11月21、22、23日の出走馬が19日に確定した。先週末は未勝利に終わったもののここまで35勝を挙げており、自己最多勝利数となった昨年の43勝まで残り“8”としている藤田菜七子騎手(23)=美浦・根本康広厩舎=は、3日間ともに東京で計11鞍に騎乗。勝ち星の上乗せを狙う。
3日間開催の初日となる土曜日は、初コンビを組んだ前走で2着に好走したナリノモンターニュ(土曜12R)がスタンバイ。相手はさらに骨っぽくなるが、唯一の勝利を挙げている舞台だけに東京コース自体は問題なさそうだ。土曜メインの奥多摩S(土曜11R)では、トラストケンシンに初騎乗する。現級2着の実績がある上に、昨年のアルゼンチン共和国杯でも掲示板に食い込んだ実力馬。前走も2番人気の支持を集めていただけに、今回も注目の存在となりそうだ。
日曜日は2鞍とやや寂しいが、デビューから2、3、5着と善戦が続くラングロワ(日曜2R)は、新馬戦でコンビを組んで2着に好走しているだけに、勝ち負けの期待をしたいところ。新馬戦で騎乗する自厩舎のオジョウサンは、半兄に中央・地方でGI9勝を挙げたエスポワールシチーや、今夏のレパードSで2着に好走したミヤジコクオウ、デビュー2連勝を決めたダークリパルサーなどがいる上に、兄姉全馬が中央で勝利を挙げている安定の一族。初戦でどんな走りを見せてくれるか楽しみだ。
最終日の月曜日は、3レースから7レースまで5連続での騎乗となる。中でも注目を集めるのは、1勝クラスのストラトフォード(月曜7R)になりそうだが、現級2着があるとはいえ近走が冴えないだけに、どこまで見せ場を作れるかといったところだろう。今週末の騎乗馬は以下の通り。
11月21日(土)【東京】◆3R・2歳未勝利ヴィクトールアイ(牝2、美浦・奥平雅士厩舎)◆4R・メイクデビュー東京 2歳新馬ココネージュ(牝2、美浦・清水英克厩舎)◆11R・奥多摩ステークス 3歳上3勝クラストラストケンシン(牡5、美浦・高橋文雅厩舎)◆12R・3歳上1勝クラスナリノモンターニュ(牡3、美浦・上原博之厩舎)
11月22日(日)【東京】◆2R・2歳未勝利ラングロワ(牝2、美浦・堀井雅広厩舎)◆6R・メイクデビュー東京 2歳新馬オジョウサン(牝2、美浦・根本康広厩舎)
11月23日(月)【東京】◆3R・2歳未勝利シゲルサンヨ(牡2、美浦・和田勇介厩舎)◆4R・2歳未勝利トレヴィス(牡2、美浦・小笠倫弘厩舎)◆5R・メイクデビュー東京 2歳新馬ネイチャーシップ(牡2、美浦・根本康広厩舎)◆6R・メイクデビュー東京 2歳新馬ラブエターナル(牝2、美浦・加藤和宏厩舎)◆7R・3歳上1勝クラスストラトフォード(牝4、美浦・竹内正洋厩舎)
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