ジャックドール(競走馬)

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ジャックドール
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写真一覧
現役 牡6 栗毛 2018年4月8日生
調教師藤岡健一(栗東)
馬主前原 敏行
生産者クラウン日高牧場
生産地日高町
戦績17戦[8-2-0-7]
総賞金49,004万円
収得賞金20,650万円
英字表記Jack d'Or
血統 モーリス
血統 ][ 産駒 ]
スクリーンヒーロー
メジロフランシス
ラヴァリーノ
血統 ][ 産駒 ]
Unbridled's Song
Sous Entendu
兄弟 ディナースタサウンドストリート
市場価格3,456万円(2019北海道セレクションセール)
前走 2023/10/29 天皇賞(秋) G1
次走予定

ジャックドールの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/10/29 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 1181015.2511** 牡5 58.0 藤岡佑介藤岡健一 506
(-10)
1.58.4 3.237.9イクイノックス
23/08/20 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 15352.316** 牡5 58.0 武豊藤岡健一 516
(+8)
2.03.2 1.737.7④④⑤プログノーシス
23/06/04 東京 11 安田記念 G1 芝1600 18238.055** 牡5 58.0 武豊藤岡健一 508
(-4)
1.31.7 0.334.0ソングライン
23/04/02 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 16593.621** 牡5 58.0 武豊藤岡健一 512
(+11)
1.57.4 -0.035.3スターズオンアース
22/12/11 香港 8 香港カップ G1 芝2000 12--------7** 牡4 57.0 武豊藤岡健一 501
(--)
2.00.8 1.1----ロマンチックウォリアー
22/10/30 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 15595.034** 牡4 58.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(-8)
1.57.8 0.333.5④④イクイノックス
22/08/21 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 16244.631** 牡4 57.0 藤岡佑介藤岡健一 516
(+8)
2.01.2 -0.037.3パンサラッサ
22/04/03 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 16243.725** 牡4 57.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(+2)
1.58.9 0.536.3ポタジェ
22/03/13 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 13332.011** 牡4 56.0 藤岡佑介藤岡健一 506
(-2)
1.57.2 -0.434.6レイパパレ
22/01/29 東京 11 白富士S (L) 芝2000 14342.211** 牡4 55.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(+2)
1.57.4 -0.234.7アドマイヤハダル
21/11/28 東京 11 ウェルカムS 3勝クラス 芝2000 167135.131** 牡3 55.0 藤岡佑介藤岡健一 506
(0)
1.58.4 -0.634.3ハーツイストワール
21/10/03 中京 9 浜名湖特別 2勝クラス 芝2000 8771.811** 牡3 55.0 藤岡康太藤岡健一 506
(-2)
2.01.5 -0.533.2ノースザワールド
21/09/11 中京 8 3歳以上1勝クラス 芝2000 13223.011** 牡3 54.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(+16)
1.59.4 -0.334.6ウィンドリッパー
21/05/08 東京 11 プリンシパル (L) 芝2000 14119.045** 牡3 56.0 三浦皇成藤岡健一 492
(-2)
1.59.9 0.634.6バジオウ
21/04/25 阪神 5 3歳未勝利 芝2000 157121.711** 牡3 56.0 藤岡佑介藤岡健一 494
(-8)
2.00.3 -1.434.8グラヴィテ
20/12/27 阪神 4 2歳未勝利 芝2000 16122.612** 牡2 55.0 藤岡佑介藤岡健一 502
(0)
2.01.6 0.235.5ハッピーオーサム
20/12/06 中山 5 2歳新馬 芝2000 167142.912** 牡2 54☆ 斎藤新藤岡健一 502
(--)
2.05.3 0.435.6④④アオイショー

ジャックドールの関連ニュース

横山和生(31)=美・フリー=騎乗で2番人気のべラジオオペラが2番手から押し切ってGⅠ初制覇。4年連続でGⅠ未勝利馬が大阪杯を制した。管理する上村洋行調教師(50)=栗=は開業6年目でGⅠ初勝利。2着に3番人気ローシャムパーク、3着に11番人気ルージュエヴァイユが入った。1番人気のタスティエーラは11着に敗れた。



人馬一体となった走りにスタンドが揺れた。日本ダービー4着以来のGⅠ挑戦だったべラジオオペラが念願のビッグタイトルをゲット。横山和騎手はファンの声援に応えながら検量室前に戻ると、「よっしゃー!」と喜びを爆発させた。

「この馬と重賞は取れたけど、ダービーの悔しさをずっと忘れられなくて、今回は絶対勝ちたいなと思っていました。最高にうれしいです」

近走は中団で脚をためてしまいを生かすスタイルだったが、「馬場の様子を見ながら、すごく操縦性のいい馬なので、今回は思い切って先行策を取りました」。発馬をポンと決めて2番手で運んだ。直線に向くと、早めに先頭に立って押し切り態勢へ。外からローシャムパークに迫られたが、根性を見せて真っ先に栄光のゴールに飛び込んだ。

園田競馬の馬主だった林田祥来オーナーが「中央競馬でいい馬がほしい」と上村調教師に打診。師が千葉サラブレッドセールで見定めて、購入してもらったのがベラジオオペラだ。「見栄えするタイプではなかったが、いい意味でロードカナロア産駒らしくない奥がありそうな雰囲気」と当時を振り返った。師の見立て通りにデビューから3連勝でスプリングSを制覇。日本ダービーではタイム差なしの4着と涙をのんだが、着実に力をつけてリベンジを果たした。騎手時代に2008年のスプリンターズSスリープレスナイトで制したトレーナーは、開業6年目でGⅠ初勝利。「率直にうれしいです。間隔が詰まっている中でこのレースに向けて悔いのないように仕上げました。この馬で何とかGⅠをと思っていた。良かった」と笑みを浮かべた。

今後は未定だが、鞍上が「まだ緩さも残るというのが先生との共通認識。ここから先どんな成長を見せてくれるか楽しみで仕方ないですし、(GⅠを)2つ、3つと勝っていきたい」と意気込めば、師は「一線級の馬と戦うことになっても負けないように馬作りをしていきたいです」と力を込めた。

これだけのパフォーマンスをしながらまだまだ良化の余地を残すべラジオオペラ。さらなる進化を遂げて、ターフで凱歌を響かせ続ける。(増本隆一朗)

ベラジオオペラ 父ロードカナロア、母エアルーティーン、母の父ハービンジャー。鹿毛の牡4歳。栗東・上村洋行厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は林田祥来氏。戦績8戦5勝。獲得賞金3億9007万8000円。重賞は2023年GⅡフジテレビ賞スプリングS、GⅢチャレンジCに次いで3勝目。大阪杯は横山和生騎手、上村洋行調教師ともに初勝利。馬名は「冠名+歌劇」。

★アラカルト

横山和生騎手 2回目の騎乗で初勝利。JRA・GⅠは2022年宝塚記念タイトルホルダー)以来で通算3勝目。重賞は23年のチャレンジCベラジオオペラ)以来、通算15勝目。31歳9日での大阪杯制覇は北村友騎手の32歳5カ月29日を抜いて最年少。

上村洋行調教師 初出走で勝利。JRA・GⅠは10頭目の出走で初勝利。重賞は東海Sウィリアムバローズ)に続く、今年2勝目。通算5勝目。

ロードカナロア産駒 3頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠは23年エリザベス女王杯ブレイディヴェーグ)以来で、通算16勝目。重賞は根岸Sエンペラーワケア)に続く、今年2勝目。通算69勝目。

◆馬主・林田祥来氏 初出走で勝利。JRA・GⅠは3頭目の出走で初勝利。重賞は通算3勝目。

◆生産・社台ファーム 今年出走の3頭を含む11頭目で初勝利。JRA・GⅠは23年朝日杯FSジャンタルマンタル)以来、今年初勝利で通算100勝目(他にJ・GⅠを3勝)。重賞は金鯱賞プログノーシス)に続く、今年7勝目。通算548勝目。

◆単勝2番人気の勝利 23年ジャックドールに続く、2年連続3回目。

◆馬番⑪の勝利 同レースでは初。

◆関西馬の勝利 17年キタサンブラックから8年連続8回目。

◆4歳馬の勝利 21年レイパパレ以来、3年ぶり3回目。

◆牡馬の勝利 22年ポタジェ以降、3年連続6回目。

★入場&売り上げ

大阪杯の入場者数は2万8497人で前年度比110・9%。売り上げは165億9960万7900円で同89・7%だった。

◆表彰式のプレゼンターを務めた2024年JRA年間プロモーションキャラクターの長澤まさみ「芝を懸命に駆け抜けたベラジオオペラの力強さ、美しさに心を打たれました。目の前で繰り広げられる迫力あるレースに感動するとともに、トークショーでは横山和生騎手、そして多くのお客様とレースを振り返りながら素敵な時間を過ごすことができ、良い思い出となりました。引き続き、春のGⅠシーズンを盛り上げられるよう、私も頑張ってまいります」

