カフェファラオ(競走馬)

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カフェファラオ
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写真一覧
抹消  鹿毛 2017年3月3日生
調教師堀宣行(美浦)
馬主西川 光一
生産者Paul P. Pompa
生産地
戦績17戦[7-0-1-9]
総賞金32,529万円
収得賞金19,150万円
英字表記Cafe Pharoah
血統 American Pharoah
血統 ][ 産駒 ]
Pioneerof the Nile
Littleprincessemma
Mary's Follies
血統 ][ 産駒 ]
More Than Ready
Catch the Queen
兄弟
市場価格
前走 2023/10/09 MCS南部杯 G1
次走予定

カフェファラオの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/10/09 盛岡 12 MCS南部杯 G1 ダ1600 14--------5** 牡6 57.0 高松亮堀宣行 522
(--)
1.36.0 2.2----レモンポップ
23/06/04 東京 11 安田記念 G1 芝1600 18816226.11812** 牡6 58.0 浜中俊堀宣行 526
(--)
1.32.3 0.934.4ソングライン
23/03/25 アラ 9 ドバイWC G1 ダ2000 15--------12** 牡6 57.0 J.モレイ堀宣行 --0000 ------ウシュバテソーロ
23/02/25 サウ 8 サウジカップ G1 ダ1800 13--------3** 牡6 57.0 J.モレイ堀宣行 --1.51.0 0.2----パンサラッサ
22/10/10 盛岡 12 MCS南部杯 G1 ダ1600 16--------1** 牡5 57.0 福永祐一堀宣行 523
(--)
1.34.6 -0.0----ヘリオス
22/06/05 東京 11 安田記念 G1 芝1600 181121.61017** 牡5 58.0 福永祐一堀宣行 524
(-2)
1.33.3 1.034.4ソングライン
22/02/20 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 16365.121** 牡5 57.0 福永祐一堀宣行 526
(+6)
1.33.8 -0.434.3テイエムサウスダン
21/12/05 中京 11 チャンピオン G1 ダ1800 168169.6411** 牡4 57.0 C.ルメー堀宣行B 520
(-4)
1.51.7 2.037.4⑪⑩⑦⑥テーオーケインズ
21/07/18 函館 11 函館記念 G3 芝2000 16114.119** 牡4 58.5 C.ルメー堀宣行 524
(+6)
1.59.4 0.735.8⑥⑥⑥⑦トーセンスーリヤ
21/05/05 船橋 11 かしわ記念 G1 ダ1600 12--------5** 牡4 57.0 C.ルメー堀宣行 518
(--)
1.40.4 1.1----カジノフォンテン
21/02/21 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 16233.311** 牡4 57.0 C.ルメー堀宣行 514
(+10)
1.34.4 -0.135.6エアスピネル
20/12/06 中京 11 チャンピオン G1 ダ1800 16476.026** 牡3 56.0 C.ルメー堀宣行 504
(-6)
1.50.2 0.937.1⑩⑦⑧⑨チュウワウィザード
20/10/03 中京 11 シリウスS G3 ダ1900 168151.711** 牡3 54.0 C.ルメー堀宣行 510
(+2)
1.57.8 -0.136.9⑧⑧⑦⑧サクラアリュール
20/07/08 大井 11 ジャパンDD G1 ダ2000 13--------7** 牡3 56.0 D.レーン堀宣行 508
(--)
2.08.4 2.5----ダノンファラオ
20/06/21 東京 11 ユニコーンS G3 ダ1600 168162.011** 牡3 56.0 D.レーン堀宣行 512
(+8)
1.34.9 -0.836.4デュードヴァン
20/02/23 東京 9 ヒヤシンスS (L) ダ1600 14332.111** 牡3 56.0 M.デムー堀宣行 504
(-2)
1.37.7 -0.235.2⑫⑧タガノビューティー
19/12/14 中山 6 2歳新馬 ダ1800 14112.011** 牡2 55.0 R.ムーア堀宣行 506
(--)
1.54.7 -1.637.3バーナードループ

カフェファラオの関連ニュース

2021年&22年のフェブラリーSを連覇したカフェファラオ(美・堀、牡6、父アメリカンフェイロー)が24日付で競走馬登録を抹消された。10月9日の南部杯5着が最後のレースとなった。今後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入りする予定。通算成績は17戦7勝(うち地方4戦1勝、海外2戦0勝)で、重賞は他に20年GⅢユニコーンS、GⅢシリウスS、22年JpnⅠ南部杯の計5勝。獲得賞金は6億5742万4900円(うち地方6840万円、海外2億6372万9900円)。

カフェファラオが引退、種牡馬入り 2021、22年のフェブラリーSを連覇 2023年11月20日(月) 14:44

2021、22年のフェブラリーSを連覇など重賞を5勝したカフェファラオ(米国産、美浦・堀宣行厩舎、牡6歳、父アメリカンフェイロー)が引退することが20日、分かった。今後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬生活に入る。通算17戦7勝(うち地方4戦1勝、海外2戦0勝)。重賞はフェブラリーS連覇以外に22年JpnⅠマイルチャンピオンシップ南部杯、20年GⅢユニコーンS、同GⅢシリウスSを勝っている。総獲得賞金は6億5742万4900円。10月9日のマイルCS南部杯5着が最後のレースとなった。

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【MCS南部杯】カフェファラオは岩手の高松亮騎手で連覇へ 2023年10月5日(木) 20:03

JRAは5日、マイルCS南部杯(9日、盛岡、JpnⅠ、ダ1600メートル)に出走するJRA所属馬を発表。連覇を狙うカフェファラオ(美浦・堀宣行厩舎、牡6歳)は、岩手の高松亮騎手(37)=水沢・佐藤雅彦厩舎=とのコンビで出走する。その他のJRA出走馬と騎手は次の通り。

