気)に3/4馬身差をつけ優勝。さらに3/4馬身差の3着にユーバーレーベン(3人気)が入り、波乱決着!?

レースは、上位3頭共に持続力型タイプばかり?? 2開催連続で施行された中山コースも、さすがに荒れていたというのが結論か!? 1人気に推されたガイアフォース(5着)は、好位の後ろから理想的な進め方も、4角で接触するアクシデントもあって直線は弾けなかった。同舞台でも馬場が軽い秋に行われるセントライト記念と力のいる冬の馬場で施行されたアメリカJCCでは、根本的に中山競馬場の馬場を把握していないと解らないポイント!?

反省点として、馬券種の選択?? ただ、先週まで連敗中だったことから、当てることに集中?? 2着エヒト、3着ユーバーレーベン共に最終候補まで残っていただけに…残念。

22日(日)東海ステークス(G2)では13番ハヤブサナンデクンを推奨!
複勝(13番ハヤブサナンデクン) 
結果は、的中!(複勝170円)

22日(日)東海ステークス(G2)で推奨馬ハヤブサナンデクン(3人気)は、スタート良く2番手追走から直線で一気に突き抜けて優勝…のはずが、勝った馬が強く伸びてはいるが3着まで…残念。レースは、先手を取ったプロミストウォリア(2人気)がそのまま逃げ切り、追い込んだハギノアレグリアス(1人気)に2馬身差をつけ優勝し、本命決着!? 馬券は、複勝が的中!

レースは、B.ムルザバエフ騎手のプロミストウォリア継続騎乗が命運を分けた!? と言わざる得ない好騎乗。スタートもじっくりハナへ行かせ、難なく進めて1角から12.8-12.6にペースを落とし、1000m通過62秒6。残り800m12.2-12.1-11.9-12.4とじわじわ加速させ、スピードを持続させたい同馬にとって理想的だった。反面、枠順やライバルの脚質など揉まれる条件が揃えば、大敗もあるのがエーピーインディ系なので、要注意!!

反省点として、馬券種の選択?? とにかく先週まで連敗中だったので、欲を持たないように心掛けた結果…残念。例年通り、堅い決着だった為か?当てることは達成!!

【総 評】
週末、2戦2勝…両目開花みたいな感じ。やっと、当てることが出来て「ホッ」としています。ただ、遅すぎた感?? 今期の最終週とは…反省。ただ、得るものも有り来期へ繋げたい。まぁ、無理して穴馬を探すのではなく、消去法データにより絞り込み、残った馬を徹底的に検証して最終的に推奨馬を決定する!! 簡単にまとめればそんな感じ。

まずは、東西金杯から共に4着で始まり、シンザン記念では当てにいってシンガリ負けの屈辱。さらに、日経新春杯では届きそうで届かない4着と繰り返し、辿り着いた最終週でやっと3着内確保!! ”たかが競馬されど競馬”(草野仁著書)みたいな感じ?? 

とりあえずは、この勢いのまま第2期(1月28日~2月19日)6日間(根岸S~フェブラリーS)11戦を頑張ります。


【先週重賞レースの馬番コンピ 回顧篇】
(アメリカJCC)
注目(複勝)したのは、"日刊馬番コンピ指数値56"
該当馬ナシ=見送り!?

(東海ステークス)
注目(複勝)したのは、"日刊馬番コンピ指数1位"
4番ハギノアレグリアスが該当=結果2着的中!(複勝120円)

【今週末重賞レースの馬番コンピポイント篇】

(根岸ステークス)
注目(複勝)したのは、”日刊馬番コンピ指数1位”

*無条件
過去10年内(3-3-1-3/10)
勝率30%/連対率60%/複勝率70%/単勝回収値77/複勝回収値98
近5年内 (1-1-1-2/5)
勝率20%/連対率40%/複勝率60%/単勝回収値50/複勝回収値84

荒れているイメージも意外と軸は堅い!
昨年(9着)外れているだけに、今年こそは期待大!?


(シルクロードS)
注目(複勝)したのは、”日刊馬番コンピ指数2位”

*無条件
過去10年内(5-2-0-3/10)
勝率50%/連対率70%/複勝率70%/単勝回収値269/複勝回収値152
近5年内 (2-0-0-3/5)
勝率40%/連対率40%/複勝率40%/単勝回収値212/複勝回収値86

代替え開催(京都→中京)も今年まで??
2年連続出現中だけに、今年は期待薄!?


詳細は、noteまで訪問して下さい。
noteのアドレス: https://note.com/haya00  
宜しくお願い致します。

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 ミヤドン 2023年1月23日(月) 14:34
AJCC的中🎯 
閲覧 292ビュー コメント 0 ナイス 25

ノースブリッジを軸に復活をかける
ユーバーレーベン、調教抜群のエヒト
相手はルメール、戸崎。
穴にバビット、スタッドリー、ラーゴムまで!
個人的にはラーゴム着て欲しかった😆
3連単三連複、馬連、ワイド
全的中三連複はボックス、ホーメ、流しで
3的中🎯2万投資で14万くらいの回収
地方やめようかと思ったのについ💦
5万マイナスに💦はらたいらにドン倍が失敗

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コメント一覧
9:
  HACHIRO   フォロワー:1人 2021年5月23日() 18:14:10
札幌2歳後からオークスを信じてた。 POGのG1をもたらすのは、愛馬「アドマイヤマーズ号」
と同じく、ミルコでした。感謝♪
8:
  HELPRO   フォロワー:2人 2021年3月20日() 15:51:50
同馬をコカしたのは明らかに丹内祐二のせい!
ボンクラ鞍上とはこの者の事!
重賞に乗る資格など無いので早く辞めるべきである。どうせエセ鞍上なのだから!
7:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年9月5日() 08:30:08
ラボ水、○ 洋芝適正、戸崎遠征

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2023年1月22日アメリカジョッキーC G23着
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