【大阪杯2024】逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める アノ馬の奇策に期待!?バビット除外でどの馬が逃げるのか? 2024年3月30日() 17:00

大阪杯は阪神芝2000mで施行されるG1。2017年のG1昇格後、8回目の開催を迎える。

例年どおり中距離路線のトップクラスはドバイと散り散りになり、確たる軸馬を見定めにくい組み合わせとなった。

実力伯仲のなか、4年ぶりにBコース初週での開催となるため、進路取りは着順に少なからず影響を与えそう。G1昇格後7年のデータを使用し、勝ち馬を見極めたい。

逃げた馬の成績は【2-0-1-4】。馬券内へ走った馬の内訳は、2020年1番人気3着ダノンキングリー、2021年4番人気1着レイパパレ、2023年2番人気1着ジャックドール

2020年は逃げ馬のいない組み合わせだった。ダノンキングリーは後にも先にもハナを切っていないが、Bコース初週の馬場とメンバー構成を考えると、決して悪手とは言えないはずだ。

誤算だったのは、終始番手につけたジナンボーのプレスを受ける形となり、道中上手く息を入れられなかったことだろう。今年も明確な逃げ馬がいないため、「思い切った逃げ」を打ちそうな馬には注意を払いたい。

レイパパレの年は唯一道悪での開催だった。前年の3冠馬コントレイルは1番人気3着に終わり、伏兵モズベッロに先着を許した点からも、馬場への適性がモノを言ったとわかる。ジャックドールの昨年は、前後半の1000m58秒9-58秒5。後続に脚を使わせながら、自身も残る絶妙なペースコントロールは、武豊騎手の面目躍如といったところか。

対象期間中の脚質別成績も確認したい。

▼脚質別成績
逃げ 28.6% 28.6% 42.9%
先行 14.3% 33.3% 38.1%
中団 2.2%  8.9%  17.8%
後方 0.0%  0.0%  0.0%
捲り 25.0% 25.0% 50.0%

直線の短い内回りコースらしく、前有利の傾向を見てとれる。また、今年と同じBコース初週の開催だった2017年~2020年、大阪杯週の阪神芝1800~2000mでは、馬券内に好走した半数以上が初角5番手を通過していた(39頭中25頭)。やはり前に位置を取る利点は大きい。

阪神芝2000mのスタートは、スタンド前の直線入り口付近。発走後すぐに急坂を上るため、前半のペースは上がりづらく、向こう正面までは淡々とした流れになりやすい。

3コーナー手前から直線半ばまで続く下りが始まり、残り4ハロンから勾配がきつくなる。この地点からラップが加速し、ゴールまで長く脚を使う形になる。道悪開催の2021年を除く、ハロン毎の平均ラップは以下のようになる。

▼良馬場開催・平均ラップ
12.6-11.1-12.3-12.2-11.9-12.1-11.6-11.4-11.5-12.1

下りが急になるラスト800mからペースが上がっており、どの年も残り4ハロン~2ハロンの地点では、例外なく11秒台のラップが踏まれていた。後半の持久ラップへの耐性も求められる。

さて、今年は徹底ハナ型のバビットが除外され、この記事の主役になるはずの逃げ馬がいない。押し出されるようにハナに立った馬が緩やかな流れを作り、例年よりも速い上がり勝負になるのか。それとも2020年ダノンキングリーのように、奇策で沸かせる馬がいるのか。レースの型としては、後者に面白みを感じるが……。

ステラヴェローチェ。行こうと思えば行ける並びだし、ハナまであるのではないか。前走の大阪城Sは抑えられながら3番手、1000m通過58秒9で入りつつ、後半4ハロンのラップは12.0-11.4-11.5-11.9。大きくラップを落とさず、約2年ヵ月5カ月ぶりに勝利を挙げた。

5枠9番から控えるとラチ沿いを取りにくいだろうし、スタートが決まればと思う。前走は1800mでも少しかかっていたため、逃げるならそれなりに速いラップを踏んでいきそう。馬券は◎の単複。ワイドをローシャムパークタスティエーラへ。

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【大阪杯2024】血統アナリシス 異彩を放つディープインパクト、スピード持続に長けたSeattle Slewなどの血脈も有力 2024年3月30日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は大阪杯2024・血統予想をお届けします!


G1に昇格した2017年以降、種牡馬として異彩を放つのがディープインパクト。同種牡馬の産駒は2017~22年まで少なからず1頭以上が3着以内に好走し、2022年には8番人気ポタジェと3番人気レイパパレでワンツー決着を果たしている。なお、G2産経大阪杯として施行された2014~16年にも、2014年キズナ、2015年ラキシス、2016年アンビシャスと同種牡馬の産駒が3連覇を飾っていた。今後もディープインパクト系として後継種牡馬等の動向を注視すべきだろう。

ほか、総じてスピードの持続力を問われる傾向にあり、スパッと切れる脚はないけれども淡々と同じペースを刻み続けられるアメリカンなタイプが狙い目。代表的な血脈としてSeattle SlewやUnbridled's Songを評価しやすく、2018年1着スワーヴリチャード、2023年1着ジャックドールなど、後者を母の父に配された馬は【2.0.1.1】と優秀な成績を残している。

プラダリアは、父ディープインパクト×母シャッセロール(母の父クロフネ)。同産駒が抜群の相性を誇るだけでなく、同じ母の父となる馬も17年2着ステファノス、20年2着クロノジェネシス、21年1着&22年2着レイパパレと存在感を示す。なお、「父ディープインパクト×母の父Deputy Minister系」の組み合わせには、前述のステファノスレイパパレほか、22年1着ポタジェも挙げられるため、注目必至の血統構成といえるだろう。

ソールオリエンスは、父キタサンブラック×母スキア(母の父Motivator)。父は大阪杯がG1昇格した2017年の勝ち馬で、その父にあたるブラックタイドは好相性を示すディープインパクトの全兄でもある。半兄ヴァンドギャルドは4歳時に躍進を遂げた遅咲きだったが、「Motivator×Quest for Fame」という母の血統構成からも成長力はじゅうぶん。右回りの芝2000mは、京成杯皐月賞を勝ち、2戦2勝と底を見せていない点でも魅力的だ。

ハーパーは、父ハーツクライ×母セレスタ(母の父Jump Start)。同産駒で母の父にSeattle Slew系種牡馬を配された馬は、ドウデュースなど多くの重賞好走馬が挙げられる。また、母系にSeattle Slewの血を引く観点では、18年スワーヴリチャード、19年アルアイン、20年ラッキーライラックなどの大阪杯勝ち馬も引き合いに出しやすく、とくにスワーヴリチャードハーツクライやSummertime Promiseの血脈が共通することでも意識しやすい。


【血統予想からの注目馬】
プラダリア ⑩ソールオリエンス ⑦ハーパー

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【大阪杯2024】直撃取材!プロ予想家最速予想 「シムーン」「山口吉野」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る! 2024年3月28日(木) 11:00


毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第60回は大阪杯について山口吉野プロ・シムーンプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。



山口吉野―数字が証明する驚異の◎精度!レースV回顧を軸に展開する総合予想


パトロールビデオのレース回顧により、着順や着差から判断できない、競走馬一頭ごとの能力や適性を徹底分析。安定した回収率を計上する山口吉野プロに大阪杯の予想をお聞きしました。

大阪杯の予想のポイントはどのあたりでしょうか。

Bコース替わり1週目の内回りかつ多頭数なので、内有利・外不利の展開になる可能性が高い点です。

―阪神芝2000mは残り4ハロンから流れが速くなるため、その点への対応力も重要かなと思うのですがいかがでしょうか。

強い馬は基本的に速い流れについていけるので、超スローしか経験していないなどの極端なケースでなければ細かく考える必要はないと考えています。ただ、ラップが速い部分で内にいると有利なり、外にいると不利になりますから、枠順は重要だと思いますよ。

―なるほど。過去のラップ傾向と照らし合わせると、ソールオリエンスローシャムパークなど、有力馬は不安なのかと思っていました。

前提として、組み合わせや枠順次第で展開が変わりますよね。例えば、昨年は切れ勝負にしたくないジャックドールが逃げて流れを作りましたが、出遅れて逃げられなければ違うラップになっていたはずです。

―そのとおりだと思います。

ですから、レースのラップを事前に決めつけるのは危険ですし、当然確定していないラップに対して事前に適性を判断することもできません。馬場や枠順が確定していない段階で考えるべきことは「右回りの内回り適性」「急坂適性」「2000m適性」です。

―ある特定の馬の適性を見定める際に、どこを見るのでしょうか。

レースを見てある程度判断できるのは、「コーナー加速が得意なら内回り向き、苦手なら直線が長いコース向き」という点に加え、モタレ癖と右・左回り適性の関係ですね。例えば、右回りでコーナー内にモタレて加速できていないので、左回りのほうが合うかもしれないなどです。