ジオグリフ(美浦・木村哲也厩舎、牡4歳)=岩田望来騎手▽タガノビューティー(栗東・西園正都厩舎、牡6歳)=石橋脩騎手▽デンコウリジエール(栗東・荒川義之厩舎、牡6歳)=秋山真一郎騎手▽ノットゥルノ(栗東・音無秀孝厩舎、牡4歳)=武豊騎手▽レディバグ(栗東・北出成人厩舎、牝5歳)=酒井学騎手▽レモンポップ(美浦・田中博康厩舎、牡5歳)=坂井瑠星騎手

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【U指数的分析の結論!】シリウスS2023 U指数上位の古馬勢に伸びしろ十分の3歳馬キリンジを絡めて勝負! 2023年9月29日(金) 12:00


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U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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まず、U指数1位をマークしている⑭ハギノアレグリアス(99.8)を推奨する。中央、地方を問わずダートの中距離路線では安定した走りを見せており、中団からしっかり差してくる末脚には光るものがある。58.5キロのハンデは楽ではないが、このメンバー相手なら勝ち負けの争いに加わってくるだろう。

続いて、上位人気の一角を占めることが予想される、3歳馬の①キリンジ(82.5)をジャッジしていきたい。古馬初対戦となる3歳馬は総じてU指数が伸びにくいため、評価が難しいからだ。しかも同馬はここ2戦、地方のレースに出走しており、JRAのオープンレースへの出走歴がなく、よりいっそう指数が出ない状況にある。2018年1着のオメガパフューム(13位、2番人気)、2020年1着のカフェファラオ(3位、1番人気)、2022年2着のハピ(9位、2番人気)と、上位人気の3歳馬は指数にかかわらず好走する傾向にあるので、当日の単勝オッズが10倍を切る程度の人気に推されていたら、押さえておいたほうがいいだろう。

古馬で注目したいのは、U指数上位ながらも人気の盲点になっている馬。2019年2着のアングライフェン(3位、7番人気)、2021年2着のウェスタールンド(1位、5番人気)、2022年3着のオーヴェルニュ(1位、7番人気)など、過去の激走例は枚挙にいとまがない。今年は、2位⑦アイコンテーラー(98.6)、3位⑥ニューモニュメント(97.3)、あたりが面白い存在になりそうだ。

【U指数予想からの注目馬】
ハギノアレグリアス ①キリンジ ⑦アイコンテーラー ⑥ニューモニュメント

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【霧プロの重賞レースおさらい帳】ユニコーンS2023 見せつけた適性と完成度!ダートマイル界の主役奪取なるか  2023年6月19日(月) 13:00


過去にダート界のスターを何頭も輩出し、出世レースとして名高いユニコーンS
今年、文句の付けようがない堂々たる走りでこのレースを制したのは、1番人気に推されていたペリエールだった。

2月のヒヤシンスSにおいて既に同舞台を経験しており、適性の高さを示していたペリエールだが、今回も芝スタートを難なくこなし、序盤からスピードの乗りも良好。道中は内目に進路を取っていたが、砂を気にする素振りなど全くなく、最終コーナーの時点で他馬との手応えの差は歴然。2番手から抜け出していたサンライズジークを全く問題にせず、最後は3馬身もの差を付けた。

砂被りを嫌がる馬も多いヘニーヒューズ産駒だが、本馬の場合はその辺りの心配が全くなく、枠順や展開を問わず、ロスのない競馬運びができるというのは大きなアドバンテージ。加えてダートに適性が偏った馬が抱えがちな”芝スタートで行き脚が付かない問題”も今の所全く見られない。
母系を遡ると名マイラーだったスキーパラダイスの名があるし、母父もマイル適性の高いフジキセキ。今回の東京1600mという舞台に対する適性の塊という印象すらある。
その分、1800m以上の距離や川崎のようなタフなダートでは甘さを見せているので、帝王賞チャンピオンズカップよりも、フェブラリーSや南部杯で好走しそうなタイプと言えるだろう。現在のダート界の中では、レモンポップカフェファラオに近いイメージだ。
この後は休養に入るようだが、やや完成の早い血統構成に映るだけに、ここからもう一段上の成長を遂げられるかが今後の鍵。順調に成長するようならば、来年のフェブラリーSの有力候補に名を連ねて来るだろう。

2着には道中2番手からサンライズジークが粘り込んだ。
こちらは勝ち馬よりも尖った適性の持ち主で、現状東京1600m専用機とも言える戦績を残している。母父フレンチデピュティの血のイメージがそのまま前面に出たタイプなのだろうか。
ダートも芝もこなし、秋華賞でも3着に入った実績のあるプロヴィナージュが母で、産駒の適性が芝に偏るエピファネイアが父とくれば、本馬も芝砂兼用ホースになってもおかしくなさそうだが、今の所芝適性は絶望的。ダートでも東京1600m以外はそれほど光る走りを見せておらず、今後別の条件に出走してきた時の評価が非常に難しい。
本当に今回と同じ舞台しか走れないのか、実はもっと短距離向きだったりするのか、父の血が騒いで中長距離に活路を見出すのか、突然芝適性が覚醒したりするのか……色々な可能性が考えられる馬なだけに、行き着く先を想像する楽しみには溢れている。

3着にはペリエールと人気を分け合っていたブライアンセンスが入り、意地を見せた。
前2走時と比べると調教の時点で若さを感じたし、道中もやや力み気味でリズムが悪そうに見えた。3月のデビューから今回が5戦目。やや強行軍だったことは否めないか。それでも馬券圏内を確保した辺り、潜在能力の高さは疑う余地がない。
こちらはペリエールよりも適性の幅が広そうな血統構成だし、成長力という点でも互角以上の可能性を秘めているように思う。順調に成長すればマイルから中長距離まで、現行のダート王道路線の全てをカバーできるような存在になるだろう。