―レースを見ても判断できない適性はどの部分でしょう。

坂や馬場適性ですね。これはレースごとのパフォーマンスで判断します。

―距離適性はどうでしょうか。

「かかったり、手応えほど伸びない」場合は距離が長いかもしれないと考え、「上がり3Fはあまり速くないけど最後の1Fは他馬より伸びている」という場合は距離が延びたほうがいいかもしれないと判断しています。そのほか、騎手や陣営のコメントでも適性に言及していることがあり、常に正しいわけではありませんが判断の材料にしています。

―大変勉強になります。前段が長くなりましたが、出走馬についてお聞きします。まず、ソールオリエンスの力を発揮しやすい条件についてお願いします。

出遅れやすく、コーナー加速が苦手で不器用な馬ですよね。ばらける展開や上がりが掛かる状況向きなので、少頭数で広いコースのハイペースが理想です。

―年上馬と走った有馬記念は6着、中山記念は4着でした。この2レースをどう総括しているでしょうか。

有馬記念は中山の多頭数内枠でごちゃつく状況が合いませんでした。中山記念は開幕週の内有利馬場を、4角5頭分外を通って相当ロスが生じたのが敗因で、枠なりに内を運んでいれば勝てた可能性があると考えています。

―同世代のベラジオオペラは、前走京都記念プラダリアの2着でした。着順どおりプラダリアが上という評価でしょうか。

京都記念は2200m適性の差でプラダリアが勝った印象です。2000mで時計や上がりが速い状況になればベラジオオペラのほうが適性は高く、逆転可能だと思います。

―これは注目ですね。近走不利で力を発揮できず、スムーズなら巻き返しを期待できる馬がいればお願いします。

タスティエーラは、2走前の菊花賞が休み明けの3000mという状況で力を出し切れず、前走の有馬記念は直線挟まれる不利があり不完全燃焼でした。上がりが速い状況向きではないので、ダービーも条件が合っていたわけではありません。上がりが速過ぎない状況でスムーズに運べれば、これまでより高いパフォーマンスが見込めます。

―こうお聞きすると、よく4歳世代は弱いなどと耳にしますが、杞憂のような気がしてきますね。別世代からローシャムパークの強みと、香港C8着からの巻き返しの可能性をお願いします。

強みは道悪を苦にせず、急坂や上がりが掛かる状況が得意なところですね。香港Cは本調子になかったので力負けではなく、立て直されて体調が良化すれば巻き返しが可能です。

―前走大阪城Sを勝ったステラヴェローチェに期待しているのですが、いかがでしょうか。

前走は能力上位の組み合わせでしたし、折り合いに課題があるので内枠で壁を作れる形も良かったですよね。本質的には1800mより2000mのほうが合うと思いますが、距離延長ローテで折り合いがポイントになります。緩い流れや外枠だと自滅のリスクが高まりますが、内枠やハイペースなどで折り合えれば前走以上のパフォーマンスが見込め、力を出せれば今回の相手でも通用しますよ。

―最後に、触れてきた以外の注目馬がいればお願いします。

除外対象ですが、まったく底を見せておらずここに入っても能力上位の可能性が高いロードデルレイです。


取材後記:適性の見方などとても参考になりますね。最終的にどのような結論に至るのか楽しみですね。


シムーンー元馬乗りの感性が創る芸術予想


育成牧場業務に3年ほど身を投じた異色の経験を活かし、馬の性格や適性、騎手の騎乗技術を的確に分析。鋭い感性とレース映像の徹底検証により、劇的な変わり身が見込める馬を狙い当てるシムーンプロに大阪杯についてお聞きしました。

―先週の高松宮記念に続き「難しいな」と思いますが、予想のポイントはどのあたりでしょう。

大阪杯は古馬王道路線のG1ですけど、ドバイと開催時期が近いこともあり、例年有力馬が国内・海外に分散しますよね。その点で格下馬にもチャンスがあるイメージです。今年は特にドバイと同週開催となり、有力騎手も遠征しているため、より多くの馬に台頭の可能性があると思っています。

―一筋縄ではいかなそうですね。お話にあった格下馬、あるいは穴っぽいところから期待できそうな馬がいればお願いします。

ステラヴェローチェですかね。

―前走の大阪城Sは約2年5カ月ぶりの勝利でした。

好位のインに収まって理想的な競馬ができたとはいえ、トップハンデでよく復活したなと感心しました。元々が実力馬で今回の相手でもヒケは取らないと思いますし、内枠でも引いて同じような競馬ができれば楽しみはありますね。

―頼もしいお言葉です。なんとか内枠を引いてほしいですね。もう1頭、ジオグリフも前走の中山記念では約1年10カ月ぶりの馬券内好走でした。どう評価されていますか。

中山記念は器用に立ち回って好走しましたよね。強いて言えば、1コーナーで勝ち馬に前に入られて少し引いたのが痛かったかなというところです。ダートも使われたりしていますが、芝のほうが良いでしょうね。

ジオグリフはどのような条件なら好走できそうでしょうか。

母系から芝適性、父からパワーを受け継ぎ、タフな馬場に強い印象をもっています。前走もやや重馬場で問題なく走っており、洋芝の札幌2歳Sや荒れ馬場の皐月賞を勝ちましたからね。今回も馬場次第で浮上の余地があると思います。

―天気や馬場状態にも注意したいです。人気サイドからもお聞きします。タスティエーラは距離問わず堅実な印象ですが、ベストの距離をどのあたりをお考えですか。

距離的には融通が効くタイプですが、2000~2500mの中長距離が特に合う感じです。

―ありがとうございます。前走、古馬初対決の有馬記念は6着でした。このレースをどう総括しているでしょうか。

道中は馬群で問題なく走れていましたが、直線は「さあ、ここから伸びようか」という部分で前をカットされ一旦後退してしまいましたよね。それでも、立て直して最後伸びてきた点は評価しています。古馬になっても活躍できるだろうなと思いましたね。

有馬記念の1~5着馬がいないとなれば、なおさら楽しみです。前走、京都記念1着プラダリアと2着ベラジオオペラは再戦となりますが、条件替わりで逆転の可能性はありますかね。

個人的にはベラジオオペラの逆転も十分あると考えています。京都記念プラダリアを目標に進めて、直線も差し切りそうな勢いで来ましたが、最後は競り負けました。そのあたりは微妙に距離が長かったのかなと。父ロードカナロアという血統からも、1ハロン短縮はプラスに出るはずです。馬券は、プラダリアよりベラジオオペラを上にみた構成にしたいですね。

―前走の敗因は距離ですか。これまでの話もふまえ、軸として考えている馬をお願いします。

まずはタスティエーラベラジオオペラかというところですが、混戦だと思うので全馬フラットに考えたいですね。

―全馬フラットですか。最終結論が非常に楽しみです。最後に、これまで挙げていただいた以外で注目馬がいればお願いします。

ソールオリエンスですかね。前走の中山記念は前につけて内を回った3頭で決まる流れのなか、大外を追い上げて4着でした。1800mは忙しかった印象で、距離が延びるのはプラスです。実際2000mは2戦2勝で、衝撃的な勝ち方をした皐月賞以来となります。好勝負可能と見ていますよ。


取材後記:多くの馬にチャンスがある組み合わせのなか、最終的にどの馬に印が回るのでしょうか。混戦のレースは面白いですね。


以上、プロ予想家2名の大阪杯の見解と注目馬を紹介しました。お二方の競走馬1頭ごとへの見解は概ね一致しているように感じられますが、枠順や馬場状態次第で評価は変動しそうですね。今週も最後まで頭を抱えそうです。

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【大阪杯2024】豚ミンCの爆穴はコレ! 人気馬と能力に大差なし!? 枠順次第で期待できる2頭を発表 2024年3月27日(水) 17:00


競馬予想SNSウマニティが誇る『プロ予想MAX』でトップに君臨する豚ミンCプロが週末重賞の爆穴候補を推奨します! 今週の大阪杯にもぜひご注目ください。それでは早速、豚ミンCプロから届いた先週の振り返りと今週の見解を確認しましょう。


毎日杯の振り返り + 高松宮記念を少々】
新馬、シンザン記念を連勝したノーブルロジャーと、新馬を楽に勝ったニュージーズの2頭に人気が集まりましたが、勝ったのは同じく連勝中の5番人気メイショウタバルでした。私は新馬の内容から距離短縮、もしくは母系からダートで待っていた馬で、2戦目は距離短縮の1800mなので注目していました。ただ、角田大Jがちょっと足を引っ張ってしまいましてね……。例のスマホ事件で、「馬の質が下がったから女性騎手たちの成績も下がってきた(特に今村Jなど)」と書かれているのを見ましたが、何度も触れてきているように女性騎手たちの成績に関してその事件はまったく関係ありません。しかし、この角田大Jに関しては何かそれ以降いまいちになってしまって……。で、メイショウタバルは3戦目に浜中Jへ替わり2000mでも勝ったものの、やはり折り合いには苦労していたので、本質は1800m以下かなという思いでいました。そんな中、1800mのつばき賞をしっかり勝ち、スプリングSを回避し毎日杯に出ることになりましたが、前回のコラムで書いた「逃げる馬は買い目に入れておきたい」にピッタリ合う馬でした(つばき賞で逃げていければたぶん無印でした)。今回乗り替わった坂井Jは、行ける馬であれば積極的に行ってくれる騎手でもあるため、陣営の采配は完全にプラスで、思惑通りの逃げ切りとなりました。結果を見れば6馬身差の圧勝でしたが、正直馬場の恩恵は少なからずあったはずです。そのことを頭に入れて、おそらく出てくるであろう本番の皐月賞を考えなければいけません。ただ、最近は皐月賞も馬場が悪化しますからね。もしかしたらまた頑張ってくれるかもしれないので、ちょっと楽しみではあります。自分の形であれば2000mも大丈夫そうですし。

1番人気で2着だったノーブルロジャーは、前走のシンザン記念とは違ったレースっぷり。今回は前半折り合いがギリギリだったので、距離もなんとか大丈夫かな? というこの馬にとって、ちょっと厳しくなってしまったかなという感じです。それでも崩れず2着を確保したわけですから、馬場も向かなかったとすればそこまで評価を下げることはないと思います。2番人気のニュージーズは結果だけ見ればまったく走らずの8着。ただ、直線では一瞬脚を使いそうなところで接触してしまいました。その後鞍上も無理をせず、ニュージーズノーブルロジャー同様馬場が響いた可能性はあるので、私の中ではそこまで評価は下がらないとの感触です。

注目馬に挙げた2頭、まずルシフェルは少し出遅れたものの、そのあとのリカバリーはさすがだったので、あの立ち回りならもう少し頑張ってほしかったというところ。良馬場とさらなる距離延長でまた注目したいですね。スマートワイスは終始中途半端な競馬になってしまいました。これなら後ろで静かに負けると思っていたのですが、地味にずっと顔を出しているんですよね。結果なんだかんだで4着争いにいたので、これなら次走はまた重賞でもメリハリあるレースができれば面白いかもしれませんね。人気がなければ楽しみです。

これでひとまず皐月賞の前哨戦は終わり。今のところ出走予定のメンバーを見ても人気は割れそうですね……。まぁ私は元々G1だからと言って力を入れて予想するわけではないですが、今のところいつもどおり当たる気はしていませんね(笑)。最終的な予想は好みの問題となりそうです。


続いて高松宮記念の振り返りを少々。当日の馬場は圧倒的に内をロスなく乗った馬が有利になってしまいました。勝ち馬マッドクールはそれをもろに活かした競馬。この日で考えられる1番の騎乗だったので、体調がよほど悪くない限りは、「まぁ勝ちますよね」というところでした。私は元々マッドクールは無印でまったく買う予定がなかったのですが、急遽本命に切り替えました(^_^;)。2着のナムラクレアも内をうまく乗っての好走で馬場を味方にできました。3着のビクターザウィナーも同じで、直線外に出さないほうがよかったと思う人もいそうですが、今回はいかに道中内をロスなく乗るかが重要だったので、直線はどこを通っても大差はなかったんですよね。勝ち馬の進路を開けてしまったことに関して失敗だったと思いますが。実際5着だったロータスランドも道中ロスなく乗り、直線では1番馬場の悪そうなところを走りながら、伸びてきましたしね。というように、直線内を突くことではなく、道中内をロスなく運べるかが結果を左右しました。そこまで気付けなかった方は、もう少し勉強が必要かもしれませんね。そして惜しかったのが、注目していたウインカーネリアン。三浦Jの気持ちに応えて頑張ってくれましたね。あの内容だったら、内枠なら馬券になっていてもおかしくありませんでした。運がなかったとしか言えません。

1番人気で10着だったルガルは、前走のシルクロードSの時に書きましたが、あまり強いとは思えない馬。今回は道悪適性と枠と鞍上で上位もありそうと思ったので、こちらも急遽印上位に上げたのですが、1頭分外を回ることになったのも響いてしまいましたかね。それでも負けすぎなので、上記「あまり強いと思えない馬」というのは合っているか? ……なかなか判断が難しくなってしまいました。そのほか多くの馬は今回の超特殊な馬場では参考外と言っていいはず。秋のスプリンターズSはまた難しいことになりそうですね。


大阪杯の見解】
過去のレースを振り返ると、基本的には距離ロスなく乗ってくる馬が有利な傾向にありますよね。ここ5年の勝ち馬を挙げてみても、去年のジャックドールは逃げ切り、一昨年のポタジェも比較的ロスがなく、2021年レイパパレは逃げ切り、2020年ラッキーライラックは内をロスなく、2019年アルアインも内をロスなくと、傾向が顕著に出ています。さらに今週からBコースへ替わるため、今年は特にその傾向が強まるかもしれません。となると、枠順はかなり重要になりそうで、外枠に入ったとしても、「ロスなく」を意識してくれる騎手には注目したいですね。

ではさっそく上位人気になるであろう馬から、少し見ていきたいと思います。まずは去年のダービー馬タスティエーラ。とにかく堅実な馬ですよね。前走の有馬記念では初めて掲示板を外しましたが、あれは直線で狭くなってしまったのがすべて。その後盛り返して伸びてきたのを見ても、あそこがスムーズなら馬券圏内でもおかしくない内容だったので、メンバーレベルが落ちる今回はスムーズな競馬なら勝ち負けしてもいい馬のはずです。世間では4歳世代のレベルが疑われていますが、有馬記念の内容からこの馬に関してはレベルが低いとは言えないので、見返してほしいですね。

2頭目はローシャムパーク。前走の香港Cは少々出遅れ、3角からも外々を回る形になり、かなり厳しくなってしまいました。それでも最後まで頑張っていて大きくは負けていないので、個人的には力があるところは見せてくれたと思っています。今回の阪神2000mという舞台は、合うイメージしかないので好走を期待していますが、G1で外々を回って勝てるかというとちょっと疑問が付く馬。内枠なら買い目には入れたいですが、外枠に入った時はちょっと考えたいと思います。3頭目はベラジオオペラ京都記念の振り返りの時にも記したと記憶していますが、前走の距離ではちょっと長いかなという印象でした。ダービーでの4着は内枠をフルに活かした立ち回りと、今の時代あの時期は距離適性がなんとかなる(おそらく高速馬場の影響もあって)のが影響しての好走なので、距離は大丈夫と判断できないレース。前走を見ても、ちょっと前半ハミを噛むところもありますし、これまでのレースを見ても2000m以下のほうがいいようなレースぶりなので、今回の2000mへの短縮は確実にプラスになるはずです。G1でどこまで出来るか注目ですね。最後にソールオリエンス。前走の中山記念は、前に行ってロスなく乗った馬が圧倒的に有利な馬場になってしまいましたからね。そんな中この馬は3角から外を回っての4着。力があるところは見せてくれました。差し脚が上位なのは間違いないので、あとはこの馬は前走みたいなことにならなければ、でしょうか。

まぁ上位人気はこんな感じでしょうが、ほかのメンバーを見ても馬券になってもおかしくない馬は多数いるメンバー構成。上位人気の馬たちも力が抜けているわけではないので、多少荒れるのも期待したいレースですね。


以上、先週の振り返りとレース見解でした。ルシフェルスマートワイスともに今後適鞍への出走を待ちたいですね。さて、大阪杯も難しい。どうも今年は難しい重賞が多いような。爆穴馬に指名されるのはどの馬でしょう。


※以下、注目馬は出走確定前に選定している為、当日上位人気になる可能性、出走取り消しの可能性がございます。又、枠が確定してから見直す場合もある為、注目馬に挙げていない人気薄をプロ予想MAXで本命にする可能性もございます。


■注目馬①エピファニー
前走の小倉記念では初騎乗の杉原Jがしっかり折り合いをつけ、うまく勝利に導いてくれました。2走前の中山金杯は鞍上がうまく乗れず、3走前のチャレンジCは終始外々を回りながら、今回多少人気するであろうベラジオオペラとは0.2秒差。それらからも、そこまで力差があるとは思えない一頭。元々ポテンシャルが高い馬ですし、内枠に入ってうまく立ち回ってくれば決して通用しない馬ではないはずです。

■注目馬②プラダリア
まず初めに、多少人気になるとは思いますのですみません。この馬は「直線の短いコースが合うのでは」とさんざん書いてきましたが、あまりそういう条件を使っていないんですよね。力がないわけではないので、前走みたいに鞍上がうまく立ち回ってくれれば勝つことも出来るわけですが、本来の力をフルに発揮するには今回の舞台はいいと思っていました。ただ、この馬も外々を回って勝てるとは思えないので、内枠必須かなと思います。池添Jもこの馬で内枠に入った時はかなりうまく乗ってくれますしね!