4着メイショウモズは、ポツンと離れた最後方から直線だけで押し上げてきた。
ニシノカシミヤが作った澱みない流れが味方した部分もあるが、砂被りを気にしたり、馬群の中だと萎縮したりするようなタイプなので、大味な戦法も合っていたのだろう。
母系が短距離寄りの構成なので、真の適性がどこにあるか分かりにくいが、今回の走りからはどちらかといえば中距離寄りのタイプであるように映る。

5着のグレートサンドシーと6着のオマツリオトコも少し気性的に難しさのあるタイプで、多少ロスがあってもストレスなく運ぶほうが合いそう。今回は馬群の中での競馬だったり、最内枠から難しい戦法を強いられたりと、それぞれ厳しい要素があった分が最後のジリジリした伸びに繋がったか。
距離に関しても、現状ではどちらも1400mのほうが合うように思えるだけに、条件が変われば再度浮上してくるだろう。今回の敗戦で極端に評価を下げる必要はないと見る。

終わってみれば、上位3頭はいずれも同舞台でハイレベルの走りをしていた馬。
歩んできたレースのレベル差は精査する必要があるが、同じ舞台で経験を積みながら人気に推された馬は素直に信頼し、人気薄の馬に関しては、過去の好走歴や距離短縮で上向く可能性を考慮するのが有効な戦法か。
5着以下の馬もそう弱い馬ではないはずだが、舞台実績がない点や距離延長となるローテに対する風当たりのキツさはかなりのもの。そういった質を持ったレースになる確率が極めて高いということを、自戒も込めて覚えておきたいと思う。


○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。

霧プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。

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【ユニコーンS】逸材候補ブライアンセンスが砂の出世レースを制して砂王目指す 2023年6月15日(木) 10:33

デビューしてまだ3カ月だが、秘めた素質は重賞、いやGⅠ級かもしれない。ブライアンセンス(美浦・斎藤誠厩舎、牡3歳)はここまで【2・1・1・0】と崩れ知らず。1勝クラスを勝ったばかりとはいえ、厩舎でも期待の大きい砂の逸材候補だ。

「デビュー前から素質の高さを感じていました。追い切りを重ねるごとにどんどん良くなっていきましたから。賢い馬で、教えたことを覚えるのが早いですね。そのあたりが競馬にも表れていると思います」

担当の小原助手が言うとおり、走るごとに進化しているのは近走の東京ダートマイル2戦(ともに1勝クラス)を見てもよく分かる。2走前は直線で加速にややもたつきハナ差2着に敗れたが、前走は追い出されてからしっかり反応し、2着に2馬身半差をつける完勝。1分36秒5(良)の走破タイムは同日の3勝クラス・立夏Sと同タイムという優秀さで、直線で向かい風だったにもかかわらず上がり3ハロンを短縮してきたのも立派だった。

課題を挙げるなら前走で手前を替えなかったところだが、今週の追い切りでは「肩ムチを入れたら替えてくれました」と小原助手。稽古通りに走れれば、またさらに上のパフォーマンスを見せてくれるに違いない。

これまでヌーヴォレコルト(途中から引き継いで米GⅢレッドカーペットH制覇)、シャドウディーヴァなどに携わってきた小原助手は今春、メタルスピードとともに日本ダービーに挑戦した。「(当日の雰囲気は)有馬記念が一番すごいかと思っていたけど、ダービーは違いましたね。スタンドを見た時の景色、歓声がもっとすごかった」と振り返る。そのダービーは12着だったが、「何とかジャパンダートダービー(JDD)に出て、砂のダービーを取りたいです」と意欲を語った。

斎藤誠調教師も「4戦2勝ですが、競馬の内容からすれば〝全勝〟だと思っています。ここまで素質だけで勝ち上がってきたし、成長の余地も大いにあります。ユニコーンSを勝てば、JDD参戦も考えたい」と明かしている。

カネヒキリノンコノユメゴールドドリームルヴァンスレーヴカフェファラオなどと同様にこの砂の出世レースを制し、さらなる飛躍への足掛かりとしたい。(東京サンスポ・板津雄志)

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カフェファラオの関連コラム

閲覧 1,305ビュー コメント 1 ナイス 1

 マイルチャンピオンシップ南部杯は、JBC競走の前哨戦“Road to JBC”として、1着馬にはJBCスプリントまたはJBCクラシックへの優先出走権が与えられるレース。さすがJpnIだけあって昨年のこのレースの上位馬や、同年のフェブラリーSやかしわ記念上位馬が出走してくる。主な対戦図式は休養明けの実績馬vs上がり馬で、実績馬の活躍が目立つ一方で、2017年にノボバカラや2021年にヒロシゲゴールドがともに7番人気で2着と好走し、高配当を演出している。人気の実績馬が勝って、人気薄馬が2着に来るというのが、このレースの総体的なイメージである。

 まず、最有力は同年のかしわ記念の連対馬かつ、前走でも連対と順調さを欠かなかった馬。過去10年のこのレースでの成績は【3・2・1・0】と複勝率100%となっている。1着の該当馬は、2015年のベストウォーリア 、2016年、17年のコパノリッキー。2着の該当馬は、2013年のホッコータルマエ、2018年のゴールドドリーム。3着の該当馬は、2019年のゴールドドリームだ。近3年はこのタイプが出走していなかったために、波乱の結果となっている。

 また、同年のフェブラリーSとかしわ記念で連対していた馬も有力で、過去10年のこのレースでの成績は【1・1・1・0】。1着の該当馬は2013年のエスポワールシチー(同馬は2010年も前記に該当で1着)、2着の該当馬は2018年のゴールドドリーム、3着の該当馬は2019年のゴールドドリームだ。このレースはかしわ記念からの直行で取りこぼす実績馬が多いが、GⅠを連続連対できるような実力かつ安定感がある馬は、休養明けでも信頼できる。