以上、豚ミンCプロの注目馬とコメントをお届けしました。今週はエピファニープラダリア2頭の推奨でした。両馬とも枠運に恵まれてほしいものです。それでは、また来週お会いしましょう。

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【大阪杯2024】のら~り勝ち馬予想の金言録「大阪杯は以降名を馳せる馬を狙え」 2024年3月26日(火) 15:00


卵が先か鶏が先か? という話があるが、それと良く似た話で「呼吸」は“吸う”のと“吐く”のとどちらが先か……という話。ついでに言うと人が死ぬ時、呼吸はどっちで終わるか? という話。ぶっちゃけ、どっちでも良いのだが何とはなしに気になる(笑)。

「呼吸」という単語を漢字にわけると「呼」と「吸」に分かれる。そして「吸」は「吸う」ので、「呼」は吐くほうで、呼吸とは「吐いてから吸うもの」と考えることもできるが、ならばラジオ体操の「深呼吸」はなぜ4拍“吸った”後4拍“吐く”のだろう。考えると訳がわからなくなる(笑)。

ヒトが生まれる時、どのようなメカニズムで呼吸が始まるのか調べたところ、ヒトの胎児の肺はそもそも“肺水”で満たされており、28週目くらいからこの肺水を出し入れして呼吸の練習が始まるのだそうだ。そして、生まれてくる時に産道通過後、胸郭の圧迫がなくなることや、寒冷刺激で呼吸中枢が刺激され、肺に空気が流入し、以降呼吸が始まる。つまり肺に空気が入ってくるのが最初で、生物学的に呼吸は「吸う」のが最初ということになる。ならば何故、呼吸は「吸呼」でなく「呼吸」というのだろう……(笑)。残念ながらそれについて述べた論文も独り言も見当たらなかったが、深呼吸に慣れ親しんだ私としてはやはり呼吸は「吸う」のが先で「吐く」のが後派だ。さらに呼吸が「吸って」「吐いて」のセットなら、人生最後に吸って終わるのは中途半端なので“吐いて”旅立とうと思う(笑)。

さて、後先談義のネタとなったのは呼吸だが、後先が気になると言えば競馬だ。特に今週日曜の阪神競馬場メイン競走、大阪杯は“後か先か”が気になるG1レースで、コレに答えを与えることで勝馬予想のヒントになるとあれば、もうその金言を言うしかあるまい。紹介しよう。

曰く「大阪杯は以降名を馳せる馬を狙え」。

中央競馬のG1には2種類あり、「強い馬が強い勝ち方をする」G1と「発展途上の馬が以降君臨するきっかけとなる」G1が存在する。大阪杯はどちらかというと後者の色が濃く、たとえば2018年優勝のスワーヴリチャードや2022年のポタジェ、昨年のジャックドールもここがG1初制覇。ポタジェはその後君臨はしていないが(笑)、いずれにしてもここで漸くG1馬の仲間入りを果たす馬は多く、今回もそんな結果になるのではないかと私は見ている。

ローシャムパークは無冠だが昨秋オールカマーを勝った。破った相手はG1・3勝のタイトルホルダーでつけた着差は1馬身1/4差の完勝。いよいよ戴冠となっても何ら不思議はない。

幼い頃から忘れっぽいことで有名だった私。その私でさえ呼吸だけは忘れずにし続けているという事実に改めて感心した(笑)。人間、本当に必要なことは忘れないならば、これまで忘れて失敗したことは、もしかしたら“そもそも必要なかった”ことなのかもしれない……。などと考え、面倒なことは全部忘れてしまおうとする私がここにいる(笑)。

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ジャックドールの関連コラム

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注目された天皇賞(秋)イクイノックスが圧勝。ジャックドールのハイペース逃げにも動じることなく、スッと手応え良く3番手につけ、直線は悠々と抜け出すだけ。ゲートで遅れた後方待機組が2~3着に突っ込んできたのをみても展開は厳しかったが、ただ一頭レベルが違った。これで昨年の天皇賞(秋)から、海外を含めてG1・5連勝。まさに向かうところ敵なし。

もっとも、2着以下も注目馬多数。2着ジャスティンパレスはスピード競馬にも対応。展開が向いたにしても中身の濃い競馬だった。距離が延びるジャパンカップではさらに差が詰まる可能性もある。

3着プログノーシスは位置取りこそハマったが少し仕掛けが早かった。タイプ的にはマイルCSで見たいが、連戦で使えるタイプの厩舎ではないだけにどうだろうか。距離は2000mが限界か。逆に有馬記念あたりも良さそうだが、そうなると騎手を選ぶことにもなる。現実的ではないか。

5着ガイアフォースも強気に攻めていって能力を証明した。こちらはマイルCSなら有力。京都外回りは合う。

惨敗組の中ではドウデュース。良くも悪くもマッチョになってきており、3歳時のような溜めて鋭く伸びるタイプではなくなっている。ジャパンカップで期待したいところだが、今回の内容を見る限り、仮に武豊騎手に手綱が戻ってもどうかなというのが正直なところ。有馬記念、あるいはマイルで再び見たい気もする。

ジャックドールはレースを盛り上げる逃げを打ったが、一度でいいから外国人騎手で見てみたい。香港カップなら有力では。

ちなみにルメール騎手は今年の秋開催の東京芝で12勝。複勝率は73%と、いい馬に乗っているにしても、それを上回る圧倒ぶりだ。

今の東京芝はルメール騎手のスタイルに極めて合っていることも大きい。乾いて差しが届く「ルメ馬場」が続くならば、人気でも嫌ってはいけないか。

ちなみに秋の東京開催、唯一良馬場ではなかった10/9(月)は、ルメール騎手(0-1-1-3)と不発。雨が降ってタフな馬場になると切れ味をそがれるので、一転して「危ルメ馬場」にになる。ルメール騎手の人気馬を素直に信じるかどうかは、空模様次第ということになる。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はみやこステークスから。

ワールドタキオン斎藤新騎手)

注目はワールドタキオン斎藤新騎手。
前走のエルムSは、好スタートから好位追走、逃げ馬が早々にバテたことで早めに動かされる形で厳しい流れだったが、それでも最後は地力で2着に粘り通す強い内容。出戻り後はずっと好内容を続けており、重賞でも安定して走れそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年10月25日(水) 16:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月29日(日) 東京11R 第168回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)


<前走:宝塚記念 阪神芝2200m(レース映像)> 4ヶ月

イクイノックス(1着 492kg(海外競馬出走))<A>
☆『前走の追い切り
昨年はダービーからの休み明けだったが、今年は宝塚記念からの休み明けで迎える。この中間の追い切りの本数はほぼ同じだが、今年のほうが2週前には長めから速い時計を出している。大目標はジャパンカップになると思うが、ここでも世界チャンピオンとして負けられないデキで出走してくることになりそう。

ジャスティンパレス(3着 492kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
前走の宝塚記念では3着に敗れたものの、春は安定した内容のレースができた。そこからの休み明けで、この中間はこれまでと同じような乗り込み量で順調に調整されている。ただ1週前追い切りの動きを見ると、いつもと比べるとズブい感じが強くやや重め残りの印象を受けた。


<前走:札幌記念 札幌芝2000m(レース映像)> 中9週

プログノーシス(1着 476kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
この中間も坂路で乗り始めて、2週前、1週前とCWを長めからという、これまで同様の調整内容で順調さがうかがえる。川田騎手が騎乗しての1週前追い切りでは、馬なりも迫力のある走りで楽に先着と、前走以上に調子を上げてきている感じあり。

ダノンベルーガ(4着 508kg(海外競馬出走))<B>
☆『前走の追い切り
前走は休み明けで苦手な右回り参戦。追い切りでの動きもあまりよく見えなかった。今年は一度使われていることもあり、1週前追い切りでは強めには追っていたものの直線スッと前に出ると一気に突き放して先着の好内容を披露してきた。昨年の1週前が、古馬1勝クラスを相手に前に出るのにモタモタしていたところがあったことを思うと、叩き2戦目で反応も良く昨年よりも好状態で臨める見込み。

ヒシイグアス(5着 502kg(+16kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックでは緩さがあり、太め残りの馬体だった。この中間、1週前追い切りでは併せ馬の内でモタモタした様子で先着できず、良くなるには時間がかかりそう。

ジャックドール(6着 516kg(+8kg))<B>
☆『前走の追い切り
昨年と同じローテーションで、この中間の調整内容も1週早く乗り出している点以外は内容的にも同等。1週前追い切りの動きを見ると、昨年はのんびりした感じがあったが今年は気合乗りがかなり良く、出来に関しては今年のほうが上か。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中4週

ガイアフォース(5着 490kg(-2kg))<A>
☆『前走の追い切り
春はマイル戦を2回走ってともに差のない競馬だったが、直線での伸び脚とゴール後の余力などを見ると明らかに距離不足。休み明けの前走時に関しては、マイナス体重だったがお腹の辺りに緩さがあり、直線伸びきれなかったのはそのあたりが影響したかもしれない。デビュー前からすべて坂路で時計を出してきた馬だが、この中間は初めてCWで追い切られて3頭併せの外を先着。休み明けを一度使われての上積みに期待がもてる内容だった。