 さらに前年の南部杯、同年のフェブラリーS、かしわ記念のどれかを3番人気以内で優勝した有力。同年の6月以降のレースに出走していることが条件で、過去10年のこのレースでの成績は【6・4・1・1】。1着の該当馬は、2013年のエスポワールシチー (同馬は2009年、10年、12年も前記に該当で1着)、2015年のベストウォーリア、2016年、17年のコパノリッキー、2021年のアルクトス、2022年のカフェファラオ

 2着の該当馬は、2013年のホッコータルマエ、2016年のベストウォーリア、2018年のゴールドドリーム、2020年のモズアスコット。3着の該当馬は、ワンダーアキュートだ。唯一、2017年にゴールドドリームが出遅れて5着に敗れているが、基本的には中心視できる。

 最後に穴馬候補を紹介しよう。前走1200mのグレードレースを使われていたスピードタイプが、ここで1~2番手に行くことで穴を開けている。そう、冒頭で紹介した2017年のノボバカラと2021年のヒロシゲゴールドがこれに該当する。ノボバカラは前走で芝のキーンランドCにヒロシゲゴールドクラスターCに出走し、敗退していたために人気薄。ともに7番人気での2着だった。

 しかし、2021年は前走のエルムSで10着だったソリストサンダーが2着に好走していることや、遡って2012年に前走の日本テレビ盃で9着だったダイショウジェットが6番人気で2着に好走しているように、前走でダ1700m以上のダートグレードを使われて敗退している馬の一発にも注意したい。ただし、2頭とも1600m以下のダートグレードで連対実績があったことから、それを条件で狙いたい。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年のかしわ記念で連対かつ、前走でも連対している馬。
 ・同年のフェブラリーSとかしわ記念で連対している馬。
 ・前年の南部杯、同年のフェブラリーS、かしわ記念のどれかを3番人気以内で優勝している馬(同年の6月以降のレースに出走していることが条件)。

 ●穴馬候補
 ・前走で1200mのグレードレースに出走していた馬。
 ・前走で距離1700m以上のダートグレードに出走していた馬(同年のダ1600m以下で連対実績があることが条件)。


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2023年5月3日(水) 10:00 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~かしわ記念2023~
閲覧 1,329ビュー コメント 0 ナイス 4

 かしわ記念は上半期の大一番、帝王賞のトライアルレースだが、JpnⅠだけのことはあって、同年のフェブラリーSを始め、GⅠ好走馬が多数出走してくる。しかし、意外にもこのレースは、2010年のエスポワールシチー以降、1番人気が未勝利という歴史がある。なぜ、1番人気が勝てないのか? その1番人気の大半が一昨年のカフェファラオのように、前走でフェブラリーSなど、G1、JpnⅠを大目標とし、そこで結果を出した馬が大半だからだ。

 過去10年でフェブラリーSとこのレースを連覇したのは2014年のコパノリッキーのみ。一方で2016年のモーニン、2018年のノンコノユメ、2020年のモズアスコット、2021年のカフェファラオは、フェブラリーSを制した後のこのレースで馬群に沈んでいる。このことからもフェブラリーSを大目標にして、そこで好走した馬を狙うのは危険だ。

 また、休養明けのGⅠ、JpnⅠウイナーが出走してくる年も度々あるが、それらもこのレースで苦戦している。前年の東京大賞典1着以来の出走となった2013年のローマンレジェンドは、1番人気に支持されながらも3着が精一杯。2021年に1番人気に支持されたルヴァンスレーヴも、2018年のチャンピオンズC1着以来の長期休養明けで、大差の5着に敗れている。

 では、何が有力か? 同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内にダ1600m以上の古馬・牡馬混合GⅠ、JpnⅠで連対実績があった馬である。ただし、前記したように休養明けの馬は苦戦の傾向。過去10年の3着以内馬30頭中29頭がフェブラリーS以降のレースに出走していたことから、それらは狙い下げたいもの。

 ①同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内に古馬・牡馬混合のGⅠ、JpnⅠで連対実績、②同年のフェブラリーS以降のレースに出走していることが条件で、過去10年の成績は【6・1・2・0】である。1着の該当馬は、2015年のワンダーアキュート、2016年と2017年のコパノリッキー、2018年と2019年のゴールドドリーム、2021年のカジノフォンテン。2着の該当馬は、2015年のベストウォーリア。3着の該当馬は、2016年のベストウォーリア、2020年のサンライズノヴァだ。

 さらに同年のフェブラリーSの1着馬は危険だと前記したが、2~3着馬は意外とここでも安定した成績を収めている。それらの過去10年のこのレースでの成績は【2・3・3・2】。1着の該当馬は、2018年と2019年のゴールドドリーム。2着の該当馬は、2013年のエスポワールシチ―、2015年のベストウォーリア、2020年のケイティブレイブ。3着の該当馬は、2018年のインカンテーション、2020年のサンライズノヴァ、2022年のテイエムサウスダン。4着以下だったのは、2016年のノンコノユメ、2017年のベストウォーリアだが、ともに4着である。フェブラリーSの勝ち馬よりは狙えるようだ。

 最後に穴パターンを紹介すると、前走で3角先頭だった馬が穴を開けている。2016年の2着馬ソルテ(6番人気)や2020年の優勝馬ワイドファラオ(6番人気)、遡れば2010年の2着馬フリオーソ(5番人気)も前記該当馬だ。ソルテは7連勝で前走では南関東の重賞・フジノウェーブ記念を早め先頭から押し切って勝利していた馬。ワイドファラオは前走のフェブラリーSで逃げたものの、アルクトスと競り合って12着に失速した馬だ。フリオーソもダイオライト記念で逃げバテ5着から巻き返している。

 フリオーソは過去1年以内にJpnⅠで連対実績があったが、ワイドファラオのように2桁着順大敗からでも巻き返しているので、それらは警戒したい。また前記出走馬は前走でダートグレードか南関東の重賞に出走しているという共通項があったので、それらを条件としたい。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内に古馬・牡馬混合のGⅠ、JpnⅠで連対実績がある馬(同年のフェブラリーS以降のレースに出走していることが条件)。
 ・前年のチャンピオンズCで5着以内かつ、前年のダ1600mのGⅠ、jpnⅠで3着以内の実績がある馬。
 ・同年のフェブラリーSで2着、3着だった馬。

 ●穴馬候補
 ・前走でダートグレードか南関東の重賞に出走し、3角先頭だった馬。

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2023年3月25日() 12:00 甘粕代三
【ドバイワールドカップデー2023】レース展望④ドバイシーマクラシック・ドバイワールドカップ
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ドバイワールドカップデー展望第3回を公開した直後、ドバイターフの大本命に推したドウデュースが突如出走を取り消しました。その速報が伝えられたドバイのプレスルームは騒然。それもそうです。友道調教師とは夜明け前にメイダン競馬場で会ってドウデュースに自信満々のコメントを聞いていたのですから。取消発表の後、友道調教師とは会っていませんが、JRAの発表によれば左肢に跛行が原因。大本命に推していただけに残念でなりませんが、前途ある馬だけに出走取消を決めた友道調教師の決断を支持せざるを得ません。

気を取り直して残る2レースを展望します。最後の1回に2レース、字数も限られているため急ぎ足になってしまうことをお許し下さい。


ドバイシーマクラシック(芝2410m)
僅か10頭立てと寂しい顔ぶれとなってしまいましたが、これは昨年の年度代表馬イクイノックス(牡4・木村哲也)と昨年の覇者シャフリヤール(牡4・藤原英明)2頭が名乗りを上げたためではないでしょうか。当地21日、イクイノックスドバイワールドカップ出走の厩友ジオグリフの最終追い切りを終えた木村調教師は自信満々に語りました。
イクイノックスはいい動き、追い切りは上手く行った。美浦にいる時と同じくいい状態で、厩舎の仕上げは計画通りに出来た。ドバイの芝への適性は未知数だが、昨日午後雨が降って、その後も相当散水している。馬場も押し固めているようだ。気候、環境ともドバイは日本よりも良好。馬場の心配はしていない」
単勝2倍を確実に切る人気を背負うことになるでしょうが、この馬を抜きにこのレースを考えることはできません。

相手一番手も昨年の覇者シャフリヤールをおいてありません。追い切りに騎乗したかつての主戦、合格したばかりの福永祐一調教師に今朝(24日)シャフリヤールの状態を確認したところ、連覇に自信満々との由。イクイノックスシャフリヤール2頭を軸に考えれば、勝負馬券は3連単以外にありません。

もう一席も日本勢を中心にせざるを得ません。昨年12月香港ヴァーズを勝ってG1女王となったウインマリリン(牝6・手塚貴久)は世界一高速馬場の日本では時計半分足りないものの、日本よりも時計半分から一つ重い香港シャティンの芝で本懐を遂げたように、シャティン芝に極めて近いメイダンへの適性はイクイノックスシャフリヤールよりも上。逆転の可能性を否定することはできません。

ドバイの経済低迷から不振をかこつゴドルフィンですが、この舞台に取って置きの切り札を送り込んできました。レベルスロマンス(英・セ5・C.アップルビー)です。一昨年のUAEダービー勝ち馬が昨年6月から芝、それも2400mの選手権距離を使い始めるとリステッドレースからブリーダーズカップターフまで破竹の5連勝で芝ダート兼用のG1ホースに上り詰めました。芝も重い欧州、軽い北米と兼用、メイダンの芝に一転の心配もありません。純正のゴドルフィン生産馬とし上記日本馬を一気に交わす爆発力があることに留意しなければなりません。日本勢が人気を集める日本で人気薄になるようであれば、単勝の妙味に千両以上の魅力を感じています。

上記4頭に迫る可能性を唯一持つのは昨年のアイルランドダービー馬ウエストオーバー(愛・牡4・R.ベケット)までと見ています。この5頭をどう3連単に組み立てるか、このレースの焦点はこの一点に絞られます。


ドバイワールドカップ(ダート2000m)
日本勢が出走15頭の過半数となる8頭を占めました。ダート馬天国の北米勢に圧倒されてきたドバイワールドカップの歴史を振り返ると正に隔世の感があります、日本馬でここで凱歌を上げられたのは、ヴィクトワールピサ。2011年東日本大震災のあの年まで遡らなくてはなりません。

さて字数も尽きつつあるので、まずは私の本命から手短に書かせて下さい。サウジカップからここの連覇を狙うパンサラッサ(牡6・矢作芳人)です。当地22日夜、枠順抽選会からホテルへの帰途、担当の池田厩務員と同じバス、それも隣席に乗り合わせました。昨年ドバイターフで長い写真判定をパドックの中で待ち、同着となって共に歓喜の涙を流して以来、一年ぶりに言葉を交わしました。サウジからの転戦で疲労が心配ではないか、と訊ねました。
「ドバイは厩舎の周りが静か。日本では車の僅かなエンジン音、鳥の声にも敏感で煩くなるパンサラッサがドバイでは落ち着きはらって状態は更によくなっているよ。何なら明日(23日)朝、パンサラッサを触らせてあげようか?」

余裕綽々の笑顔でした。しかし、枠順は逃げ馬には致命的な大外枠。これを今朝(24日)、朝食で一緒になった矢作調教師にぶつけました。
「中途半端な競馬はしない。何が何でもハナに立たせる。それでも保つのがパンサラッサですから」
ときっぱり。パンサラッサはハナ切れなければ後はどこにもいないという一介の逃げ馬ではありません。この馬を抜きに馬券を組み立てることはできない、と2人の談話から結論を得ました。

さて、パンサラッサを脅かす一番手はサウジカップ直線で日本勢上位独占の夢を打ち砕いたカントリーグラマー(米・牡6・B.バファート)。今回パンサが大外を引いてしまった分は前回の着差を詰めてくることでしょう。この2頭のほかにはカフェファラオ(牡6・堀宣行)、ジオグリフ(牡4・木村哲也)、クラウンプライド(牡4・新谷功一)のサウジカップ上位馬にダートでは底を見せていないウシュバテソーロ(牡6・高木登)、昨年のサウジカップ覇者エンブレムロード(サウジ・牡5・M.アルムロワ)までを相手に馬券を組み立てたいと考えています。明日25日(土)の予想公開をお楽しみに!