ノースブリッジ(7着 500kg(+12kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時はパドックでかなりイレ込んでいて、その影響はかなりあったはず。毎回パドックでは一番後ろを周回するので気性的な難しさはありそう。近走は休み明けで使われることが多く、これまでは1週前に強めに追っていることが多かったが、今回は馬なりでの調整となっている。前走からの上積みは見込める。

エヒト(11着 466kg(-6kg))<C>
七夕賞から月1ペースで使われてきて、この中間も坂路での調整。1週前に強めに追われマークした時計も、森厩舎の馬でこれくらいならザラというもので、それほど高い評価は与えられない。

アサマノイタズラ(14着 510kg(-8kg))※出走回避予定


<前走:その他のレース出走馬>

ドウデュース京都記念:1着 芝2200m 508kg(海外競馬出走) 8ヶ月半)<B>
☆『前走の追い切り
早い段階でここを復帰初戦の目標と定め調整されてきていて、かなりの乗り込み量。1週前には武豊騎手が騎乗しての追い切りで、一杯に追われて力強い走りで先着。京都記念の時よりも馬体が増えていそうだが、その分パワーが増している印象を受けた。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 5ヶ月半)※出走回避予定

アドマイヤハダル毎日王冠:4着 芝1800m 488kg(-6kg) 中2週)<B>
☆『前走の追い切り
前走の毎日王冠では、ゴール前での追い比べでわずかに及ばなかったが差のない4着と好走。この中間も、1週前に馬なりで先着と引き続き出来は良さそう。ただ前走の内容を見ると、長く良い脚を使うというよりは、一瞬の切れる脚を使うタイプで東京では仕掛けるタイミングがかなり難しい。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスプログノーシスダノンベルーガガイアフォースの4頭をあげておきます。


🏇『過去5年のダイジェスト


◇今回は天皇賞(秋)編でした。
今年で168回となる天皇賞(秋)。記念の『第100回』からしっかり競馬を観るようになって、春秋合わせて68回も天皇賞を観ていることになり、時間が過ぎて行くのは早いものだと感じます。それと同時に、最初にしっかり観たレースということで何か初心に戻る気持ちにもなるレースでもあります。長く競馬を見ていると忘れていく記憶も多くなってきているのも事実ではありますが、最初に観ていた頃の記憶はなかなか消えることはなく、それだけ強烈なものとして脳に刻まれているのかもしれません。今年は11頭と少頭数でのレースになりそうですが、あの時も14頭と少ない頭数で不利な大外枠から先行したスーパークリークが早めに抜け出して後続の追撃を押し切る内容での勝利。
今年も好メンバーが揃いました。脳に刻まれるような、記憶に残るレースになることを期待しています。


天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年10月22日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年10月22日号】特選重賞データ分析編(381)~2023年天皇賞(秋)
閲覧 2,013ビュー コメント 0 ナイス 3



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G1 天皇賞(秋) 2023年10月29日(日) 東京芝2000m


<ピックアップデータ>

【“前年以降の、東京・京都の、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ上がり3ハロンタイム順位が3位以内”となった経験の有無別成績(2018年以降)】
○あり [5-3-4-8](3着内率60.0%)
×なし [0-2-1-48](3着内率5.9%)

 コース適性が高い差し馬に注目したい一戦。東京や京都のビッグレースで出走メンバー中3位以内の上がり3ハロンタイムをマークしつつ上位に食い込んだことのある馬は堅実でした。今年もこの条件をクリアしている馬はそう多くないので、しっかりチェックしておきましょう。

主な「○」該当馬→イクイノックスダノンベルーガ
主な「×」該当馬→エヒトジャックドールヒシイグアスプログノーシス


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が3着以内」だった馬は2018年以降[5-4-4-22](3着内率37.1%)
主な該当馬→イクイノックスプログノーシス

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2023年8月16日(水) 15:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 札幌記念2023 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


8月20日(日) 札幌11R 第59回札幌記念(3歳以上G2・芝2000m


<休み明けでの出走>

シャフリヤールドバイシーマクラシック:5着(海外競馬)5ヶ月)<B>
海外遠征後の休み明けでこの中間は函館での調整。1週前には3頭併せで強めに追われて先着。気難しい面がある馬なので最終追い切りは馬なりでの調整で仕上げたいところで、ダービー馬だが注文がつくところが意外と多い。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

ウインマリリンドバイシーマクラシック:6着(海外競馬)5ヶ月)<C>
昨年は宝塚記念からの参戦で美浦で乗り込まれ移動してきたが、今年は海外遠征後の休み明けで早めに札幌に入厩しての調整。1週前の芝での併せ馬の動きを見ると、まだ走りに重さが残る。
☆『昨年の追い切り
☆『前走の追い切り

ダノンベルーガドバイターフ:3着(海外競馬)5ヶ月)<B>
能力の高い馬ではあるが、右回りに不安があったり距離も長すぎると伸びきれなかったりと1年半勝ち星から遠ざかっているのが現実。この中間は、海外遠征後の休み明けでも、ヒシイグアスと一緒に函館で調整され順調な過程でこれている印象。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

ヒシイグアス大阪杯:7着、486kg(-18kg)4ヶ月半)<B>
前走時は輸送があったにしても、直前の追い切りが軽すぎ。それでいて馬体が大きく減っていたところを見ると、レースでも影響が出ていたかもしれない。そこからの休み明けとなる今回、函館で乗り込まれ順調時同様に1週前は強めに追われて好時計。状態は良さそう。
☆『前走の追い切り

ラーグルフ大阪杯:11着、494kg(-10kg)4ヶ月半)<C>
この中間は函館Wコースでの調整で乗り込まれているが、特に目立つところがなく時計も平凡。
☆『前走の追い切り

マテンロウレオ(天皇賞(春):5着、474kg(-2kg)3ヶ月半)<C>
昨年秋に復帰してから大崩れのない安定した成績。この中間、まず3ヶ月半ぶりの休み明けで乗り込み量が少なすぎる。1週前追い切りにしても、重め感が残る物足りない動きだった。
☆『前走の追い切り

アフリカンゴールド(天皇賞(春):中止、468kg(±0kg)3ヶ月半)<E>
競走中止の天皇賞(春)からの休み明け。毎回少ない本数で出走してくる馬だが、それでも休み明け時にはこれまで速い時計を3本は出していたので、今回特に競走中止明けでこの本数は少なすぎる。
☆『前走の追い切り

プログノーシス(香港クイーンエリザベスⅡ世C:5着、474kg(±0kg)3ヶ月半)<A>
休み休み使われてきている馬で、叩き2戦目よりも休み明けのほうが断然成績が良い。この中間も、香港遠征からの休み明けではあるが栗東で入念に乗り込まれ好時計を連発。函館移動前にほぼ仕上げている状態なので、最終追い切りはこれまで通り馬なりでの調整で良さそう。好仕上がりで出走してくるとみられる。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

トップナイフ日本ダービー:14着、484kg(-4kg)3ヶ月)<D>
この2戦は出遅れて後方からの競馬で見せ場なく終わっている。今回こそ(スタートを決めて)といきたいところだが、強力な先行馬が揃っていて楽な競馬はさせてもらえなそう。出来に関しても、この中間札幌での追い切り1本で併せ馬でも重め残りの併走馬相手に見劣る動きと、不安が残る。
☆『前走の追い切り


<前走:その他のレース出走馬>

ソーヴァリアント鳴尾記念:12着、508kg(-4kg)中10週)<C>
ここ2戦追い切りでは悪くない時計が出ていたが、馬体重の増減が大きくパドックでの状態が物足りなく映った。この中間も変わりなく乗り込まれているが、使い込めないことがマイナスになっているのかも。
☆『前走の追い切り

ジャックドール安田記念:5着、508kg(-4kg)中10週)<A>
昨年は大阪杯からの参戦で、2週前と1週前に強めに追われていたが、今年は間に安田記念を挟んでいるため2週前は馬なりで1週前は強めと多少の違いあり。それでも、函館での調整はほぼ同じ内容で、併せ馬でも先着していて時計も優秀。今年も良い状態で出走できそう。
☆『昨年の追い切り
☆『前走の追い切り』、『前走のジョッキーカメラ

ウインマイティーマーメイドS:2着、490kg(+8kg)中8週)<B>
栗東にいる時はプール調教を多く取り入れている馬だが、前走時はCWでの追い切りが多く馬体の仕上がりが良かった。この中間も、栗東CWで2本追って1週前には札幌ダートで素軽い動きを見せており、前走時の仕上がりの良さをそのまま維持できている感じ。
☆『前走の追い切り

ヤマニンサルバム函館記念:11着、502kg(+2kg)中4週)<D>
デビューから17戦、長期の休みなく使い込まれてきていて、大きな馬だが近走はレース前に本数を乗り込むことがなく息切れしている感じ。
☆『4走前の追い切り
☆『3走前の追い切り

ユニコーンライオン函館記念:12着、522kg(+2kg)中4週)<D>
札幌での成績が良くないところがあり、大型馬の割に力のいる馬場が不向きという部分もあるかとも思うが、調子の良し悪しもある意味ハッキリしている馬。調子の良い時は乗り込み量も多く時計も優秀。近走はこの馬格にしては乗り込み量が少ないことが多く、目立つ時計も出ていない。
☆『前走の追い切り

イズジョーノキセキ(クイーンS:5着、474kg(+2kg)中2週)<C>
休み明けの前走時点、乗り込み量が少なかった。パドックでは気合乗り良く馬体も仕上がっていて、レースでもロスなく追走して直線追い出されたが、伸び脚は平凡だった。この中間も、中2週で軽めの調整時計は平凡で、上積みは期待できなさそう。
☆『前走の追い切り


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、プログノーシスジャックドールの2頭をあげておきます。


☆8月19日(土)18:00☆『あなたが選ぶ!思い出の👑札幌👑記念👑』ランキング発表!!


◇今回は札幌記念編でした。
サマータイムという言葉がありますが、これだけ暑い日が続くと何十年後かには夏の時期だけ昼夜逆転して生活する(仕事は夜勤が中心、お店も夕方開店して早朝に閉店、スポーツやコンサートなども夜間にナイター開催等々......人は昼に寝て夜に活動する)ことになるのではないかと思うくらい、昼間に活動することが大変な時代になってきています。競馬も夏の時期は夜間競馬が開催されて1Rの発走は22時で、メインレースは朝4時なんて時代が来たりするのかも!?
さて、先月札幌競馬場に行く機会がありましたが、件の暑さは本州と変わらず。年々暑い中での開催となっている札幌記念について、過去5年の連対馬の調教内容について見てみると、3年前のノームコア(1週前は美浦で追い切られ最終追いは札幌)以外は、1週前の段階で函館もしくは札幌で追い切られていて、10頭中8頭が強めに追われていました。逆に最終追い切りは7頭が馬なりでの調整となっており、早い段階で北海道に移動して1週前にはほぼ仕上がっている状態というのが重要なポイントと言えそうです。
ちなみに、過去3年に狭めると、1週前に強めに追われていた馬が6頭中5頭、最終追い切りで馬なりだった馬が6頭中6頭となっていました。年々暑さが増してきている状況下では、1週前に万全に仕上がっているくらいでないと、ほかの馬に勝つ前に暑さに負けてしまうということもあるのかもしれません。
最後に、乗り込み豊富で1週前までに一度は強めに追われ、かつ好時計をマークしてきてている馬をピックアップしてみると、登録馬の中ではウインマリリンシャフリヤールジャックドールダノンベルーガヒシイグアスプログノーシスの6頭となっています。あとはこの馬たちが最終追い切りでどんな動きを見せてくるか。馬なりで良い動きを見せ、内枠に入るような馬がいたら、狙ってみてください。

札幌記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年5月28日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月28日号】特選重賞データ分析編(360)~2023年安田記念
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 競馬法100周年記念 農林水産省賞典 安田記念 2023年06月04日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【“前年以降の、JRAの、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった経験の有無別成績(2017年以降)】
○あり [4-6-6-30](3着内率34.8%)
×なし [2-0-0-48](3着内率4.0%)

 ビッグレースを主戦場としてきた馬が中心。2017年以降の3着以内馬18頭中16頭は、前年以降のJRAG1で“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった実績のある馬でした。G2・G3や重賞以外のレースにおけるパフォーマンスを高く評価されている馬は強調できません。

主な「○」該当馬→ジャックドールセリフォスソダシナミュール
主な「×」該当馬→ガイアフォースレッドモンレーヴ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“東京の、重賞のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が5位以内”となった経験がある」馬は2017年以降[5-6-6-24](3着内率41.5%)
主な該当馬→セリフォスソダシレッドモンレーヴ

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2023年4月29日() 12:00 甘粕代三
【香港チャンピオンズデー2023】レース展望②クイーンエリザベス2世カップ
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クイーンエリザベス2世カップ
チャンピオンズデーのメインレース、クイーンエリザベス2世カップの展望に移ります。このレースの前にチャンピオンズマイルが発走するのですが、日本馬不出走のために発売もされなければ、放送もないようです。世界最強のマイラー、ゴールデンシックスティがどんな勝ち方をするのか、日本でも少なからぬ競馬ファンが関心を寄せていることと思いますが、海外競馬の発売は日本馬出走を前提とする競馬法の規定で発売することが出来ません。悪法もまた法なり、と言いますが法律に不磨の大典はなし!一刻も早く改正されることを望むばかりです。

このレースの出走馬は僅か7頭。コロナ禍が明けたというのにコロナ禍当時の2020、21年と並ぶ最小出走頭数となってしまいました。というのは香港に史上最強の中距離馬が誕生しつつあるからです。その名もロマンチックウォリアー。昨季の香港4歳三冠シリーズで香港クラシックマイル(シャティン芝1600m)、香港ダービー(同2000m)の二冠馬です、ダービーの後は昨年季のこのレースをぶっこ抜き、昨年の香港カップも2分を切る快時計で快勝。同一年に香港ダービー、クイーンエリザベス2世カップ香港カップを勝ったのは長い香港競馬の歴史の中でもロマンティックの前にはヴェンジャンスオブレイン、デザインズオブロームの2頭しかいません。

そのロマンティックはこのレースで香港競馬に新たな1ページを開こうとしています。シャティン芝2000mの国際G1 3連覇です。そして、その可能性は限りなく高い、と断言できましょう。
昨年の香港カップの後は世界のマイル王、ゴールデンシックスティとスチュワーズカップで激突し惜しくも2着に敗れました。このレースにはロマンティック同期のライバルで、香港クラシックカップを勝ってロマンティックの三冠を阻んだカリフォルニアスパングルも出走。この3頭が一堂に会する最初で最後のレース、コロナによる入境制限も解除されたばかりだったので、私も3年ぶりに香港まで駆け付け、ゴールデンの強さに敗れたとはいえ、ゴールデン得意のマイルで直線交わされながら1馬身差まで粘り切ったロマンティックの強さを再認識させられました。

この後は得意の2000m戦、香港ゴールドカップでゴールデンを迎え撃ち、単勝1.5倍と堂々の1番人気に押されました。スチュワーズカップ同様に2、3番手から直線先頭に立とうとするところを後ろから来たゴールデンに交わされましたが、着差は頭差まで詰めたのです。親しい沈集成調教師はオンとオフをはっきりを分けた調教が得意で、香港カップ後の2戦は明らかにクイーンエリザベス2世カップを意識した作り。ここ本番に向けて万全の態勢。このレースの焦点はロマンティックがどれだけ着差をつけて勝つか、その一点にあります。

日本馬3頭では昨年の香港カップでロマンティックの2着と好走したダノンザキッドに一日の長あり。帰国後は復帰戦の中山記念は惨敗したものの、大阪杯ではジャックドールの2着ときっちり復調。ここを目指して万全の仕上がりです。香港到着後も早い時計こそ出さないものの本馬場を如何にも気持ちよさそうに走り抜けています。2歳のホープフルステークス優勝のあとはマイル、1800、2000と適距離を求めて12戦。昨年の香港カップ、前走大阪杯の2000mが適距離とようやく分かったようです。シャティン馬場を知り尽くした香港の中国人騎手、C.ホーを鞍上に迎えたのも大きな加点材料です。

ダノンに続く、いや、並ぶのは英国代表のドバイオナーです。イギリス、フランス、ドバイにオーストラリアと飛び回るG1馬。前走、前々走とオーストラリアでG1を連勝。特に前走はクイーンエリザベスSを快勝。昨年9月、英国エリザベス女王が逝去。オーストラリアで女王の名を冠したドバイオーナーが香港で同じ名を冠したこのレースに向かってきたのは神のお告げを感じざるをえません。

昨年秋、日本のエリザベス女王杯でG1クイーンの座を射止めたジェラルディーナもドバイオーナーと同じく英国女王の見えざる手を感じます。母ジェンティルドンナと違って晩成だったのは香港と大の得意とした晩成の父モーリスから来るものなのかもしれません。有馬記念で3着と好走し、休み明けの大阪杯は0.6秒差の6着でしたが、これはここを見据えて作り。父は香港マイルチャンピオンズマイルを勝ち、ラストランでは2000mの香港カップを勝っています。父が有終の美を飾った同じシャティン2000mの舞台で、その晩成の血が爆発することに期待が高まります。

プログノーシスは5歳ながら体質的に弱かったため、ここまで僅か8戦。前走の金鯱賞でついに重賞ウィナーの仲間入り。ようやく本格化できました。実績はダノン、ジェラルには及びませんが、ポテンシャルは上記2頭を上回るものがあります。また、鞍上に香港リーディングのZ(ザック).パートンを迎えました。ザックはロマンティック騎乗のチャンスがありながら、プログノーシスを選んだと香港では伝えられているので、昨朝本人に確認したところ、「早い段階で騎乗依頼が来たんですぐに快諾したんだよ。レース映像を見たけどいい馬。上位に持っていくよ」と頼もしい返事が返ってきました。

トゥールビヨンダイヤモンドマネーキャッチャーの香港2騎は、ここでは家賃が高すぎます。前走マイル戦でカリフォルニアスパングルに2着と迫り、前々走ではあのゴールデンシックスティの3着と健闘したマネーキャッチャーには日本では発売されず香港では発売されている4連単の4着ヒモの魅力はありますが、日本の馬券では用なし。

勝負はロマンチックウォリアー1着固定の3連単!ロマンチックの一本かぶりだけに、どこまで買い目を絞り込めるのか、それが勝負の分かれ目です。あと一日、じっくり検討させて下さい。日曜の公開をお楽しみに!