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースのドバイWCデー4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2022年5月6日(金) 15:30 TARO
【TAROの競馬研究室】ファン心理がオッズを作る~反省の天皇賞(春)/NHKマイルカップ展望
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天皇賞(春)は終わってみれば2強決着。ともに8枠に入ったことで少し穴党の心が揺さぶられたが、終わってみれば順当な決着だった。

予想の方はといえば、本命に◎テーオーロイヤル、対抗に○ディープボンド、3番手に▲タイトルホルダーとしたものの大ハズレ。印は打っても買い方までトータルで考えないと勝てない…と私自身よく話しているのだが、まさに自らの身をもってそれを証明してしまった。

もっとも、テーオーロイヤルは2着までに来ると信じて馬連をメインで買ったので後悔はない。後悔はないのだが…改めてレース後にオッズを見て、少し詰めが甘かったかと反省することとなった。

~人気2頭が8枠に入り心がざわついたのは自分だけではない

冒頭で、

「8枠に入ったことで少し穴党の心が揺さぶられた」

と書いたが、それは私だけではなかったようだ。当初は2強対決、3頭目探しが焦点…と考えられていたと思うが、ともに8枠に入ったことで少し揺らぎ始めた。それはオッズにも反映されたようで、終わってみれば2頭に加えて4番人気のテーオーロイヤルという堅い決着にもかかわらず、3連複は15.8倍、3連単は69.7倍。このオッズをどう感じるかは人それぞれだろうが、個人的には結構ついたなという印象を持った。

さらに驚いたのはテーオーロイヤルからのワイドの配当だ。ディープボンドとのワイドは5.0倍、タイトルホルダーとのワイドはなんと9.5倍”も”ついた。これもまたどう感じるかは人それぞれだろうが、人気2頭と、そして穴馬でもなく、むしろ2頭に対抗する筆頭候補と考えていたテーオーロイヤルでこれだけつけたのは少々意外でもあった。

しかし、オッズが直前で大きく動く平場ならともかく、G1においては前日段階である程度わかるものだ。それを見落としてしまったのだから自己責任としか言いようがない。今後への反省として胸に刻んでおきたいのは、オッズはファン心理が作るということだ。

わかりやすいところでいえば、ソダシが挙げられる。ソダシは白毛ということもあり非常に人気も知名度もある馬だが、だからこそ単勝が売れ、逆に複勝やワイドは売れない傾向が強い。フェブラリーSを見ても明らかに単勝だけが売れており、単勝は4番人気ながら、複勝は7番人気。カフェファラオからのワイドに至っては、上位から7番目の組み合わせ、つまり実質8番人気だったのだ。

今回の天皇賞(春)でも、2頭がともに8枠に入ったことがファンの心理に与えた影響は大きく、結果的には当初予想されていた以上についた印象だ。もちろんそれだけ8枠はロスを被るリスクがあったのも事実で、一概にすべてつきすぎたと言えるわけではなく、むしろ嫌われることが正しいケースも多々あるのだが、少なくとも今回に関しては当初のイメージ以上につくのだから、普通に購入する手もあった。

もう過ぎてしまったことは仕方ないが、競馬におけるタラレバは、回顧をする上で重要な要素。同じような失敗をしないように、ファン心理を想像しながらオッズを眺める習慣をつけたい。それができた時に初めて、今回のハズレも無駄ではなかったと自分でも消化できる気がする。

では、今回も先週の競馬から次走狙えそうな馬を一頭挙げておきたい。

【次走狙い馬】グランオフィシエ(土曜東京10レース・府中S/4着)

今回は明らかに大外枠が響いた形で、力負けではない。これまでのパフォーマンスからも能力は明らかに現級上位。加えてセンスもあり不発が少ないのは強み。順調ならば、次走は順当に巻き返す可能性が高いはずだ。

~NHKマイルカップ展望

さて、今週末はNHKマイルカップ。かつてはシーキングザパールエルコンドルパサークロフネキングカメハメハといった名馬を輩出したレースだが、今年は近年の傾向通り混戦模様。ココでは、例によって注目馬を一頭挙げて締めたい。

インダストリアダミアン・レーン騎手)

狙いたいのはインダストリア。前走の弥生賞は距離延長で掛かってしまい、4コーナーでは大きく外に張り出すロスがあった。もともと掛かるタイプで距離延長よりも短縮向き。今回ジュニアカップを快勝したマイルに戻るのは大きなプラスだろう。加えてレーン騎手が乗れるのも強みで、追い比べに強く多少ズブいくらいの馬を動かせるタイプなので本馬とは手が合うはず。スタートを決めて流れに乗れれば、好勝負になるはずだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年5月4日(水) 00:00 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~かしわ記念2022~
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 かしわ記念は上半期の大一番、帝王賞のトライアルレースだが、GⅠだけのことはあって、同年のフェブラリーSを始め、GⅠ好走馬が多く出走してくる。しかし、意外にもこのレースは、2010年のエスポワールシチー以降、1番人気が未勝利という歴史がある。なぜ、1番人気が勝てないか? その1番人気の大半が昨年のカフェファラオのように、同年のフェブラリーSの優勝馬という傾向があるからだ。

 過去10年でフェブラリーSとこのレースを連覇したのは、2014年のコパノリッキーのみ。一方で2016年のモーニン、2018年のノンコノユメ、2020年のモズアスコット、2021年のカフェファラオは、フェブラリーSを制した後のこのレースで馬群に沈んでいる。このことからもフェブラリーSを大目標にして、そこで好走した馬を狙うのは危ういと言える。

 また、休養明けのGⅠウイナーが出走してくる年も度々あるが、それらもこのレースで苦戦している。前年の東京大賞典1着以来の出走となった2013年のローマンレジェンドは、1番人気に支持されながらも3着が精一杯。2021年に1番人気に支持されたルヴァンスレーヴも、2018年のチャンピオンズC1着以来の長期休養明けで、大差の5着に敗れている。

 では、何が有力か? 同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内に古馬混合のGⅠで連対実績があった馬である。ただし、前記したように休養明けの馬は苦戦の傾向。過去10年の3着以内馬30頭中29頭がフェブラリーS以降のレースに出走していたことから、それらは狙い下げたいもの。① 同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内に古馬混合のGⅠで連対実績、②同年のフェブラリーS以降に行なわれたレースに出走していることが条件で、過去10年の成績は、【6・1・2・0】である。

 1着の該当馬は、2015年のワンダーアキュート、2016年と2017年のコパノリッキー、2018年と2019年のゴールドドリーム、2021年のカジノフォンテン。2着の該当馬は、2015年のベストウォーリア。3着の該当馬は、2016年のベストウォーリア、2020年のサンライズノヴァ。カジノフォンテンを除く、8頭がマイルGⅠで連対していたのもポイントだ。

 また、前年のチャンピオンズCで5着以内かつ、前年のフェブラリーS、かしわ記念、マイルCS南部杯など、マイルGⅠで3着以内の実績がある馬も有力で、過去10年の成績は【3・0・2・0】。1着の該当馬は、2012年のエスポワールシチー、2015年のワンダーアキュート、2018年のゴールドドリーム。3着の該当馬は、2014年のワンダーキュート、2021年のインティと複勝率100%だ。

 さらに同年のフェブラリーSの1着馬は危険だとお伝えしたが、2~3着馬は意外とここでも安定した成績を収めている。それらの過去10年のこのレースでの成績は【2・3・2・2】。1着の該当馬は、2018年と2019年のゴールドドリーム。2着の該当馬は、2013年のエスポワールシチ―、2015年のベストウォーリア、2020年のケイティブレイブ。3着の該当馬は、2018年のインカンテーション、2020年のサンライズノヴァ。4着以下だったのは、2016年のノンコノユメ、2017年のベストウォーリアでともに4着である。フェブラリーSの勝ち馬よりは狙えるようだ。

 最後に穴パターンを紹介すると、前走で3角先頭だった馬が穴を開けている。2016年の2着馬ソルテ(6番人気)や2020年の優勝馬ワイドファラオ(6番人気)、遡れば2010年の2着馬フリオーソ(5番人気)も前記該当馬だ。ソルテは7連勝で、前走では南関東の重賞・フジノウェーブ記念を早め先頭から押し切って勝利していた馬。ワイドファラオは前走のフェブラリーSで逃げたものの、アルクトスと競り合って12着に失速した馬だ。フリオーソもダイオライト記念で逃げバテ5着から巻き返している。

 フリオーソは過去1年以内にJpnⅠで連対実績があったが、ワイドファラオのように2桁着順大敗からでも巻き返すのが、かしわ記念の傾向なので、それらには注意したい。ただ、ダートグレード勝ちの実績がない地方馬を狙う場合は、ソルテのように前走の南関東重賞で勝っていることが条件になりそうだ。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内に古馬混合のGⅠで連対実績がある馬。(同年のフェブラリーS以降のレースに出走していることが条件)
 ・前年のチャンピオンズCで5着以内かつ、前年のマイルGⅠで3着以内の実績がある馬。
 ・同年のフェブラリーSで2着、3着だった馬。

 ●穴馬候補
 ・前走で3角先頭だった馬。
 (地方馬の場合、前走で南関東重賞を勝っていることが条件)

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2022年2月25日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】しばらくイン有利が続きそうな阪神芝/中山記念展望
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フェブラリーSは前日夕方から降り始めた雨の影響により馬場がスピード化。前年に引き続き、先行馬、インを通った馬に有利な結果となった。

勝ったカフェファラオは前年の覇者。福永騎手は初騎乗だったが、スムーズに包まれない位置で先行すると、直線楽に抜け出した。さすが福永騎手という、綿密な準備が実った一戦だった。今年はテーオーケインズマルシュロレーヌチュウワウィザードといった面々が海外遠征のために不在で手薄なメンバー構成だったことも連覇のアシストになったように思える。終わってみれば前年の覇者と、勢いのあるベテランと、唯一の4歳馬という決着だった。

~開幕2週は想定通りイン有利でスタートした阪神芝

さて、今回は阪神の芝について少し触れておきたい。京都改修工事の影響もあり、今年も阪神競馬は天皇賞(春)までのロングラン開催となる。ロングラン開催の場合は通常以上に馬場保全していく必要があるために、イン有利になりやすいというのが、昨年から続いている傾向だ。

現状2週が過ぎた阪神芝だが、やはり当初想定していた通りイン有利が続いている。先週の京都牝馬ステークスも先行馬と内枠馬の決着で、外枠の差し馬勢にはほとんど出番がなかった。

京都牝馬S 結果】

1着 7番ロータスランド 2番手抜け出し
2着 2番スカイグルーヴ 内枠先行
3着 15番タンタラス 3番手追走
4着 8番シゲルピンクルビー 好位追走
5着 1番サンクテュエール 最内枠ラチ沿い追走

今週は3週目の開催。現時点では雨の心配も少なく好天に恵まれそうなので、引き続きイン有利が想定される。とりわけ隊列がスンナリ決まりそうなレースでは、先行馬、そして内枠の馬を重視することで、馬券の組み立てはしやすくなるはずだ。