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港チャンピオンズデー2レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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ジャックドールの口コミ


口コミ一覧
閲覧 213ビュー コメント 0 ナイス 2


昨年デビューの2歳馬たちは、夏季馬齢重量
を牡牝ともに55キロという今までにはあり得
ない斤量で走ることになった。

現在、ダービーとオークスに向けてしのぎを
削り合っている世代は、現古馬世代が見たこ
ともない馬たちである。

つまり、今年の春季GⅠは彼ら新世代を迎え
るための地ならしのレースと考えていい。

昨年、宝塚から秋天、JCはイクイノックス
に3レースゾロ目決着という奇抜な形で地な
らしをさせた。なんなら春天あたりまでお願
いしたいとJRAは期待したのかもしれない
が、そこまでもたないと考えたか、牧場へ返
してしまった。

ではどうするのか。違うイクイノックスを見
つけようにもいないし、リバティアイランド
では荷は重いと考えたか、ドバイへ送り出した。

出走頭数も賞金額も違うのに「大阪杯」とい
う名称だけで過去の結果をほじくり返しても
意味がない。そんなのは、たまたま捕まえた
初老の男が1962年生まれの小男だというだけ
でその人物をトム・クルーズだと断定してい
るようなものである。

そのおっさんがトム・クルーズとは似ても似
つかぬブサイクであるように、何年も前の大
阪杯と今年の大阪杯は全く違うレースである。

となると今年の大阪杯は賞金額が変更になっ
た過去2年間の結果と今春2戦行われたGⅠ
で判断するのが適当だろう。

これまで行われたGⅠ2戦は、いずれも前年
出走馬の枠とトライアル出走馬の枠という決
着になっている。

昨年は前年出走歴を持つジャックドールが勝
ち相手は京都記念出走馬と組んだスターズオ
ンアース。

2着相手が気になるが、ここはトライアル組
だけに絞ってみようと思う。

軸は6枠2頭
6‐⑪ベラジオオペラ
6‐⑫キラーアビリティ

相手は
2‐③タスティエーラ
2‐④ハヤヤッコ
3-⑤スタニングローズ
3-⑥ジオグリフ
5-⑨ステラヴェローチェ
5‐⑩ソールオリエンス

馬単で買いたいけれど馬連にしとく。

 プラス1 2024年1月17日(水) 20:28
Hero isn’t coming 
閲覧 73ビュー コメント 0 ナイス 2

ツキが無い

何だこれは


スーパー行ったら 特売品は売って無いし 
レジに並ぶと前のおばはんの会計が終わらず10分待ちだし 
支払いレジを案内されたからそっちに行ったら別のところに表示がされてるし 
安売りしてたハ○スのわさびの原材料をみたら中国産になってるし


何で 中国産やねん(そこ?)


いやいやいや、メタミドホスですよ、緑肉ですよ、地溝油ですよ、唐辛子の周りでネズミがダンスしてるんですよ


むしろツイッター(呼び名が古い)的なものって こういうときに使うもんでしょ


ハ○スの株を売りから入って、ツイッターで

ハ○スの 七味の唐辛子 や チューブワサビの材料が いつの間にか 中国産になっていたぞ、もう買わない

とか言ってまわったら (株は 結局 みんなが下がると思ったら下がるので)ウハウハなんじゃないですか


知らんけど



まぁ 私は 株もツイッターもやってないので 好きにしてください って感じですけど


今時!

中国産とか!

珍しくない!

外食の食材の多くは!

中国産という話!

でも気分的に!

中国産って分かってたら!

買わない、それだけ!



はいはい、中国がいなかったら 日本の経済がガタ落ちになるぞ とかいうんでしょ

ホタテが売れなくなるぞ、現地工場が潰れるぞ、インバウンドが無くなるぞ、ユニク○が安くなくなるぞ


ウイグル問題とか 領海侵犯とか 環境汚染とか コ○ナとか 好意的になれる要素がないから仕方ないじゃないですか


そろそろ 止めましょうか、訪問客が来て 消されるかも知れませんので




ジャックドールが故障
https://www.jra.go.jp/news/202401/011702.html

6歳で9ヶ月休養 って これはついてないですね

復帰できるんしょうか




[兵庫]能登半島地震 被災地支援シリーズを実施
https://p.keibabook.co.jp/news/detail/76680

[笠松]能登半島地震 被災地支援レースを実施
https://p.keibabook.co.jp/news/detail/76655


被災は ついてない というレベルではないですが、落ち着ける状態に なって欲しいです







まだ水曜で あと2日もあるんですよね

果たして 現実逃避で乗り切れるのか(ムリポ)


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 trance30 2024年1月6日() 10:18
今日の注目馬
閲覧 91ビュー コメント 0 ナイス 2

・京都10R(万葉ステークス)
 ⑩ディナースタ
 新春恒例の長距離レース。芝3000mのハ
 ンデ戦で、春の長距離重賞を目標にする
 馬が多く出走している。菊花賞と同じ舞
 台で、京都の外回りコースで坂を2回下
 ることもあり、コース適性も問われる。
 前走京都外回りで勝ち鞍を挙げたこの馬。
 昨年春には、のちにGⅡを勝ち香港Vで
 ②着だったゼッフィーロと0.1秒差の②着
 と力を見せた。夏はきついローテで馬体
 を減らすなどして結果が出なかったが、
 放牧に出して立て直しを図り、しっかり
 馬体を戻した前走が本来の姿と言える。
 調教も時計は軽めだが動きは迫力十分で、
 勝ってさらに上昇ムードと言える。
 改修工事前の京都での本レースを見ると、
 コーナーを6回まわることや、非重賞で
 例年スローペースになることからポジシ
 ョン取りが大事で、差し、追い込み馬に
 は厳しいレースとなっており、ゴールド
 シップ産駒の上位人気馬にとっては自慢
 の末脚披露とは行きづらい。その点では
 先行脚質の本馬向きのレースと言える。
 3000mは菊花賞以来だが、稍重以上では
 2勝②着1回とタフなコースで結果を出
 しており、息の長い脚を使えることから
 長丁場は望むところ。
 昇級戦でハンデ56キロは見込まれた感が
 あるが、本馬にとっては問題ない。
 前走を勝利に導き、半兄ジャックドール
 の背中を知る鞍上の継続騎乗も心強い。
 同型が少なくスムーズにハナを切りやす
 い今回。自分のペースでスパートできる
 長距離戦なら連勝も十分期待できる。

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ジャックドールの掲示板

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コメント一覧
10:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年10月29日() 16:21:23
遂に最下位にまで落ちてしまったか、、、是も全部愚兄の責任。そして親の責任。
藤岡兼雄、佑介を何故鞍上にさせたのか?親心は分かるがボンクラがG1騎乗、しかも秋天とは身のほど知らずにも程があるだろ!
もう多くは言わない、佑介、黙って騎手免許返上せよ。女にも劣るボンクラでは騎乗するだけでも周りに迷惑がかかるので!
9:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年8月20日() 15:56:05
鞍上の実力通りの騎乗。武はエセと言う良い証拠。記録もほとんどヤラセ確定。ド下手がレジェンド?いいえ、エセがレジェンドを名乗っているだけ。日本人鞍上が上手い訳ねえだろ。世界中が笑ってるよエセ武ってね!
8:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年6月4日() 16:24:48
同馬が捕まったのは藤岡一族のの全責任。折角武豊が奮闘してるのに調教師が悪いから勝てないんだよこの愚兄弟親父!
康太だけは良く頑張ってるのに間抜けな兄と親父が全部台無しにしてるんだよ。是では康太が余りに不憫なので親父と兄貴は直ぐに辞めろ、あほおやこ!

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2023年10月29日天皇賞(秋) G111着
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2023年10月29日 天皇賞(秋) G1 11着
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