中山記念の注目馬

さて、一方で開幕週となるのが中山開催。そのメインレースは中山記念。というわけで、最後はいつも通り、今週末の注目馬で締めたい。今回は中山記念からこの馬。

トーラスジェミニ西村淳也騎手)

前走の東京新聞杯では積極的に逃げたが、イルーシヴパンサー他、外からの差しが届く競馬になり直線は失速。決め手が生きる競馬ではさすがにしんどかった。もともとオープン4勝は函館、中山、中山、福島という完全な小回り巧者。同型馬が多いのは気になるが、昨年は七夕賞を2番手追走で制しているように逃げが絶対というタイプではない。開幕週の馬場を利しての粘り込みに期待したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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カフェファラオの口コミ


口コミ一覧
閲覧 81ビュー コメント 0 ナイス 3

【危険視して妙味】

危:レディバグ 牝5 55 酒井(想定④人気:8.4倍)

前走南部杯でGⅠ③着は大健闘、カフェファラオ・タガノビューティなど中央の強豪を振り切ったレースは評価すべき。

近走の充実ぶりからも、通用可能な地力はつけてきているとは思えるが、彼女の好走レンジは左回りの1400~1600。

大井の1800MでGⅠは流石に厳しいと判断。

充実度が適性を凌駕してしまう可能性は否定しませんが、前走の好走で人気しそうな今回は危険視して妙味としたい。



【最終予想】

◎アイコンテーラー 牝5 55 武豊

どこかで外からテリオスベルに捲られてどうなるかがやや不安も、古馬牡馬相手のシリウスSでハギノアレグリアスと0.2差の競馬は強い。

先行して抜け出す競馬にも安定感があり、牝馬同士なら有力。

グランブリッジ1強のオッズなら今回こそ狙いたい。



※:鞍上武豊想定になっているが、怪我の状況から確定ではないも、戦績から鞍上は選ばないタイプだけに不問にして印は変えないつもり。



〇グランブリッジ 牝4 55 モレイラ

前走はアーテルアストレアの鬼脚に屈するも、前哨戦としては充分な内容。

別路線組から一頭強そうな馬が参戦し、能力比較微妙も堅実な末脚は連軸として信頼感あり、人気でも相手筆頭。



▲ライオットガール 牝3 53 岩田望

今年の三歳世代、ダート路線組の能力に一抹の不安を感じていたが、前走の走りをみると、レパードS組のレベルは高そうだ。

その前走、アーテルアストレア・グランブリッジに差し込まれての③着も、テリオスベルを先に交わして勝ちに行っての競馬で、

内容はむしろこの馬が一番強い競馬をしていた感もある。

地力は同等とみているだけに、オッズ妙味でいうなら期待値高く

重い印をうちたい。



△アーテルアストレア 牝4 55 デムーロ

前走勝利はやや嵌った感はあるも、ここに来ての連勝内容から

本格化の気配さえ漂う走り。

エンプレス杯で完敗していたこともあり、軽視していたが、

今にして思えば若干距離が長かったのかもしれません。

脚質的に軸には不向きですが、前走の末脚はフロックではなく本物、流れ次第で再度突き抜けても不思議ありません。



×テリオスベル 牝6 55 江田

前走④着も、ライオットガールに早めに来られて苦しくなっただけ、やることは決まっていて、有力馬がアーテルやグランの末脚を気にし過ぎてマークが薄くなったときは要注意。

レース観戦の楽しみ的にも馬券は買っておきたい馬。



×ヴァレーデラルナ 牝4 55 横山武

昨年の覇者が想定⑧人気、食指をそそらせるオッズ、近2戦の敗退がその理由だろうが、かしわ記念でプラス12キロ、レディースプレリュードは更に増えてプラス8キロと調整面の問題が大きかったようにも思えます。

きっちりと絞れて来るようならグランブリッジと差のない競馬をしていた実力馬だけに、まだ見限れない。



【今回は静観】

・スピーディキック 牝4 55 御神本

得意のマイル戦ならまだ抵抗できそうだが、大井1800では、前走の⑤着が示すように、JRA勢に一矢報いるのは難しく、今回は静観したい。

 ユウキ先生 2023年10月9日(月) 18:10
☆南部杯(結論)☆
閲覧 150ビュー コメント 0 ナイス 8

◎レモンポップ

○カフェファラオ

▲ノットゥルノ

3連単1点勝負(^^)

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 trance30 2023年10月9日(月) 14:10
今日の注目レース
閲覧 80ビュー コメント 0 ナイス 2

・京都12R(3歳以上2勝クラス)⑬スマートアイ
 昇級初戦ではすんなり主導権を握れており、スピード能力はこのクラスに入っても上位。
 前走はまさかの出遅れ。内枠でダッシュがつかず砂を被るキツい競馬に。
 それでも最後は外に持ち出し④着に押し上げており、万能性を見せた。
 叩き2戦目で気配も大幅上昇。砂を被らない外枠もプラス。
 勝っている1400mに戻り、巻き返し必至。

・東京11R(グリーンチャンネルカップ)⑪ルコルセール
 3勝クラスで足踏みするも、オープン昇級後は崩れず
 走れており、課題のゲートも最近は安定している。
 北海道での2戦から休養を挟んで疲れはほとんどなく、
 中間もGⅠ馬カフェファラオと併せて見劣らない動き。
 軽いダートで成績を上げており、3勝している得意舞台なら。

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コメント一覧
9:
  HELPRO   フォロワー:2人 2022年2月20日() 15:45:41
エセ鞍上の恵まれて笑顔は気持ちが悪い。
8:
  HELPRO   フォロワー:2人 2021年12月5日() 15:46:53
分かった!堀厩舎はジョッキーを使えるから勝っているだけ!
これで日本代表の調教師は国枝と矢作だけとと成った!
7:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年12月4日(金) 22:38:19
関係、仕上がり抜群、古馬との力関係次第、

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2023年6月4日安田記念 G112着
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2023年6月4日 安田記念 G1 12着
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